夏の新作紹介 vol.29 LA PAZのTriangle Pattern“ALEGRE” (S/S SHIRT)

今日は結構狭い範囲で雨に降られた方もいらっしゃった様ですが、運良くこの辺は若干ぱらついた程度で済み。そしてそんな中、波乱の６月最終日で遠方からお誕生月のお客様がギリギリの滑り込みでいらっしゃり、午後からお客様が切れずにいらして忙しい１日となりました。ここにきてレアルディのスプリングコートやザチノのサマージャケットなんかが動き、Ｔシャツやシャツも色々減りました。もし、もし仮にどうしても仕事の都合で本日ギリギリの滑り込みが出来なかった方は明日明後日の週末に関してはおっしゃって頂ければ特例として６月誕生月割引もしくはプレセールの権利の行使はOKとしますので、そういう方はおっしゃって下さいませ。





そして明日からはセールの本番の時期、本セールが始まります。本セール期間は７月いっぱいでこの期間はお好きな物を１点20％オフでご提供させて頂く上に、１点お買い上げ毎に１回くじ引きを引けて、なんらかの割引が当たる様になっております。プレセールをご利用になられた方もなられなかった方も同じ条件ですが、プレセール期間中にプレセールをご利用になられた方は、くじ引きを１回多く引けますので、色々と有利にセールをご利用になれます。是非皆様お越しくださいませ。





さて本日はラニーズのハワイアンシャツを紹介しようかと思いましたが、これ思い直しました。というのもこのシャツは７月の祝日、海の日に紹介すべきアイテムだな、となりまして。それもあって本日は昨日に引き続きラパズのシャツを紹介する事にさせて頂きます。こちらの柄もとても素敵なので。





昨日紹介しているシャツとデザイン的には同じでテキスタイルが違うモデルです。シンプルというか余白を多く取ってそのバランスの面白さを追求したのが昨日紹介したシマウマ柄だとすると、こちらは2種類の大きさの違う三角をステンシルで捺していく、という手法で柄を作ったもの。三角が不揃いに並ぶ手仕事感がプリミティブで素朴な味わいになっていて、これはこれでシンプルでありつつ味わい深い柄です。





そしてこのテラコッタカラー、これこそポルトガルの伝統的な雰囲気を今に伝えるものでして、それ故に今回こちらはこちらだ大プッシュしている次第です。南欧の雰囲気がとてもよく出ていて、このシャツに無地のハーフパンツを合わせてレザーサンダルやエスパドリーユを履いたらそれだけでリゾート感や海辺の雰囲気が演出出来る、というものです。こちらもサイズはＳとＭの２サイズ展開、こちらはラス１にはなっておりませんが、両サイズとも残り１着になっておりますので、気になった方はやはり早めの対応をお勧め致します。大人楽しいローカルなシンプルアートの１着です。





という事で明日からの本セール、先手必勝でスタートダッシュを決めることをお勧めしておきます、是非お越し頂ければ、と思います。新作紹介、明日７月１日はこの手のシャツと合わせて良さげなＴシャツを予定しております、お楽しみに。



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夏の新作紹介 vol.28 LA PAZのZEBRA PATTERN “ALEGRE” (S/S SHIRT)

今日は暑かった。なんだかんだでやはり17時過ぎにポツポツお客様が寄って下さったのですが、まぁ今日は本セールの下見の方ばかりでした。というのもまぁ滑り込みでプレセールのご利用をされる方もいらっしゃり、明日もそのギリギリ滑り込み予約を入れている方もいらっしゃり。





そんな中ではありますが、本日は半袖シャツの紹介。





今シーズンのシャツの中である意味シンプルなのに独特なユニークさのある１枚。シマウマ柄ではあるのですが、シマウマの全身がプリントされているのは背面の１頭のみ。かなりな間隔を空けてプリントしている為、下半身や上半身等に分断されて各パーツに散っております。このバランスが絶妙で、着るととても良い感じなのです。





オーガニックコットン100％のシーチングにプリントされ、シーチングなのに洗い晒した生地感はザックリとした中にしなやかさもあり、フロントはプルオーバー風の前立で前開きですがプルオーバーに見える凝ったデザイン。やり過ぎずシンプル過ぎない絶妙なバランスです。





サイズはＳとＭの２サイズ展開、価格は24,200円(税込)。しかしこの価格は発注当時のユーロレートですと26,400円という設定でして、それじゃ取れない!とネゴして2000円下げて頂いた結果、この価格になっております。そしてこれ大人気でしてMは完売、Ｓがラス１で残るのみになっておりますので気になった方はお早めに。





明日はいよいよ今月最終日、プレセールご利用の方も誕生月割引ご利用の方もギリギリです、是非お越し下さいませ。そして明日の新作紹介はラニーズのパテックのハワイアンシャツを紹介予定です、お楽しみに。



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夏の新作紹介 vol.27 BASK IN THE SUN×OUi ROMANEのSURFEUSES TANK

今日はまた一気に色々減りまして。午前中にいらっしゃるとアポイントを頂いていた方が開店してすぐにいらっしゃり、ニューバランスのM950やパンツェリの今シーズンのＴシャツ、更にラパズの未紹介のＴシャツやらをお買い上げ。ニューバランスのM950はいよいよ在庫が減ってきております(7.5も８もラス１になりました)。自分でも１足押さえておくべきアイテムなんですが毎度の如く私が取ってお客様に回らないというのは違うよな、と思うとなかなか押さえてしまえ！とはならず。そしてマルコ・レアルディのバッガブル(バッグになるって事でw)のフィールドジャケット、こちらも本日動いていてネイビー(48)もカーキ(46)もどちらもラス１に。今使える物ではないのですがプレセールの権利を行使するにあたって単価のそこまで高くない夏物ではなく、円安等から同じ物を現在仕入れたら確実に倍近い価格になる物に20％オフをぶつけて半額以下で手に入れたのと同じ様にする、という手段を取る方が結構いらっしゃいます。今回もまさにそれですね。





明日ですが展示会廻りはないのでプレセールの終了間近ですし木曜日ですが営業する事に致します。と言っても前日にこの情報を流したところで日中いらっしゃる方がおられるとは思えず、なので基本は17時以降の営業、それ以前にご来店予定の方はメールなり電話なりでご一報頂ければと。





で、今回の新作紹介は今シーズン唯一のタンクトップ、オウイ・ロマーヌさんとのコラボシリーズの最後の１型です。





今回のイラストの中で最も問題作というかダイレクトに彼女の嗜好を表現している作品であり、且つカプセルコレクションのデータのトップに描かれているメインイメージであろう作品がこれ。ちなみに胸にドーンと大きく一昨日紹介したココナッツＴと同じバランスでこのデザインを入れたＴシャツもありましたが、それは取る勇気が出ませんでした。





それに対してこのタンクトップは胸にワンポイント、しかもプリントではなくかなり細かいしっかりとした刺繍でロマーヌさんのデザインを入れていて、オーガニックコットン100％にしてネイビーな生地と相まってとてもラグジュアリーなタンクトップになっております。本来彼女はこの作品を大々的にプッシュしたかったんだろうな、と思うんです、だってこのデザインのアイテムがカプセルコレクションの中で最も多いから。ただまぁそこはここ日本だし、ジェンダーレスに彼女の作品を堂々と着て歩こう！という男性は少なくともフランス本国よりは圧倒的に少ないと思うのです。





だがそれでも。これぐらいのアピールはして良いんじゃなかろうかと。ワンポイントだし。このぐらい突き抜けた主張でもワンポイントならよく見ないと判らないし、見て突っ込まれたらこれはそういうアーチストの作品なんですよ、と主張したらまぁ通りそうかな、と。そのぐらいの遊び心はあっても良いんじゃないでしょうか、夏ですし。私としてはシャツの名前にそのまんまヌードシャツって命名しちゃってますので、その前を開けて中にこのタンクを着てチラ見せでそこにも入ってるんかーい！という感じがベストな主張かな、とw





サイズはＳとＭの２サイズ展開、価格は7,480円(税込)です。とはいえこれ、非常に肌触りの良いタンクトップですしネイビーも鮮やかですしクオリティ的にもおすすめですので是非チェックしてみて下さいませ。





さてこれでこのコラボシリーズの紹介も終わったので。明日はこれだっ！という事で半袖シャツの紹介を予定しております、お楽しみに。


そして明日も夕方には店にいて20時迄は営業しております、まだプレセールをご利用になられていない方、お誕生月割引をご利用になっていない方は是非お越し頂ければと思います。



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夏の新作紹介 vol.26 BASK IN THE SUN×OUi ROMANEのCOCONUT HAT

今日もギリギリ駆け込みラッシュが炸裂しておりまして、色々動いてました。しかもそれに加えて大人気ない大人買いが炸裂しまして、narifuri×ワコールの快適な下着のＭサイズ、３色各３着計９着をまとめて持っていってしまったお客様が。１週間旅行に行くとなるとこれぐらい必要だろう、とか言いつつ来月の本セールのくじ引き要員にするべく待ち構えている多くの方を出し抜いて溜飲を下げて喜ぶ為に７着ではなく９着全部持っていってしまったので、あまり趣味が良いとは言えませんが止めるのも何ですし、明日にでもメーカー在庫を確認して何とかＭサイズを確保しようと思いますが、まさかですよねぇ、この事態は。私も全くの想定外でした。





また本日紹介するのは夏の被り物、ハットなのですが、キャップもハットここにきて結構リクエストがあって在庫をお見せするとお買い上げ、というパターンが続いていて、何気に被り物、バリエーション豊富に揃っていたのですが旧在庫を中心に完売が相次いでおります。特に値上げが著しいハイランド2000のアイリッシュリネン100％のニットキャップ、ここにきてどんどん減っております。まぁ最近足しているのはポークパイハットやバケットハットが中心だという事もありますが。





さて本日の紹介はここのところのコラボシリーズの第３弾のハットです。





今回のデザイン自体は４型なんですけどね、今回取っていないデザインが１型、シャツにしか使われていない牡蠣から生まれたビーナス風のデザインが１型、そして未紹介ですが最後に紹介予定のタンクトップとシャツに使われているナチュリストをこれでもかと主張しているサーファー＆サーフボード柄、そして昨日今日と紹介しているココナッツの風呂に入る女性の柄、という感じでの４型でして。中でも安心して下さい、見えてません！という事で安心して取っていて、尚且つこれはなかなかに可愛らしいなぁ、という評価でここのところ動いているのが昨日紹介したココナッツＴ。それに対してその同じココナッツのデザインでありながら溢れている果汁を本来の白のバージョンとアレンジでオレンジにしたバージョンを並べて柄にしているのがこのハットの生地です。





敢えて書いてきませんでしたがバスクインザサン、シャツのブロード、Ｔシャツの天竺、そしてこのハットに使われているツイル、全てオーガニックコットン100％で作られております。オーガニックコットンて我が国の法律では４割程度使われていれば成分表示にオーガニックコットン100％と表記出来るみたいなのですが、バスクインザサンもラパズも正真正銘オーガニックコットンのみを使用しております。それでいて価格がこなれているのが取り続けようと思える一因です。このクオリティで8,910円(税込)という価格で売れるユーロ生産のバケットハット、そうそうありませんので。今回のこのシリーズ、男性のお客様のみならず女性のお客様からもチェックされていて、シャツは女性のお買い上げも入っており、このハットもチェックされている方がいらっしゃいました。ユニセックスに人気のあるアイテムですし、白いハットはそれだけで爽やかになりますのでオススメです。





明日も今日と同じぐらいの暑さの予報ですが、10時から17時の間と結構長く大気の状態が不安定で曇りに雷マークが入っており。どうなんでしょうね、おそらくその間のどこかしらかで雷雲に当たる可能性がある、という事でしょうから運が良ければ当たらない訳で。とりあえずまだプレセールをご利用になっていない方は是非お越し下さいませ。そして新作紹介、今回のコラボシリーズの最後の１型、ちょいと早いかな、と思いますが明日はタンクトップの紹介です、お楽しみに。



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夏の新作紹介 vol.25 BASK IN THE SUN×OUi ROMANEのCOCONUT TEE

平日ですが仕事帰りにプレセールをご利用にいらした方がいらっしゃり、何気に色々動いておりました。やはりこのところ紹介している物強し！という傾向にありますね、既存のお客様が重い腰を上げた、という感じですので新しい物に目がいくのも仕方がありません。今日もムロエクセや昨日紹介したバスクインザサンのコラボのシャツが動いておりました。なので続けてオウイ・ロマーヌさんとのコラボ、シャツ以上に買い易いＴシャツの紹介をしておこうという判断は間違えていなかったな、と自画自賛しております。





シャツに関しては総柄なので今回コラボの為にデザインされたものを複数組み合わせて柄にしたので良いのですが、Ｔシャツの胸の中心にドーンと入れるプリントとしてはナチュリスト(どうもこの表現だと自然を愛する人的なイメージに思えるのですがｗ)の方々にとっては問題なくても我々一般的な日本人の認識としてはあまりにあっけらかんと丸出しというのは、なかなかこれはアートだからそう理解して着て下さいと言ったところで受けいられられるものではない、と思うのです。





という事で幾つかあるデザインの内、どの様な嗜好の方であってもそこまでセクシャルなイメージを抱かず、それ以上にユニークだと思って貰えて彼女らしい作品、というのをセレクトしました。このココナッツを割って中のココナッツミルクを挿したストローで浴びるという夏らしいデザイン。横に置いてあるライムも鮮やかです。色合いも画風も全てにおいて良い感じで今回のコラボのデザインの中で最も気に入っております。





サイズはＳとＭの２サイズ展開、価格は8,140円(税込)です。先に紹介しているイルカとマルチーズの写真のＴシャツも順調に数を減らして現在ＳとＭ各１着を残すのみとなっております、未紹介のデザインや無地の生地にこだわったスペシャルなＴシャツを含め、今後の展開にもご期待くださいませ。こちらのＴシャツも減り始めておりますのでお早めに。





明日は同じコラボシリーズでこんなアイテムもあるんだ！というユニークな物を紹介する予定です、お楽しみに。



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夏の新作紹介 vol.24 BASK IN THE SUN×OUi ROMANEのNUDE SHIRT

今日は忙しかったですねぇ、久々に。お誕生月割引とプレセールをご利用になられる方が13時過ぎぐらいからバタバタといらっしゃり20時半頃まで続いておりました。ここまでの人数になると店内はもうグダグダもグダグダでこりゃどうしようもないな、という事で片付けていたらあっという間に時間が経ってしまい。





なのでもう直ぐ23時になる、というところでブログを書かねば、となりまして。本日の新作紹介、今年最も尖ったアーチストコラボのシャツを紹介します。





バスクインザサン、今日もＴシャツがアートプリントＴ、生地から作ったパイルボーダーＴ等々色々と動いてましたが、今シーズンブランドとしてカプセルコレクションを作るぐらいにしっかりとコラボしているのがこのロマーヌ・ペイシェ・ラカーズ、アーチストネームがオウイ・ロマーヌというアーチスト。B.A.Tで扱っているラヴィエスタヴァンチュールと同じフランスのサーフィンのメッカであるビアリッツに居を構える女性アーチストで今時らしくジェンダーやセクシャルな嗜好にかなりな癖をお持ちの方。レズビアンにしてナチュラリスト(我が国ではヌーディストという呼称が通称です)であり、女性の裸体の純粋さとそれが表す形の柔らかさを好みます。ビアリッツの近くのナチュラリストビーチのある街で自由で既成概念に囚われず責任を持って行動する、強くて自立した女性たちに囲まれて育った彼女は、自然に女性らしさとヌードからインスピレーションを得て女性と日常のものを組み合わせた、シンプルな画風で純粋に海と女性に対するリスペクトに満ちた作風のイラストを描いております。彼女曰く“遊び心のあるナチュリズム”だそうな。





結果として男性が描く女性のセクシャルな雰囲気ではなく、あっけらかんとナチュラリストがビアリッツの海を楽しむ自然な女性像でありユニークさでありアートとしての良さを表現している作品群。それらをテキスタイルとして今シーズンピックアップされたデザインを全て組み合わせたのがこのシャツに使われている生地です。オーガニックコットンで作ったブロードの上にプリントを施し、その力の入らないマリンな雰囲気を醸し出しております。今シーズンのバスクインザサン、先に紹介している圧倒的なスピード感を持って完売してしまったシャツもですが、どれを取っても良い感じで自信を持ってオススメ出来るクオリティで楽しいです。サイズはＳとＭの2サイズ展開、価格は18,480円(税込)とフランスデザイン＆フランスアーチストコラボにしてポルトガル製とEU内で完結していてこの価格は是非チェックして頂きたいオススメアイテムです。





明日はこのオウイ・ロマーヌさんとのコラボのカプセルコレクションから取った３型の内、Ｔシャツの紹介を予定しております、お楽しみに。





そして今月残り平日のみの５日間です、プレセールやお誕生月割引をまだご利用になっていない方はお早めに。皆様のお越しをお待ちしております。



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夏の新作紹介 vol.23 White MountaineeringのSplit Yarn 3D Cargo Pocket Half Pant

６月最後の土曜日の今日は流石に満遍なく動いておりましたが、中でもＴシャツはよく動いてましたねぇ。長袖の羽織や涼しい長袖Ｔシャツなんかも動いてますので独壇場という程ではありませんが、色々動いていた中では売上数・売上金額で他を倍する勢いでした。まぁ単価がそこまでいかない分複数お買い上げ頂くお客様が多いのでその結果と言えるでしょう。逆にありそうでないノルディスクのベストなんかも動いてましたが、１点でそこそこな売上金額になるのでＴシャツに次ぐ次点につけてます。プレセールは本セールの前哨戦的な立ち位置でありながら冬のセールの際にくじ引きをしている方はその当てたくじ引きの使用期限が今月末なので、併せてご利用になる方が多く、新作旧作問わず完売やサイズ欠けが結構出てきていて、遠方のお客様の押さえのメールを頂いたその直前にサイズが欠けるなんて神懸かり的な事態も。なので早めにいらっしゃる事をお勧めしております。





さて、そんな中で今も動いておりますが、今後梅雨明け以降になってから一気に動くであろうハーフパンツ。先日もノービットのこれでもかと染めからデザインまで作り込んだハーフパンツを紹介しておりますが、今日紹介するホワイトマウンテニアリングの今シーズン最も作り込んだと言えるハーフパンツ、一見の価値ありです。





そもそも。私としてはこれ自分のセレクト基準からしたら完全に逸脱したアイテムでして。こういう書き方からスタートするのってどうなのよ、と自分自身で重々承知しておりますが、これ49,500円(税込)のハーフパンツなんですよねぇ。実際こんな素材使っちゃったら高額になるし、それに対してパターンやディテールもこれでもかと凝った縫う人にしてみたら面倒臭くて堪らんという仕様で、日本国内で縫ってるし、この価格になっちゃうのはもう予定調和でしかありません。つまりこれ、この価格になって構わん！という前提で今シーズンのコレクションにおける最もキモな割繊糸を使った生地を内股の一部以外のほぼ全面に使い、それをホワイトマウンテニアリングがカーゴショーツに使う定番のワイドシルエットはそのままに左右の立体的なビッグカーゴポケット、バックヨークとバックポケットの左右のフラップを一体にしたパーツにしている独特なパターン、どちらもセオリー通りのカーゴパンツの縫製仕様ではなくかなり変則的なディテールなので、縫製工賃高そうというかそれに加えて迷惑工賃が上乗せされそうなハーフパンツなのです。





そして。ハーフパンツってフルレングスのパンツに比べてどうしても安く思えるじゃないですか。でも安いのって裾に何かしらかのディテールが加えられていてその分価格が上乗せされていたとしても、そのディテールと長さ分の生地の価格だけしか安くできず。つまりそれほど差が付かないんです。フルレングスのパンツであっても税込５万近くというのは私のセレクト基準からすると完全に逸脱している＝多くのお客様にとってリアリティがない価格である、という事に変わりはないのですが、その原価がハーフレングスでもフルレングスでも大差ないという事実に反して一般認識がハーフパンツの方が大幅に安くあるはずと思われているであろうそのハーフパンツ、でもこれ、全く真っ当というかこの価格になるのは仕方がない、というアイテムでして。





だからと言ってB.A.Tのセレクト基準を覆して４万５万のパンツをためらいなく取るのか、と問われたらそんな事はなく。これはかなりな例外、現在のホワイトマウンテニアリングのパンツの多くはその基準を超えているので、その中でもこれはこの価格を出しても取りたい物である＝セレクト基準を超えても欲しい物である、と判断した物だけ取るんじゃないと皆様の予算的にもしんどいじゃないですか。でもこのパンツにはその価値があります。





なにしろこの生地(生地についての説明は同じ生地のマウンテンパーカのところで書いておりますのでそちらをご覧下さい)レザーの様な質感を持つ化繊でありながら使用や洗濯によって経年変化をしてより味が出るという特徴を持った高機能素材です。それであればこの価格であってもこれだけの凝ったディテールやパターンであれば長年使い続けて遜色のないアイテムだと自信を持ってオススメ出来ますので。であればこそこれは是非一度チェックしてみて頂きたいな、と思うのです。今回サイズは0・1・２の3サイズ展開にしたのですが、0が完売しており残すところ１と２各１着ずつとなっております。なので気になった方には早めにチェックして頂きたいアイテムです、ご来店の際は是非触ってみて下さいませ。





という事で明日は今月最後の日曜日です、皆様のお越しをお待ちしております。アイテム紹介は今シーズン最もとんがった半袖シャツの紹介を予定しております、お楽しみに。



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夏の銘作紹介 vol.1 Chanteclairの80's French S/S Polo Shirt (Only at B.A.T)

今日は暑くなる！という予報でしたがそうでもなく。夏日で湿度が高いという事でしたがいやいやどうして、これぐらいならむしろ快適でしょ、という湿度と気温でした。そして6月も残すところあと１週間、という事はプレセール期間も残り１週間です。今月お誕生月の方もお誕生月割引が使えるのは残り１週間です。プレセールのご利用は来月のくじ引き１回が付いてきておりますので、まだご利用になっていない方には是非今月最後の週末にご利用頂きたいところです。





さて本日の紹介ですが、このシャンテクレールのポロ、銘作紹介ではあるのですが前回紹介した一昨年に取った分はかなり売り減らしてサイズが欠けたり色が欠けたりしたので、再度作り直して今シーズン納品されてきて全７色揃っております。それもあっての本日の紹介なのですが、ポロシャツというものには色々と思うところがあり。








ポロシャツというアイテム、なかなかに困ったアイテムでして、非常に完成度が高いんです。特にベーシックな鹿子のポロシャツになればなるほどディテールというのが完璧に出来上がってまして、せいぜいがフロントボタンを２つにするか３つにするか、といった程度でそれ以外はいじり様があまりありません。サイドスリットを入れて前後の丈に差をつけるとか、ポケットをつけてみるとか、その程度しかバリエーションを増やせません。ボーダー程度までは生地の柄を加える事も可能ですが、それ以上となるととても難しいです。ドレスシャツをプルオーバーにして袖を半袖にして生地をカットソーに変えるというビジネス寄りに振るアレンジをすると、襟は台襟になってボタンダウンだワイドだとバリエーションをつける事も可能ですが、それらを定番展開するというのはなかなかハードルが高く。





だったら前を全開に出来る半袖シャツの方が良いんじゃないか、とも思えてしまいますし。襟付きの被りの半袖としてどうなんだろう、Ｔシャツならプリント入れても良いんですけど、ポロシャツ、色々いれるとなんかどこぞのスタッフ感が強くなりますし、胸のワンポイントを工夫しようかとも思いましたが、そのワンポイントの面白さ＝ポロシャツの良さではないと思いますし。





そしてデザインバランスにおいて80年代にフランス生産していた頃のラコステは一度そのスポーツウェアとしてのポロシャツ、というデザインにおいては完成を見ている気がするのです。とはいえ。ポロシャツで人気、というブランドを考察するとそのラコステにフレッドペリー、アーノルドパーマ辺りが鉄板ですが、結局それってワニか月桂樹か傘か、といったワッペンの違いだけで好きだ嫌いだどれが良いだ、となっているだけな気が。ただね、大人がそういうのでアイデンティティを主張するのはどうにも色気付いた頃から成長していない気もします。なので生地から縫製まで80年代当時にフレンチラコステを作っていた工場でパターンを含めてそのままのレシピで作って貰って、大人のポロシャツとして提案していく事にしました。





B.A.Tにおいてはここまでオーセンティックなアイテムって珍しいんですが。大人に小細工はいらん！と言いながら他の相乗り無しで生産して貰っているので例えば胸にワンポイント刺繍やワッペンを付ける、というのは可能なので別注仕様として確立する為に個人的な趣味とそんな小細工で売れまくろうという姑息な企みからそれも良いかも、と思ってはいてギリギリ踏み止まりましたw





しかもこの円安の急激な進行にありながら、もうこれはほとんど意地で昨年と価格を据え置いております。なので15,180円(税込)で今現在は全７色Ｓ・Ｍ・Ｌの3サイズで欠けなく揃っておりますので、是非どうぞ。ぶっちゃけユーロの急激な値上がり前に送金を済ませていたので今回は据え置けましたが、現在のレートでしたら１割程度の値上げは避けられず。来年どうなるのかわかりませんのである時に押さえておく事をお勧めしておきます。





という事で明日明後日は今月最後の週末です、平日いらっしゃるのが厳しい方は是非この機会にお越し下さいませ。そして明日の新作紹介ですが、今シーズン最もラグジュアリーなハーフパンツを紹介予定です、お楽しみに。



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夏の新作紹介 vol.22 norbitの New Injection Dyeing Shorts

別に悪い事ではないのですが、天気予報によると午前中から雨って事になっていたので傘を持って出かけたのですが、展示会場に着く迄降らず。そしてそこからお昼を食べてちょこっとして戻るべく新宿で乗り換える時点で一度外に出たのですが、そこでようやくパラパラ降ってるか降ってないかと言ったところ。さっさと帰ろうという事で予定通り17時丁度ぐらいに着く感じで橋本に着いたのですが、そこでもまだ霧雨にすらならない程度にかろうじて降っていると言っても良いのかな？？という程度。そこからメールチェックしてたらオーダーのメールが跳ね返ってきてたりして慌てて送り直したり、バスクインザサンやケスティンの24SSのデータが送られてきていたのでそちらをチェックしたりしていたらあっという間に時間が経ってしまい、気がついたら外の雨は結構本格的になっていますし慌ててブログに取り掛かった次第です。





本日の展示会廻り、まぁこんなもんか、という予定調和的な感じで終わってしまい、フォックスファイヤーはメインで展開しているサプルースラインではこれといって絶対にとらねばという新作がなく。今年大好評だったスコーロンによる虫除け機能の付いているベンチレーションシャツは再度取っても良いかな、と思った程度で、それ以外はメインコレクションの方が良いかな、というレベルでした。そして定番的に展開してきたミズリーブジャケットの生地がゴアテックスパックライトからウィンドストッパー＋αな生地に変更になるそうで、防水性能を若干落とす代わりにウィンドブレーカーとしても使える仕様にするそうな。で、初回なのでベーシックカラーのみの展開になるそうなので来春夏は取りません。その代わりとはなりませんが、スコーロンを使ったジャージ素材の夏用前開きパーカで虫除け＋UVカット＋吸汗速乾＋接触冷感という来春夏デビューのスペシャルなハイブリッド生地が使われている物が提案されていたので、それをやろうかと。で、どうせならパンツもスコーロン仕様にして全身防虫にしたら良いな、と。なので今回はそんな上下で検討しております。





さて、展示会報告はこの程度にして、本日の新作紹介に移りましょう。今日はハーフパンツ、ノービットの今シーズンの新作から他にはないインジェクションダイ、手染めの斑染で作られたナイロン生地による他にはないアイテムですが、今回フルモデルチェンジしておりますのでこのタイミングで紹介しておこうかと。





ノービット、今年の秋冬についても今月になってから展示会という状況で、なかなか展示会と量産のスケジュールが安定しておりません。一応24AWの展示会を来年２月迄に行える様にしてそこで正常化をする予定になっておりますが、９月には24SSシーズンの展示会をしないといけないので大変ですよねぇ、一度狂ってしまったペースやスケジュールをリカバリーするのって。





そんなノービットの今シーズンのアイテムとして、昨年よりもクオリティを上げてデザイン自体もフルモデルチェンジして提案されていたのがこのパンツ。ポケットの仕様をロングパンツと同じクオリティで作り込み、生地に使っているナイロン生地自体も若干ハードな物にして上から耐久撥水加工を施して機能面でも向上し、そしてポケットの内側布を全てメッシュにしてこのまま水着として使える仕様になっております。と言ってもノービットのサイズ感なのと、ポケットの仕様が凝っているので思いっきり泳ぐのには不向きですが、河原や沢筋で水遊びをしながらバーベキューとかキャンプとか、高さのない滝の滝壺に飛び込む様な遊びにはとても向いています。





今回どうしても価格が上がってしまう事が確定しておりましたので、その分生地とディテールのクオリティを上げ、元々他のブランドが絶対にやらない１点ずつ染まりが違ってしまうオンリー１であるという付加価値からあまりに割安感があった事もあり、バランスをとって納得のいく価格で提案されているかと思われます。色も勝ちに行ってサンドベージュ系とウッドランドカモ系のそれぞれの構成色で斑染にした色の２色展開にしております。サイズもハーフパンツなので大きめが良い方も多いだろう、という事でＭとＬの2サイズ展開にしております。価格は35,200円(税込)です。





今シーズンの新作のハーフパンツの中では２番目に高額アイテムとなってしまっておりますが、これは十二分にこの価格の価値があり、インパクトも大なので是非チェックしてみて下さいませ。





明日はこのタイミングで銘作紹介でポロシャツの紹介を予定しております、お楽しみに。



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夏の新作紹介 vol.21 BRVADOの“WARNER/ Nightmare on Elm Street Sleeve Scratch ” S/S Tee

このブログで告知していないけど実は売れてる、という物が何気にたくさんあります。デザイン違いや色違いやサイズ違いが残っていれば、何らかの形で紹介したりするんですけど、それがラス1で残っていて売れた事によって完売してしまったらそれを紹介しても仕方がないから完売報告はしなかった、という事が結構あるのです。B.A.Tでは基本的にはセールをしないので、膨大なアーカイブがありますがそれは新規でいらっしゃるお客様にしてみれば全て新作と同じ事ですので、逆にそれが再現不可能な価格やレアさとなればそちらが動く事に。コロナ禍に入って新規のお客様が増えずにいたここ3年に対し、コロナが明けて新規のお客様が増えてきているのと、一気に進んだ円安により相対的にコスパが優れている以前に取ったアイテムがそんな訳でお得感がある様に見える事もあって、そう言ったアイテムの減りが目立ち始めました。加えて同じ事を既存のお客様も考え始めた様で、既存のアイテムでこれはという珍しいアイテムやコスパに優れたアイテムを押さえに入ってまして。そうなるとこのブログのアーカイブの隅々までチェックしつつ実際に店頭に並んでいるアイテムの大部分を把握しているそういった方々にはかなりなアドバンテージがあり、常連のお客様が美味しいアイテムをばっちり押さえていく傾向も見えてきております。





プレセール期間にあっても単価の安い夏物ではなくこれはという秋冬物を押さえていかれる方も多いですしね。その傾向は夏物であるＴシャツであっても同じ。昨日ちょこっと触れましたがO.K.とかmax6とか今同じレベルの物を作ると高くつくアイテムで、当時のクオリティの物は現在作られていないもしくは値上がりしている物を押さえていかれてます。





それらと合わせて今取っているリーズナブルでタイムリーなネタの物を抑える傾向にありますね。ここのところで紹介しているワーナーのホラー３部作はまさにその合わせて押さえていかれるアイテムです。





13日の金曜日以降、キャラクターとして確立されるぐらいの強烈なキャラクターを生み出す事がホラー映画としての成功である、というビジネスモデルを確立したのがこの1984年公開のエルム街の悪夢のフレディ・クルーガーでしょう。この作品も13日の金曜日に負けず劣らず続編を重ねて、遂にはジェイソンVSフレディなんて異種格闘技戦並みのスピンオフ迄ある訳ですが、これは日本のホラー映画における貞子VS伽椰子というオマージュ的スピンオフを生み出しております。とはいえ、これって馬場VS猪木やゴジラVSキングギドラとか古くは1971年のドラキュラVSフランケンなんかから続く、２大巨頭の夢の対決、というやつではあり。





で、エルム街の悪夢の第１作目のポスターとそれをベースに両袖に彼の爪で切りつけられた跡をプリントしたこのＴシャツ、この袖の傷まで付けているのはかなりな作り込みで、なかなかここ迄演出されたＴシャツはないので他のと同じ4,400円(税込)となるとかなりお得でしょう。





続編が沢山出た事でフレディのキャラクターや過去のエピソードが掘り下げられてかなり重厚に肉付けされており、その点においてはジェイソンよりもサイコパス的なキャラクターが確立されております。ジェイソンはそもそも顔に奇形があるのと後から無理やり付けられた脳は小さいけれど心臓は常人の倍の大きさとかその程度の設定で、なぜに不死身になっているのかとかの設定にはブラックボックスのままなのですが、フレディは出生から呪われているとしか言い様がないエピソード(パート３で判明)だし、その出生から周囲から忌避され虐められ人格形成をかなり拗らせ、義理の父親から虐待されてその義父を殺したところから始まり(これも後付け設定)、連続児童殺害事件を起こすも心神耗弱という判決で無罪。それに怒った子供の遺族にリンチされた後に焼き殺されるというなかなかな人生。しかも心神耗弱で無罪になっているレベルであるにも関わらず日常生活に問題はない健常者な見た目で妻子もあったというエピソード(パート６で判明)や児童殺人がバレて妻を殺害した事にもなっていて、かなりなシリアルキラーだったのがその邪悪さに目を付けた悪魔によって夢の中で殺すと実際に対象者が死ぬ能力を与えられて死後も共苦を続ける、という設定(だから全身焼け爛れておりますw)。なかなかです。





そしてこの第１作はなんとかの名優ジョニー・デップが主人公の彼氏として映画デビューをした記念碑的な作品でもあります。その点でも特筆すべき作品ですし、オススメです。サイズはＳ・Ｍ・Ｌの3サイズ展開でしたが、こちらもＬサイズが完売しており、しかもそのデザイン的なお得感からかなかなかに人気で残った2サイズも各１着のみとなっております。なので気になった方はお早めに。





さて、これでホラー３部作の紹介を終えたので、明日は何か別のアイテムの紹介をして目先を変えようかと思っております。明日は展示会廻りがあり、フォックスファイヤーとHOSUの春物を見てくる事に。なのでその収穫次第で展示会報告のみに変わるかもしれませんが、どちらにしろお楽しいに。という事で明日は展示会廻りで通常営業はお休みです、ですが１ヶ所で済むので夕方17時前には戻ってブログを書いております、もしお時間の合う方は遠慮なくお越し下さいませ。



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