2022年07月31日

明日からファイナルセール期間です




暑過ぎて出勤してくる際に外を歩くだけで汗をかく始末。明日以降は同じ様な気温で今日以上の予報の日もありますが、連日大気の状態が不安定というやつで雷雨マークも付いており。気温が下がるぐらいドカッと降ってくれる分にはこの際降ってくれた方が涼しくなるんじゃないかと思わなくもないですが、この気温だと更に蒸し暑くなるだけな気も。やれやれ。





さて本日は新作紹介をしようかと思ったのですが、明日からお盆明け迄ファイナルセール期間なのと、今年は例年に比べ8月に結構力を入れたラインナップを揃えて皆様に提案しようと思いまして、色々とぶつけているのでファイナルセール期間に重なってしまいますが、もしタイミングが合えばそれを是非ご利用頂いて普段なかなか手を出さないでいた晩夏初秋アイテムに目を向けていただければ、と思うのです。ただ今年は少々問題なのが結局去年よりも猛暑日が多い8月になってしまいそうな事でして。





となるとですね、当面晩夏物というよりも盛夏アイテムをお求めの方が多いんじゃなかろうかと。なので晩夏と言っても吸汗速乾機能や消臭機能、そして通気性の良いアイテムじゃないと実際に着るのはしんどいですし、実売に関してはまだまだリアルに猛暑の中で着る物じゃないといかんだろうな、という事です。





ですが。晩夏初秋アイテムの入荷はどんどん進んでいきますし、コロナ禍の拡大状況にもよりますがお盆時期に合わせて旅行やお出かけはしておきたいところ。流石に2年半近くほぼずっと我慢してきている方が多いでしょうから。そうなるとこの暑さですしやはりTシャツや半袖シャツをワードローブに加えると良いんじゃないでしょうか。実際今日も動いていたのはTシャツと半袖シャツと涼感のあるパンツが全体のほとんどでしたので。そりゃB.A.Tのセールシステムなのでまだ紹介しないで引っ張っている美味しい晩夏物をお買い上げ頂けている方もいらっしゃるのですが、やはりそれに加えて今の即戦力だよな、というところでして。





なので明日からのファイナルセール、今回はお盆までの16日間を予定しておりますので本セールを使い損ねた方も是非このタイミングでご利用下さいませ。本日は明日からのファイナルセールの告知をさせて頂きましたが、明日はなんだかんだで売れ行きの良い7月納品された7分袖Tシャツの紹介を予定しております。出来るだけ日焼けしたくない、という方やフィールドで使いたいから夏でも袖丈のある物が良いという方もいらっしゃるという事で。お楽しみに。


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2022年07月30日

夏の新作紹介 vol.52 LA PAZのORGANIC COTTON SEERSUCKER SHIRT JACKET “CASTRO”




今日も暑かったですけどお客様はいらして下さっていたので何気に忙しく過ごしておりました。いやしっかしこれはいかんな、というか先々週あたりから表面化してましたが、先週今週と進むにつれてどんどん増えているのが顧客様の中でのコロナ感染もしくは濃厚接触者になってしまう方がかなりな数になりつつあり。家庭内や職場や取引先で感染者が出て濃厚接触者になってしまったり、ご自身が感染されてしまった方が本日また複数ご連絡を下さいまして。というのもそれで本セール期間だというのにお越しになれないので、1週間猶予をくれ、というご連絡だったのですが、何の自慢にもなりませんがB.A.Tのメールや電話でご連絡を下さる顧客様方の数なんて百人程度。にも関わらずその中から現時点で今回の第7波で10人近くの感染の確認が出来ているという事になるとかなりな感染者の割合に。これが東京都で1,400万人と考えると140万人近くが感染してしまっている事になりますので1ヶ月で延べで考えても4万以上平均レベルです。という事は実際公表されている感染者数を遥かに上回る隠れ感染者がいるんじゃなかろうかと推測される訳でして。





ただどの方も軽症もしくは無症状でして、感染者数に比して重症者は少ないみたいですし、陽性者や濃厚接触者になってしまった方は皆様規定の時間きちんと自宅での隔離に応じているみたいなので社会活動は継続していて差し支えはなさそうです。





さてさて、そんな今日はこの暑い中でこそ使いたいラパズのシャツジャケの紹介です。


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ラパズのシャツ、相変わらずですけどこのブランドはこれでもかという作り込みをしてきておりまして、形としては裾に2つパッチポケットが付き、胸ポケットは玉縁ポケットな半袖シャツなのですが、これ襟も裏側にタブが付いていて隠しボタンダウン仕様になっております。という事で出来る限りの仕様が詰まった凝った半袖シャツなんです。





それに対して生地がまたとてもこだわりの生地になっていて、オーガニックコットンを使ったシアサッカー生地なんですが、通常はストライプだとかチェックに凹凸が出る様にテンションが違う糸を組み合わせるのですが、これはランダムに柄が出ていてその自然な凸凹がとても良い味になっております。まるで手織りしたかの様な風合いでして、モデル名のカストロにピッタリと言いますか、キューバの砂浜で葉巻を吹かしながらデッキチェアで寛ぐ様なイメージの仕上がりだと思います。





このデザインだとフロントを開けて羽織として使っても良い雰囲気ですので、夏らしい夏の1着としてオススメです。サイズはSとMの2サイズ展開、価格は22,000円(税込)です。





さて明日は7月最終日。本セールも最後の日ですので是非皆様のお越しをお待ちしております。


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2022年07月29日

夏の新作紹介 vol.51 HAWKWOOD MERCANTILEの LINEN RAGLAN S/S SHIRT(B.A.T別注)




いや非常に暑かったですねぇ。ここから駅で言ったら電車で10分程度、市境でだと精々が2km程度先の八王子市では12時の段階で34.7℃が観測されていて、こりゃ36℃行くな、と思いつつ過ごしておりました。そして今後は更なる酷暑が待ち構えている様で、月曜日には37℃(午前中に見たら38℃だったので一寸下げたみたいですw)の予報になっていて、これは結局6月最終週の再来になってしまっております。しかもここから10日以上猛暑日が続く様な信じ難い予報が出ております。今年は本当に半袖Tシャツやハーフパンツやサンダルをしっかり揃えておく事をお勧めします。





さてさて、本日は一昨日入荷したホークウッドの最後の別注になると思われる半袖シャツの紹介です。同梱であと2型長袖シャツと長袖シャツジャケットがありますが、そちらは晩夏初秋の新作紹介に廻すつもりです。


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これねぇ。昨年も同じ様な時期になる迄納品されなかったなぁ、と思い返したのですが。昨年も同型のシャツを別注で作っていた、というか今日紹介しているこれを発注したんですがなんと困った事に昨年は間違えて別の生地で作ってきてしまったんです。とはいえこの時代に英国製のワークシャツなんて高額なブランドは兎も角この程度の価格では手に入らないスペシャルアイテムになってしまっているので、昨年は生地を間違えていたのでその分のチャージを無しにしてもらって引き取りました。昨年のは昨年のでとても良い感じなので。昨年のモデルも若干数残っているので確認はこちらを参照して下さい。





とはいえそれは怪我の功名ともいうべきアイテムであって本来はそうじゃないんだよなぁ、と思っていたので懲りずに再度今度こそ間違えんじゃねぇぞ!と注意書き迄付けて本来の生地でオーダーしたのです。それに対して今年も全く音沙汰がないというか、3月も4月も送る送ると言ってはきている、という連絡はきたものの実際には上がらず。となるともう無理だろうな、今年は、と思っていたらここにきて上がってきよりました。いや上がってきたのは悪くはないのですが、まだ真夏がここから続くとはいえこの時期に納品てどうなのよ、と思わなくもないというか大いに思うところ。





でもまぁ、上がってきて思いました。これぞ元々意図していた生地とデザインの組み合わせなので我が意を得たりで私としてはとても納得しております。ただ一つ誤算というか良い意味での裏切りがありまして、元々綿麻の生地でリクエストしていたのですが、どうやら元々の生地から現在ホークウッドが使っている生地は色は同様なのですが組成が変わっておりまして、なんと麻100%になっておりまして。あれ、これ色は完全に同じだけれどパンツよりも生地のクオリティ上がっているじゃないか!となりまして。しかもボタンも同色に染めて作ってくれたのでとても良い生地の表情になっております。今回は生地が要求した通りに仕上がってきたので元々発注していた生地分高い物になっていますがそれでも25,300円(税込)ですので大差はなし。サイズは大きめなのでXSとSの2サイズ展開です。





英国製でこのクオリティにして王立戦争博物館の監修をしているというバックボーンもあるワーク&ミリタリーな英国ブランドのシャツ、今後取れなくなるかと思うと常に上がるか上がらないか判らず別注したのに生地間違えたりといい加減なところもなんというか嬉しくはないですけど懐かしく思えてしまうのが不思議なもので、今店頭に並んでいるアイテムがとても愛おしく思えてしまいます。半袖シャツは今回のを含め2型、今回のと同型で生地違い色違いで4バリエーション、デザインの違うもう1型で生地違いで2バリエーションと6バリエーション揃っておりますので是非店頭でチェックしてみて下さいませ。





明日は別の切り口でデザインされた夏らしい半袖シャツジャケットを紹介する予定です、お楽しみに。





さて明日明後日は今月最後の週末です。本セール期間の最後の2日間となります、まだセールのご利用をなさっていない方は是非お越しくださいませ。皆様のお越しをお待ちしております。


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2022年07月28日

充実した展示会廻りでした




土砂降りの雷雨の可能性大という天気予報にドキドキしながら今朝は出発しました。何しろかなりな暑さになる事も判ってますので傘を持ち歩くのも嫌だし、兎に角とっとと廻ろう、という事で。





まず最初はザチノリバイブドから。今回はSDGsの理念に沿ったサスティナブルなアイテムが増えていて、しかも予てからリクエストしてきたウェストのドローコートを内側にし、ベルトループも付けてカッチリビジネスにもリラックススタイルにも合わせられるモデルが複数提案されており、先ずはその生地の確認。どちらも今回はオーガニックコットンで、サスティナブルなのはそこなんですけど、片方は特殊な旧織機で織った凸凹がピケ並みに顕著なツイル。当然接触面積が半分ですので夏でも快適ですが、凸凹の差の分そこそこに肉もあるので春先から着用出来る着用期間が長い理想的な一本。それに対してもう一方はオーガニックコットンには珍しいリップストップ生地。それを使ってリアルな軍パンとはかけ離れたキレイなシルエットのカーゴパンツにしております。美しいスラックスをミリタリーフレーバーで味付けした大人な一本です。ザチノリバイブドでは久々のカーゴパンツなので個人的にも楽しみです。今回はこの2型とこの夏大好評だったエアリーメッシュのシアサッカー生地のイージーパンツを新色で2色やる事にします。後は継続のリネン生地やシアサッカーの今期の色を追加してラインナップする予定。





さてここでお昼を食べてお次はホワイトマウンテニアリング。23SSコレクションはパリコレでのコレクション発表をパスしておりまして、それはパリコレが今シーズンから映像参加を認めずフィジカルコレクションのみにした事から、コロナ禍の状況を鑑みて1シーズンパスしよう、という事になったからだそうで。まぁ確かにその選択は第7波の襲来を迎えている今となっては正しかったと思いますが、その分今シーズンは露出が少なく、コラボアイテムは相変わらず多いんですけど全体的にはシンプルで本質的な物作りを追求したコレクションになっておりました。





今シーズンはコラボ以外では日本製アイテムの比率が大きくなっていて、その分生地の開発から縫製に至る迄国内で行う事を徹底した結果、ハイエンドなホワイトマウンテニアリング本体のコアラインナップに関しては妥協のない価格になってしまっており。といっても日本製で撥水加工を施した化繊のマウンテンパーカで9万程度であればまぁその位置付けでしたら仕方がない気もします。ですが今回マウンテンパーカと同素材のハーフパンツもとても良い感じなんですけど、そちらが4万オーバーなんですよねぇ。とはいえそれやらずにホワイトマウンテニアリングをやってますとは言い難いぐらいのコレクションの根幹を成すアイテムなのでそれは取ろうと思います。てかこれ非常に格好良かったのでなんだかんだでこれは売れちゃうんだろうなあ。そして今シーズンは素材としてラミー(苧麻)とソロテックスの混紡素材を多く提案していて、とても涼しい見た目と質感の生地でのアイテム提案が多く、しかもセットアップ提案が多くてですね、22AWシーズンもなんですがグラミチとのコラボのパンツとどう素材のトップスが提案されており、来春夏もそのグラミチコラボのパンツと同素材のブルゾンを取る予定です。それに加えてブリーフィングコラボのサコシュとメレルとのコラボのクライミングシューズ、そしてバンズとのコラボでレザースリッポンがあるのでそれはやるつもりです。それに加えてW.M.B.C(White Moutaineering Base Camp)という別ラインでグローブ発祥のアウトドアギアメーカーであるGRIP SWANY(グリップスワニー)とのコラボアイテムをいくつか展開していて、その中のバッグになるベストがこれまた良い感じでして。こんな感じで気になっているアイテムでバランスを取って発注する予定です。いずれにしろまぁこちらも相変わらずの充実ぶりだと思われますのでこのブランドは要チェックな事は間違いありませんね。





そしてここからが長くなるはずだったんです。はずだったというのは結果としてそうはならなかったから。というのがですね、このタイミングで通販の注文が入りまして、急遽18時の出荷リミットまでに戻らねばならなくなり。なので17時迄待って展示会に行くと間に合わないのでなんとかならないか、と連絡を入れたのですが、運悪く非常に混んでいて17時以前はこのコロナ禍にあって密になり過ぎるので無理との事。なので苦渋の決断でしたがそこで切り上げて帰って参りました。





という事で本日のブログ、ホワイトマウンテニアリングのところまでは電車内や途中で寄ったカフェでスマホから書いておったのですが、なんちゃないいつも通りの時間に戻る事になってしまったのでそれ以降は店でPCで書いておりますw





いやね、ただそのインポートに関してなんですが、全て既存もしくはこの秋冬からの取り扱いで発注済みのところばかりなんです。しかもサンプルに新作の追加がラボルール以外はないという。なのに何故に行こうとしたかというと間違いなく価格が上がっていると思われるのでそれについてどうなのよ、という話をしてこようと思ったからなんです。で、今回はラボルール・ビクトリアアスレチックス・ジャックドネリー(22AW新規取扱ブランド)・GATINE/ギャティーヌ(22AW新規取扱ブランド)とまぁこんな4ブランドでして。この内ラボルールは今シーズン遅れて上がってきたのでコットンリネンのカバーオールとパンツがほぼ動いておらず、来春夏もそれ以外はやるつもりがないのでまぁなら1シーズン休んでも良いか、と思っていてヴィクトリアもこの春夏で全ボツ食らっているのでこれもまた1シーズン休むか、という事に。となるとジャックドネリーとギャティーヌですが、どちらも新しいサンプルはないとの事。そしてジャックはこれ米国のチノパンブランドなのでおそらく大幅に価格がアップしているはず。ギャティーヌはフランスの靴メーカーですが取り敢えず今回投入して様子を見てからにしたいじゃないですか。何しろコツは売る程あるものでw





となれば今回は結果としてまぁ行かなくても用が足りたというか、という事になりますよね。連絡した際に申し訳ないけど価格データだけ送ってくれと伝えてあるので価格の確認はしますが恐らく取らない事になるかと思いますので。





とまぁそんな感じの展示会廻りでしたが、とっとと帰ってきたこともあってゲリラ雷雨は避けられた様で。現在山梨東部から埼玉東部にかけて真っ赤な大雨をもたらす雨雲がこちらに向けて進行中で、とっとと帰らないと土砂降りを喰らいそうなのでこの辺で切り上げて帰らせて頂きます。





まぁあれです、ザチノリバイブドとホワイトマウンテニアリングは来春夏もしっかり堅調、という事で本日はまとめさせて頂きます。





明日は昨日入荷したのでホークウッドの半袖シャツの紹介を予定しております、お楽しみに。





あ、今月も残すところ明日を含め3日、なんとかその間に本セールをご利用頂ければと思います。皆様のお越しをお待ちしております。


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2022年07月27日

夏の新作紹介 vol.50 norbitの Injection Dyeing Crimbing Shorts




暑いですねぇ、昨日はジメジメな28℃、そこから一気に6℃上がると気温はかなり暑く感じます。とはいえ風は結構強いので外で過ごす分にはそこまで暑くはないんですが、室内はエアコン無しではとてもいられる状況ではなく。そして本日一昨日連絡があってこのタイミングでしれっと送って来たというホークウッドの今シーズンのアイテムが入荷しました。このタイミングだとポンドがっつり高いんですけどどうしたんだろ、と思っていたら今シーズンの分にはいつも付いてきていたヴィンテージファブリックで作ったサコシュを無しにしたらしく。その代わり価格は変えずに投入されてきたという事で、まぁ良いけどね、という感じでして。





ただアイテムの上がりは今回は完璧。半袖シャツは昨年オーダーと違う生地で作られてきたのでリベンジで再度本来の生地で別注したのですが、今度はバッチリ。かなり良い味出てます。それに対して今シーズンが代理店が最後の取り扱いになると告知してきていたのでシャブレーとシアサッカーでそれぞれシャツジャケとシャツを別注しておいたんですが、それはそれでバッチリ納品されまして、まぁこのタイミングなら晩夏アイテムとして良いんじゃないか、という事でこちらもオススメです。





さてそれはそれとして本日は昨日紹介したTシャツに合わせてノービットのショーツの紹介です。


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ノービットの物作りに対する姿勢が見える他ではまず手に入らない逸品です。今シーズンのラインナップの中で最も凝った技巧で作られた物の内の1つです。これに匹敵するのはメアグラティアのジャケットとシャツぐらいでしょうか。メアグラティアがジャガードやドビーといった織りの極地を目指した物だとすると、これは現代では希少になってしまった注染という技術を使いつつ本来なら使われる糊による型付けをせず色を重ねたアクションペインティングの様な染め方を試みた染めの可能性を模索するかの様な生地です。決まったパターンの染めではなくアドリブで染められるので同じパターンの部分が1つもないので、全てが1点物になっております。





そしてこれ、天然素材ではなくワッシャーナイロンの生地を使っておりまして、これもまた発想として他では見られない物になっている一因。化繊の生地を凝った染めで染めようという作り手は今までに見た事がなく。しかもその生地を使って作られているショーツはベイカーポケットを前後に備えていて、前側のポケットにはマチを付けて物が入っても身体側に当たらない様にしております。更に前後のベイカーポケットとは別に脇にシームポケットも設けており、合計6つのポケットがあるアウトドア仕様のディテール。裾も裏の部分にモッズコートの袖口と同じ仕様のホールゴムを配して裾幅の調整が可能になっております。単に生地が凄いだけじゃなくここぞとばかりに作り込みもしているのですが、どちらかというとノービットが得意とするデザインやディテールのショーツに職人の手による注染を施した生地を使った、という事なんですかね。しかもこれ、生地を染めた後に表から耐久撥水加工を施しており、至れり尽くせりにフィールドで使える仕様になっております。





ここまで作り込むと本来アウトドア系のファッションにそこまで傾倒している方でなくてもこれは凄いな、という事でチェックしてしまうので、幅広いお客様が気になさった結果、これMとLの2サイズ展開なのですが2色ともLサイズが完売してしまっていて、Mサイズもどちらも残り僅かになっております。価格は26,400円(税込)で、これだけ作り込んだアイテムとしては値頃感のある設定なのも嬉しいです。このバランスがノービットの真骨頂なので、なんとかこの価格帯で頑張って欲しいですね。





さて明日は結構タイトに色々と展示会廻りが詰まっておりまして、朝一でザチノリバイブド、次にホワイトマウンテニアリング、その後にインポート商社という3カ所廻りです。最後のところが混んでいて17時アポになっているので若干夕方付近に時間の余裕はあるのですが、それもあって明日は展示会報告になると思います。というのも帰ってきてから書くいつものパターンでは帰りが遅くなって書き上げるのも遅くなりそうなので、その夕方の空き時間から書き進めて帰りの電車の中で書き上げる様にしようかと。という事で明日はメインの取り扱いブランドが目白押しの展示会廻りですので、展示会報告をお楽しみに。


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2022年07月26日

夏の新作紹介 vol.49 norbitの Back Seam Flocky Print “BIG FOOT” S/S Tee




いや今日の雨は酷かったですねぇ、でも局地的な豪雨だったみたいなので降ってないところは全く降っていないみたいでしたが。なんか展示会廻りの木曜日も午後から雷雨マークの予報が出ていて嫌なんですよねぇ。とはいえ。午後からは雨が止んでいたので平日とはいえお客様がいらっしゃり本セール終了の月末に向けてラストスパートの様相を呈してきたのと、来春夏のパンツェリのデザインと配色を全て描き上げたら1日が終わってました。イラストレーターと久々に格闘していた感じですが、まぁあれですよね、そういうクリエイティブな仕事は仕事で完成させると達成感がなかなかなもので。そしてそれが製品になって上がってくるとその喜びは一入です。





でもそんな事をやっていると時間があっという間に過ぎてしまいまして、またしても21時過ぎてしまったので、慌ててブログを書いている次第です。で、今日はこの時期らしい吸汗速乾生地のTシャツの紹介です。


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これなら値頃感あるよね、という機能性とデザインとコスパのバランスが素晴らしいブランドであるノービット。しかしその企業努力が裏目に出てしまったのが今シーズンで、ここ機能素材を使うが為に敢えて中国生産を基本にしているのですが、結果としてそれが中国のオリンピック最優先の生産スケジュールの影響を受け、次にオリンピックが終わった途端にロックダウンの影響を受け、なんだかんだで先日まで秋冬のサンプルが上がらず秋冬展を断念。そして秋冬アイテムのコストが一切の交渉無しに生産を受けてくれた工場の言い値で作るしかない状況になり、結果春夏に展開していたアイテムをそのままリピートしているアイテムが含まれているにも関わらず、それらが最低3割酷いのは4割以上値上がりしているという。





このブランドのクオリティには全く不満はないですが、それはそのコスパがあってこそ。他がそこまで値上げをしていない中でそのまんまコストに響いちゃっているので秋冬アイテムはこりゃやばいな、と。春夏の投入が遅れましたけど、コーデュラスウェット生地のシリーズや3レイヤーのシリーズはそのまま展開するので、だったらまぁ価格が春夏のまま売れるので敢えて追加せずにそのまま提案しようかと思っております。逆にその中でも一部そこまでコストが上がっていないアイテムがありまして、それだけを厳選して発注しましたが、来月末の春夏展ではどうなっているかが懸念されます。





そんなノービットですが、この脇に縫い目を作らず背中心で縫い合わせる仕様の吸汗速乾生地のTシャツは毎シーズンプリントを変えて色を変えて提案されているアイテムです。今回はアメリカのメタセコイヤの森に生息していると言われるビッグフットをモチーフにカレッジ風に仕上げたデザインをフロッキープリントでプリントしているので、生地の吸汗速乾機能をプリントで損なう事はなく、またビッグフットはその名の通り足跡が発見されているというのが存在の根拠なので、左の袖口に足をモチーフにしたブランドロゴが入るユニークなデザインになっております。ボディカラーは3色で、サイズはMとLの2サイズ展開です。これ価格が8,580円(税込)と肉厚の急患速乾天竺で変則的なパターンで作られたTシャツとしてはとてもリーズナブルな設定ですので、おすすめです。





来シーズンもこの価格で出てきてくれれば良いのですが。現時点でほぼ黒のネイビーとカーキのLサイズは完売しており、多めに取っておいたMサイズの方も残りが随分減っております。2022年迄はこのクオリティをこの価格で買えたんだぜ!とか懐かしんで話す様になるのは洒落になりませんから。





明日はこれにコーディネート提案するべくノービットのハーフパンツを紹介します、お楽しみに。


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2022年07月25日

夏の新作紹介 vol.48 ROYAL ROWのMixed Euro Linen Heather Shorts “CLIFF” (B.A.T別注)




ここにきての34℃の最高気温。天気予報で説明していましたが、6月末のあの日本各地で40℃連発していた頃の気圧配置がまたやってきそうな感じだそうな。本来の夏の高気圧、太平洋高気圧が南東から張り出してきていて、それに加えて偏西風の蛇行が例年とずれているせいで九州側から東に向かってチベット高気圧というのが張り出してきてしまっているそうで。今のところこの2つが重なっていないのですが、6月末の猛暑はこの2つの高気圧が重なったために起こったそうなんです。どうやら再び重なる可能性が出てきたみたいでして、いやもうこのまま35℃以下で推移して欲しいんですけどねぇ。





でもまぁそれだけにいらして頂いた皆様は夏物をガンガンにいってますし、来週はもう8月ですけど予てから何度か告知している通り、今年は晩夏初秋アイテムにこれはというものをどかっと投入しております。しかも。ここにきてあのホークウッド、まさかの春夏物が出来上がったといって出荷してきたそうで。もう納品はない物にしていたんですけど引き取る事に。というのも今後英国製で昨年迄と同様の価格でホークウッドクオリティのアイテムを手に入れる事は不可能なので、来春夏まで残すにしてもキャンセルはないな、と。しかも今シーズンダメ元だったので発注は全て別注仕様にしていたので他所に廻すのも釈然としませんし。とはいえ今はそんな来春夏の心配をしないといけないのです。それぐらい色々なところが展示会前に送ってきてくれたデータを見るに来春夏はドカッと価格が上がるのが避けられず、そうなるとアイテムやブランドによっては取って良いかどうかの判断をしないといけないので。





で、先の事が判っちゃってたらそりゃもう先に押さえておくべき物は押さえておく、という事になりますわな。





さてさて、それはそれとして本日は昨日のシャツに合わせるパンツ、という事で紹介しないで引っ張っていたロイヤルロウのショーツを紹介します。


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これもう書いちゃって良いでしょう、日本で確固たる評価を維持しているのにブランドとしては世界展開が上手くいかずブランド再建に取り組む企業やデザイナーが入れ替わる事をくり返している英国老舗ブランドがあります。ここまで書くと察しの良い方はあそこだな、となるでしょう。そう、アクアスキュータムです。バーバリーと並んでトレンチコート発祥のブランドであるこのブランド、第一次・第二次世界大戦時の英国陸軍のトレンチコートを作り、かの刑事コロンボのトレンチコートもアクアスキュータムのです。そのアクアスキュータムのディレクションを来春夏からロイヤルロウのディレクターであるピエール・パオロ・ペンネンシが担当する事になりました。





そのロイヤルロウですが、来春夏はやはり値上げは避けられず。それでも他のところよりも上げ幅は少ないですが、それでも値上げは避けられず。しかしそれでもそんな美味しい背景が加わったロイヤルロウ、ブレず浮気せずチャランポランなイタリア人気質に耐え継続してきた意味もあろうかというもの。しかも今シーズンから数年ぶりに代理店がなくなり直接取引となり、結果として価格の設定を私がしているのでかなりリーズナブルというかイタリアブランドにあるまじき価格で提供しております。





今シーズンのこのショーツ、先に紹介しているトラウザースをぶった切ってショーツにした物ですが、その分内装はしっかりとクロージングで生地はヨーロッパ各地のリネンをブレンドしてイタリアで織られたローカルミルのコスパの高い生地ですし、これで今シーズンは税込でアンダー2万円の19,800円(税込)なんですから頑張ったのをお判り頂けるかと。サイズもショーツなのでジャストサイズで作るとリラックス感が出ないので、ベルトをしないと若干緩い、と思える1サイズアップ、48・50・52の3サイズ展開にしております。フルレングスのトラウザースの方は46・48・50の3サイズ展開なのですが、なかなかにウェストは大きいんですけどしっかりとクロージング仕様なのでこれウェストは詰められます。なので若干詰めてシルエットをゆったり目にするというのがベストかもしれません。





とまぁ今までのロイヤルロウではあり得ないプライスレンジで提供している今シーズン、現段階でベースとなる破格の税込アンダー10万円を設定した同素材のネイビースーツも6割消化し残っているのは46と48が各1着のみ。しかしまぁ、来シーズンはアクアスキュータムのコレクションと絡めて展開する事になり、ちなみにアクアスキュータムはブランドイメージとネームの分で6割増ぐらいの価格設定なので、クロージングアイテムはロイヤルロウ、価格が通りそうな物はアクアスキュータム、といった展開になりそうです。なので特にショーツは貴重なアイテムになりますし、こういった生地は上質で作りも良いけどデザインはシンプル、というショーツやハーフパンツで価格がこなれている物というのはなかなかありません、是非ご検討を。





さて今月も残すところ僅かになってまいりました。本セールをご利用になった方は既に8月1日からのファイナルセールに備えている感じですが、プレセールをご利用になったのに本セールをご利用になっていない方(プレセール分もくじ引き出来ますので是非期間中に!)、なんだかんだで予定がつかずまだセールにいらしていない方、今月はあと6日です、是非ご利用をご検討下さいませ。





明日は秋冬のサンプルが漸く上がって発注をする事になったノービットの今シーズンの半袖Tシャツの紹介です。お楽しみに。


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2022年07月24日

夏の新作紹介 vol.47 BASK IN THE SUNのPILE BORDER S/S POLO SHIRT “NEPTUNO POLO”




今日は今日とてよく働いた・・・お客様があまり間を開けずにいらして下さり、しかも本当に久しぶりに長年の常連さんだった方もいらして下さり、久しぶりのご来店に旧交を温め長々とお話をしていたのは楽しい時間でした。このコロナ禍で多くの人の生活というかライフスタイルそのものに変化が起こり、その変化は少なくとも既存のファッションに関して言えば明らかにマイナス方向に働く変化でして、その最たるものがビジネスフォーマルというか略礼装としての仕事着です。仕事にスーツで行かなくて良くなった方が大変多くなり、仕事でスーツを必要とするのはレセプションやプレゼンの際、もしくは礼を示すべき相手との商談の際ぐらいになっていて、精々が秋冬はジャケット着用であればスーツでなくても良い、春夏はシャツにパンツでジーンズ以外ならスラックスでなくても良い、というところが大半で、中にはもう好きにして良いです、というところも増えており。そうなるとクロージングって何かしらかの場で自分のセンスや洒落っ気を主張するアイテムになっちゃってスーツに関しては多くのビジネスマンが着用する、という物ではなくなってしまいました。





ただカジュアルにスーツというか同素材の上下を着る、というのはそれはそれで格好良いしおしゃれだと思うのです。毎回クリーニングに出さないといけないとなると少々気が引けますが、比較的メンテナンスのイージーな素材であればそれで毛で差別化が図れるので。で、この時期に結婚式もしくはその2次会にお呼ばれした、となると途端にどうしてくれようか、と悩む事に。3シーズン対応のスーツって持っていても夏でもいけるリネンのスーツとかってそうそうお持ちの方はいらっしゃらず。で、そういう機会があってじゃあどうにかするか、となると持っていればそういった場にだけじゃなく普段から楽しむために着用するのも良いよね、という事になり。そんな感じで久しぶりにいらして下さったお客様だったのですが、久しぶりになってしまったのはリモートワークで家から出なくなったのとそれに伴い服を着ていく場がなくなり今まで買い揃えた分でほぼ用が足りてしまっていたから、という事で。そういう理由でクロージングの動きが今一つというかそれでもこれならどうですか!?という提案をしていかないといけなくなっていたのですが、コロナによるイベント規制の緩和で冠婚葬祭が復活傾向になるのはクロージングを再評価する良い機会だな、と思いました、という事で。そんなこんなで久しぶりだったので色々とお話ししていたらあっという間に20時を超え、そこから写真撮ったりしていたらあっという間に22時を超え。





にも関わらず久しぶりのお客様との会話とその買い物の傾向が色々と考えさせられる事だったのでこんなに長く前置きを書いてしまいましたが。





本日は未紹介だったバスクインザサンのポロシャツの紹介です。


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これ5月26日に紹介している同素材の半袖バスクTのポロシャツバージョンでして。名称もTシャツがNEPTUNO TEEだったのに対しNEPTUNO POLOというそのまんまな物ではあります。そうではあるのですがどうして何でしょうね、襟がついているからTシャツよりも首回りは暑いはずなのですが、それでもポロシャツというのは何故か夏のアイテムというイメージでして。それもあってここまで紹介を引っ張ってしまった次第です。





昨日も書いた様にそろそろ夏物の紹介も残しているアイテムが少なくなってきており、何をどのタイミングで紹介するのか昨日検討しておりまして、このポロと明日紹介するショートパンツ、そして次に紹介するTシャツとその次のハーフパンツ、という感じでコーディネートになる様に紹介していく事にしました。





しかしTシャツ以上にポロシャツは良く出来ていて、フロントの合わせもポケットも身頃も全てのボーダーがピッタリと位置を合わせております。これ裁断に気を使うのでカットソー工場が嫌がるんですよねぇ。とは言えそんな適当じゃお金を取れるクオリティになりませんので、私もオリジナルを作る際に確認されたら当然ピッタリ合わせられる様に裁断して下さいね、と念押ししますが、バスクインザサンは流石のクオリティでその辺しっかりやってきてくれます。それでいてこれポロシャツにして13,200円(税込)という価格なんですから素敵です。ただどうしたものか、来年の春夏のバスクインザサンのラインナップからポロシャツがすっぱり抜けておりまして。半袖シャツはあるし編みに特徴のある半袖カットソーもあるんですけどポロシャツだけなく。それだけに今シーズン取ったこのポロシャツ、オーガニックコットンのパイルボーダーにしてマルチボーダーという珍しいポロシャツですのでオススメしておきます。サイズはSとMの2サイズ展開です。





さてそんな訳で明日はショートパンツの未紹介アイテムにしてこれもまた相対的に価格破壊アイテムと言って良いスペシャルなアイテムです、しかもこのポロに合わせるという事でクロージングなショートパンツです、お楽しみに。


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2022年07月23日

夏の新作紹介 vol.46 Alex Inghの“Jimgle Parrot” Open Collar Shirt(B.A.T別注)




何だかんだで今日も34℃。猛暑日にはなっていませんが、ここから先は台風が来ない限りこのぐらいの気温の日が続く予報になっております。この暑さですが今日も本セール利用のお客様がいらしてくださり、色々と減っておりました。ちらほらと投入されてきている晩夏アイテムも減っており、そろそろ夏物で未紹介なアイテムも残りわずかになっておりますので、バランスをとりつつ紹介して晩夏初秋アイテムにつなげていこうと思うんですけど、以前も書いておりますが今年は企画ネタで8月にぶつけられているこれはという美味しいアイテムが結構多くてですね、その辺のことも考えながら紹介を進めていかねばなりません。





まぁ今日のところは未紹介の夏物の紹介を進めておきましょう。


20220723-IMG_6232.jpg20220723-IMG_6233.jpg



今シーズンで到頭生地サンプルを送ってくる事すらしてくれなくなってしまった為(エージェントからの発注がなくなり本当に日本中でB.A.Tからだけしか発注がなくなったので)、日本からの発注が出来なくなってしまったアレックスイン、最後に未紹介で残していたのがこのシャツです。





実は取り扱いを始めた数年前から半袖シャツをやろうとトライしてきていたのですが。今まで1度も上がってきた事がなく。そもそもですね、基本的に半袖と長袖で出し値が変わらないので半袖を発注するバイヤーがどうしても少なく、世界的にもボツになってしまって生産されないパターンになりがちなのです。これが元々ハワイアンシャツのメーカーであるとか半袖シャツが中心のシャツメーカーなら話は違うんですけどクロージング中心のドレスシャツメーカーにはハードルが高いのです。





でもオープンカラーシャツをしっかりとドレスシャツ同様の縫製仕様で作るシャツメーカーなんてそうそうありませんで、今回最後の最後で上がってきたのは良かったです。そういう点でも何気にこれレアアイテムなんですが、今回は生地がとても凝っております。これ写真で見てもボディに接している身頃は形になってますが、袖は生地が立たないじゃないですか。テロンとなっているのがお判りだと思いますが、これ綿100%なんですが織物ではなくカットソー生地にプリントをしているんです。だから触るとこれ綿だと判らないと思います。どちらかというとレーヨンやシルクみたいな感覚です。でも綿なので気にせず洗えます。





そしてとてもプリントの精度が高く、デザインも秀逸。ジャングルの中を飛び交う鸚鵡が’活き活きと描かれており、夏の装いにふさわしい生地でしたので、この生地でこの型で別注した次第です。ただ惜しむらくはこれが唯一となってしまった事で、ここから毎年発注していこうと思っていたのに残念です。サイズは38・39・40の3サイズ展開、価格は23,100円(税込)です。流石にイタリアの生地で生地値がなかなかだったので実は今シーズン最も生地値が高く、半袖なので無理矢理価格をこのぐらいにしましたが、利益率が薄いのでお客様にはお得な設定になっております。今シーズンは半袖シャツとハーフパンツが豊作というか人気でして、是非他のと合わせてご検討頂ければと思います。





明日は暑い夏には嬉しい吸汗速乾生地の凝った作りのTシャツを紹介予定です、お楽しみに。





明日は今日よりかは涼しい予報になっております、是非遊びにいらして下さいませ。


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2022年07月22日

夏の新作紹介 vol.45 White Mountaineeringの BOTANICAL JAQUARD EASY SHORTS




今日は金曜日でお休みの方が多かった訳ではないのですが、遠方からいらしてくださったお客様や久しぶりにいらしてくださったお客様、更に普段からいらしてくださっているお客様までお客様が比較的切れずにいらして下さったので、色々と楽しく過ごさせて頂きました。それぞれに話題が豊富で楽しくお話ししていたら時間が経つのが早い早い。これだけ新規コロナ感染者数が増えているので時間時間でお客様はお一人ですし、当然マスク着用で距離を空けての会話ですが、遠方の方とは直接お会いしてお話しするのは久しぶりですし、わざわざ新幹線でいらして下さったからには満足してお帰り頂けないのは絶対避けたく色々なアイテムをご覧になって頂き、久々にいらして下さったお客様は多摩美出身で映像関係を中心にアートなお仕事をしていらっしゃるので楽しくお仕事の話を聞かせて頂きたり、仕事帰りに寄って頂いた方とはコロナ禍の再拡大で来月以降のお出掛けが憚られる様になりかねないから、明日の土用丑の日はしっかり鰻を食べに行く、という話で盛り上がったり、とまぁ話題は尽きませんが、一応書いておくとその合間にきちんとオススメアイテムのお勧めをしております。





とまぁそれに加えて本日昨日予告しておいたNAGLEVのトレッキングシューズも入荷し、これとても良い感じの見た目なので是非チェックして頂きたいところですが、今日のところはこれまた昨日予告しているのでアートTに合わせるならこれ、という凝った生地のショートパンツを紹介しておきます。


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ホワイトマウンテニアリングの今シーズンのアイテムで唯一紹介していなかったのがこのショートパンツです。作りとしてはイージーパンツ型でとてもシンプルですが、ウェストのコードは靴紐、両サイドのポケットとお尻側にも左右にポケットが付いております。でもこのアイテムのキモは何と言っても生地です。これ梅春に紹介しているバブアーとのコラボのフィールドパーカの裏地に使われているのと同じオリジナルの植物柄ジャガード織りの生地が使われております。





ジャガード織りの生地、プリントの生地に対して全ての柄を織りで表現しているのですが、パンチカードというので織りを制御して織るのですが、複雑な織柄を出すのには複雑なパンチカードが必要になるので大変なのです。これバブアーのフィールドパーカで使っていた時にはライニングに使っていたのですが(こちらをご参照ください)、こちらの生地を表に使ったブルゾン型もリリースしておりまして。とはいえこれを表に出したアウターというのは少々使い辛いな、というのとこの生地は作るのは大変ですが防水でもなければ耐久性がある訳でもないので、アウトドアやカントリーなアウターの表地に使うのはどうなのよ、という事でそちらは取りませんでした。それに対してこれパンツであれば色は落ち着いておりますので夏なら良いんじゃないかな、と。





結果としてこれ、非常に大人な雰囲気になりまして、これなら無地のボディに個性的なアート作品をプリントしたTシャツに負けない存在感とバランスでがっぷり四つに組んだコーディネートになると思います。サイズは1と2の2サイズ展開、価格は30,800円(税込)です。シンプルですがこの生地の雰囲気でバブアーのフィールドパーカを押さえた方を中心に押さえている方がいらして既に数が減っていて残り各サイズ1着になっております。気になった方はお早めに。





さて明日ですが。本セール期間も後半に入ってきておりますし天気は回復して暑いですけどそういう時期にこそのアイテムをお勧めしておりますので、是非皆様お越し頂ければと思います。皆様のお越しをお待ちしております。


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