2023年09月30日

秋の新作紹介 vol.3 Reproduction of foundのLeather/Ventile British Army Trainer(Season Limited)




今日動いていたアイテムはとてもバラエティに富んでおり、パンツ・シャツ・ブルゾン・キルティングジャケット・長袖Tシャツと本当に様々なジャンルに渡って満遍なく動いておりました。29℃というのは暑いは暑いのですが、一人で店にいるとエアコン付けてると寒いぐらいなんですけどお客様が3人いてこの部屋の中に4人となると途端に暑く感じるという微妙な気温なんですよねぇ。でも流石にこの時期ともなれば動くのは秋物。そしてやはりここのところで紹介しているアイテム中心です。未だ紹介していませんが、明日以降近々紹介しようと思っているハリスの先染めチェックコーデュロイボタンダウンシャツやステイクリエイティブのコーデュロイパンツも動いてまして、今シーズンはコーデュロイのアイテムは満遍なくプッシュしておりますので、なかなかに良い感じです。





そして本日の納品、コベントリーデザインのピーナッツコラボオマージュシリーズの別注アイテム、前開きジップスウェットパーカとトリッカーズのマッドガード、そして今日紹介するリプロダクションオブファウンドの限定モデルのブリティッシュトレーナーが入荷しておりまして、まぁその物量に四苦八苦してなんとか検品を済ませましたが、まだちょいと早めではありますがスウェットパーカ、出来が非常に良い感じな上に価格も値頃感がありこちらも人気で今日見ていらっしゃる方が多かったですが、スウェットパーカを羽織って過ごせる様になる迄今年はもうちょっとかかりそうです。なので今日は上がってきたのを改めて見たらとても良い感じですのでこれはこれでダークホース的なアイテムになってますので本日紹介しておこうと思いまして。


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今回取った事で現在ブリティッシュトレーナー、6バリエーションになっております。内訳を書くと最もベーシックな忠実に復刻したのが1型、上質なイタリアンカーフだけでアッパーを作りなかなかすり減らないであろうタクティカルソールを組み合わせたオールレザーモデルが1型、イタリアンカーフとコーデュラナイロンのコンビでニューバランスの定番色をフィーチャーした配色にしたアッパーと現行特殊部隊が採用しているタクティカルソールを組み合わせたモデルが2型、そして今回の英国といえば!という事でベンタイルを厚さ違いで2種類と樹脂加工をしたスウェードとしていないスウェードとかなりこだわって素材を組み合わせたアッパーにドットのハニーソールを履かせたスペシャルバージョンです。





ミリタリートレーナーと言えば最もメジャーなのはジャーマントレーナーですが、私としてはやはり英国製や英国のブランドのアイテムを多くセレクトしている事もあってだったらここはブリティッシュトレーナーでしょう、と思いまして。その結果これだけバリエーションに富んだ展開となりましたが、今回のは全体のバランスがとても良いというか、トラッドな雰囲気に仕上がりつつ素材使いも配色もツボを得たモデルになってまして、ベンタイルを使っているのですが、足の甲の部分には厚手のヘヴィな生地を使用、そして両サイドやタンの部分にはライトウェイトな生地を使用して履き味と丈夫さ、使い込んだ後の味の出まで想定して作られております。そしてタンの上端にベンタイルのピスネームを付けているのでそのネームでも英国調を主張しております。





黒グレー系とミリタリーな配色の2柄展開、サイズは41・42・43の3サイズ展開、価格は33,000円(税込)です。ヨーロッパ生産のスニーカーとしていかにもな雰囲気に仕上がっておりますしカーゴパンツともジーンズとも相性が良いので是非チェックしてみて下さいませ。明日は今日同様の天気みたいですが、来週の予報が微妙に変わってきており、最低気温が15℃を切る日も出てくるみたいで。流石に最高気温で20℃を切る事はなさそうですが、いよいよ秋の服装にしないと朝晩は寒くなりそうです、日曜日ですし是非その辺をチェックしにいらして下さいませ。皆様のお越しをお待ちしております。





新作紹介ですが、コーデュロイのシャツの紹介を予定しております、お楽しみに。


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2023年09月29日

秋の銘作紹介 vol.4 La PazのRayon/Cotton/Silk Raglan Sleeve Shirt “MIRRA”




今日は色々なご来客が。先日紹介した80’sの米国製ディッキーズのLポケワークパンツをお買い上げ頂いたお客様が裾上げしたのを取りにいらしたり、新規のお客様でコアなロックファンな方がロックTを堪能してご自身の選りすぐりを買っていかれたりでバタバタと過ごしているところに、narifuriのディレクターである田原氏のご来店。本日町田で商談があり、ついでだからとお立ち寄り下さいました。いやこれがまぁ色々と盛り上がりまして、これまたTシャツの山を前にそそられるところを引っ張り出してこれは凄い!これはイケてる!とやっていたらあっという間に時間が経ち。そこへ仕事帰りのお客様が一昨日届いたハンターアウトドアのキルティングジャケットを押さえていかれたりで、まぁ21時過ぎまでほぼお客様の切れない1日になってしまいました。





結局これ早いところ写真撮っておかないといかんな、となったキルティングジャケット。まだ大丈夫だろうと思っておりましたがやはりこの価格はいかん、いかんです。すでに黒とネイビーはラス1になってしまっており、オリーブもこりゃ時間の問題です。このクオリティとコスパには田原氏も驚いていかれました。この週末が恐ろしいです。





さてそんな中ではありますが、リアルに着られるアイテムを紹介していこうという事で、本日はラパズの今はラインナップから外されているラグランスリーブの長袖シャツを銘作紹介させて頂きます。


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ラパズ、来年の秋冬展示会迄に代理店が決まらなければ直接取り扱おうと思っているのですが、ここの生地へのこだわりは他の追随を許さないオリジナリティ溢れるものなのですが、この生地は特にもう今のインフレの状況ではもうコストが高くなりすぎて作れないだろうな、というラグジュアリーな素材。まず植物再生繊維であるレーヨンでしなやかさを、オーガニックコットンで汗吸いや強度を、そしてシルクで光沢感やネップの質感を加えたスペシャルなツイル生地。一見ワーク調に見えなくもないのですが、その着心地とシルクネップの醸し出す雰囲気がとても良い感じなのです。ただ恐らくですが現在はこんな凝った生地を使ったら価格は3万超えてしまうと思われますので、もう使われる事はないでしょうねぇ。





そしてこのミラというモデル、ラグランスリーブのシャツであり、更に襟の裏にタブを付けてボタンで留める隠しタブダウンカラーになっております。それ以外にデザインというデザインは入っていないのですが、このディテールのシャツが他にないのでラグランスリーブのシャツが好きな方はぜひ一度トライして頂きたい逸品です。このモデル現在のラインナップからは外されてしまっているので、来年取り扱いを再開する際には復活をリクエストしようと思っております。





とはいえ上記の通りでこのクオリティの生地は高くて使えないと思われます、そんな豪華な生地で作って特徴的なディテールにしたシャツ、Mを1着残すのみですが、価格も当時のまま22,000円(税抜)となっておりますので是非チェックしてみてくださいませ。





明日はピーナッツコラボのオマージュスウェットの別注の投入もあり同時にトリッカーズのマッドガードも入荷予定です。そちらもお楽しみに、と思いつつ週末で月末ですので是非お越し頂いて晩夏初秋アイテムを物色していただければと思います。特に9月末迄の割引権をお持ちの方、明日が期限ですのでご注意下さいませ。皆様のお越しをお待ちしております。





そして明日は入荷がありますので何かしらかの新作紹介を予定しております、乞うご期待です。


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2023年09月28日

秋の銘作紹介 vol.3 ROYAL ROWのClasic Motor Sports Enthusiast Jacket “Blackpool”(B.A.T別注)




なんかのんびりはしていたのですが、色々やっていたらあっという間に時間が経ってしまい、今一つ休んだ気がしない1日になってしまいました。税務署にはしっかり行ってきましたが、いやこの暑さの中税務署に行って書類を提出して帰ってきてをやった時点で1時間半以上経ってしまい、タイミング悪くこれぞというランチにはありつけず、そこからがなんかグダグダで思い立って倉庫整理を始めて気づいたら19時近くに。そこから慌ててブログを書こうと思ったのですが、どうにも決定打に欠け。いやこれにするぞ!と決めたのは決めたというか、昨日の段階で決まっていたんですけど、前後のつながりというか後のつながりを考えていたら悩んでしまい、その結果明日の紹介アイテムを決めたは決めたのですが、今度は既存の写真が今の季節感に合わない(コーディネートがもう少し季節が進んでからの写真だったんです)ので、結局写真を撮り直し、というのをやっていたらあっという間に時間は経つもので。





なのでこれ以上時間を使わない為にもこの辺で銘作紹介に取り掛かろうと思います。


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このジャケット、ロイヤルロウというブランドをしっかりと作っていこうというやる気に満ちたアイテムです。ちょうどこの次の秋冬からロイヤルロウとアクアスキュータムの2足の草鞋を履いた結果、ライセンスのアクアスキュータムに注力する、という決断をして長年取り組んできた自分のファミリービジネスとも言えるロイヤルロウを休止するというのはどうかと思いますが、このシーズンのロイヤルロウはエンスージアスト、クラシックカーマニアをテーマにクラシカルなモータースポーツを楽しめるクロージングを提案しております。





このジャケットもその一環でベントや袖口や襟の後ろにマルチストライプのテープを配し、遊び心を演出しております。生地は選べたので春夏生地よりは厚いけれど秋冬生地というよりも3シーズン対応の生地でグレンチェックのものをセレクト。しかもオーバーウィンドウでブルーのラインが入り、単にモノトーンなのではなく複雑な表情を見せてくれるイタリアらしい生地です。





今ジャケットとして着るのであればこういった何らかのテーマ性を持って作られた結果、よりカジュアルでスポーティに見えるテーラードアイテム、というのはとても宜しいかと。というのもこの気温が高めに推移する中では秋冬っぽいサキソニーだとかライトウェイトであってもツィーディなブラッシュした生地なんかはどうにも厚く見えてしまい、着られるのは当面先になってしまいますので。ちょうど昨日46が完売して48を1着残すのみとなっておりますが、このクオリティでイタリア製のしっかりとしたクロージングの技術で作られたジャケットが85,800円(税込)というのはなかなかないので良いんじゃないでしょうか。サイズも比較的着られる方の多いサイズですので気になった方はお早めに。





明日はシャツの紹介を予定しておりますが、生地としてもラグジュアリーなこの時期にぴったりなシャツの紹介。非常に作り込まれた1着です、お楽しみに。


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2023年09月27日

秋の銘作紹介 vol.2 Le minor×Liberty FablicのTana Lawn Regular Coller L/S Shirt “Lodden”(B.A.T別注)




いやぁ今日は働いたっ。来年以降随分と楽が出来るな、という感じになりましたが昨日から思い腰を上げてやり始めた確定申告書類の作成、これからは全て手書きではなくPC内で作成可能になりました。もう申告だけだったらeTaxでも良いんじゃないかと思いつつ、今一つ収受印をどうやってもらうのかとかその辺が微妙なので当面はこのままPC内で作っていこうかと思っております。





いや困った事にですね、来月1日付でお願いします、と伝えておいたら早々にハンターアウトドアのキルティングジャケット送ってきてくれちゃいまして、まぁもうどうしてくれようかと思いつつ検品を済ませましたが、いやこれ凄く良いです。こうなるともう価格がどうこうという事ではないですね、このクオリティの英国製キルティングジャケット自体がないですから。別にこれが倍の価格でも取りますね、これなら。でもこの価格なんですからねぇ。ただ明日は猛暑日に近い真夏日予報になっておりまして、もうちょっと涼しくならないと流石にキルティングはねぇ。まぁ明日は展示会はありませんが、そんな訳で本日ひたすらに作り続けて完成させ、全てプリントアウトしたので明日は税務署に行ってきますんで素直に定休日にさせて頂きます。ただそんな訳で相模原で主たる用事は済んでしまいますから、その後せいぜい普段行けない町田か八王子の気になっている店に昼飯食わせて貰いに行って、のんびりしたら帰ってきますので17時には必ず戻ってブログ書いております。なので毎度の事ながらお立ち寄りいただければと思います。





さてさて、で、本日はこの暑さに対応しつつやっぱ長袖の紹介をしたいな、と思って色々考えたらこれだな、というシャツが本日の紹介です。


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既にライセンス契約を更新しなかったのでルミノアでシャツを別注するという事が出来なくなって2シーズン目に入りますが。どうしてもこのシリーズ、近年まで秋冬が弱かったんです。なんでかというとリバティといえばタナローン、という事で代理店もタナローンに関しては余分を取って在庫してくれているので、試験反を含めそれなりに色々と細かく提案が出来るのですが、シルキータッチで張りとストレッチ性はありつつ薄くてしなやかなのが売りなタナローン、秋冬向きじゃないんですよねぇ。そして我が国の気候からして薄手の張りのある長袖というのを綿で作るのはちょっとねぇ。だったら確実にアロハの対抗馬として評価して貰える半袖を作った方が良いじゃん、と思ってしまい、秋冬の発注をあまりしてこなかったんです。その間ずっとリバティはコーデュロイも作ってるんだから、とネゴし続け、1反潰しは無理だけど中途半端な残りの生地であればオールで行くからと口説き続けて漸くコーデュロイが使える様になった!と思ったら今度はウィリアム・モリスの復刻生地を作り続けている生地メーカーからそこそこに厚さのあるシーチングの復刻生地の提案がありで、よし秋冬はタナローン以外で行くぜ!とやる気満々になっていたところでライセンス更新はしないという事に。





そんなこんなで1年が経とうとしているのですが、このタイミングでこのしぶとい残暑と暖冬予報。あれ、そうなるとロールアップして着れば良いんだから薄手のタナローンの長袖、逆にこの気候だと美味しいんじゃないだろうか、と思った次第です。ところがこの1型だけしか別注色々してきましたけど残っていないんですねぇ。とはいえこれ、春夏のビビットな色合いではなくペールトーンのグレー系。しかもブルーのグラデーションもそこここに配されていてとても綺麗です。しかもこの配色ですと単体でジーンズに良しチノパンによし、ウール素材のスラックスに良しでクールビズスタイルからの流れでパンツとシャツだけで通勤可能な方はとても使い易いと思います。そして落ち着いたトーンなのでジャケットを着てもカバーオールでワーク調にしても似合います。そりゃそうだ、ウィリアム・モリスがかつてアーツ&クラフツ運動を提唱した地でもある英国のガーデニングの聖地コツウォルズではモリスのテキスタイルのシャツを着て今もガーデニングに勤しむ人々が沢山いるのですから、カントリーなスタイルが合わない訳がありません。しかもこの色ですとシャープにアーバンな雰囲気にも着られますので、ビジカジOKなところでしたらこれぐらいの総柄シャツにジャケットでも良いんじゃないでしょうか。





もうそこまで残りがある訳ではないのですが、まだなんとかサイズ3と4どちらも残っておりますので、是非チェックしてみて下さいませ。価格も日本法制でタナローンで18,480円(税込)とリーズナブルです。これ春先から初夏にかけても大活躍してくれるウェイトなので、今後の日本の気候を見据えてチャレンジしてみるのも良いと思います。





ふう、そんな訳で頑張って仕上げた書類を明日提出してきますが夕方には戻りますので気軽にお立ち寄り下さいませ。アイテム紹介ですが、本日いらしたお客様もクロージングアイテム、ジャケットをお買い上げになっていかれまして、これは何気に値頃感のあるクロージングアイテムは危ないな、という気になってきましたので、それらの中からこれはというのを紹介しようと思っております。明日ストックを整理しつつこれはというのを紹介しますのでお楽しみに。


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2023年09月26日

秋の銘作紹介 vol.1 H.F & Weaver Co.のCorduroy Driving Jacket




今日は暑いんだか快適なんだか微妙な気温。最高気温29℃というのを聞いて涼しいなぁ、なんて思うのはこれまでの暑さのせいで感覚がおかしくなっているからだ、と自分に言い聞かせております。だってほぼ真夏日なのに30℃超えていないと快適だなんてねぇ。それでも明日以降今月内はまた30℃台、木曜日なんて未だに疑いたくなる34℃予想になっております。ただこの暑さもここで終わるのか、30℃以上の予報が2日だけになり、来週末からは夏日脱出、25℃以下になる予報に変わっております。これで少しは楽になると思いますのでまぁ、なんとかここから頑張って秋冬シーズンの帳尻を合わせなければ・・・





本日トリッカーズのマッドガードの入荷が来週あたりに出来そうだ、という連絡があり、発注した半分だけですけど納品されるのは確定しました。また来週火曜日にはボツるんじゃないかなぁと思っていた英国ハンターアウトドア社のフルオプションのキルティングジャケットの納品も確定しております。そんな中私はというと毎年の事ながら木曜日に行くぞ!と決めて(と言っても最終締め切りが金曜日ですんでw)会社の確定申告をするべく取り組んでおります。まぁもう殆どやったんですけどね、今年から提出する全ての用紙を国税庁のサイトからダウンロードしろという事になってまして、やれやれなんですがまぁ仕方がないっちゃないですよねぇ、これも時代の流れです。ただあっちゃこっちゃにダウンロードすべき書類が散っていて実に判り辛いんですよねぇ。で、それをやりながらお客様がいらしたら止めて、途中で月末までの発注を吟味して、というのをやっていたらなんだかんだで時間は経ってしまい、気がついたらあっという間に22時半。慌ててブログに取り掛かった次第です。





本日は先に晩夏初秋の新作紹介で紹介したペニー・ファーシングのハリントンジャケット(G-9タイプ)に対し、ドライビングジャケットとして知られるG-4タイプのデザインで、こちらはファクトリーそのものなのですがどうしたもんだか激安でぶつけてきてくれるH.F&ウィーバーの物を銘作紹介させて頂きます。


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どうなんでしょ、これ同じ素材で提案されていたら取っていないんです。因みにこのドライビングジャケットを取った2年前の春にウィーバーもハリントンジャケット出していたのですが、その当時は先日紹介したペニー・ファーシングのハリントンジャケット以上に安い価格で提案されておりました。と言っても1割増しなのですが、この1割がデリケートなラインでして、このドライビングジャケットの方は税込20,900円、つまり税抜きだとアンダー2万円(これ表記の問題でしかないので実際には2万円ちょい超えなんですけどねw)というセールスアピールが出来たのです。でも1割増しだと税抜でも2万オーバーになっちゃいますからそうなるとねぇ。大差ないんですけど気分的にアンダー2万の英国製の定番アウター、良い響きやないですか。





しかもこれ、素材がブリスベン・モス社の太畝コーデュロイを使用しており、素材も縫製も全て英国というこだわりぶり。生地をリアルワーカーな物にして価格をこれでもかと下げる、というのも魅力的な提案ではありますが、一見して素材から滲み出るオーラはこのコーデュロイ凄まじいものがあります。何しろ店頭にあるベルナール・ザンスのパンツと同じ生地ですし、もう完売しておりますがパーソナルエフェクツのピーナッツジャケットにも使っていて、ザンスはもはやこの生地だと4万円台後半、パーソナルエフェクツも当時8万近い価格を設定しておりましたので。それ考えたらマジか、という価格ですよね、税込20,900円。流石に裏は張っておりませんが今年の気候からするとそれで丁度良いと思いますし、コーデュロイで裏ありにしてしまうとかなり秋も深まってからじゃないと着れませんから。今週の真夏日さえ凌げば来週は夏ではなく秋の気温になる予報ですし、それ考えたらアースカラー2色に黒を加えた3色展開でこれは美味しいんじゃないでしょうか。





因みに現在ブラウンのみSが完売していてMがラス1で残っている状態ですが、オリーブとブラックはどちらもSとMが各1着ずつですが残っております。スティーブマックィーンも着用していた事でハリントンジャケットの方がメジャーになっておりますが、個人的に裾と袖口がリブになっている方が暖かいのは判りますが、ボタン調整のカフスと絞っていない裾のこのドライビングジャケットのデザインの方が小粋な感じで好きですね。





今年もウィーバーにはコーチジャケットを発注しているのですが、今の所上がりの連絡もなく、ワックスコットン+チェック裏地なのでバブアーのビデールとかと同じ使い方でもうちょっと遅くても良いのですが、11月までには上がって欲しいなぁ、と思いつつ、もうこの価格では出てこない上に代理店が今ひとつ積極的にファクトリーにネゴしていこうという感じではないので、このG-4タイプのドライビングジャケット、対費用効果は抜群ですので是非ご検討を。





さてそんなこんなで明日はまだなんとか今日と同じ曇りで29℃予報。まぁこれぐらいなら、という事で長袖の紹介をしておきたいのですが、実は美味しいアイテムなんだけど他がキャラが濃いが故に一緒に並べているとスルーされがち、というルミノア×リバティのコラボでタナローンで作られた長袖シャツとして唯一店頭に並んでいるシャツを紹介しようと思っております、お楽しみに。


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2023年09月25日

秋の新作紹介 vol.2 KEStINのRosyth Overshirt (Black Watch Mix)




この3日間、エアコンなしで過ごせていて快適ではあり。どうなんだろ、26℃とか27℃でエアコンなしで快適って言ってるって事はエアコン付けても大体室温はその程度にしかなっていなかった、という事になるのだろうか??


まぁいずれにしても太平洋側ではなく日本海側の高気圧の勢力下に入ると最高気温はともかくとして最低気温は20℃以下になるので、日中暑く感じるとしても朝晩は半袖1枚で過ごすという感じではなくなってきます。ただこれが今年の微妙なというか困ったところでまた暫く太平洋高気圧の勢力範囲に入り残暑復活、そして雨が降る(秋雨前線が南下して通過する)と秋の気配がして(でも最高気温は25℃以上なんですけどね)というのが暫く繰り返されるみたいな予報ですが、それでも10月の最初の連休以降は夏日が解消されるみたいです。そして昨年に増しての暖冬予報なので、厚手の綿アウターやウールの一重のアウターやジャージやフリースで過ごす時期がとても長いという事になりそうですね。





さてそんな中ではありますが、靴を買おうという方がここのところ多く、しかも日本では今ではB.A.Tでしか買えないアードリージュやマックバレンス、ディルンドゥルウントブア等を押さえる方が目立っております。トリッカーズを検討する過程でその辺を比較対象にしたらコスパとオリジナリティと被らなさではこっちだな!となるみたいで。なので新たな革靴の投入も検討はしているのですが、なかなか踏み込めずにおります。でもカントリーやワークテイストな靴はこの上なくラインナップされておりますし、加えて今日を含めここのところ紹介しているアイテムは高級なドレスシューズではなくそういった靴の方が相性も良いでしょうから、暫く絞って投入していこうと思っております。





では本日の新作紹介に移らせて頂きましょう。


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今シーズンのケスティンはブラックウォッチをフィーチャーしております。ブラックウォッチというのは元々スコットランドの歩兵連隊の中で最も有名な第42ロイヤルハイランド連隊の部隊を表すクランタータンであり、その部隊名称がブラックウォッチでして、18世紀から続く由緒ある部隊名であり、幾度かの統合を経て現在はスコティッシュ師団5大隊の内第3大隊となっております。1739年に設立された後、キルト&タータン禁止令から例外的に外され、ナポレオン率いるフランス軍とワーテルローの戦いで功を挙げ、その後も戦歴を重ねて現在に至るスコットランドの象徴的な部隊でありタータンでもあり。ケスティン氏の祖父がブラックウォッチ連隊に所属しており、その在りし日の遺品として残る様々なブラックウォッチアイテムにスコットランド魂を刺激されて今回のコレクションとなったそうな。





とはいえ、このロサイスオーバーシャツはフランスのワークウェア、B.A.Tでの取り扱いで言ったらラボルールみたいな感じですが、そのヴィンテージウェアに見受けられるデザインを参考に、無地のブラッシュドコットンツイル(所謂コットンフランネルですね)


と同じくブラッシュドコットンブラックウォッチの2つの生地を組み合わせるというアイデアとUSMC(United States Marine Corps/米海兵隊)にインスパイアされたディテールを組み合わせた、スコットランド色の強いレトロなワーク&ミリタリーテイストに仕上げております。着用シーンとしては比較的温暖な気候での冬のジャケットに適しており、軽い重ね着の上に着用出来る様にサイズバランスを調整しており、2種類の生地の組み合わせ方もパッチワーク風にしてサイズバランス共々リラックスフィットでクラシカルなワークウェア風の外観に仕上げました。


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それでいて裾に2つの大きなカンガルーポケットと胸のパッチポケットに加え、右のカンガルーポケットと重ねてチェンジポケット風にブラックウォッチのパッチポケットを配してデザインのアクセントにしております。オーソドックスにブラックウォッチの方の生地だけで作ったオルメルソンジャケットも取っておりますが、キャッチーな見た目なのでまずはこちらから紹介しておこうかと。





現在このウェイトのコットンフランネル、とても珍しい上に(ここまで厚くするならウールにしてしまうところが殆どなので)ちゃんとオエコテックス認証を取得したオーガニックコットンを使用してオリジナルで織った生地なので、ありそうでない上にウールよりも暖かくないですが、その分ウールのコートを着るのには早くそれでいて朝晩はかなり涼しいというか肌寒いという時期にぴったりなので、今シーズンの近畿東海関東圏では最適なアウターではないでしょうか。サイズはSとMを取っておりますが、Mは完売、Sも1着を残すのみとなっております。全体的には秋の羽織物の動きはこの天候ですからよろしくないんですが、昨日紹介したステイクリエイティブの物やこのケスティンの綿のアイテムはそれほど間を空けずに着られるだろうという事で早々に動いてしまい、こんな状況になっております。ケスティンもサイズは大きめなのでSで日本のMサイズ程度ですから是非チェックしてみて下さいませ。価格は48,400円(税込)で英国本国よりも若干ですが今のレートですとお安く提供している事になっております。





という事で明日からまた暑くなって真夏日になるみたいですが来週は夏日はあっても真夏日はなし、というぐらいには落ち着きそうです、そろそろ秋物チェックしておく事をお勧めします。明日は銘作紹介で買い易い英国製アウターにして一重の綿なのでそろそろ着られるアイテムを紹介予定です、お楽しみに。


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2023年09月24日

秋の新作紹介 vol.1 SCRT(STAY CREATIVE Co.)のVirgil Cord Overshirt




いやこの2日間は秋雨前線の上に出たのでしっかりと秋の空気を感じられまして。この気温でしたら秋アイテムの紹介をして全く問題がない気温です。いや25℃超えてるのに秋ってなんなんだよ、と思わなくもないのですが、日々34℃だ33℃だをこの時期になっても過ごしていると7℃とか気温差ありますからそらもう秋の気配と言って差し支えないでしょう。とりあえず今の身体はエアコンなしで過ごしていても快適に過ごせました。これがまた25℃が暑いと思うぐらいになってしまったら判りませんが。昨日しっかり納品があった事もあって今日は色々と押さえにいらしたお客様がいらして下さり、いや今日の秋の新作紹介、ジャストタイミングだな、というセレクトです。ギリギリラス1の状態で残ってますんで。これ今日完売しちゃったらどうしようかと思ってましたので。





今日はペニー・ファーシングのハリントンジャケットやケスティンのブラックウォッチのオルメルソンジャケット(カバーオール)の様な本気で秋なアウターも動いてましたし、この残暑長引く中で今月は本来売れるべき物が全く動かずどうしてくれようか、と思っていたのですがちょっとは季節が進もうとしている感があってホッとしております。





さて、そんな訳で本日はステイクリエイティブのコーデュロイのカバーオールジャケットの紹介ですが、これステイクリエイティブらしいテーマのカプセルコレクションの一環としてリリースされたもので、日本でも取り扱いがないどころかステイクリエイティブの直営店とオフィシャルサイト以外で販売しているのはB.A.Tのみ。しかも直営店は完売してまして、売っているのはもうこの1点のみという美味しさです。


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基本プリントカットソーを中心としたアイテムをリリースしているステイクリエイティブですが、実はしっかりと布帛アイテムも作っているのです。ただその布帛アイテムというのもカプセルコレクションのテーマに沿って作られているので、テーマによってこれは取りたいこれはピンとこないというのがとても判り易く分かれてまして。今回のこのアイテムは14世紀にダンテによって書かれた長編叙事詩“神曲”をテーマに作られており、個人的にこのシリーズは是非取りたいもののうちの一つでした。やはり同じカルトでも近年の映画も良いのですが古典をストリートに解釈するというのはとても格好良いと思いまして。





生地はポルトガル産のオーガニックコットンを使って作った280g/1?の秋冬向きのヘヴィウェイト太畝コーデュロイ。お気に入りの英国製のヴィンテージワークウェアをベースにディテールはそのままにサイズ感を今感のあるサイズバランスにしたこだわりのカバーオールにこの生地を乗せました。デザイン自体は定番として使っているので定番生地で作ったものは展開されているのですが、これはそのコレクションの一環として作る為に生地をこのコーデュロイにしております。フロント6ボタンでオリジナルのリベットボタン、パッチポケットが3つですがその上の口部分の角にはしっかりとこれまたオリジナルのリベットが打ち込んであります。そしてこれ縫製もポルトガルなので生地から縫製まで全てポルトガルで作るというサスティナブルな取り組みも意識的に行なっております。





そして何が凄いってこれ本国と全く変わらない価格で提供されており、しかもこれだけこだわって作って28,600円(税込)という恐ろしい迄のコスパ。これはがっつりとっても間違いなく売れたアイテムなんですが、問題なのはこのステイクリエイティブの生産のタームと展示会のペースが全くあっていない事。実はこのブランド卸というのをほぼやった事がなく、ロンドンの直営店とネットショップだけで展開しているのですが、直営店がロンドンのストリートシーンを席巻するレベルで大人気になっており、まさに今のロンドンのストリートファッションを体現している様な状況なのですが、その為アイテムをリリースするとあっという間に完売したりするレベルでして、そうなると細かくテーマ毎に参加アーチストを募ってカプセルコレクションを作り、それをその都度発表していくというスタイルになっております。なので年に2回展示会をやるからその時期に合わせてサンプルを作って発注を受けてから生産をする、というスタイルではないのです。となると展示会ペースで発注をするのは無理な上、取り敢えず9月納品で取る事が出来るアイテムというのを6月頃にピックアップしてデータをもらい、それを我々に流して発注を集めるというスタイルになっております。結果として布帛アイテムがほぼ含まれておらず、私は本国サイトを定期的にチェックしているので、そこに在庫がある事になっていたこのカバーオールと同素材のパンツをリクエストしたら、発注数を大幅にショートした数ではありましたがなんとか納品してくれたので今回店頭に並べられました。





ですが既にサイズSは完売、Mを1着残すのみとなっております。まさかこの一向に秋にならない中こんなにサクサク減っていくとは思いませんでした。なので完売前に紹介できてホッとしておりますw





今後もステイクリエイティブのアイテムはカットソーに限らずトータルで展開していきたいと思っておりますが、彼らの今シーズン(秋冬)の展開はこれからなので今後の展開にも乞うご期待です。とまれこれはラス1になっておりますので気になった方はお早めに。





さてこの後どう紹介していこうか悩ましいのですが、残り僅かというかラス1になってしまっているアイテムが出ているので、それを紹介せねば完売の恐れありなので明日は今シーズンのケスティンのアイテムの中から鉄板にしてど定番なのに他にはないアイテムを紹介させて頂きます、お楽しみに。


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2023年09月23日

晩夏初秋の銘作紹介 vol.23 PAY DAYのChambray Work Shirt




久しぶりの涼しさを享受した1日。とはいえ来週にはまた元通りの30℃台に戻るみたいですしね。とはいえ、残暑は続くにしてもちょっとでも雨が降って30℃を切るだけで秋の気配!とか思ってしまう様に体が慣らされているのが嫌ですねぇ。本来25℃前後で推移しつつ、今日の秋分の日以降は25℃以下の最高気温で、なんとか夏日ではなくなったから長袖アイテム、揃えましょうね!という連絡をするのがこの時期の例年の流れだったのですから。





でもそんな祝日の土曜日なのに、本日は納品がドカドカとありまして、ホワイトマウンテニアリングの今シーズン最も気合の入ったオーバーシャツというかシャツジャケというかが入荷。生地を作り込んだ結果、メアグラティア張りに価格が上がったのですが、細かい刺し子に織ったスペシャルなオリジナル生地を使っていたので、これはどうにも欲しい!と思って取ってしまいましたね。でもこれは見たら凄さが分かる判り易い生地ですし、デザイン的にもシンプルな中にもこれでもかとオリジナリティを出したアイテムですので、どうせ買うならこれだな!という方が多いんじゃないでしょうか。





そしてハリスの先染めチェックのコーデュロイシャツと見た目にウールのCPOなんですが実は化繊のみで構成されたジャージ素材で圧倒的なストレッチ感とドライタッチ、そしてメンテナンスのし易さが売りのシャツアウターも入荷しております。これあまりの着易さに当面これだけで良いんじゃないかと思わされる危険アイテムです。価格もカットソーらしく布帛よりもリーズナブルですし。





気温はもう今年は仕方がないと思うしかないのですが、実際暖冬になるだろうと想定して、今シーズン投入するアイテムは真冬を除いて快適に楽しく着られるアイテムを中心胃提案しております。実際厚手のダウンの方が快適な気温て最低気温が0℃以下の冬日になるのですが、それってここ数年の暖冬の東京では30日もなく、そうなると最高気温で15℃から20℃の間に着て丁度良いアイテムやコーディネートをお勧めするのが服を楽しむって事なんじゃなかろうかと思いまして。と言ってもじゃぁダウン全く取らないかというとそんな事はないんですけどね。ライトダウンもこれでもかという暖かなダウンも投入しておりますれば。ただ比率としては圧倒的に中衣料的なアイテムを中心にしておりますよ、という事です。





さて、そんないろいろと投入されていて紹介したい気持ちはあるのですが、そこは季節の進みを考えてグッと堪えて今日はこれまた価格差が顕著になったお買い得アイテムを紹介しておきます。


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これももう時代の流れというか現在の日本の立ち位置的に仕方がないんでしょうかね。価格設定としてデザイン性に重きを置いているという立ち位置のブランドって、アジア生産でコストを下げてもそれを同じクオリティで先進国で作ったらこの価格になるんだからブランドのラグジュアリーなイメージを確立する為にもそこそこな設定にしておかなきゃ!的価格設定が感じられるのですが、そういうありもしない幻想を価格を釣り上げて産み出そうなんて発想は法的に問題はなくても私としてはタチの悪い詐欺行為だと思っております。それって落語で語られる八百善茶漬けの話じゃないんだから高い値段付けたから有り難がられるってもんじゃありませんやな。でもそういう驕った商売を皮肉る風潮は江戸の昔からありましたので、庶民感情として想定を大きく越える高い物を見てその差が判らないとぼられてるんじゃないか、という疑いを持つ、というのは判り易いロジックです。





同じ様に、つい数年前までまぁそこそこの価格で買えていた物が、久しぶりに見たら2割増し3割増しになっていたらその高騰ぶりにぼられてるんじゃないか、と思うのもまた判らなくもありません。となればトリッカーズとかの様に8万弱から12万と1.5倍ともなればなんじゃそりゃ、とも思うでしょう。でもそんな事は歴史の中で前例がある事です。これまた落語の様な笑い話として語り継がれる有名な話ですが、空前のハイパーインフレに晒されていた世界恐慌下のイタリアでは、ナポリのカフェでエスプレッソを注文して一杯飲んでいたら店員がやってきて『お客様、ご注文頂いた時にはこのメニューの価格でしたがお飲みになっている内にインフレが進みまして只今のお値段は2杯分、倍になってしまいましたのでご了承下さいませ。』と言われたというネタがあるぐらいです。それに比べたら5年で1.5倍はそこ迄あり得ない話ではなし、疑われるかもしれませんが真っ当にやっていて仕方がなくそうなってしまった、という範疇です。





ただ中にはそういう便乗して大した事のない物を高値で売りつけようという物もありますので気をつけましょう、というだけの事です。それも宗教宜しく自分で納得してありもしない幻想をあると信じて買うのに対価を払うのは個人の自由だ!と嘯くのであれば他人がどうこういう事でもありませんわな。





でもね、このペイデイというブランドはそもそもが人気専業ブランドのアイテムに対してストアブランドの良さを楽しみましょうというのが趣旨の復刻ライセンスブランドです。ペイデイは給料日の事で、今は倒産してしまいましたが30年程前、当時米国にスニーカーやG-SHOCKやジーンズなんかを担ぎで買い付けに行っていた私はSCでよく目にした日本でしたらイトーヨーカ堂やイオンの様なスーパーストアであるJCペニーのストアブランドでした。それはそれで変なところを作り込んでいたり適度に端折っていたりしてそのチープさや意外性を含めてそのアイテムを楽しんでおりました。そのテイストで復刻しつつデザインはシンプルでコストを抑えつつ、縫製仕様はリアルワーカーが使う物らしくしっかりしていて、価格はストアブランドらしいコスパの高さというのが現行ペイデイの魅力です。なのでこのシャンブレーシャツも岡山生地で岡山縫製、ミシンもちゃんと変えて細部の仕様に拘りつつ価格は16,500円(税込)という有難い設定でした。生地も結構ヘヴィで洗いべたりがしなさそうな良い感じですし、この価格帯のシャツとして推しの1着だったのです。





ところが丁度先週展示会の資料を貰って見てみたらなんとこのシャツ、20,900円(税込)に価格が上がっているじゃぁありませんか。そりゃ確かに長年追加していませんでしたよ、在庫ガッツリ取っていたから。でもまさかここまで価格が上がっているだなんて。26%値上げにびっくりして、だったらこの16,500円は何もしなくても現行価格から21%オフってことになりますから、残っている内に買っておく方が良いですよ、と思って紹介することにした次第です。サイズも大きめですからSとMで残ってますが、実質M・Lです、このタイミングで押さえておけば、これからの当面続く中途半端な時期を過ごすのにぴったりな1着なんじゃないでしょうか。是非チェックしてみてください。





ちなみにトリッカーズにしろハーレーにしろウィリアム・ロッキーにしろ、敢えて同じアイテムの追加を止めているのはその価格の上昇が日本の賃金の上昇と乖離していて、それだと今までずっと見てきた30代40代50代の方は値上がり感を感じるでしょうし、20代の方は初めて見て現行価格の価値があるものとして認識しつつ大きな出費になってしまうという現状を少しでも緩和した状態で同じ物を紹介したいと思っているからでして、現状は現状で国際経済の問題ですから仕方がないというのは重々認識しております。でもだからと言って今の価格に変更して売ってせこく利益を増やすというのは私はしたくないのです。イメージ的には株を持っていたら価格が上がったという事なので悪い事ではなく至極当たり前な値上げではあるのですが、長くお客様とお付き合いしていく上でその辺の心情を汲んで提案していく事で、単に店と客というドライな関係ではないと少しでも思って頂ければと思わずにはいられません。





さて、明日ですが、昨日も書きましたが明日からは秋の新作、秋の銘作としてアイテム紹介をしていこうと思っております。最初の一発目は頑張って引っ張っていたステイクリエイティブの太畝コーデュロイオーバーシャツを紹介します。実はここ数日の間でラス1になってしまったアイテムな上に、日本で取っているのは諸事情からおそらく今回B.A.Tのみでしょうから。お楽しみに。





あ、最後になりましたがそんな訳で30℃であっても暦の上では秋ですので是非それらしき服を物色しにいらして頂ければ、と思います。流石に朝晩は熱帯夜ではなくなってますしね。皆様のお越しをお待ちしております。


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2023年09月22日

晩夏初秋の新作紹介 vol.14 DickiesのDead Stock 80's L Pocket Work Pant (Made in USA)




今日は久々に30℃に届かない1日でしたが、それでも湿度が高く蒸し蒸し。しかも夕方からは午前中のパラパラが嘘のようなしっかりとした雨になってしまい、一時は豪雨に近い雨量と雷になっておりました。そんな中でも秋冬アイテムを検討しにお客様が立ち寄ってくださったので新旧問わずさまざまなアイテムが減っており。未紹介アイテムの中ではステイクリエイティブの日本ではほぼB.A.Tのみにしか投入されていない布帛アイテム、太畝コーデュロイのカバーオールとパンツなのですが、パンツはMが完売、カバーオールはSが完売してMもラス1に。ケスティンの今シーズンのヘヴィウェイトオーガニックコットンフランネルのブラックウォッチを使ったオーバーシャツ2型がどんどん減っており、本日の段階でパッチワークタイプはSのみに、そしてオーソドックスなブラックウォッチの方はSが完売してMがラス1に。現段階でカーディガンタイプもラス1になってしまっているので、フリースのクルーネック以外のアイテムは残りがわずかになってしまっております。なので明日が秋分の日ですし、気温としてはほぼ真夏な状態が続いてはいますが、完売してしまう前に紹介するべく明後日からは秋の新作紹介に切り替えようと思っております。





でもまぁ流石にウールアイテムを紹介する気にはならんのですよねぇ。困ったものですね、この例年よりも7℃以上高い気温で推移する9月は。





そんな中にあってヴィンテージアイテムでちょうど良いウェイトの物が紹介出来るというのはありがたいです。しかも今日紹介するディッキーズの珍品は現段階でラス1になっちゃってますので早々に紹介しておかないといけませんし。


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そもそもがヴィンテージってある程度の知識がないと只々バイヤーが言う事を鵜呑みにして買うしかない、という事になってしまいます。でもそれだと販売価格が実際の物の価値と釣り合わないとか市場価格と乖離してしまうとかそういう問題も発生してしまいます。そうならない様に古着にしろデッドストックにしろ取り扱うのであればそれが何年代のどんな物であるかを見て判るある程度の知識を持っていないとお客様にその価値を説明出来ませんし、よろしくはないと思うのです。





で、比較的リーバイスのジーンズとジージャン、ブルックスブラザーズのボタンダウンシャツ、チャンピオンのスウェット、ディッキーズやカーハートのワークウェア、そしてナイキやアディダスやリーボックのスニーカーというのはその人気故に資料も多いし実際に目利きを必要とする場に過去に遭遇してきて学習してきているので判定は判り易い物なのですが、昨日紹介したブルックスのオックスBDにしてもこのディッキーズのワークパンツにしても年代を細かく査定するのが特に判り易いんです。ちなみに私が個人的に得意としているのはハリスツィードの織りネームから年代を判定するのと90年代のナイキの米国を中心とした大手スポーツチェーン別注の何時の何処の物かの判定ですね。これ散々やってきたので未だに初見で結構いけますし、細かい点についての資料を持っているので深掘りも出来る、という。こんなの全く他では使えない知識と目利きなのですが、こうやってデッドストックを掘り出して持ち込んでくれる方がいらっしゃるとお客様にお勧めする際にもこうやってアイテム紹介する際にも役に立つニッチな芸ですw


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そもそもがこのLポケのモデル自体がレアでして、私はそのシルエットを全く良いと思っていないのですが、大概が874のヴィンテージを探す古着マニアが多いのです。でも別に現行アイテムとそこ迄シルエットに差がないですし、生地の質感は違いますけど内装に関しても現行アイテムが随分仕様が下がった、なんて事もない。これがリーバイスの501でしたら年代ごとに同じ品番なのに結構シルエットが違いますし、隠しリベットのあるなしや打ち抜きリベットかどうか、生地の変遷も楽しめるのでありなんでしょうけど、正直経年変化が目に見えて違うデニムではなく如何にもワークウェアなTC生地なんですから生地自体にはそこまで魅力はないんです。





なのでむしろこんなデザインがあったのか!という今回の出物は個人的にとても新鮮で、尚且つマーベルトの内側に滑り止め使用に裏地をつけていたりその上の縁の部分がギザギザの端ミシンになっていたりと現行モデルに比べてもドレス寄りな仕様になってます。そして年代が特定出来る特徴として80年代に使われていた後ろポケットの縁につけられた黒地に赤とブルーで入れられたロゴの織りネーム、そして内側のサイズや洗濯表示を記載したオレンジのプリントネームから年代が断定出来るのです。当然この時代はメイドインUSAであり、しっかりとその記載があります。ただ昨日のブルックスもでしたけどトラディショナルなワークパンツはレングスもバリエーションがあり、これは股下が34インチもあるのです。そもそも85cmも股下がある人は身長2m近い人でしょうし、このパンツは股上が30cm近くもあるのでジャストウェストで履いても腰履きしているみたいなリラックス感のある股上なので、一般的な日本人のパンツの全長はせいぜいが95cmとかでしょうからこのパンツは普通に裾上げすると70cm以下の股下長になる人が多く、俺こんなに足短かったんかぁ!!とショックを受けるかもしれませんが、いやいやそんな事はありません、このパンツで75cmとかの股下で履こうとしたら股にパンツの股を食い込ませんばかりに履いてパンツのウェスト部分は肋骨の下、臍よりも上まで上げて履かないと無理なので安心して下さいw





とはいえ、これとても良い感じにレア感もあり実際に履いてみたら程良いワーク感で太過ぎもしないので、33インチなんてサイズで出てくる事もまずない良いサイズですので、洗い縮みを考えたら32インチ前後の方にお勧めしておきます。これ1本しかありませんが17,380円(税込)という価格も破格です、再現性がないというかおそらく今後二度とお目にかかる事はないであろうアイテムですので気になった方はお早めに。





さて、明日は土曜日ですが秋分の日で祝日。是非遊びにいらして下さいませ。アイテム紹介はヴィンテージレプリカと言った方が良いストアブランドの復刻版のシャンブレーシャツを紹介します、お楽しみに。


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2023年09月21日

晩夏初秋の新作紹介 vol.13 Brooks BrothersのDead Stock 90's Oxford Traditional Fit B/D Shirt (Made in USA)




機能うっかり書き忘れてしまいましたが、本日はハリスとラニーズの展示会に行ってきまして、帰ってきてブログを書いております。最近前日水曜日のブログに木曜日の予定を書いている事もあって、書き忘れた今日はメール等で今日は展示会廻りですか?というお客様からの問い合わせを頂く事に。まぁそんな訳で1件ですけど展示会に行っております、17時には戻ってますのでと返信しつつ、書き忘れた事に気付くという。





しかしまぁ、30℃以上の真夏日にはなりましたが、曇り時々雨な天気だったのでそこ迄暑くてやってられん!!という感じではありませんでした。そしてハリスとラニーズ、どちらもオーダーはウェブ上のシステムを使ってまして、既にデータがアップされており行く前に予習していったので展示会では生地感やシルエット等を確認しに行った感があり。今回の展示会(来月盛夏展があるので)でハリスは今年大好評だった綿麻のマドラスチェックのボタンダウンシャツと2ndタイプのショート丈ブルゾンを60/40クロス風の綿ポリエステルの軽量生地で作った物は発注予定です。マドラスチェックはどちらも使い易い配色ながら微妙にアンニュイな色も含まれていて良い感じでしたし、セカンドタイプに関してはしっかりと日本で作り込んだショート丈ブルゾンとしてはリーズナブルだったのでこちらも鉄板でしょう。ラニーズですが、判り易いハワイアンとリバーシブルのハットを発注予定。ショーツも良かったんですけどまぁ沢山ありますしね。





とまぁそんな感じでしっかりと見てきましたので後で発注しておきます。で、本日の新作紹介。デッドストックって新作と言って良いのかどうか微妙なところですが、現状全く市場に物が流れていないのだ、という事が判ったので今取って紹介しておこうという事になりました。


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昔、本当に昔ですね、35年程前。高校生の私は出張で米国に行く父親に頼んでお土産に買ってきてもらいました、ブルックスのボタンダウンシャツ。これがねぇ、お土産で買ってきてもらっておいて注文つけるのもなんだったんですけど、全くサイズも何も考えずに買ってきよりまして、首周りもデカいわ袖丈も着丈も非常に長いわでこんなもん着れるか!と怒る羽目になり。そんなもん判るか!という昭和そのものの父親に自分で服も買った事ないんかい!自分の体型と比べて俺がどのぐらいかぐらい判るだろ、自分のサイズよりも大きいサイズが合うわけないだろ!!という事で、誰かに物を買ってきてもらうのって難しい事なんだ、と認識したのを覚えております。サイズも全てしっかり伝えないと自分の仕事の事以外は小学生以下の認識で生活してきたジャパニーズビジネスマンには通用せんのだ、と。ジャパニーズビジネスマンはリゲインを飲んで24時間働けないといけなかった時代の話です。しかし皮肉な事に今の時代、ビッグサイズのシャツやリラックスシルエットのシャツが認知されて結果としてもし当時のシャツをそのまま残していれば古着として価値あるものになったんですけどね。





で、ボタンダウンシャツというのはブルックスブラザーズの創業者が考案した物なので、価格がどうのとかクオリティがどうのというのとは別にオリジンオブオリジンはブルックスのものである事は否応とは関係なく動かない真実です。1896年に発表していますからもう127年も経ってしまっているんですねぇ。でもメイドインUSAのブルックスのボタンダウンシャツ、つい数年前までは古着ならいくらでもあったと言っても良いぐらい、デッドストックでも簡単に見つかる安い物だったのに対し、急速にデッドストックは枯渇して今ではネット上で古着屋とかでデッドストックを売っている店、ほとんどなくなってしまっております。


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何故にこんな事になってしまったのか、というとこのブルックスブラザーズ、1994年に英国のマーク&スペンサー社に買収されて、この時点で創業以来使われてきたシャツの織りネームのロゴが変わります。ところがまぁこれが不評でして、そのせいかどうか判りませんがブルックスブラザーズファンからこの時代のブルックスは不評で2001年に奇しくも9.11テロの直後にイタリアのクラウディオ・デル・ベッキオが買収し、グラウンド0に至近だったリバティプラザの店を再開させ、2007年からは最上位ラインとしてブラックフリース(2015年に終了)、2014年からリーズナブルラインとしてレッドフリースを展開してきましたが、2020年に米国本社が民事再生にかかってなんとかスポンサーが現れてブランドは継続となりましたが、もうその歴史とその中でエポックメイキング的に伝説となっているアイビースーツやパイプドステムのパンツやポロカラー(ボタンダウン)シャツなんかの評価をブランドの財産として、そのイメージで当初よりも高額でありながら8割以上がベトナムやインドネシアなどの東南アジア製か中国製、一部10万円台のジャケットや15万オーバーのスーツで日本製、シャツの極一部が米国製というブランドになってしまいました。





そもそもがアイビースーツもパイプドステムも現代ではコスプレの域ですからそうそうビジネスとして利益を出せる物ではなく、現代的なクロージングを作って元々のビジネス立つ他メンズクロージングブランドとしての継続を模索してきましたが、クロージングが売れないから民事再生になっており、その一点からもクロージングにおいては世界的に大規模な老舗ブランドを支えられる程1ブランドがシェアを占める程の売り上げは現代ではもう実現出来ない、それぐらいダイバーシティは進んでおります。なので私としては事業を縮小してでも米国製でハイクオリティなクロージングブランドとして事業を継続して欲しいと思うのですが、実際は過去の名前だけのライセンスが生き延びるブランドになって何故その価格なのか判らない自称ラグジュアリーなアジア生産のトータルでメンズレディス合わせてビジネスの最大化を模索する業態になっちゃうんでしょうねぇ。





そんな中創業当初のブルックスはオーダーメイドが中心で、吊るしの服も作ってますけど基本はまぁイージーオーダーに近いネックサイズで選んで袖丈着丈身幅を調整するスタイルでした。その技術を継承しているという謳い文句なのがそのオーダーを請け負っていた工場のファクトリーブランドであるインディヴィジュアライズドシャツですが、今となってはミシン縫いなのに3万4万当たり前のシャツブランドになってしまいました。そしてデッドストックで比較的残っていた60年代70年代のブルックスのデッドストックはほぼ枯渇し、マーク&スペンサー社傘下に入る前の90年代のデッドストックはかつてアンダー1万円で買えていた物だったのに、現代ではそれすらもう枯渇していて古着屋で販売しているところはネット上に出す前に売れてしまうのか、ネット上でもまともなサイズはほぼ見つかりません。あるのはヤフオクとかメルカリとかぐらいです。それすらみんな相場値が判っているので、まともなサイズのデッドストックは90年代ですら3万台になってしまっております。





ブルックスブラザーズは米国ダンリバー社が作るオックスフォード生地を独占的に使用してきましたが、買収直前の90年代に入ると米国製の生地を使うとコストが合わなくなってきます。その結果として米国産のスーピマコットンを使用しつつ生地自体はおそらく中国で織ってコストを下げなんとか価格とクオリティを維持し続けてきたという苦心が見られる時代のタグが、この米国産のスーピマコットンを使用した米国製だけどインポート生地ですという長い説明が付いた織りネームになっております。結果的にダンリバー社は2008年に米国工場を全て閉鎖して倒産しますが、90年代のこのインポートファブリック表記がある物はダンリバー社の生地ではない、と解釈されておりますが、生地のウェイトや触りを確認する限り80年代のオックスフォードと生地にそこ迄の差はなく、同じスーピマコットンで織られており、厳密に表記をした結果米国製ダンリバー生地ではないという事だけは間違い無いので、そう解釈されているのでしょう。そして襟型はスリムだなんだとフィットが細分化されて2回の買収で微妙に変わりましたが、90年代のこのタグの頃まではギリギリ創業社の物なので、最初の襟型を継承しております。なのでまぁこれは米国まで探しにいって集めてきた使えるサイズの物=ネックサイズで40cm程度の物にして定番色であるサックスと白×紺のストライプのオックスなので、押さえておきました。





トラディショナルフィットなので今だとビッグシルエットと言って良いサイズ感で、しかも米国のデッドストックらしく袖丈は36インチ=90cmもあるので袖丈詰めは必須でしょうけど、これはこれでこれこそが本来のブルックスのトラディショナルなシャツだ、という事で現代では生産されていないフィットとしてまさにヴィンテージかと。





しかし90年代前半の物なのに枯渇してしまって出物があまりないなんてねぇ。これで29,700円(税込)なんですからどうなのよ、と思いつつもうこれ以下では今後出る事はなく価格は上がるのみ!と実際にサルベージに行っているバイヤーさんから言われちゃったらそりゃもう押さえとくしかないですよね。でも実に良い感じですのでリラックスサイズが好きな方、ヴィンテージ好きな方、そして本当に体格の良い方にはおすすめですのでぜひチェックしてみて下さいませ。





なぁんて今日の紹介はブルックスブラザーズにしようとしてブログを書いていたらお客様がいらっしゃり80年代ディッキーズの方を押さえていかれてしまいまして、もともと2本だったディッキーズがラス1になってしまいました。なので明日はディッキーズの紹介となりますが、ラス1です、でも見たらとても良いと思うのでお楽しみに。


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posted by mercier at 20:05| Comment(0) | TrackBack(0) | Main | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする