2023年08月31日

晩夏初秋の銘作紹介 vol.12 AmbienteのCrew Neck S/S Tee with Pocket




今日はかなりのタイトスケジュールでして、昨日ブログを書いていた頃にはまだアポが入っていなかったのですが、朝10時というアポがあり(11時以降だと展示会に行ってしまうのでその時間に)、月末なので9時から銀行廻って10時にお客様がご来店、11時前にお帰りになりすぐに渋谷に向かうという流れでした。


なかなかに暑かったですけど、渋谷駅からちょっと遠回りで原宿駅前まで歩き、新宿経由で帰ってくるというルートだったので、まぁ13,000歩程度でしたし、汗ばみましたがそこまで疲れた、という程でもなく帰ってまいりました。まぁタイトルから察して下さいよ、と書いておきますが、久々に廻った合同展、見た事のない新規出展のところがあって、ダナーのウェアライン(しっかりABCマート企画でしたw)だとかバッグメーカーなんかは結構な数でていたりだとかでそれなりに見れはするんですが、既存の取引先を超える事はなく。多少面白かったのはかつて別の商社やメーカーで働いていた方が転職して別の会社で出展していたり、ブランド任されたりしてそれで出ていたりというのがあり、やはりこの業界、長くのたくっているとそういう事もあるよね、という事でそういう絡みで挨拶したりされたりというのはありました。とはいえ、まぁ発注しようという事はなくサクッと過ぎて次行こ次、という事に。六本木通り沿いにあるベルサールが会場だったのでそこから青山通りに抜けて表参道を通って原宿駅前に。結構距離あるのでこの炎天下歩くとなかなかに汗ばみました。でも原宿駅前で開催されていた合同展は今回ナイジェルケーボンとフィルソンが参加していたのですが、それ以外のタマが揃っていないというか、バランスが悪くそもそもナイジェルやフィルソンも国内企画のアイテムのみですので、まぁこんなもんか、という事でサラッと見て終わってしまいました。





今日はお客様がいらっしゃるという事で早めに戻らないといけなくて、丁度良かったっちゃぁ良かったのですが、これじゃ展示会報告で終わらせる訳にもいかず。という事で掘り出したので4枚だけある!というまさに価格破壊というTシャツを本日の紹介とさせて頂きます。


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アンビエント、とても良かったのですがどうにも生地ミニマムが大きかった事から共同で取り扱いをしていた複数の商社が生地の再生産に尻込みしてしまい、結果として市場から消えておりますが、この工場自体はラパズ等が使っている工場であり、それらのアイテムにアンビエントクオリティは見る事が出来ます。出来ますけどこの価格でこのクオリティというのはファクトリーブランドならではで他にはないので実に価値があるアイテムです。





スラブ天竺で100年程昔に現在は自動車やバイクメーカーであるSUZUKIが作った編み機で編まれている為、生地に斜行が見られそれこそがこの日本にも数台しか残っていない編み機で編まれた証である為、それだけで日本製の物は1万円程度してしまいます。ところがこのアンビエントに関しては4,290円(税込)とあり得ない価格設定なのです。ポルトガルとはいえユーロ製でこの価格、そしてポケット付いたTシャツでです。残念ながら3色の内このライトヘザーグレーのみが残っております。サイズは日本のMサイズに相当するSのみ4着だけ掘り出されました。価格も価格なのでこれが売れたからどうという程のものではありませんが、それでもアンビエントのTシャツをご愛用の方が結構いらっしゃいますし、そろそろくたびれてきているでしょうから、買い替えたい方はこれがラストチャンスだと思ってチェックしていて下さいませ。まだこのTシャツに手を出した事のない方は物は試しです、この価格で買える旧式の編み機で編まれたスラブ天竺のTシャツ、1着試してみては如何でしょうか。残り僅かですがおすすめです。





という事で昨日告知しておりますが、明日はバーニベットの新作が届くので新作紹介はそちらです。明日から9月に入りますが気温は高止まりしており、紹介出来る物は限られてきますが、そこで紹介するアイテムはどれもこれもこれは!というアイテムばかりですので、是非お楽しみに。


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2023年08月30日

晩夏初秋の新作紹介 vol.3 Ambrose LeathercraftのBridle Leather 1.5inch 2 Keeper Belt




うう、閉店後ブログ用の写真を撮ったところに立ち寄ったお客様とちょっと遊びつつ、ここ2日で荒れに荒れたTシャツの棚の整理と補充をしていたらあっという間に23時に。明日は展示会廻り、といっても久々に合同展を2ヶ所廻るというのなので、比較的のんびりしております。まぁここで合同店で来春夏の新規ブランドを探す、というよりかは感性を鈍らせない為にも合同展を廻って色々見ておく、という感じですので。夕方にお客様がいらっしゃるというアポも入っており、昼からサクッと2ヶ所(原宿1ヶ所と青山と渋谷の間1ヶ所)見てきますが、何しろ今年は今週が東京コレクション、楽天ファッションウィークですし、来週再来週も合同展が続き、個展の展示会もインポートで2ヶ所、ドメブラで2ヶ所程度は残っておりますが、ほぼもう終わっているという状態です。来週再来週の展示会のところも先にデータがある程度来ていて既にある程度オーダーをまとめてあったりですし。もうちょっと涼しいと廻ろうという気にはなるのですが、それよりも直接取引している海外勢との折衝とかそっちの方が来春夏分としてはメインになりそうです。





そんな中本日はシャツやTシャツを中心に動きがあり、更に告知した事でホワイトマウンテニアリングの秋冬アイテムを押さえてしまおうという方もいらっしゃり、何気に日中はお客様がいらっしゃる時間帯が長い平日でした。しかも予定通り本日紹介するアンブローズレザークラフトのベルトの入荷もあり、着々と秋に向けての動きが活発になっております。そしてまぁ明日の告知でも良いののですが、確定したのでこちらも告知しておきますと、バーニベットの新作のトートバッグが9月1日に入荷します。今回も別注しておりますが、前回のレポーターアタッシュと違い企画そのものはブランド側からの提案で、伊勢丹での展開が決まったところでオファーがあり、そこに相乗りする形で色と仕様で別注での展開をする事になったという経緯です。ここのところの資材価格の高騰や様々なコスト上昇圧力もあってなかなかこれはというアイテムを厳選してじゃないと取り扱おうというジャッジがし辛いのですが、これはとても良い感じだと思いますので乞うご期待です。





という事で本日の新作紹介。


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これとてもベーシックに見えますし、実際ベーシックなベルトではありますが、ありそうでない、という点においてはかなりなレベルにあります。というのも現状35mm(1.5インチ)幅のブライドルレザーのベルトってマーティン・フェイジィ以外からほぼリリースされておらず。通常は30mm幅(1.25インチ)の物が定番で、モードチックな提案として更に細い25mm幅の物が出ている程度。その点においてもフェイジィは1枚革のベルトとしてはこれ以上なくバリエーションが豊富に揃う、ホワイトハウスコックス無き今は英国系のベルトとしては筆頭の認知度を誇るのですが、やはり価格面でどうしてもこのところの円安下で上昇が避けられず、とうとう2万円台になってしまいました。





それもあってB.A.Tではヘラルディックベルツとこのアンブローズレザークラフトの2社を新たに取り扱い始め、ヘラルディックベルツに関しては定番をローラーバックルにして表から見えないけれどステッチの色を配色にしてささやかな主張を加えた1.25インチ、そしてアンブローズレザークラフトからは業界最安値でハイクオリティをコンセプトに2キーパーの1.25インチをラインナップしております。ヘラルディックには定番の黒とチョコに加えてダールメックのバックルを使ったグリーンのブライドルレザーを別注してミリタリー仕様にし、アンブローズには素上げのブライドル、ナチュラルをラインナップしております。更にヘラルディックは老舗でもあるのでデッドストックテープ等が入手出来るので、再現性のないスペシャルなテープベルトを提案しており、フェイジィ・ヘラルディック・アンブローズと同じブライドルレザーのベルトでありながら差別化の図れるラインナップを展開して提案しております。





となるとコスパとかつてのジャベツ・クリフのサドルレザーのベルトと同じ仕様の2キーパーを売りにしているアンブローズですが、それだけじゃ寂しいよな、と思っていたらサンプルはないのだけれど1.5インチが作れる事になった、とこの秋冬の展示会で提案があり、だったら単に幅が広くなるだけだし、おそらく他のところは現物のサンプルがないと発注しないだろう、と予想し、尚且つバリエーションを増やすと売れるアイテムが割れるのを敬遠するところが多いだろうな、という事で逆張りで発注しておきました。





アメカジ好きな方にはジーンズやチノ、軍パンとの相性が良いので太い方が好まれる傾向にありますが、いかにもアメリカンないい意味で粗野な味わいのベルトは現代のオンオフの垣根がなくなりつつある状況下では使い勝手が悪く、しかも太い方がしっかり締められる事もあってフェイジィにおいても1.5インチ幅は根強い人気を誇ります。ただ前回からしっかりと差別化が図れる様にフェイジィの1.5インチは2本ピンのクィックリリースバックルに変更しており、そうなるとベーシックで買い易い1.5インチの需要はアンブローズにしよう、という事になりまして。今後もバリエーションは増やしてまいりますがまずは王道の黒×ニッケルバックルとチョコ×ブラスバックルの2型を展開しました。そして他の2社と違い、アンブローズの決定的に優位な点、それはサイズを38インチまで作ってくれているという事。歳をとって第3次成長期(w)に入っている方もいらっしゃり、またプレゼントで年配の方にとなると、フリーサイズで長さを切るタイプの合皮のベルトとかしかない、という事になってしまう場合が多々見られましたが、この38インチがあるとなると、実寸で90cmを超えるウェストの方にもブライドルレザーのベルトを提案出来るじゃないですか。





そして何より太くなっても千円アップの14,080円(税込)です。この破格の設定はこの時代何よりも強力なセールスポイントになるんじゃないでしょうか。何しろブライドルレザーの出元はヘラルディックと同じセドウィック社ですし。ホワイトハウスコックスの職人さんが独立して始めた工房ですし。サイズはそんな訳で30インチ・32インチ・34インチ・36インチ・38インチの5サイズ展開です。こういうのって瞬発力のあるアイテムではありませんが、後になってそういえばあったよな的な買い方が現代においてはいつまでも出来るとは限らない、ちょっとして見てみたらもう日本からなくなっていた、なんて事が往々にしてあるアイテムでもあります。なので気になった方はお早めに。





という事で明日は展示会廻りに出かけつついつも通り17時には戻ってきてブログ書いております、既にいらっしゃる予定のお客様がおりますので他の方も時間が合えば是非。展示会の状況次第でアイテム紹介か展示会報告かが変わりますので、それはまた明日のお楽しみ、という事で。


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2023年08月29日

晩夏初秋の銘作紹介 vol.11 norbitのFlame Retardant Denim Cargo Pocket Pant




ふう。色々あってバタバタとした1日でした。暑い中明日入荷があるという連絡を受け、B.A.Tの取り扱いアイテムの中でネットで最もよく動いているベルトの整理をし、ここにきて往年のハイクオリティドメブラsmoのコンセプトを継承するミックスセンスの取り扱いがある事をネット検索で見つけた方がドカッとまとめて5着も押さえる方がおられたので、良いタイミングだな、とミックスセンス&マックスシックスの在庫整理をしてそれをネットショップに反映させたり、というのをやっていたらあっという間に1日が過ぎ。





その間に昨日心配した通りで、ホワイトマウンテニアリングの高機能バーシティジャケット、早速数を減らし始めてますし、昨日紹介したデニムシャツはあっさり完売してしまいました。そしてもう1型のボアキルティングベストの方も本日いらしたお客様は皆様ご覧になって試着してみてこれは良いなあ、という事になってまして、こりゃどちらもかなり危険な匂いがしております。とはいえいくら何でも今紹介するアイテムじゃないんです。





危ね、危うく飛ばして話を進めてしまいそうになってましたが明日入荷するのはアンブローズレザークラフトのブライドルレザーの1.5インチ2キーパーベルトでして、フェイジィ以外が作っていない1.5インチ幅のブライドルレザーのベルトにしてこの円安下では間違い無く底値な14,080円(税込)なので太い方が好みな方は是非チェックしてみて下さいませ。これ少なくとも今シーズンはほぼ他での流通がないと思われます。何故ならサンプルがない中出来るというだけで発注したから。こちらは明日の新作紹介になりますが要チェックです。





さて本日ですが。昨日のソロテックスを使用したホワイトマウンテニアリングのデニムに対し、後加工ではなく緯糸に難燃繊維を使って作った糸を使って織った難燃デニムのパンツです。


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デニムというのは色々な可能性がある!というのは昨日のソロテックスと綿の混紡で作った緯糸に対し、こちらはカネカが開発した難燃アクリル繊維、その名もカネカロンを綿と混紡して横糸に使っております。難燃加工デニムを使うのは焚き火シーンを想定しているからなので、その辺は生地だけ難燃加工生地にして安心してしまう事なく徹底して作り込んでいるので、ドットボタン等の金属パーツは全て表に見えない箇所に使用しており、リベットではなく刺繍関貫にして火の照り返しで金属パーツが熱くなってしまうなんて事がありません。カーゴポケットも両サイドの斜めに切られたポケットに重なる様に設置されていて、パッと見には目立たずシルエットに影響を及ぼしません。ヒップ周りにはゆとりを持たせてリラックス感を出しながら、渡りから裾にかけてはテーパードしていて全体としてはすっきり美しいシルエットに。そして先に洗いをかけて糊を落としてくれているので最初から柔らかな履き心地になっており、かなり至れり尽くせりなデニムパンツになっております。





ぶっちゃけ本当にフィールドで履くとなると、5ポケットのパターンはそもそもパターン的に運動量が取り易いパターンではないので、こういったパンツにしつつデニムの表情はしっかり楽しむ、というのが正解でしょう。これ何故今紹介する事にしたかというと、初回入荷時に紹介した時には既にラス1になってしまっていて、すぐに完売してしまったので翌シーズンにはこのパンツ、継続して展開されていたので再度取ったんです。案の定紹介してすぐに完売しており、その判断は正しく再入荷して店頭に再度並んだのですが、すぐ次のシーズンという事もあって再入荷の告知はしたものの銘作紹介で紹介するに至らず、その結果Mサイズだけかろうじて現在も残っているのです。





しかもこれ昨シーズンまでリピートされていたのですが、ここで1つ問題が発生しておりまして。これ取った2シーズンは同じ28,600円(税込)だったのですが、その後にコロナ禍に突入し、ドルが急騰、一気に円安に動いた結果、ドル建てで支払いをしているノービット、同じモデルに関しては大幅な値上げを余儀なくされてしまいました。結果昨シーズンの設定価格は37,400円(税込)と大幅な値上げとなってしまい、それで発注を止めたという経緯があります。それもあってこのフレイムリターダントシリーズそのものがこの春夏からリリースされなくなってしまい、結果としてこの残っている分だけが28,600円でリリースされておりますので、相対的にかなりお得に買えると思います。それもあってこれ履ける方は是非チェックしてみて下さいね、というご紹介です。ちなみにノービットのパンツのMは32インチ前後です。細身の方はちょっと腰で履く感じにはなりますが、これならありなんじゃないでしょうか。裾に向かってテーパードしておりますが、それに加えて裾幅をドットボタンで調整出来る様になっているので、よりスッキリ見せて履く事も可能です。残り僅かなので気になった方はお早めに。





デニムには色々な可能性があるにはありますが、糸から調整して織るとなるとロットも必要ですしなかなか1ブランドでは踏み切れないもの。その辺をあえて突き進むホワイトマウンテニアリングにしろノービットにしろ、その点においても好感が持てるというか気に入っております。是非他のアイテムもチェックしてみて下さいませ。





明日は実質今月最後の営業日です、明後日は展示会もありますので夕方にはいますが、誕生月の方も泣きのセール適用をお望みの方も基本明日迄です、平日ではありますが是非お越し下さいませ。そして繰り返しになりますが明日はアンブローズレザークラフトの新作が投入されますので、そちらを紹介致します、お楽しみに。


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2023年08月28日

晩夏初秋の新作紹介 vol.2 White MountaineeringのSastinable & Highbrid Denim Shirt




いやホントに暑い日々が続く天気予報は全く覆らず、9月13日迄の予報では水曜日以降熱帯夜は免れるものの30℃以下になる日はなく。なので例年のスケジュールで秋冬アイテムを投入されてもとてもじゃないけどお客様の前にお見せする事は出来ないよなぁ、というアイテムが圧倒的に多く。で、全体的にはこの気候に配慮してくれているのか今月の納品予定だったアイテムでも昨日まで納品されてきておらず、まぁこの気候を考えたらそうだよな、なんて思っていたんです。ところが本日、今シーズン厳選した冬物が投入されてきてしまいまして。秋物の投入かと思って梱包を開けたら冬物が投入されてきたのには唖然としましたが、まぁこの秋冬のホワイトマウンテニアリングからセレクトしたアイテムの内最も気に入っている物と次に気に入っている物だったので、個人的にはとても萌えましたw


萌えましたけど反面頭を抱える事にもなり。だって紹介するにはどう考えても早くて冬の新作紹介で紹介するべきアイテムなのに店頭にあるとなると、その一番気に入っているブルゾンを展示会資料で見て確実に押さえる気になっている方が間違いなく押さえていってしまうでしょうから、果たして冬まで保つかどうか・・・・・


しかも一緒に入荷したもう1型の方がまたとても良い感じなんですよねぇ。これもまた見たら欲しくなる方が多そうで、なんとも気苦労が絶えません。でもこれ、もう数日経って9月になると入荷が一気に進む事になりそうですし、引っ張って先送りしたところで季節の進みが鈍くても暦の進みは待ってくれませんしね。





流石に明らかな冬物は紹介前に完売する事が確実にでもならない限り紹介を引っ張ろうと思ってますが、昨日予告した通り現段階でラス1になってしまっている、これまたとても秀逸なデニムシャツは本日紹介しておく事にします。


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これ同型のパンツもあったのですが、既に完売しており。デニムって我が国が誇る世界的にそのクオリティを認知されている生地であり、ヴィンテージレプリカな生地から全く違う発想で生地を織った物まで様々なバリエーションを生んでおります。このデニムは経年変化による生地の味が良くなる、という特徴はそのままに、他にはない全く別な切り口で作られてます。生地の表情に直接繋がる縦糸はコットンUSA認証を受けたサスティナブルな米綿を使用。程良い斑糸を使っていて良い縦落ちをしてくれる事でしょう。それに対して緯糸は綿100%ではなく帝人の開発した綿ライクな高機能ポリエステル糸であるSOLOEXと綿を半々で混紡した物にして打ち込みのキツい高密度なデニムを織る事で、ストレッチ性と生地の張りを両立しつつ、糊を落とすと柔らかみのあるとても着心地の良いデニムに仕上げております。





そして右ポケットはフラップを留めているのが1つではなく2ボタンなの以外向きはフラットなフラップ付きのパッチポケットなのですが、左胸側は前傾姿勢の時に右手で左ポケットの中の物を取り出すのに斜めに角度を付けた、ヨーロピアンライダースジャケットによく使われている仕様になっており、左右非対称なのをシンプルなシャツでありながら差別化の図れる特徴としております。シルエットはドロップショルダーで程良いリラックスシルエットにしており、袖口をプリーツではなくギャザーにしているのでより自然な感じのアーム部分の生地の皺感が楽しめるシャツになっております。シャツとして使うのにはシャンブレーではなくデニムはウェイトがあるので、当面はアウター、シャツジャケットとして着用出来ますし、着用時期が長く汎用性の高い1着です。サイズ0が残っておりますが、サイズ0でリラックスシルエットのMサイズ程度の大きさがあります、ヴィンテージレプリカなデニムとはまた違った表情で機能性も付加されたデニムです、残り1着ですが是非チェックしてみて下さいませ。





明日は同じ様に機能性を持たせたデニムで作られた5ポケットではないパンツを紹介します、お楽しみに。


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2023年08月27日

晩夏初秋の銘作紹介 vol.10 The Chino RevivedのIce Cotton Stretch Dobby Cloth Wide Tapered Pant




今日は忙しい1日となりました。8月誕生日のお客様や旅行等で線週末にいらっしゃれなかったお客様がいらっしゃり、色々と押さえていかれたので、色々と完売が出ております。まずアレフルードのフクロウ刺繍のTシャツが完売。あっさり終わってしまいました。今尚アレフルード強し!の感がありますね。ルミノアもライトウィエトの7分袖のパネルボーダーが完売。コブマスターの水陸両用のハーフパンツも完売。ザンスやザチノのパンツも減り、あ、narifuri×ワコールメンのボクサーショーツも到頭ラス1に。そして困った事にまだ暑くて紹介したくない、という理由で紹介していないにも関わらずホワイトマウンテニアリングの高機能デニムシャツもラス1になってしまい、ノービットのフィールドパーカも3色のうちネイビーがラス1に。他にもそろそろ銘作紹介で紹介しようか、と思っていたアイテムが複数完売しておりました。





それでもどうしても忙しい、という方もいらっしゃり。B.A.Tのお客様はまさに今仕事でもプライベートでも多忙を極める世代の方が多く、20代後半から40代前半にかけては仕事ではキャパギリギリなぐらいの重要な仕事を任されてたり結婚・出産・育児といったプライベートでも必須でやらねばならない事が満載で、本日なんとかいらして下さったお客様も本当になんとかいらして下さった、という方もいらっしゃればご友人を紹介して下さってその方がいらっしゃり、ご本人にお礼予々連絡したら、本人は仕事が休みな土日は2人の幼いお子様の世話でてんやわんやで電話もそこそこに、と言った感じでした。





それでも長年いらして下さるお客様がどうにも本日来れなかった、と言われたらそりゃまぁ残り今月実質3日(4日ですが31日が木曜日なので展示会廻りに出ているので夕方以降になっちゃいますんで)にいらしてくださればセール適用もすればくじ引きもして頂きますって。という事でそんな風に対応しておりますので何とかやってきた、という方には対応致しますので遠慮なくいらして下さいませ。





さてそんな本日の銘作紹介、ザチノリバイブドの今もこれからの時期も丁度良いであろうパンツの紹介です。あ、ちなみに今シーズンのザチノリバイブド、9月8日に秋冬の新作が投入されてくる予定になっております。今シーズンで10周年を迎えるザチノリバイブド、レジェンダリーに10周年記念モデルもあれば、実質最も売れている秋冬のジャージであるジャージのパンツと同素材でトラックジャケット型のトップスも投入されてきます。更に新素材の提案もあり、ジャージに関しては新色の投入もあり、盛り沢山な内容です。そのザチノリバイブドが過去に作ったアイスコットンを使った生地でありながらそこそこに厚さがあるというバランスの生地を使ったパンツ、これこれからのパンツとしてはベストな条件を備えているのです。


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アイスコットンを使用してはいるんですけどね、これ。でもアイスコットンの糸は緯糸(横糸)にのみ使われていて、経糸(縦糸)は生地の織り柄を出すのを目的に番手の小さい(太い)綿糸を使って織られています。このドビーというのは機の名前であって二重織りが出来る織機なんです。それにより様々な織りが可能ではあるのですが、そこはザチノリバイブド、見た目には若干厚手のピケのような表情でオーセンティックで耐久性のあるパンツという表情を作り出しつつ、肌に触れる面はアイスコットンなので接触冷感なのですが、生地はハードな質感でウェイトもあり、20℃前後の最高気温で履いていても快適で良い感じなのです。アイスコットンというと真夏を想定してライトウェイトな生地を作りがちなのですが、アイスコットンの接触冷感というのは強撚糸が空気や水を含まないから“汗ばむ季節”=夏日以上の日に着ると相対的に外気よりも涼しく感じる、という程度です。とはいえ通常の綿糸と比べるとかなりQ-MAX値というのに差があってかなり涼しく感じる様ですし、麻と混紡すると麻100%以上に涼しいという結果が某メーカーの資料で示されておりました。ですがじゃあ冬にも更に涼しくて寒いのか、と言ったらそういう事ではなく高密度に織れば耐水性が獲得出来る事はあっても冬寒いという事にはならず。生地のウェイトを上げて防風性能を持たせるとなると尚更です。





この生地は春先、GW頃から使い始めて真夏も厚手な割にかなり涼しく感じられ、10月11月まで引っ張れて快適に過ごせる、という使い勝手を念頭に開発されており、パンツのシルエットも裾に向かってテーパードはかかっておりますが腰回りはリラックスしているシルエットなので、ピタピタに細い訳ではないので空気の動きもありかなり快適かと。気温が高いので爽やかさと季節感を両立させるのが難しい今年の気候ですが、そう言った時にこそ相応しい1本ですので是非チェックしてみて下さいませ。価格も27,500円(税込)と旧作ならではなリーズナブルな設定です。ただこちら、ライトグレーの方が82サイズが1本のみ、オリーブの方も同じく82サイズのみで残り2本となっております。最も履ける方の多いサイズではありますが、何しろこの残数なのでお早めに。





さてそんな訳で色々と減っておりますので、ここはあまり引っ張らずに入荷しているものは晩夏初秋の新作紹介として紹介してしまうべきか、と思い始めており。差し当たってホワイトマウンテニアリングのデニムシャツは完売してしまう前に明日紹介しておこうかと思います。お楽しみに。


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2023年08月26日

晩夏初秋の銘作紹介 vol.9 TOP SIDERの60/40 CLOTH OXFORD (Limited)




今日も大気の状態は不安定。15時過ぎに雷が響き、一時的とはいえしっかり雨が降りました。しかもこのところ紹介しているアイテムが動いております。ここのところで紹介しているレアな掘り出し物、なかなかに好評で、どうしても先週迄にご来店頂けなかった方から何とか今週に、という事で今週いらしたお客様が、どんどん押さえていった結果、昨日も書きましたがヘラルディックのテープベルトも減っておりますが、本日は先日紹介したばかりのアレフルードのフクロウ刺繍Tがラス1に。そしてまだ紹介出来ないな、と思って引っ張っている投入されて着る秋物、ホワイトマウンテニアリングの高機能デニムのパンツとシャツ、既にパンツは完売しているのですがシャツの方も恐らく明日ラス1になろうかと。そしてヒロシツボウチの今シーズンの別注もまだ早いだろうと思っていたらもう押さえが入って減り始めております。





しかしですね、サイズが合う方にとっては今日紹介するスニーカーはとても美味しいと思うのです。


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このスニーカー、もし現在も作られていたら躊躇なく追加発注するんですけどねぇ。クロージングからロックTまで幅広く網羅しているとはいえ、アーバンアウトドアというのはB.A.Tにおいて一つのキーアイテム。そして価格が上昇した事から今では新たに取っていないとはいえ3色店頭に並んでいる、マウンテンパーカのオリジンオブオリジン、メイドインUSAのシェラデザインズのマウンテンパーカ。このマウンテンパーカは現在もレトロな耐水生地として定評のある60/40ナイロンが初めて使用されたマウンテンパーカであり、その表情が1965年にリリースされたこのモデルが58年も経ったハイテクな完全防水透湿生地全盛の今でもレトロアウトドアスタイルとして愛され続けております。B.A.Tでも過去に紹介しております(こちら)。





そしてトップサイダー。このトップサイダーは現在のABCマートに買収される前の様々な企画やコラボを繰り広げていた当時の物であり、あまり大々的に書くのは憚られるのですが今のトップサイダーは同じくABCマート傘下のバンズにこのスニーカーのデッキシューズタイプの展開は大幅にシフトし、どちらかというとボートシューズタイプの方をメインで展開しております。その結果このオックスフォードタイプの展開はキャンバスとレザーに絞られており、現在ではこういった企画ものは展開しておりません。で、こちらはこのタンの裏側にこれでもかと記された60/40ナイロンの織りネームの通りでシェラデザインズと同じ生地を使用して作られております。なのでこれ、バッチリシェラのマウンテンパーカとお揃い、というのが出来るんですね。でなくとも耐水生地で出されているオックスフォードが現在存在していないので、フィールド感を出しつつ街履きで使える配色はないのです。しかもこれ、価格も8,580円(税込)と当時のまま。サイズが8のみになっておりますが、この当時のトップサイダーのオックスフォードは若干大きめでして、恐らく26.5cmぐらいの方でも履けると思われます。なのでど真ん中サイズ、という事で気になった方はお手頃スニーカーにしてもう買えないスペシャルモデルを押さえておきましょう。





さて、明日は今月最後の日曜日。どうやら天気に問題はなさそうなのと、微妙に気温が下がって32℃予想と若干ではありますが真夏日にしては低めの気温です、暑さに慣れた身体には多少楽だろうと思いますので、是非お越し頂ければと思います。





そして明日ですがそろそろ晩夏アイテムと言っても良いアイテムを紹介しておこうかな、と思いまして銘作紹介でここからの季節にぴったりなザチノリバイブドのパンツを紹介させて頂きますのでお楽しみに。


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2023年08月25日

晩夏初秋の銘作紹介 vol.8 KARHUのALBATROSS ELITE




なんだかんだで猛暑は収まらず、本土直撃はなさそうなものの台風はダブルで発生していてV3状態ですし、天気予報を見ても更にその2つの谷間にもう1つ台風が発生しそうになってますが。今日も15時過ぎてからお客様がいらっしゃり、色々物色されていかれました。ロックT、店頭に残っていたレイジのラス1が完売し、ここに来てイーグルスのホテルカリフォルニア(名曲な上にビジュアルが実に晩夏っぽいんでw)やポリスのメッセージインナボトル(こちらも名曲な上に晩夏の海っぽい曲とビジュアルですのでw)なんかが動いておりました。更にこのブログのコメント欄でもチェックしている方がいらっしゃいますが、ヘラルディックのテープベルトは気にしている方が多いですね。更にここのところ銘作紹介しているアイテムも気にして検討されている方がいらしております。





さてそんな中ですけど、今日はKARHU(カルフ)のド定番であるアルバトロスのラグジュアリーモデルであるアルバトロスエリートの紹介。代理店が再編されて当時取っていた代理店が取り扱いを止めたのでこれ以降暫く取っていませんが現状ですとかなり美味しくなっているみたいで。


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これ取った当時10,450円(税込)だったノーマルのアルバトロスが今では13,200円(税込)になっているのでもし今リリースされると16,500円(税込)になってしまう仕様のモデルです。アルバトロス〇〇というモデル、アッパーのデザインは基本的に同じで、エリートが何故エリートなのかというとそれはつま先側の屈曲点付近のソール部分に曲げやすい様に工夫がされているのと、他のアルバトロス〇〇が全て合皮とナイロンの組み合わせなのに対し、本革とナイロンのマイクロメッシュに換装されている点です。それだけではあるのですが、やはり本革か合皮かだけでお随分と見栄えが違いますし、細やかなソールの工夫なのですが、それだけで動き易さが随分と向上しているのは履いた事のある方には明確に感じられるレベル。





そして何が今回これこのタイミングで紹介しておこうと思ったのかというと、カルフの取り扱い自体も復活を検討していたのですが、それ以上に現在来年の春夏の展示会廻りをしたり商談を進めている中で来春夏にノービットとカルフがコラボする、というインフォメーションがあり、生産の関係上という事で先月そのコラボのスニーカーを先行で発注したからなんです。ぶっちゃけそれ当然発注しているので画像とかもあるのですが、これもまた当然なんですけど現段階で公開は禁じられてまして。ただこれがハイエンドモデルなのでレトロスニーカーの中ではハイクオリティなアルバトロスと比べても倍以上するモデルなんです。でもこれは発注せねばなるまい!と思えたなかなかな出来のスニーカーでしたので、しっかり発注しておりますが、だったら今店頭に極僅かだけ残っているこのアルバトロスエリート、非常に美味しいじゃないか、と思いまして。





3色組のミント/ネイビー/ワインの物が24.5cm(6)と27.2cm(9)、グレー/ダークブルーの物が26.3cm(8)、Pコートの色をイメージして作られたネイビーの物が8、それぞれ1足ずつのみ残っております。価格は発売当初のまま13,200円(税込)ですので、このタイミングで是非チェックしてみて下さいませ。フィンランド発という事もあり北欧ブランド繋がりでノルディスクと合わせてもありなんじゃないでしょうか。ただ残りが各1足なので売れたら終わりで再現性がないのはご了承下さい。





さて今月最後の週末です、ご連絡を頂いてお盆に出掛けていたりでファイナルセールを使えていない方々にこの週末まではご来店の際にはファイナルセールの権利をご利用して頂ける、とお伝えしておりますので、この週末にいらした方でまだ使えていない方は是非ご利用を。では皆様のお越しをお待ちしております。





アイテム紹介は同じ様にラス1になっている美味しいスニーカーを紹介予定です、お楽しみに。


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2023年08月24日

晩夏初秋の銘作紹介 vol.7 Mr. AttickのRandom Pattern Embroidered S/S Tee




うう、結局まったりするだけで終わってしまった・・・・出かけるタイミングを逸したので14時過ぎに出勤してきてストックの整理をしていたのですが、まぁこれ大事な作業でして、どうしても店頭のアイテムを入れ替えるのに増えていく在庫の中で微妙に段ボール箱が1つ増えてそれが微妙なところに仕舞われたりすると次の年に開封されなかったりすると、こういう時に掘り出さないと本当に埋もれてしまうので。





とはいえ、まぁのんびりするだけでも違うよな、うん、違った違った、と自らを慰めております。でも今日紹介するのもアレフルードと一緒に掘り出されてきたのですが、今後価格帯的にもこの辺の物を再評価するべき、というかこのぐらいの価格にしないとこれはというアイテムは出てこないな、と思い知らされました。ただ一つ問題なのは同じ物を現在作ろうとしたら同じ価格では出せないんですよねぇ。さてどうしてくれようか、と悩ましい問題です。という事で本日の銘作紹介に移らせて頂きます。


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このブランドが続いていたら今どうなっていたんだろう、というこのミスターアティック。元々このブランド、メアグラティアと一緒に合同展をやっていてそこで紹介されたブランドだったのですが、OEMをメインにしている会社の新技術や手間暇かかる技術のテストベッドとしてサンプルを作るならそれをブランドとしてしまおう、というブランドだったんですね。なのでこのブランドをガンガンに押し出して売ってしまうのは無し、という事で展示会ベースで沢山売る、というよりもピンポイントでこれはというアイテムを売ってもらおうというスタイルでしたが、それだと在庫を抱える事になるので結果ブランド展開を終了してしまいました。それだけに過去に取ったアイテムは今回紹介しているこの1着以外は全て完売してまして、そのどれもこれもが他にはない凝ったアイテムでした。





このTシャツが1着だけ掘り出されてきてこれを紹介するにあたってググってみたのですが、総柄刺繍のTシャツという物がほぼ存在しておりません。技術は存在しているのに価格がもう合わないんでしょうね。カットソー生地そのままの部分よりも刺繍糸の部分の方が多いか半々ぐらいにしか見えない総柄ではなく、動物の刺繍を一定間隔で配置したものはまだ出てくるのですが、検索すると出てくるのは総柄の半袖シャツ、つまりはアロハみたいなものばかりです。最近のGoogle検索の余計なお世話で勝手にこっちの検索の仕方が間違えているかの様な修正をしてしまい、総柄刺繍とTシャツで検索しているのに、総柄のシャツを検索結果に並べてくるの、なんとかして欲しいんですけどね。似た様な何かを出せ、なんて誰も彼もが思っていると思ってんじゃねぇぞ!!と正確でない検索結果を出してくるのが実に腹立たしいです。ともあれ現在はググって出てこないという根拠からはほぼ作られていないんだろうな、という事だけが判りました。





このTシャツの生地はインドで総柄刺繍を入れてそのまま縫製して、OEMメーカーが自社で提案して19,800円(税込)なんですから、これ5年の間に上昇したコストからしてどうやっても2万円台半ば、下手したら3万近くになってしまうんじゃないでしょうかね、今作ったら。これ1着だけでこれでもかというインパクトです、しかも他にはないのでどうやっても被りません。洗濯もネットに入れればOKです。若干ゆったりめなMサイズですので、着られる方も多い事でしょう。ラス1ですので気になった方はお早めに。





明日は来春夏シーズンに繋がる北欧のリーズナブルスニーカー(今ではそれ程リーズナブルではありませんw)ブランドのスニーカーを来春夏の情報と絡めて銘作紹介する予定です、お楽しみに。


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2023年08月23日

晩夏初秋の銘作紹介 vol.6 ZDAのCanvas Climber High (1st Quality)




暑くはありつつ小さな雨雲が流れてくるので突然雨が降っては止み、というのが繰り返されております。それでも雨が降る予報になっているのに猛暑日にはならないものの35℃近い気温の日が続いているので、今日も秋物の生産の進捗状況についてメーカーや商社と連絡をとって情報収集しておりましたが、納品して欲しいアイテムはほぼありませんでしたね。やれやれ。





それでもここ数日で掘り出したルミノアのヘヴィウェイトの半袖はどんどん減り、特にサイズ4はブラン×パールのみとなり、それ以外も残り僅かになっております。他にもこの時期ならではな減りをしているのが今日紹介するのを含めたZDAのクライマーシリーズ。これもここのところの銘作紹介で紹介しているアイテム同様、再現性がない(少なくともこの価格では)アイテムであり、今日紹介する1型2色なんて39と40が各1足残るのみとなっております。なので足の大きな方には向きませんが、足の小さめな方には非常にオススメです。オーセンティックで定番カラーであるにも関わらず、60年代70年代のヨーロッパスニーカーのクオリティを現代に伝える東欧生産のスニーカーとしては今後入手困難になる事が間違いないので。


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このシリーズは80年代に東欧圏でハイキングシューズとして提案されていたのですが、どう見てもこの手のキャンバスのオールドスタイルバッシュの原型であるコルチェスターのキャンバススニーカーにクライミングソールを追加しただけの仕様です。ただ同じバルカナイズド製法のスニーカーであっても、ラバーの巻きがサイドからつま先まで一体感があり、更にレトロバッシュの致命的な欠点であるクッション性が悪い為に階段を1段飛ばしただけでも床からの衝撃が足の裏にダイレクトにやってくるというのをクライミングソールを1層加えただけで解消しているのです。





これは4年前にリリースされた物ですが、そこからどんどん資材や工賃の上昇が顕著になり、これ以降値上げを抑える為に見た目にほぼ影響のない部材を取り去り安価な物に換え、というのをやって価格を維持していく事になるので、この時期に生産された物は最終生産型に比べて配色の面白さはありませんが、コストのかかった材料が使われております。具体的には踝部分を保護するラバーパッチが付いていたり、キャンバスも若干ではありますが張りのある生地が使われております。履き味に関わる程の変更ではないものの、こちらの方が80年代当初のレシピに忠実に作られています。ソールの底面がフラットなバッシュ仕様のままの物では高尾山ですら不向きですが、この1層クライミングソールを加えた事でデイリーな服装との相性は抜群なのにそのまま軽登山やハイキング、キャンプやアスレーチック等のアクティビティにも使える、そしてB.A.Tでの取り扱いですとセイルマーシャルに代表されるキャンバスとレザーのコンビのパックなんかとの相性が抜群なので、そういったバックパックを使いながらこんなスニーカーを履いてちょっとしたフィ=ルドに出かけるととても良いんじゃないでしょうか。この周辺でしたら奥多摩鳩ノ巣渓谷や高尾山や御岳山は判り易い例でしょう。





サイズはこのキャンバススニーカーはマラソン等のランニングシューズよりも大きめなので、小さめサイズと言っても39(25.6cm)と40(26.3cm)です、丁度良い方が多いであろうサイズですので、16,280円(税込)というお手頃価格も手伝ってお勧めしておきます。特に40の方はここのところで数を減らしてラス1になっておりますのでお早めに。





明日は木曜日ですが今週も展示会入っておらず、来週以降なんですよねぇ。ただ先週木曜日にイレギュラーに朝から店を開けても暑さも手伝って夕方まで誰も来ない、ということが判ったので、ささやかに日中はお休みを頂き、夕方17時過ぎに店に出てきてブログを書こうと思います、その時間には店におりますので仕事帰り等でお越しになれる方は是非お立ち寄り下さい。





そして明日の紹介ですが、昨日紹介したあれフルードと一緒に掘り出された、ブランドがどうというよりも検索してもこの造り込みをしているTシャツは出てこないので、再現不可能なTシャツを紹介します、お楽しみに。


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2023年08月22日

晩夏初秋の銘作紹介 vol.5 A(LeFRUDE)EのHeavy Weight T-cloth Owl Embroidery S/S Tee(B.A.T別注)




まぁ言うても平日火曜日ですし。結局誕生日おめでとう!と言ってくれた方は3名に留まるという結果に終わりましたが、まぁこんなもんでしょう。昨日は暑くて雨も降らず大変だ、と書きましたが昨日の夜帰ろうとしたところでこれでもかという土砂降り。20分で終わっちゃいましたがその後も断続的に降ったり止んだりが今日1日続いている感じで、何度も雨が降っておりました。それもあって本日予定されていたお客様も土砂降りに当たったので今日は止めておく、となったりでやはり雨はいかんですね。





さてさて、本日はそんな感じで一応誕生日ではあるし、ちっとは早く帰らせて頂こうかと思いまして、早速銘作紹介に取り掛かろうと思います。いやこれすでに1回銘作紹介していてその際はもう1色、ネイビーも一緒に別注していたのも紹介していたのですが、その際にはきっちり全て売り切ったと思っていたんですね。





ところが今回半袖Tシャツのストックを整理していたらグレーの方だけ別のグレーのTシャツの下に挟まって残っていたという。しかも最初の紹介の時点で完売したと思われていたLサイズが2着だけ出てきたという。折角なので写真を撮り直して紹介させて頂きます。


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久しぶりにアレフルードのアイテムをアップするのですが。いやまさかこれが残っていたとは・・・そもそもアレフルードのLサイズというのはB.A.Tのリクエストで企画されたもので、B.A.Tが一度発注したデザインのものにしか存在していません。このTシャツのLサイズもこの別注の際にサイズに加えられた物でして、まさか今みたいに何でもかんでもLやXLサイズになると当時は思っておらず大きなサイズがないとジャストサイズのクロージングをメインで作っているアレフルードのアイテムは本当に着る事が出来ないからLサイズを作ったのですが、このラブレス専属ブランドになる直前の頃になるとかなりリラックスシルエットにはなってきておりました。





しかしこれ、今出てきて店頭に並べてみて改めて思ったのですが、クオリティにおいて他の追随を許さないダントツだったんだな、というのが判るヘヴィウェイト。カットソーに関してはオリジナル生地ではないのにこのヘヴィさ、そして定番色を1度も出した事がないこのデザインで他にはないヘヴィな生地でのヘザーグレーという定番色。更に刺繍の配色も全て指示を出して色指定をしたのでこの配色の刺繍はこのTシャツのみです。残りLサイズで2着のみなので気になった方はお早めに。このクオリティをご存知な方も減ってきていると思いますが、19,800円(税込)と現在店頭にあるTシャツの中でも1・2を争う価格に相応しいクオリティなので是非チェックしてみて下さいませ。





明日はここのところ動いていてサイズ欠けが進んでいるZDAのキャンバススニーカーのハイカットモデルの初期ロットの2色を紹介しておきます。お楽しみに。


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