2022年12月31日

年末のご挨拶




色々書こうと思いましたが、今年はこのサポート休業期間に今ひとつサーバーの調子が安定しないので危ないので手短に。





本年も皆様にお世話になりました。コロナ禍の影響から完全に回復したとは言い難い中、何とか営業を続けられたのは皆様の支えがあってこそ。そのご恩に報いるのはよりセレクトの切れ味を増す事と肝に銘じて来年も頑張りますので、変わらぬご愛顧をお願い致します。





では皆様にとって来年がより良い年でありますように。


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2022年12月30日

冬の新作紹介 vol.43 KESTINのJacquard Cotton Brend Knit “Leith” Bucket Hat




ふう、今日は今年の営業最終日。昼過ぎからお客様がギリギリ滑り込みのお買い物にいらした方も複数いらっしゃいましたが、昨日で仕事終わりで暇だし、という事で年末おご挨拶に顔を出してくださった方も多くいらっしゃり、楽しく過ごさせて頂きました。都区内ぐらいに離れていてご結婚されて子供が出来て、となるとなかなかこれだっ!というアイテムを買い足すのが厳しくなっているみたいでして、ましてやお子様が小さいと洗濯出来ない服は買えませんしね。涎でデロデロになっても洗える、というのじゃないと困りますから。それでも実家に帰ってきたついでに立ち寄って下さり、これぐらいなら買い足しても良いか、と買い物を楽しんで帰って頂けるとこういう人の繋がりを地道に増やしていくしかないんだよな、としみじみ思います。





さてそんな訳で今年最後の新作紹介でもあるのですが、最後はさらりと、でもこれやっぱり格好良いな、という帽子の紹介です。


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今回ケスティンはバケットハットを提案していたのですが、今回は米国のシェラネバダ山脈をモチーフにしてジャガードに編んだニット生地を使っております。生地は綿62%ポリエステル38%の組成で柔らかく高密度で伸縮性があり、他にはないオリジナルテキスタイル。そして裏地に使っているのが一定温度に保ってくれる温度調整機能を持つエアテックスメッシュ。これにより暑い時は涼しく、寒い時は暖かく保ってくれます。





そしてシャツでは生地が減産になってしまった為発注していたSとMサイズのシャツがボツってしまったブルー系の色もハットは生産されており、その為2色揃っております。ただ減産は減産されていてブルーの方はここのところでちょこちょこと売れていった結果ラス1に。アースカラーの方はまだ若干余裕がありますが、ここにきて使い易いバケットハット、人気です。しかもこれ、かなりキャッチーというかブルーの方はウォッシュの入ったジーンズと合わせても良いですし、これ単体でインパクトがありつつミリタリーな迷彩とは一線を画すフィールド感を演出してくれます。そして価格もこなれていて13,750円(税込)です。もう1型取っておりますがそちらは逆にコンサバティブというかベーシックな表情でそれはそれで更に使い易くて良いのですが、ウール素材な分如何にも冬アイテムですので、更に寒くなる来年の紹介に廻します。





さて、そんなこんなで明日は大晦日。明日31日と年明け元旦と2日の3日間だけ休ませて頂きます。いかんいかん、ついつい年末のご挨拶的なのを書いてしまいそうになりますが、それは明日、という事で。


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2022年12月29日

冬の新作紹介 vol.42 Solmate SocksのCrew Socks “Northern Sun”




今日は元々ご来店予定だったお客様に加え、今日から冬休みという方がお立ち寄り下さった事もあってそこそこに忙しく過ごしておりました。でもやはり先週の内に今週今日明日いらっしゃるとおっしゃっていたお客様からメールが入り、コロナになってしまったのでいけない!というご連絡が1件ではなく今日明日で3件も。帰省する、という方が多い中、コロナになってしまったという方も複数いらっしゃり、なんとも微妙な状況です。そんな中ではありますが、消費が回復しないと結果として景気も回復せず、結果給料も上がらないからインフレが進むと買い物出来なくなってしまう、そして消費が落ち込んで景気が悪化してというデフレスパイラルからインフレ下の負のスパイラルにチェンジしてしまう事に。そうならない様なるべく価格上昇を抑えてバリュープライスにしてこれならば!と思って頂ける物を皆様にお勧めしていこうと思う次第です。





とまぁ前振りはこの辺にしてソルメイトソックス、冬の3部作の最後の1型の紹介です。


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その名もノーザンサン。北の太陽です。米国なので太平洋岸北西部というのは米国領であればアラスカ、その下のバンクーバーから上のカナダ、まぁその対岸のシアトル辺りも含まれるのでしょうか。厳しい寒さと自然環境の中で陽の光というのはそれだけで美しく心をほんわか暖かくさせてくれるもの。そんな優しい日差しをゴールド・ペールイエロー・ホワイト・グレーの4色でイメージしております。焚き火で暖まるのも雪景色も、そして気温は低くても弱々しくも暖かな冬の日差しもそれぞれ冬の風物詩的な趣きのあるテイストだと思います、但しレディスの影響もあるんでしょうけどメーカーによるとこのノーザンサンが一番人気みたいです。サイズはMとLの2サイズ展開、価格は2,860円(税込)です。





さて明日は今年最後の営業となります。バタバタしていると思いますが是非プレセール、滑り込みでご利用にいらしてくだされば、と思います。


新作紹介も明日で今年の最後になりますが、明日はケスティンのバケットハットの紹介になります。ここのところでちょこちょこと動いていて、気がついたら数を減らしていたので紹介しておこうかと。ではまた明日。


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2022年12月28日

冬の新作紹介 vol.41 Solmate SocksのCrew Socks “Snowfall”




いや今日は予想通りにお客様が遅い時間帯に集中しておりました。そして明日明後日のご来店の予定に関しても結構詰まっております。明後日30日から帰郷される方も多く、旅行に行かれる方も多く、何気に今年のGWに近い感覚、買い物するよりも旅行でお金を使う、という方がここ数年よりも多いですし、コロナ禍前よりも多い気がします。





さて、最後のお客様がお帰りになったのが22時半頃、そこから別のお客様とお電話でお話ししていたりでやばい、ブログ書き始めるのが23時半過ぎとるやないか!という久しぶりの状況でして。いつも通りに四方山話から書き始めたらこりゃ日付変わる迄に書き上がらんかも!?と少々慌て始めまして、この辺で新作紹介に移らせて頂きます。


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今回リサイクルコットンのクルーソックスに関しては秋冬三部作的に3種類セレクトしておりまして、一つは昨日紹介したファイヤー。焚き火をイメージしてフィールドでの活動を足元で演出、という感じでした。そして今日のはまんまやないか!という冬らしいそのなもスノーフォール=降雪という柄。これ秋冬モデルにしか使われない雪の結晶柄を編み込んでまして、寒色の組み合わせではありますが、これぞ冬といった配色で冬のクールなイメージをスタイリッシュに取り入れられます。ライトブルー・ネイビー・グレー・スノーホワイトの4色をアシメトリーに配置した配色で、非常に雰囲気出ております。





寒い中での焚き火の暖かさというのも冬らしさですが、ニューヨーク等でも大寒波で猛吹雪みたいですけど雪というのはそれだけで冬らしさが出ます。ちなみに3部作的に取ったので明日も3部作最後の1柄の紹介となりますが、これまた全く別の視点からの冬でして、それはそれで良い感じだと思っております。で、今回のスノーフォールもサイズ展開はMとLの2サイズ展開で、価格は2,860円(税込)です。





さて残すところ今年の営業はあと2日。プレセール期間もあと2日。新年3日からの本セールでのくじ引き1回分も付いてきますので、是非まだ使っていない方はご利用にいらして下さいませ。


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2022年12月27日

冬の新作紹介 vol.40 Solmate SocksのCrew Socks “Fire”




昨日予告してからあれ?と思って確認したのですが。私これやらかしてますねぇ、ソルメイトソックス、まだ1型しか紹介してないじゃないですか。やばい、今シーズンなんだかんだで8型も取っているので今日紹介してもまだ7回分あるじゃないですか。来月の新作紹介、何気に靴下と帽子とかそういう物の比率が多くなりそうです。まぁそれも仕方がない。





それにしてもなんか30日まで働くって方がいるんだよなぁ、的な感じで今年のカレンダーはよろしくない、という趣旨の話を昨日書きましたが、今日いらしたお客様、今日でお終いという方が多く、しかも明日から年内に帰省しちゃって大晦日に逆に戻ってくる、なんて方も。そうでなくとも明日でお終い、という方と今日でおしまいという方ばかりでした、今日のお客様は。やっぱ多くの会社はそのぐらいの余裕をくれているって事で羨ましいやらあやかりたいやら。





さて、そんなこんなで沢山残っている事が判明してしまったのでソルメイトソックスの紹介を粛々と進めさせて頂きます。


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これやはり秋冬、という感じですよねぇ、ファイヤー。ともすれば季節感を出そうとすると寒々しくなってしまうのですが、そこはソルメイトソックス、抜かりはありません。今年はアウトドア系のアイテムの中でも幾つかありましたが、焚き火対応で難燃加工をした生地のアイテム、最近色々と取り扱ってまして。リーズナブルなところですとコブマスターの焚き火好きシリーズ、ノービットの難燃加工をしたデニムパンツ、ノルディスクのこれまた珍しい難燃加工のフリースパンツ、といったところでしょうか。





という事はですよ?冬のアウトドアというかキャンプなんかですと焚き火はマストって事になり、て事は焚き火=冬のアウトドア的な感じの論法になりゃしませんでしょうか。だからというわけではありませんが、火の色をイメージして配色を組んだこの靴下、それらのパンツの下に履いていたらそもそもが厚手のリサイクルコットンですからかなり暖かいですし、この配色なので尚更暖かく見える事は間違いないと。今回もサイズはMとLの2サイズ展開、価格は据え置きの2,860円(税込)です。見るからに暖かそうなのと、ここ迄バキッとした色のモデルが他にないのでオススメです。





さて残すところ今年の営業日も残り3日となりました。前述の通りで仕事納めが今日明日という方も多いと思います、残り少ない期間ですがお忙しかった方もプレセールをご利用に是非お越し下さいませ。





明日もそんな訳でもう1型ソルメイトソックスの紹介を続けようと思います、お楽しみに。


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2022年12月26日

冬の新作紹介 vol.39 MatiesのWool Jargey Hand Stitch Hem Stole (B.A.T別注)




師走とはよく言ったもので、今年最後の週末はクリスマスだった事もあってか昨日一昨日より今日の方が仕事終わりに寄って頂けた方が多く、夕方からバタバタとしておりました。こうなると暫くお客様が22時頃まではいらっしゃるという日が続く様な気がしてきましたw





それはそれで日々楽しくお話しして過ごせて良いんですけどね。ブラックとはまではいかないものの今年はカレンダー通りで30日まで仕事、という方もいらっしゃる中、明日で終わりとか明後日迄とかという方がどうやら多いみたいで、今日は吟味するのに寄って明日か明後日に再度いらっしゃるという事で持ち帰りという方がこれまた多かった1日でした。元々明日明後日明明後日にいらっしゃるというご連絡を頂いている方が多く、そうなるともう平日であって平日でない感じになりそうです。





さてそんな本日は昨日予告した通り、ネクタイと同素材のストールの紹介です。こちらも昨年ワイン1色だけ投入出来ていたのですがブラウンがボツ。なのでリベンジでブラウンを再度発注しつつ新色のサックスを加えた、という次第です。


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という事で今年はこちらの柄に関してはバッチリ発注通りに上がってきてくれました。いや別注してんだし上がってくるのは普通だと思うのですが、何故か何かしらかがボツるという。今シーズンは先に紹介している同じウールジャージのグレンチェック柄の方のネクタイでブルー×ダークタンの方のネクタイがボツってしまいました。





ここのところ(昨年と今年)秋冬に関してはカジュアル感のあるウールジャージの生地を使ってネクタイ&ストールを両方揃えて提案する、というのにしているので、何かしらか欠けるとお客様というよりも私自身がとても気持ちが悪いんですよねぇ、お買い上げ頂いている方は両方(ネクタイ&ストール)ではなくバラバラでお買い上げになる方も多いのでそれ自体は問題がないんですけど、一度は両方揃ってますよ、という状態で見せたいじゃないですか。





で、こちらの十字小紋の柄に関しては昨年はダメでしたが今年は完全にネクタイとストールが揃ったので個人的にはとても嬉しくてですね、ネクタイ共々気合十分に紹介しております。


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このワインと合わせて3色揃っておりますので、是非ご検討を。もこもこのマフラーも良いんですけどね、そこ迄やると乗り物の中や建物の中では暑い可能性が大なのですが、いちいち外すのも面倒臭いですからそのまましたまんまで過ごせるぐらいが良い、という方にはこちらのストールの方がオススメです。価格は17,600円(税込)で昨年と価格は据え置きです。





これで今年の巻物はほぼ紹介済みです、残すはピンぐらいですかね。そちらも近いうちに紹介しようとは思っておりますが、紹介は来年に持ち越しにするかもしれません。明日はソルメイトソックスの靴下の紹介を予定しております、お楽しみに。


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2022年12月25日

冬の新作紹介 vol.38 MatiesのWool Jargey Hand Stitch Hem Tie (B.A.T別注)




なんか1日が早く過ぎた気がする1日でした。なんだそりゃ、と思われるかも知れませんが、地味な作業ってのは一つ一つは些細な仕事でも一つ一つにかかるそれほどでもない僅かな時間を積み上げていくと物理的な時間というのは結構かかってしまうもので、先日書いた様にこのタイミングでネットショップへの商品のアップや枯れ木も山の賑わいとばかりに並んでいる古い完売アイテムを整理したりしていたのですが、このアップってのが実はとても地味でとても時間のかかる作業でして。一つ一つの作業はどうって事がないのですが、結局その積み重ねが結果として膨大な時間になってしまうのです。しかも手入力だと幾つか使っているシステムのローカルルール的なものに縛られている為におかしな表示になってしまうものもあり。後からそれに気づいて細かい部分の修正をする、新たに商品増やしたら関連商品リストにもそれらを追加しないといけないからやる、となるとその並べ順も再考する、とやりだすと一つ一つは大した事ではないのに時間だけはかかるのです。幸運な事に私は性格的にそういった一つ一つを完璧に仕上げるみたいな仕事を面倒だとは思いますが嫌いではなく、クリエイターぶって全体の構成や文章の作成はハイセンスな仕事だからやるけどそういう地味な仕事はアウトソーシングしたいとは思わず。勿論どの写真を撮ってどんな説明を付けて、というのを作成する部分がこの手の仕事の中でセンスを問われるクリエイティブな部分である、という事はその通りだと思いますが、それらを自分でHTMLで書き出す程度は出来ないと今時いかんだろ、とも思いますし。単純作業であってもそれは出来る人がその仕事に対して評価するべきであって、出来もせんのにそんなのは専門職に丸投げしときゃ良い、みたいな事を言うのはないな、と。将来的に管理をアウトソーシングしたり別の人間に任せるにしても商品説明とかのチェックはしないといけないでしょうし。





と、いかんいかん、本題に向かいましょう。今日はクリスマス当日でなんだかんだで今日もケーキ屋さんは売る気満々で声をあげておりましたし、オードブルなんかも大量に作られてましたけど、取り立ててスーパーのフライドチキンだローストチキンだが美味い訳でもなし、昨日の売れ残りを半額以下で押さえてあとで圧力鍋て煮直して骨が抜けるレベルまで柔らかくしてからチキンカレーにしちゃうのが私のクリスマスで大量に売られる骨付き鶏腿の美味しい使い方なのですが、その世の中のクリスマス気分のおこぼれで今日になってクリスマスプレゼントを、という方が少しだけいらっしゃいまして。いや流石に昨日お家でまったりケーキ食べて、というのをやった方々が今日はまた買い物に!とはならなかったみたいでお客様はちょこちょこでネットの作業が捗った、という次第です。





でも昨日は女性のお客様で旦那様へのクリスマスプレゼントでネクタイ&ストールをいかれた方がおられまして。となれば今日はその辺の紹介だよな、と昨日のうちに予告しておいた訳です。


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この柄に関してはこの色が今年の新色、という事になります。ウールの質感で暖かさを出しつつ裏無しで端を手巻きしたハンドメイド感からの堅苦しさの軽減、というのがこの秋冬用のウール/シルクの編み物生地を使ったネクタイのコンセプトなのですが、感触であるブルー系にするとどうなのよ、と思わなくもなく。


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実際昨年から展開しているブラウンとワインの2色を並べてみると、やはり生地感からの暖かさというのは暖色の方が相乗効果ではっきりと出ます。でも今回は逆説的に考えてみたんです。ブルー系のネクタイ=シャープでクールなイメージ、というのが好きな方、多いです。仕事で締めるなら尚更でしょうね、出来る男の演出というやつですから。ですからなんだかんだで店頭に並んでいるネクタイにおいてもブルー系ネイビー系が多いです。となれば暖色のネクタイでいかにも秋冬演出をする、というのに対し全体のコーディネートやカラーバランスは変えずにちょこっとだけ暖かさを出す、というネクタイ、それはそれでアリなんじゃないか、と思ったんです。となればそういう提案もしておこう、というのが今シーズンの新色のコンセプトです。織物のジャガードでシルク100%で作られるネクタイ生地だと光沢が出てしまって紬の様にマットな質感にする事も可能ですが探さないと見つからないぐらいにはレアな生地ですし、シルク100%の紬の表情は麻に近い感じなので冬向きではなく。て事を考えたらやはりブルー系のウールタイ、あると冬のネクタイ着用シーンでのイメージは随分といい感じになるんじゃないでしょうか。





今年は価格を変えずに何とか昨年と同じ14,960円(税込)をキープしております。仕事でもうネクタイしなくてよくなった、という方もスーツにネクタイからネクタイを外したらビジカジ、みたいな安直であまり格好良くない相変わらずのお仕着せ気分でいるのを見直して、ネクタイを引き算するのではなくネクタイの雰囲気を柔らかくしてオシャレビジカジとして敢えてネクタイを締める、という事を考えてみては如何でしょうか。加えてオフにネクタイを締めて遊ぶというのもありだと思います。むしろその方が今後はネクタイは真価を発揮してくれるんじゃないかとも思えます。ビジカジ全盛でお仕着せ的なネクタイの需要が激減した今だからこそ、敢えてネクタイを別注で企画して提案する、というのはクロージングスタイルこそが本来のメンズの服装だったという事へのオマージュであり自らの拠って立つところを忘れないという矜持でもあり。





明日は続けて同じ生地のストールがこちらは昨年ブラウンが生産されずワインのみだったので、ブラウンとサックスを加えた3色で紹介します、お楽しみに。


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2022年12月24日

冬の新作紹介 vol.37 The Chino RevivedのRecycled Wool& Cashmere One Pleaed Easy Pants




今日はクリスマスイブ。そんなにクリスマス気分じゃない感じがしていたんですが、駅ビルにしろ駅前のイオンにしろ、ケーキ屋さんの前は長蛇の列。あれですね、家でケーキぐらいは、という事なんでしょうか。本来クリスマスというのは25日で生誕祭というのであれば生まれた後、つまり25日に盛り上がるべきなんでしょうけど、25日の深夜に生まれたって事になってますから24から25にかけて盛り上がる、という事になってるんでしょね。とはいえ、本日はそういったところは激混みになってましたが、B.A.Tはというとちょこっとクリスマスプレゼントを当日買いにいらした方がいらした以外は静かなもので、ご来店予約も明日はあっても今日は無し。なのでのんびりと過ごしておりましたが、夕方から年末お出かけするお客様が旅の相談やなんかで遊びにいらして下さり、お買い物ではなくそういう話で盛り上がって帰られたという。





まぁこんなもんだよね、クリスマスイブなんて。という事で昨日予告した通りにザチノリバイブドの完全新作の紹介です。


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これ今までで最もサスティナビリティに配慮しつつ生地としてのクオリティの向上にも頑張ってしまった生地でして、ウール62%ポリエステル26%カシミア9%ナイロン2%ポリウレタン1%の素性ですが、1%だけ使われているポリウレタン以外は全てリサイクル。ウールはクロージングからのアップサイクル、カシミアは紡績時のリサイクル、ポリエステルはペットボトルリサイクルだそうで、梳毛のウールとカシミアだけと耐久性に難ありですがエレガントなグレーメランジの表情はそのままにポリエステル26%とナイロン2%で耐久性を増しております。しかもこれ、日本国内で新たに立ち上げられたサスティナブル素材開発プロジェクトからの供給素材で、原毛・紡績・織布・加工全ての工程が国内で行われており、一見ツィーディですが何しろ1割近くカシミアが入っているのでソフトタッチですが真冬に使える生地厚もあり、この手の生地にはあまりないストレッチ感が高級感に動きやすさも加えてくれております。





それに加えて今回使われているシルエットとデザインが昨シーズンから提案されている所謂“全部入り”なモデルでして。パッと見にはフロントにインプリーツが入った美しいテーパードシルエットになっていて、ベルトループもしっかり装備されて綺麗なスラックス。ところが昨日紹介したムービングパンツと同じ様にウェスト脇にゴムシャーリングが入り、これはムービングパンツと違う仕様として表から見えない様に内側にスピンドルが入っております。そう、これオンにはしっかりと冬用のスラックスとしてベルトを通して使えるのですが、ビジカジな職場であればスピンドルを締めてベルトレスで使用する事も出来ます。となると当然オフにイージーパンツとして使用する事も可能ですので、合わせる相手を選ばないメランジグレーの色と高級な生地感と肌触り、それに加えて暖かさも担保してくれる生地厚と丈夫さも兼ね備えた秋冬パンツとしては究極の汎用性を持つパンツと言えます。





今シーズンこの生地に関してはこれ1色のみの展開でしたが、それだけにこれはガッツリ取っておこうという事で通常よりも多く取りましたが、あまりの使い易さにお勧めしたお客様の中で多くの方がお買い上げになった結果、かなり数を減らしております。まだ79・82・85・88・91の5サイズ全て残っておりますが、85と88と91は残り一本になっておりますのでマイサイズの方はお早めに。価格は29,700円(税込)です。





明日ですが。ネクタイの紹介をしておこうと思います、お楽しみに。


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2022年12月23日

冬の新作紹介 vol.36 The Chino RevivedのCordura Fleece Jersey Moving Pants




確かに寒い、本当に寒い。風も吹いているし最高気温6℃は伊達じゃない!というのを身に沁みながら営業していた1日。その割にはお客様が朝から夕方まで途切れずにいらしてくださり、しかも満遍なく、と言っても今日は大物よりも大物の前のジャブ的な買いが多かったですが、ベルトやマフラーや手袋といった小物類からシャツやパンツを中心に幅広くお買い上げが入っておりました。これが中々にいじらしい事でして、まずは奥様にクリスマスプレゼントを買い、そこから自分の物を物色するという旦那様が3人も見受けられまして、いやぁ、偉いなぁ、と沁々と感心してしまいました。まずその上で自分の欲しい物を匂わせておいて、完全なOKならずとも心証的にはまぁ良いんじゃない?的な感じになったところで自分の買い物をしよう、という。しかもプレセールで奥様の分を買っておいて、本セールで自分のをぶつけようという二段構え。羨ましくはないですがそこ迄して欲しい物を押さえようとしてくれている努力に感謝感激してしまいます。それとは全く関係なく自分の欲しい物をそのままぶつけていかれた方もいらっしゃり、いやぁ考え方や来し方は人それぞれだなぁ、とこれまた沁々思うところでありました。





とまぁそんな感じではありますが、ここからはプレセール利用ラッシュが来てくれたら良いなぁ、と思いつつ本日の新作紹介に移らせて頂きます。
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このコーデュラナイロン/フリースのジャージ素材を使ったムービングパンツも3年目に突入。年を追う毎に新色を加え、今では5色展開になっております。ただ黒とグレートップとチャコールトップに関しては今シーズン追加発注をしておりません。まだ在庫があるという事もあってそのままにしておりますが、昨年大人気だったミリタリーグリーンと今年の新色であるダークブラウンに注力しよう、という事でもあります。





モノトーンの中ではチャコールトップは一見ツィード調に見えますのでピンタックが入っている事もあってビジカジ使用OKですが、黒とグレーは定番色であり日常で使うのには最も汎用性が高いと言える反面、そういったTPOを考慮して、となるとミリタリーグリーンとダークブラウンに軍配が上がるだろう、という事でそう判断したのですが、やはり昨年アーミーグリーンをお買い上げの方がダークブラウンをお買い上げになっているのでダークブラウンは一気に減っており。通常通り79・82・85の3サイズ展開で(このモデルはジャージでウェストに伸縮があるので88は取ってません)展開しておりますが、既に残り僅かになっております。ミリタリーグリーンはミリタリーグリーンで依然として今年もダークブラウンに勝る勢いで人気でして、なんでだろう、と思って考えたのですが、なんだかんだでアウターでミリタリー系のオリーブやカーキといった色の物が多い事が原因かと。それに合わせるのに今まではジーンズをメインにしていた方が、年齢を重ねてくると冬にジーンズを履くのが寒くて辛いとなってこの手のパンツに移ってきているじゃなかろうかと。しかもこれジャージ素材で細身だから見た目にすっきり見えて格好良いんですよねぇ。そして表側はコーデュラナイロン×ポリエステルのジャージだから丈夫でピリングし難く裏側はポリエステルのフリース面なので非常に暖かいです。





こう寒くなってくるとこの手のパンツ、重宝しますよね。今年はヘヴィなツィードのパンツも寒くなってくるにつれて動き始めており、暖かいパンツというのは必要性を増している様です。まぁ電力需要が逼迫しそうだからオフィスでもエアコンの設定温度を下げて暖かい服装をして対応する様にとのお国からの要請もありますしね。価格は変わらず28,600円(税込)とザチノは嬉しい値上げなしで通しております。快適に過ごすのにオススメです、ぜひご検討を。





そして明日明後日は今年最後の週末です。まぁクリスマスイブ・クリスマスと重なっているので微妙なところですが、ぜひプレセールをご利用にいらして下さいませ。





明日の新作紹介ですが、ザチノリバイブドの今シーズンのパンツにおいて最後に残しておいた今シーズンの完全新作なサスティナブル生地を使った最も汎用性の高いデザインのパンツがありまして、せっかくだから続けてそれを紹介してしまおうと思っております、お楽しみに。


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2022年12月22日

冬の新作紹介 vol.35 norbitの70's Swiss Army M57 Modify Mountain Hike Jacket




ちょいと想定よりも雨が降るのが長くなり、結果として十分暖かかったですけど極端に17℃とかにはならなかった今日(朝TVで天気予報見ていたら局によっては17℃とか予想してました)。その分明日は極端に寒くなるみたいで、この周辺は最高気温7℃予報になっております。ヤダヤダ。





そんな中で今日は夕方から仕事帰りのお客様がちらほらといらして下さり、木曜日でしたが開けておいた意味のある1日になりました。今シーズンのニット、強いですねぇ。今日もY.バイノルディスクのカーディガンやニットーニットウェアのセーターが動いておりました。そして来シーズンのニットの発注も進んでいるのですが(年内にオーダーしておかないと納期がグダグダになるもしくは異常に遅れるので)、今年初めて上がってきたブラックシープ、来秋冬も手編みのベストを発注したのですが来秋冬は前開きにしてみました。その分手が込んでますがそこまで価格差がなかったので。この時期に発注しておけばしっかり上がるんじゃないか、という事で。そしてここのところ取っていなかったハーレーが威信をかけてというか価格が上がってもリンキングすらない一体で編み上げる技法を活かしてスペシャルな糸で編むセーターを2型各2色で提案する事に。これもかなり価値があると思われます。





そんな感じでニットを着た上で着る様なハードシェル、それが昨日届きまして、本日はその紹介になります。


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これ帝人が開発したSOLOTEXという生地がメインで使われております。昨年の秋冬でセレクトしたM-65のモッズコートに使われていたのと同じ生地です。リバーシブルのフリースをライナーとして組み合わせられるモッズコート+リバーシブルフリースという提案でした。昨年のモデルについてはアーカイブのこちらをご参照下さい。


で、今年のモデルは単体ではさらに作り込んだデザインになっておりまして、ソロテックス単体で作られていた昨年のモデルに対し、こちらは耐久撥水加工を施したコットン/ナイロン生地をポケットや袖口や脇下等に使う事によって、完璧な防風防水性に加え、動き易さや使い易さを徹底的に追求しております。





まずこれ、襟のディテールがとにかく秀逸。これでもかと言わんばかりに作り込まれていて、オリーブの襟は端を折り込んでパッと見にはベーシックなシャツ襟にしか見えない様になっております。


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それを折り込んでボタンで留めている端を開いて襟を立てると黒がその仕様になっておりますがスタンドカラーになります。更にそのスタンドカラーの襟の中にはフードが内蔵されているのですが、襟をシャツ襟にする為に左右に付いているボタン、これスタンドカラーにすると左右にボタンが並びます。そのボタンにフードの端を留める事が出来る様になっていて、留めるとコヨーテの襟の通りでフードの収まりがとても良いのです。この手の3パターン出来ますよ、なんてのは大概どれかがやっつけ仕事になっていて、3パターンも出来るんだから1つが適当になるのはまぁご愛嬌って事にしてよ、みたいな感じなんですが、これは違います。どの状態でも服としてのクオリティがベストになる様に組まれております。これだけでもかなり作り込んでいるのはお判りでしょう。





更に凄いのはこれ袖に関しては完全にモッズコート仕様になっているんです。どういう事かというとモッズコートの袖の特徴である肘の部分に2カ所プリーツを入れて、肘の曲がりがスムーズで動き易くしてある、という事。このジャケットに使われているソロテックス、これでもかとキツく打ち込みをしてベンタイルとか綿の高密度生地に近い生地に近い質感にして、その上で表面を若干ブラッシュして起毛させてマットな質感にして、更にその上に耐久撥水加工を施しております。それだけに結構生地がしっかりしているのですが、そういう生地にこの2か所のプリーツはとても有効なディテールです。それに加えて袖口、袖口のカフス部分はコットン/ナイロン生地で切り替えているのですが、その部分にゴムテープの端にタブを付けたタブとボタンで袖口の開きを調整出来る様にしております。このディテールもモッズコートのディテールなのですが、これミリタリーディテールの中でも最も機能的で美しい仕様だと言っても過言ではない使われ方で、とにかくまぁ機能的かつ美しいのです。生地を切り替えた事で肌触りもソフトです。





背中側には左右に縦にアクションプリーツが入っているのですが、これがまたハンティングジャケットで使われている仕様を採用していて、内側にメッシュゴムでプリーツが閉じている位置で留められております。何の為かというとこれ、動いてプリーツが開いた方が良い時は開きますが、引っ張りがなくなるとゴムによって元の位置に戻るので、見た目にはプリーツがいつも綺麗に見えるという事になります。スイスアーミーのフィールドジャケットのポケット配置を踏襲しておりますが、腕はモッズコート、背中はノーフォークジャケットに代表されるクラシカルなフィールドジャケットのアクションプリーツの仕様と機能面での特徴的なディテールを様々なアイテムから採用して理想のジャケットに仕上げているのです。





裾に配された2つのポケットの内側にはメッシュで更にポケットが付けられていて、大きく開閉する入り口で色々な物を入れられるのに対し、スマホや財布や鍵等がどこにいったっけ??という事にならない丁寧な作り。そして内側にも左右と背中側3つの大きなメッシュポケットを装備していて、街中で使うのに最適な比較的小さなリュックでフィールドに出かけて、必要な物は全てこのジャケットのポケットに収納しておくという事が出来る、という提案です。実際背面の3つのポケットはなかなか使わないよな、とか思わなくもありませんが、機能的なディテールというのはそれ自体がデザインであり、このジャケットはミリタリーディテールをベースにしながら完全にオリジナルなノービットのフィールドジャケットになっています。





ここ数年、ダウンを着て中身を薄く、というエアコンの効いたところに行ってダウンを脱いで快適、というコーディネートが一段落して、メルトンのコートを着て内側にセーターを着てその中にシャツを着て、というレイヤーを楽しむコーディネートがダウンコーデを押し返している感がありますが、このフィールドジャケットはそのクラシカルなレイヤリングをアウトドアスタイルでするのにピッタリなハードシェル、と言えます。最新鋭のハイテクデザインなマウンテンパーカだと内側はフリースや高機能ジャージじゃないとしっくりこないものですが、これはクラシカルなニットでもフリースでも何でもいけますから。今回サイズはMサイズのみ、価格は63,800円(税込)です。このタイミングでも取りたい!と思える今シーズンのノービットの大本命です、ぜひチェックしてみて下さいませ。





明日はザチノリバイブドのこれ履いたら人間がダメになる、と思わせるこの上なく快適なジャージの新色を紹介します、お楽しみに。


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posted by mercier at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | Main | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする