2023年04月30日

春の新作紹介 vol.31 FROST RIVERのShell Bag




GW前半、どうやらなんだかんだで明日明後日お休みもしくは有給取得した方が多い様で。明日はメーデーでお休み、というところも多いですしね。明後日だけ出勤となればそりゃ有給とってしまえ、という事にもなろうというもの。今日は開店と同時に遠方からいらしたお客様と楽しくお話ししたのを皮切りに、久しぶりのお客様がいらしたり昨日書いた旅行に行こう!となったお客様が日程相談にいらしていたりしてなんだかんだで今日も楽しく過ごしておりました。





そんなこんなで今日も色々と動いていたのですが、パンツェリや未紹介なバスクインザサンのシャツ等が動いておりました。バスクインザサン、今シーズンはなかなかに瞬発力が。そしてシャンテクレールのボーダーも一部動いているのとこれ6色あるので悩んでご検討、という方が。是非このGW期間にチェックしにいらして頂きたいものです。





さて本日は機能予告した通り、小ぶりな鞄の紹介。今シーズン大きなカバンを取っておらず、小さなカバンだけになっておりますが、なかなかに需要があり。


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フロストリバー、昨年から取り扱いを開始したのですが、ここ迄にトート(大)・メッセンジャーバッグ(大)・トート(中)ときて今回このシェルバッグという名の小さなショルダーバッグを取りました。





日本ではもう既に他店での展開のない英国製の小さなメーカーであるエッジ&ハントの同型のバッグをやってますが、キャンバスとコーデュラナイロンのコンビにしてますし、サイルマーシャルにもあるっちゃあるんですがまぁ値段が値段ですし。同じデザインなのに英国とドイツと米国で違った味になっているから不思議です。





米国のハンドクラフツ系のこういった鞄はこのフロストリバーと同じダルースの街で作られている物が多く、この街は米国における正に鞄の聖地と言って良いのでしょう。ただ近年どこもかしこも価格が上がっていて、このサイズで17,600円(税込)というのも今回が最後の様で。先に紹介している大型のトートやメッセンジャーは既に4万後半になっていて、このデイリーに使えるショルダーバッグも次回は税込2万を超える可能性が大だという事でこのブランドももう新たな取り扱いを止める可能性が大。米国においてもこのバッグはユニセックスに多くの方に使われている様ですし、欧米では国を問わず定番デザインなんでしょう。ただこれはショルダーの紐が綿テープじゃなくレザーな上、肩の当たる位置に大きな革のストラップが付いていて、本体はシンプルですがその部分がとても豪華。その点でもオススメです。





価格がお手頃な数少ない米国製なアイテムだけにどちらも残り1個ずつになっております、気になった方はお早めに。さて明日ですが、紹介はハリスの長袖シャツのチェックの方にしようと思っております。プリント柄の方がインパクトがあるのでそちらを紹介しましたが、正面を含めて完全柄合わせをしているとても使い易いシャツですし、既にメーカーの方では完売してしまっている事もあり、紹介しておく事にします。お楽しみに。


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2023年04月29日

春の新作紹介 vol.30 Harrissの“Guitters” Print B/D Collar L/S Shirt




GW初日、今日は過ごし易くて良い1日でした。朝からお客様がいらっしゃり、皆様長くいらっしゃる方なので、のんびり楽しく過ごさせて頂きました。仕事を始めたばかりの方やちょっと離れたところの方がいらしてくださり、近況やGWの過ごし方をお話しして下さいました。そして残念ながら本日予定の入荷は遅延する事に。ノービットの新作は結局GW明けになるみたいです。しかし昨日書き忘れましたが、GW中の5月2日にノルディスクの春夏アイテムが届く予定です。そちらも届いたら追々紹介いたします。





さてそんな感じでのんびりと過ごしたGW初日でしたが、昨日に引き続きハリスのシャツの紹介です。今日のシャツの柄もこれはこれで良い感じかと。


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さて見ての通りで作りとしては昨日紹介しているのと同じシャツですが。プリント柄がこちらの方が別方向でとんがっております。様々なエレキギターがずらりと並んだデザイン。昨日紹介した有名絵画の方が高尚な感じではありますが、ロックだって立派な文化じゃないか!という事で今回はこの柄もセレクトしております。こんなシャツを着てテクニカルなギターの演奏が売りなロックミュージシャンの音楽を聴いているとそれはそれでクールに見えるんじゃないでしょうか。近年そういうミュージシャンが亡くなるニュースが多く、ジミー・ペイジもジェフ・ベックもここ1年以内の訃報です。その辺のロックレジェンドに想いを馳せつつこんなシャツを着てみるのは如何でしょうか。





サイズはこちらもMとLの2サイズ展開、価格は16,500円(税込)です。リバティやモリスのプリント生地はそれはそれで良いのですが、どうせやるならそれらのテイストとは違う物をやらないとな、と思っていたので今回はこの2柄を。クラシカルな絵画とギターという全く違うテイストの2柄ですが、どちらが好みかは好みの分かれるところ。ただ他ではない柄なのは間違いないので、着ていたら周りの人は注目するんじゃないでしょうか。オススメです。





明日ですが、明日は鞄の紹介を予定しております、ここのところで紹介してきたのはアウトドアブランドのハイテク機能を持つ素材を使った物でしたが、今回はワックスコットンの小さな鞄です。これはこれで良い感じですのでお楽しみに。





そして明日は今晩から雨で朝まで雨みたいですが、10時頃には止んでいる予報になっております。気温も23℃まで上がって曇りだけれど過ごし易いみたいですので、皆様のお越しをお待ちしております。


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2023年04月28日

春の新作紹介 vol.29 Harrissの“Fine Arts” Print B/D Collar L/S Shirt




GW直前だった事もありかなりバタバタとした1日でしたが、お客様もいらして下さって色々と減った1日でした。まず出勤してきたところに予定していた入荷があり。今日はシャツ、しかもボタンダウンシャツばかりの入荷でして、昨日書いた通りで今シーズンから取り扱いを始めた元ライセンスブランドというか、ライセンスブランドのライセンス元だったパリのショップがすでに閉店している為、この名称を継承しているのは日本のこのブランドだけになってしまった、という珍しい経緯のブランド。まぁ詳しい事は新作紹介で書く事にして、その検品をしてチョコッとしたらお客様がいらっしゃり。ボーダージップパーカをお買い上げ。その後夕方にいらして下さったお客様が結婚式に出席するのにジレと靴とネクタイをご購入、とバラエティに富んだ売れ方でした。





しかし結果としてロイヤルロウのバスケットウィーブのジレが48サイズ1着を残すのみとなり、いよいよ春夏向けの生地のジレが残り僅かになってきております。仕方がない事なのですが、本格的な作りのジレというのはそこそこに値段がする上にジャケットに比べて売れ方がゆっくりというかお買い求めの方が少ない為、世界的に在庫を持たず生産ミニマムもシビアに設定されている中ジレを作るクロージングメーカーが激減。実際ロイヤルロウも昨年の春夏からラインナップになくなっております。私は好きなんですけどねぇ、ジレ。





そしてウォルスオル、いよいよ減ってきておりまして、プレーントゥのダークブラウン(ボルドー)も40と41のみとなりました。流石に沢山取っているので黒の方はまだ全サイズありますが、いよいよリーズナブルな靴の在庫が少なくなってきております。プレーントゥとホールカット、そしてストレートチップに関しては汎用性の高さとこの価格の物の方が高い物より天候を気にせず使えるので便利なんですよねぇ。何とかしてこのラインの代替えが出来れば良いのですが、はてさてどうなる事やら。





さて、本題の新作紹介に入りましょう。


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このハリスというブランド、最初に書いた通り1980年にパリに直営店をオープンしたオーセンティックなフレンチトラッド&カジュアルアイテムを展開するブランドで、1985年に現在では裏原と言われるエリアにメンズのショップが出来たのですが、その頃のポパイやホットドックプレスで取り上げられない月がないぐらいに今で言うところのバズっていたんです。まぁ紆余曲折あってその原宿店も無くなり、ブランドもレディス中心になり、コロナ禍前までは百貨店中心での展開になっており、全く意識しておりませんでした。ところがこのコロナ禍で百貨店での展開が止まり、ブランドの再編と個店への営業を始めた様です。実際東京周辺でも取扱店は数店です。





で、ここのところインポートが円安と物流コストや素材価格の高騰によってかなり高くなっており、特にオーセンティックなアイテムでちゃんと作っている物は如何にもこうにもこれじゃいかんな、と思っていたところに展示会のお誘いがあり、行ってみたらこれが国産のアパレルとしてはかなり本格的な作りでコスパが非常に良い事が判り。全てが良いとかではありませんが、とりあえずシャツとパンツとカットソーに関しては十分に他と差別化が図れるクオリティのベーシックアイテムが提案出来るな、と判断しました。そこで日本で38年の歴史があるブランドをこのタイミングで取り扱いする事を決めたんです。





今シーズンは特に秀逸だったシャツに特化して取り扱いをする事にしたのですが、巻き縫い(シングルニードル)でオリジナルの生地をバラエティに富んだラインナップで展開しているのと、ポケットと正面の柄合わせもしている(正面はチェックのみ)のに日本製でこの縫製仕様で16,500円(税込)という破格の設定なのでかなりおすすめです。





今シーズンルミノアの別注企画ができなくなってしまったので、そこを補填しつつ縫製クオリティや裁断クオリティが向上しているので丁度良いアイテムかと。そしてこれ、プリント生地としてはとても面白い生地で、個人的な好みからしてもこれ欲しい!となったので今回のセレクトに入れました。名の知られた名画をそれとわかる形で散りばめてあり、ゴッホありスーラあり、ドラクロワありセザンヌありダビンチありetcで実に楽しいです。これで美術館なんて行っちゃった日には周囲の目を惹く事間違い無しです。サイズは比較的タイト目なのでMとLの2サイズ展開にしておりますが、どうやらそれで良かった様です。兎に角国産でこの価格でこのクオリティは最近お目にかかっていないので是非チェックしてみて下さいませ。





明日ですが、続けてもう1柄、これはというプリントのシャツを紹介します。こちらもそうきたか!という柄ですのでお楽しみに。そして明日からはGW。後半の方が5連休は確実な方が多いでしょうし、今回は2連休のみという方もいらっしゃるでしょうから丁度良いでしょう、是非遊びにいらして下さいませ。皆様のお越しをお待ちしております。


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2023年04月27日

春の新作紹介 vol.28 BASK IN THE SUNの “Dorphins” S/S Tee (Only at B.A.T)




いやぁ、今日は問い合わせはあってもお客様はいらっしゃりませんでしたね、閉店間際まで。昨日紹介したシャンテクレールのボーダージップパーカ、定番色以外は他ブランドでも作っていないのと完成度も高いのでメールやラインでのお問い合わせはあったのですが、基本木曜日は休み、という事になっているので夕方迄はブログ書きに戻っても来ていないだろう、という事で誰もいらっしゃらなかったという。やっぱこうなるよなぁ、と思いながら片付けをして過ごしておりましたが、仕事帰りにやっているならと立ち寄ってくださった方がいらっしゃったので誰も来ない、という1日にならずに済みました。売り上げにはなりませんでしたが。やはり木曜日は定休日というのは定着しているみたいなので、夕方迄はお出かけして使った方が良いって事なんですかね。





さて、そんな本日は昨日予告した通りで、これが今シーズン最もキャッチーなグラフィックなTシャツという事もあり、既に複数枚売れていて減ってきてまして。こりゃ無くなる前に紹介しておこう、という事で本日の新作紹介にする事に。基本的に今シーズン、ここからは昨日紹介したボーダージップパーカを使う事を前提としたフレンチカジュアルなコーディネート提案と、ライトデューティーアウトドアなコーデ、そして本来の綺麗目なカジュアルクロージングやユーロ系のワーク&ミリタリーなコーディネート提案をしていこうと思いますが、フレンチカジュアル、本当にフランス製のアイテムやフランスブランドで固められるセレクトショップは現在とても少ないと思うので、今シーズンは特にその辺にフィーチャーしていこうかと思っております。


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バスクインザサン、今シーズンのアイテムの紹介は今回が初めてです。昨年の秋冬シーズンで代理店が取り扱いを中止。今となってはかつての代理店が残った在庫を処理するサイトが確認できるだけで、それ以外での取り扱いは完全にB.A.Tのみになっている様で。そして23SSシーズンの日本からの発注はブランドと直接取引をする事にしたB.A.Tのみになっています。それだけに他の人と被る事のないフレンチブランドとなったこのブランド、取り合う使うB.A.Tにとってもお買い上げ頂くお客様にとっても今まで以上に美味しくなったと思います。そして代理店が取り扱いを止めた原因が円安と物流コストの上昇から価格が大きく上がった事だったみたいなのですが、直接取引になった事で昨年迄の価格と同じ価格で提供出来ております。まぁこれ、この価格で出しているのは既存のブランドのポジションを維持したいからであって、ぶっちゃけ自分で輸入していてリスクを負っているのにこの利益率じゃ他の人はやらないだろうな、と思いますし、代理店商社が価格設定したら1.5倍近くになるでしょうから流石に同じクオリティでその価格じゃ売れないでしょうね。





さて、そんな訳で今シーズンからは直接取引となった訳ですが、このブランド、ラパズも同じ様なコンセプトなので同じ様な問題が起こるのですが、秋冬が今一つ日本のライフスタイルに合う提案をしていないんですよねぇ。なので秋冬でも取るとしたらシャツとカットソーとニットぐらいしかないんです。なのでどうしても春夏中心となってしまうという。事実23AWの資料も来ていたんですけど発注には至らず。しかし春夏に関しては流石というか、非常に魅力的なアイテム構成になっております。





基本的に素材は基本オーガニック素材、カットソーのクオリティは非常に高く、夏のシャツに使われている生地も凝っております。そしてプリントTシャツにはオーガニックコットンのボディを使い、様々なアーチストとのコラボでプリントがされております。更に他での展開がない事もあり、そのユニークさが際立ちます。今回のこのドルフィンズと命名されたデザインはアーチストの記載がないのですが、偶然撮られたユニークな写真をプリントしており、今シーズン最もユニークな写真だと思っております。





先に展開しているTシャツの中にも同じコンセプトで作られた物があり、それは海辺でソフトクリームを食べる前に自撮りしようとソフトクリームを持った腕を伸ばしてシャッターを押したら、カモメがソフトクリームに食いついちゃったのでその瞬間が激写されてしまった、という物でした。





今回のはドルフィンウォッチングの船上でジャンプするイルカを撮っていたら、興奮したマルチーズがデッキの上で飛び跳ねてそのフレームの中に写り込んできたという1枚。イルカとマルチーズの対比がとてもユニーク。とても爽やかなのについつい目を疑い次にニヤリとしてしまうグラフィックです。他のアーチストの物も取ったのですが、このインパクトがとても強く、先に動いている、という状況です。サイズはSとMの2サイズ展開、価格は8,140円(税込)です。





これの上に昨日紹介のボーダージップパーカ、良い感じに合うと思うんです。マリンテイストでもあり、アーチスティックでもあり、思わずニヤリとするユニークさもありなので。どちらもフランスブランドだけに相性も良いんでしょう。そんな感じでご検討頂ければ。他のに比べてこのデザインのは多めに取ったので減ってはいますが現時点でサイズ欠けはしておりません。ただどちらのサイズも残りわずかではあるのでお早めに。





明日は明日で今シーズンから取り扱いを始めたフランスのセレクトショップを起源としているのにオーセンティックなドメブラという珍しい立ち位置になってしまったブランドのアイテムが入荷しますので、それを紹介させて頂きます。お楽しみに。


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2023年04月26日

春の新作紹介 vol.27 ChanteclairのMiddle Weight Border L/S Zip Parka(B.A.T別注)

最初に書いておきますが、明日は展示会廻りがないのとGW前直近という事もあり、明日は木曜日ですけど営業致しますのでお休みの方、仕事帰りの方も是非お立ち寄り下さい。GW前にお出かけするのに合わせて服買っておこう!という方、お気軽にお立ち寄り下さいませ。





さて今日は恐ろしい物量の納品があり。ガッツリ雨が降っているというのにヤマトと佐川がずれて届けてくれまして、ひたすら検品と片付けに追われました。昨日予告していた通り、生地からほぼ全て(ファスナーだけYKKを日本から支給しました)フランスで作った完全別注のシャンテクレールの丁度良いウェイトのオリジナル生地のボーダー生地を使った長袖Tシャツではなく前開きのジップパーカ、これがメインではあるのですが、それ以外にコブマスターの今シーズンのTシャツと、ピーナッツコラボのオマージュTシャツの今期の3型が入荷しておりまして、それらを片付けるだけでかなりな時間を費やしました。そういう日に限って久しぶりに遠方からお越しになるお客様がいらしたりでなかなか片付かず。しかも片付ける為にも取り敢えず写真を撮ろうと思ったところに間が悪く新規のお客様がいらしたりで、どうにも初っ端からご迷惑をおかけして申し訳ない1日でした。





とはいえ。上がってきたアイテムはどれもこれも流石の出来栄えで自信を持ってオススメ出来る物ばかり。今日紹介するジップパーカもそうですが、今までにない、そして他にはないアイテムなので大満足です。ちなみにコブマスターはオリジナル迷彩の総柄とシャドウで総柄が入った上にボーダーという凝った2型。とても楽しい、そして珍しいアイテムですし、オマージュTの方はメンインブラックとスタンドバイミー、そしてビリーアイリッシュという3柄。ここにきて一気に5型Tシャツが増えていて、ますます半袖Tシャツのラインナップが充実しております。





そして今日は価格が一気に上がっているのをお値段据え置きにしたラヴィエスタヴァンチュールのTシャツやZDAのスニーカーが動いておりました。ここ3日間はコーディネート提案的にジャケット→パンツ→ローファーという紹介でしたが、ジャケットとローファーは在庫も少なく再現性のないアイテム。同じ様に今日動いていたラヴィエスタヴァンチュールとZDAは価格上昇が著しい、又は販売が中止されて再現性がないアイテム。こりゃ近いうちにこの2ブランドも銘作紹介しないといけませんね。





ではそろそろ本題に、本日の新作紹介に移らせて頂きます。


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他での取り扱いが止まっているシャンテクレール、フランスに現存する数少ない生地から縫製まで一貫して行えるファクトリーでありメーカーです。元々エルメスのカットソーを作っている事で知られたファクトリーでしたが、なんとヴィトンもここで作るようになっていて、そのクオリティは折り紙付きです。ただそんな訳で工場はフル稼働しておりますしなかなか我々のオーダーする様なチマチマした仕事をやってくれず。過去にも名作で知られるアイテムの生産を請け負っており、一昨年何とかB.A.T分だけを少量で生産して貰って他にはない色を中心にフルカラーで展開している、フレンチラコステそのままの生地とパターンで作ったポロシャツがラインナップされておりますが、今回は完全別注での企画です。





以前から書いている様にルミノアのヘヴィウェイトの生産がほぼ終了になっており。生地が残っている白・黒・紺の3色の無地だけは展開されるものの、ルミノアのヘヴィウェイトの真骨頂は何と言っても他にはない配色のボーダーにあったと私は思っております。そしてヘヴィウェイトな生地、というだけでしたら現在展開しているカネルインダストリーでも目の詰まりは若干甘いですけどウェイトだけで見たらルミノアよりもヘヴィな物がラインナップされており。でもそのヘヴィさは春にはちょっと厚くて暑いんですよね。かといってルミノアのライトウェイトなら夏でも着ていられるレベルですし、ちょっと薄いんですよねぇ。





つまり欲しいのはルミノアのヘヴィウェイトとライトウェイトの中間ぐらい、ミドルウェイトな生地。それを作ってくれるのがシャンテクレールでして。しかもウェイトもなんですがルミノアのヘヴィウェイト同様に強撚糸で編まれているのでシャリ感が強くサラッとした肌触りなんです。そしてそのまま長袖Tシャツやるとロットが小ロットな事も手伝って価格は15,000円ぐらいにはなってしまうとの事だったので、それじゃルミノアよりも高いのでちょっと詰まらないよな、となりまして。どうせならじゃあルミノアでやったらとんでもなく高くなるアイテムを作ってしまおうとなったのが今回の企画の始まりです。





ルミノア、ボートネックのTシャツ以外のアイテム、途端に高くなるんです。というか基本作っていないので、例えばVネックのTシャツにするとかフードをつけるというだけでサクッと2万オーバーに。いやそれだけなんだから割り増しは1割程度でやってくれよというのが多くの人の思うところだと思うのですが、彼等は通常のラインで出来る仕事以外やりたくないからかそういう感じなんです。でも実際じゃぁセントジェームスだってボーダーアイテムにTシャツ以外あるかというとないじゃないですか。ならば総合カットソーメーカーであるシャンテクレールならいけるんじゃないか、となって高くなる要素を2つ、ぶつけてみました。1つは前開きのジップフロントにする事、そしてもう1つはパーカを付ける事です。





そしてこれ、企画自体は一昨年に企画した事でして、その多忙さからサンプルに取り掛かってもらえる迄に1年かかり(T_T)、昨年の夏にサンプルが上がってきたのですが、その時点では19,000円でいける!という事になっていたのです。まぁベーシックなTシャツより4,000円アップでこれだけの真改造が出来るならかなりなお得なのでこりゃいけるな、となりました。ですが一部修正点と改良点と問題がありまして、それをクリアするとコストアップになる事が判り。まずパッと見には前開きに見えない様にファスナーを見えない様に虫隠しにする、という修正。これはコストに響かず可能でした。次にこれ、生地幅で身頃をそのまま作れる、つまり脇で縫い合わせる必要がない生地なので脇の縫い合わせを無しにして貰いました。どこのも同じになる円胴の生地で脇に縫い目がないのではなく、前開きなので身幅を円胴編機の規格にない幅で脇縫いを無しに出来るのでそれをやって貰ったのですが、そうすると生地の取り都合が悪くロスが出るのでその分割増になるとの事。そしてもう1つ問題が。ファスナーもフランスメーカーにして完全にフランス製にしてやろうと思ったのですが、フランスのファスナーメーカーはテープの色と虫(歯)の色と引き手の色を1通りで50本以上必要という事でして。いやいやいやいや、そこは生地に合わせて全部の色をそれぞれ変えたいじゃない、と思いまして。となると我が国の誇るYKKで作ったファスナーをフランスに送るしかない、となりまして。それを実行した結果、日本からフランスにファスナーを送った分ファスナー代が割増になり、その2つを合わせると価格にして1,000円増しに。でもね、これが18,000円だったなら税込でアンダー2万円だしなぁ、と悩むんですが、どうせ税込にしたら2万超えるんだし、と思ったらこりゃ完成度を完璧なレベルにまで上げる方が良いだろうと思いまして。





結果全ての条件を思い通りにクリアした結果がこの仕上がりです。という事で価格は22,000円(税込)になってしまいましたが、上がりを見ても完璧。これからの季節、前を開けて羽織として使え、前を閉じると被りのパーカと錯覚するファスナーが見えない仕様。当然秋冬に長袖Tシャツの様に上からジャケットやカバーオールやそれ以外のアウターを着ても良し、という事で既存の長袖Tシャツよりも遥かに汎用性が高く使い勝手も良くなっております、サイズもS・M・Lの3サイズ展開としっかり揃えました。色は6色、ネイビー×シエル(アイスブルー)・エクリュ(生成り)×サピン(緑)・エテイン(赤紫)×エクリュ・エクリュ×パルプ(赤茶)・エバシオン(マリンブルー)×エクリュ・ブラン(白)×インカス(金茶)です。





これ数がある様でない、というかSとLは各2枚ずつしか作れておらず。その数で作ってくれるんか!と驚きの小ロットでオリジナルデザインでオリジナルパターンで作られた別注(メーカーネームがシャンテクレールのままなので別注って事で)なので、大きめが良い方や小さめが良い方は定番に近い色はすぐに完売してしまうと思われます、大型別注なので総量は持っておりますが、各色の生産数は少ないので早めの対応をお勧めしておきます。





検索かけて探してみれば判る事ですが、前開きのボーダー、ほぼ存在しておりません、いやあるにはあるんですが判りやすいマリンボーダーのみです。ボーダーを外側に持ってきてその中にプリントTや別の生地間のTシャツを着るというありそうでないコーディネートを可能にするこの1枚、是非押さえて頂きたいですね。





という事で最初に書きましたが、明日は通常営業いたします、お時間取れる方は是非このバリエーション豊富なアイテムをチェックしにいらして下さいませ。





そしてアイテム紹介、明日はフレンチボーダーのアウターに合わせたらバッチリおフランス感出ちゃいます!というアーチスティックなTシャツの紹介をしようかと思っております。というのも既に動き始めてしまっているので紹介しないで引っ張っているのが厳しくなりそうなので。お楽しみに。


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2023年04月25日

春の銘作紹介 vol.13 WALLSALLのBox Calf Coin Loafer




今日は昨日ほどではなかったですけど寒い1日で。特に昨日から判っていたとはいえ朝の気温の低さはかなりなものでした。しかも夕方からは雨がパラつく天気になりましたが、今日はTシャツと長袖Tシャツ、そして小物だけが動く1日で。明日以降暖かくなる事を見越してGWを過ごす服や鞄等を押さえようという方がいらしている、という感じです。今回今から1泊ぐらいはしても良い旅、というのを考えているお客様が多く、とはいえ渋滞に巻き込まれるのもGW価格の高い宿泊費を払うのも嫌だ、という事で何処なら良いんだろうという話をよくしておりますが、電車移動で日帰りを複数回、という結論になる方もいらっしゃるんですけどここならおそらく宿も今から普通に若しくは安く取れるんじゃないか、という話になって、検討されている方もいらっしゃり。でもまぁ、そうなるとお出かけは後半という事で、前半は地方の方を含めご来店予定のわかっている方もいらっしゃいますが、未定の皆様も是非ご来店頂ければと思います。





さて、本日の銘作紹介ですが、ローファーです。やはりローファーってスニーカー感覚で履けて良いんですが、学生の足元にならないものじゃないといけないのと、紐も何もないスリッポンなので縦横の狭さで押さえて履く事になるので、通常のサイズよりも小さく履かないと踵が浮いてしまうのが問題です。その辺を考慮してもこれ、履ける方多いと思いますので是非紹介しておきたいな、と。


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もう作れない状況になってしまっているのと、このクオリティでこの価格のローファーがもう出ないだろうな、という事でこのローファー、ここ数ヶ月で在庫がどんどん減っておりまして。現時点でどちらもサイズ40のみになっております。ただこのラスト、そこそこに幅はあるので通常41を履いている方はローファーに関しては最初そこそこきつくても40で履く事をお勧めしております。じゃないとあっという間に延びて踵が浮いて馬が歩いているのか??というパッカパッカという足音になってしまいますので。





そして高校生の足元のローファー、基本黒ですよね。なのでよほどしっかりスーツに合わせるか、逆にパンツをよりドレッシーなものにするんじゃないと黒は避けた方が良い、という事で。その点よりカジュアルなこのタンやダークブラウンだとかなり良い感じに大人カジュアルな足元になります。しかもこれ、ダイナイトソールなので外見からは完全に英国カントリーテイストなローファーにしか見えず、そして全天候対応です。これで20,900円(税込)というのはもう今後ないでしょうねぇ。値上げは比較的経済動向に沿ってサクッと値上げするんですが、実際ここから円高に振れて仕入れ価格が下がったところでそれを販売価格に反映させるのはかなり経ってからになります。それ考えると一時的に若干為替レートが下がった程度ではそうそう価格に反映される事はなく、て事は今後上がる事はあってもなかなか下がる事はないのでしょう。なので日本サイズで26cm前後の方は是非チェックしてみて下さいませ。





明日は今シーズン最も勝負に出ている別注アイテムが入荷予定でして、かなり細かく指定して作って貰っていたので私自身出来上がりがとても楽しみです。新作紹介はそちらの紹介を予定しております、お楽しみに。


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2023年04月24日

春の銘作紹介 vol.12 Teleria ZedのLinen/Cotton Glen Check No Pleated Tapered Pant “Capital” (B.A.T別注)




いやぁここ数日極端に気温が下がって、夏日もある様な気温に慣れた身体は少々肌寒く。ですがじゃぁ今の気温に合わせた物をお勧めするか、となるとそれはねぇ。流石に今日は最高気温で15℃だったので真冬の最高気温並みではあるのですが、最低気温は10℃なのでそこ迄でもなく、この寒さは今晩と明日迄で明日の朝は6℃迄下がるそうなのでこりゃ寒いな、となりますが日中は今日より若干高い17℃予報。で、それ以降は雨が降っても20℃を切る事がなくGW期間中もそれ以降も25℃前後の日が続く様になるそうな。となるとまぁ、こりゃもうその気温に合わせた物をお勧めする方が妥当でしょう。店頭もGWを過ぎたらスプリングコートとかは片付ける事になるので。





さて、ここ数年はコロナ禍の影響でそうでもありませんでしたが、ここにきてパンツの動きが活発になっております。やはりクールビズが当たり前のここ最近においてはリモート勤務が減って通勤が当たり前になってくると快適に過ごせる生地感のオンオフ共用で使えるパンツを揃えて、オンオフ関係なく使える、というのが理想的、という事になり、そうなるとパンツを複数本揃えるという事になるからでしょう。





で、昨年投入と銘作紹介にするには少々時期尚早な気もするアイテムですが、昨年はまだコロナ禍が明けていなかった事もあってそこまで動いておらず。しかしそこから一気に進んだウクライナ紛争の影響によってインフレと円安が進んだ結果、この価格で売れるパンツというのはとても美味しいという事になり。という事で今年こそはという捲土重来を期して本日の紹介とさせて頂きます。


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テレリアゼッド、どうやら日本に代理店が三度目の正直と言わんばかりに出来るみたいですが、さてどうなんでしょう。とはいえ、現在イタリアで生産をしているパンツの中でここまでのクオリティのところはとても少なく。来秋冬に1ブランド見つけたので投入しますが、さてどうしたものだか。あっても高いんですよねぇ。





そこでこれは生地もモデルも指定した別注だから良いのですが、正直イタリアで作っている、というだけでは良い悪いとは関係なく。そしてシルエットが綺麗とかはあるにしてもイタリアのパンツ専業ブランドのメンズのパンツって単に細いシルエットの物しかラインナップしていないんですよね。じゃぁ何が違うか、というと内装の違いでしかありません。だからこのブランドをやるのは良いんですけど2万オーバーの対価を支払う価値があるのはこのキャピタルとカルトポップ、そしてヘルムートの3型だけなんです。というのはこの3型だけが内装とマーベルとの仕様がクロージング仕様なので。





そして後染めで染め分けただけの生地に対して先染めで織った今回紹介している生地のパンツ、通常ならイタリア生産していたらこれ現在では4万以下では提供出来ないレベルです。商社を介さず直で取ったから24,200円(税込)という破格の設定で提供出来ております。無地のパンツも良いですが、無地ばかりでは面白くもないし発展性もなく。綿麻で先織りの生地で作られた本格的なスラックスでこの価格帯はとても少ないので是非今年はご検討頂ければと思います。サイズもパンツ専業メーカーという事もあり1インチ刻みで30・31・32・33・34・35・36の7サイズ展開。なかなかこんなにサイズを揃えているスラックスもありませんからその点もお勧めです。あ、縫製やパターンの仕様がクロージング仕様なのであって、洗濯は家庭で可能ですので、それもお勧めポイントですね。





さて明日ですが。もう1つここにきてなくなってきている物があります。それはやはり代理店商社がほぼ投げてしまったウォルスオルの靴。ビジネスでもカジュアルでも使えるモデルとなると尚更でほとんどサイズがなくなりつつあります。それもあってここは一発ウォルスオルの紹介をしておこうと思っております。お楽しみに。


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2023年04月23日

春の銘作紹介 vol.11 The Chino RevivedのStretch Quick Dry Seersucker Jacket




昨日同様20℃そこそこでとても過ごしやすかった今日1日。まぁそこそこにお客様もいらしてくださったのですが、どうした物だかここ数日でステイクリエイティブのアイテムが大人買いにあってあっという間に激減しております。このブランド、まだ2型のみしか紹介しておりませんが、もう1型Tシャツがあるのと、まだ入荷しておりませんが半袖シャツが入荷予定です。ですが日本初上陸とはいえ、英国本国でInstagramのフォロワーが10万オーバーという圧倒的な支持を受ける英国新鋭ストリートブランドにして物作りにおいてもハイクオリティである事を考えたら、今後の展開はかなりヤバい事になるんじゃなかろうかと。現在全型Lサイズを1着ずつ残すのみとなってしまいましたが、今時なサイズ感としてはまぁLでもいけるので気になっている方は早めに押さえる事をお勧めしておきます。





さてさて、そうは言っても20℃前後の最高気温ですと、日中は長袖Tシャツ1枚で過ごせるのに朝や日が暮れたらシャツ1枚羽織るだけだとちょっと寒い、という事になる感じな気温です。そんな今時期から着られて、しかも真夏になってどうしてもジャケットが必要、という時にも使えるジャケットが本日の紹介です。


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このジャケット、本来もう少し早く紹介するべき物でした。というのも前回アイスコットンのザチノリバイブドのジャケットを紹介した際に、そのジャケットを見にいらしたお客様からもしかしてこれ以外にもジャケットある?と訊かれて出したらこちらもどんどん動いていたので。





今年は現段階ですでに夏日が数日発生していて、4月からこんな気温じゃこりゃ今年の夏も暑いんだろうなぁ、と思っていたのですが、気象予報士の方々の長期予報的には今年はエルニーニョ現象が発生しているので太平洋高気圧はそれほど発達せず、場合によっては冷夏になる可能性もある、となっておりまして。あれ?そうなの??という事でそうなるとバキッと暑くなる日が混じるとはいえ、長梅雨になったりその時期の気温も低かったり、という可能性も。だったらアイスコットンのジャケット、とても良いよね、と思いつつですね、それよりも暑い気温を想定して作られたシアサッカーに織って肌との接触面積が少なく、しかもストレッチが効いていて吸汗速乾素材でもある生地で作られたジャケット、便利じゃないのさ、という事になりました。ちなみにこちらも同素材のパンツもありまして、となると5月以降にコロナ明けで復活しつつある結婚式やちょっとした式典やパーティで着るのにも良いですし、これネイビーの無地の方は48サイズを1着残すのみで、かろうじてシアサッカーらしいストライプの方が46・48・50の3サイズ各1残ってますが、投入された時にお買い上げになった方には仕事で来客時や他社に訪問する際に使うべく会社のロッカーに夏の間置いておいて、使う時だけロッカーから出して着て、それ以外はポロシャツ1枚で通勤する、なんて方もいらっしゃいます。





勿論これ、ジーンズ&Tシャツの上に羽織って足元はローファーでもスニーカーでもレザーサンダルでも、といった感じですし、オンオフ問わず使える優れもの。しかもとにかく軽くて涼しく、且つお家で洗えてシワにもならないという至れり尽くせりな1着です。それでいて生地も縫製も国産で見返しも大見返しで本格的な作りなのに47,300円(税込)なので、是非押さえておくべき1着です。もうちょっと残っていたのにここのところでじわじわと減って今では残りが少なくなっておりますので気になった方はお早めに。





明日はこの時期に丁度良いパンツを紹介しようと思っております、お楽しみに。


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2023年04月22日

春の新作紹介 vol.26 PANZERIの “Elektra Kollmann Much” S/S Tee(B.A.T別注)




6℃違うと一気に涼しく感じられますねぇ。という事は昨日は本当に暖かかった、という事でもあり。でもこれ以降は気温がそれなりに上下する日々が続くみたいですね。いや今日は夕方以降にお越しになるお客様が多く、21時以降もいらしたのでブログを書き始めたのが22時半頃から。にも関わらず途中で他の事が気になって調べていたらあっという間に23時に。こりゃいかん、という事で慌てて書いております。





さて、本日の新作紹介ですが、昨日予告した通りでパンツェリの今シーズンのTシャツ3型のうちの最後の1型。


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パンツェリ、国内での展開が本当に減っているんですよね。ググってみたんですけど画像検索したらほとんどがB.A.TのネットショップであるBlood & Thunderに掲載されている画像でした。というのもネットショップの方はGoogleアナリティクスに登録しているのでGoogle検索に反映され易いのですが、このブログの方は登録していないのでなかなか反映されず。そろそろそちらも考えた方が良いな、と思わなくもないのですがまぁ現状ではやっていないので結果そうなっちゃってるんですけどね。とはいえ、これで日本における検索の殆どがB.A.Tに繋がるという事なのでそれはそれで良いんですが。





で、散々検索してみたんですけど、今回のこのデザイン、全くデータが出てきませんでした。そして他の取扱店には先に紹介している2型は若干数発注を頂いたそうなのですが、こちらのデザインに関してはB.A.Tの専売となっているそうで。という事でこれ、とても貴重な1型となっている事が判明した次第です。デザインはこれ、ドイツの電気工事会社の物なんですが、なかなかにユニークでして。蛇遣いがやる笛を吹いて蛇を踊らせるやつ、あのイメージで電気工事士がドライバーを吹いたらコンセント付きのコードが踊る、というネタです。こんなデザインの電気工事会社、あるんだ!というのが今回はこれにしようと決めた最大要因でした。





ただこれ、ネタを出したのは実は昨年の春夏用でして。どうした訳かこのデザインだけ昨年メーカーの手違いで生産されずボツに。で、執念深く今シーズンのデザインに入れて再発注し、今回は無事生産されてこの様に紹介出来ているのです。被覆電線の色をイメージしたブルーグレーのボディに電気をイメージして黄色いプリントを入れ、更に電線をイメージしてパンツェリのロゴをシルバーグレーにしてみました。ここまでやり込むのってどうなのよ、と思わなくもないですけどそんな感じで作ったこの1着、とても気に入っております。





サイズは2・3・4の3サイズ展開、価格は同じく6,930円(税込)です。今後こういう他にはないネタ、というのを増やしていければと。これで今シーズンのパンツェリのTシャツの紹介は完了しましたが、別注とはいえそれ程多い数を作っている訳ではないので気になった方はお早めに。





明日も天気は程良い感じの様ですので、皆様のお越しをお待ちしております、それと明日は多少暑くても羽織れるジャケットの銘作紹介を予定しております、お楽しみに。


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2023年04月21日

春の新作紹介 vol.25 PANZERIの “Mit erneuerbaren Energien” S/S Tee(B.A.T別注)




いや昨日より更に気温が上がった今日は体感としてもう暑いというやつになってまして、長袖Tシャツ1枚で外に出ましたが、こりゃ半袖に何かシャツとか羽織って出るので良かったな、と思ったぐらいでして。これで来週最高気温16℃とかが待っているという予報になってんですから嫌ですよねぇ。そんな金曜日、今日はTシャツもですがより暑い時期に売れるべき物が動いてまして、ホワイトマウンテニアリング×グリップスワニーのベストやナンガ×バフのネッククーラー(未紹介なのに1色完売してしまいました!)が動いており、ベストは0と1が各1着、ネッククーラーはナンガロゴの方ではなくデジタルカモの方が1個だけ残っております。





とはいえ明日にはこの極端な気温も落ち着いて最高気温で21℃ぐらいになるみたいです、となると本来の春の装いで良いって事になるのでそんなつもりで過ごしましょう。さて本日も昨日に引き続きパンツェリのTシャツの紹介です。昨日のと今日のは合わせて今時感というかSDGs的な雰囲気を醸し出す、若しくはそのものの主張なので、どうせなら続けて紹介してしまいたいな、と。


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これ10年前に半袖Tシャツで取った事のあるデザインなのですが。その当時はSDGsなんて略称で地球環境に対する問題への取り組みが提唱されておらず、むしろ東日本大震災の後で二酸化炭素排出量の問題よりも事故が発生した時の原発のリスクの方が取り沙汰されていて、結果化石燃料を燃やして発電する比率が非常に大きい日本の現状を仕方がないと目を背けて問題を先送りする空気が醸成されてしまった感があります。





がしかし。自然エネルギーの活用や安全な原発の運用により化石燃料を使用する発電の比率を減少させていれば、産油国の減産による原油価格の高止まりにウクライナ紛争が拍車を掛けてロシアからの原油や天然ガスの供給が滞った事で電気代とガス代が高騰するなんて事態も多少は抑制出来たんじゃないでしょうか。





このTシャツはドイツの再生可能エネルギー利用推進団体のロゴとメッセージがプリントされていて、彼等は見ての通りで風力発電を推進している様です。でも10年前に紹介した際にも書いておりますが、ちょうどタイムリーにその10年前に試験運用していた風力発電の風車が台風ならいざ知らず春の嵐でポキッといってしまって問題になってまして、元々治水目的でダムを作ってそのダムによる水力発電は至る所にある我が国でもその発電量は全体の7.8%(2021年のデータ)ですし、風力発電は1%に満たないレベルではありますが、事故による被害がなさそうなところに作らなあかんやん!という事もあり、未だに石炭と天然ガスによる火力発電が全体の約6割を占めております。まぁ頑張って原発の再稼働を進めて現在の6%から12%、風力を一気に10倍の10%、太陽光発電を現在の9.3%から20%ぐらいまで持っていってそれで漸く火力発電を全体の1/3程度に抑えられる、という事なのですが、太陽光発電の事業化にはほぼ失敗しておりますし、本来なら原発だって再稼働じゃなく津波や地震に対しては安全な場所に移転して最新技術で新築して増やしていくべきところでしょうに、未だ核という言葉に対する忌避感が根強いんでしょうね、我が国は。





とはいえ、10年前よりもSDGsという言葉が提唱されて地球環境という点では火力発電こそが最悪だ、というのは周知されているので、それを再生可能エネルギーである自然エネルギーに変換していこうという主張はそのままSDGs的主張として認知されてます。それだけに今回デザイン選定をするにあたってこれをやっておこう!という事になったのがこのデザインです。そしてパンツェリでここ数年新たに提案されて、その結果あっという間になくなってしまっていたヘザーグレーのボディを使い、そこにアーシーなブラウンでロゴとメッセージを入れ、パンツェリのロゴはクリーン&エコなイメージでグリーンにした今回の1枚、これまたかなり勝ちに行っていると思われます。サイズはこちらも2・3・4の3サイズ展開で、価格は6,930円(税込)です。こちらはネタを取り巻く社会情勢が10年間で変化しているので、敢えて過去の記事を参照せずに書いてまいりましたが、以前取ったこのデザインの物はかなりバキッとしたカラーリングでして、それはそれでアーカイブにありますので気になった方はご参照下さいませ。





さて、そんな訳で明日は晴れているけれど昨日今日的な暑さではなく落ち着いた気温で過ごし易そうです、是非お越し頂ければ、と思います。そしてアイテム紹介、間を空けようかな、とも思いましたがやはり明日もパンツェリの今シーズンの3型の内最後に残った新しいプリントデザインのTシャツを紹介します、お楽しみに。


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posted by mercier at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | Main | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする