2023年12月31日

年末のご挨拶




今年も結構厳しい1年でした。まぁそれはそうだよね、と思わなくもないのですが、コロナ禍が明けたとはいえ今度はコロナ禍によって変わってしまった多くの日本人のライフスタイル、というのが重くのしかかってきており。





まずお出掛けしていなかったので手持ちの服が傷んでいない。リモートワークが定着した方は週に1・2日しか出仕せず、外出着の需要が減る。夏が猛暑で長く冬が短く暖冬傾向が顕著、等々。





なので来年はその状況を踏まえた仕入れやアイテム構成をしっかり出来る様にしなければ、という反省と課題を突きつけられた1年でした。  





その中で長くお付き合い下さっているお客様、そして今年からいらして頂く様になられたお客様には大変感謝しております。来年のセレクトをより掘り下げていこうか気合いが入ります。





来年も変わらぬご愛顧、お願い致します。





では2024年が皆様にとってより良い1年であります様に。








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2023年12月30日

冬の新作紹介 vol.24 BLACK SHEEPの Cable Pattern Watch Cap (B.A.T別注)




今年最後の営業となった今日、本日いらっしゃるというアポを3組頂いていたので、忙しいとは思っておりましたが、それに加えてお越しくださったお客様が複数いらっしゃり、忙しく過ごしておりました。久しぶりにいらした方には初めて見たTAIONのコスパと価格破壊振りが衝撃的だった様で、本日はTAIONの動きが活発でした。年明けにはこりゃ完売が近づくんじゃないか、と思わせられる動き方でした。そしてダウンが動くという事はそのインナーとして長袖Tシャツが動く、という事でもあり。これまた複数色々と動いてました。narifuriもホワイトマウンテニアリングも動いてましたし、長袖Tシャツではありませんが裏毛が短いフレンチテリーなコンションキネットのスウェットも動いてました。





そして今日はシュナイダーのコートも動いてました。ここにきてシュナイダーの減りが目立っております。ロロピアーナのストームシステムを表地に使ったダウン、シュタイフ社とコラボで作られたローデンクロスのフィールドパーカ、立て続けに動いてました。冬本番ですねぇ。





さて、今年最後のアイテム紹介となりますので。ここは別注アイテムで締めよう、という事で残しておいたこれ。色々あって別注する事になりましたが、そこに至るまで紆余曲折あったアイテムです。


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ブラックシープのアイテムの中で、これ大元の代理店がやらない、という事でディストリビューターである仲卸の代理店がオーダーが集まったらやろうと思うんだがどうだろうか、という話を持ち込んでこられたんです。そこで取り敢えず発注はするか、という事になりました。というのも長年作られていなかったんです、このニットキャップ。ブラックシープが使っていたニットキャップの編み機がとても旧式な物で、同じ味のものを作ろうとしたらその編み機じゃないと駄目だ、という事で数年前に編み機が壊れて修理不可能になった事で生産を止めておりました。自社牧場で飼育した羊の毛から作ったオリジナルのニット糸を使って自社生産でニット製品を作っているのがブラックシープ。なので外注には出さないのですが、壊れた編み機を新調する予算がないらしく、過去にマルチボーダーを編める編み機があったのですが、それも壊れて修理出来ず作れなくなってしまいました。





で、長年作れなくなっていたこのニットキャップ、何故今回作れる様になったかというと、ブラックシープの牧場の隣の牧場に使っていないニットキャップの編み機がある、という事が発覚したから。使ってないなら貸してくれよ、とお願いしたら快諾してくれたそうで、編める様になったからやらないか?というのが今回のオファーだったんです。ところが大元の代理店は乗り気じゃなく、こんなのあるけどどうだろ?と話を持ちかけられた仲卸商社の方がだったらオーダー集めてみようかな、となったので、B.A.Tとして糸帳の中から糸を指定して発注したんです。ところがですね、全体の発注ミニマムに達しなかった為、各色12個という個別のミニマムがかかってしまう事に。で、仲卸商社で集められたのが黒と霜降りのグレーのみでして、それ以外の色を作るのであれば、単独で12個発注しての別注という事になってしまいました。でも現状でこんな感じですから今後も発注が集まるとも思えず。





というのも英国製のニットキャップって取り扱いをしている日本のセレクトショップのおそらく99%がハイランド2000のニットキャップを取り扱っております。ハイランドのクオリティは折り紙付きですし価格もリーズナブル。そして長年取り扱っているところが多いので、定番展開していて数が減ったり色が欠けたりした分を翌年補充するだけでハイクオリティなニットキャップをラインナップ出来るんですから。そのラインナップに敢えてブラックシープをぶつける必要はない、と判断するバイヤーが多かった、という事なのでしょう。





でもこの旧式のニットキャップの編み機は編むのが遅く効率が悪い反面、ハイランドを使っている編み機よりも編みの凹凸がクッキリと出る編み機でして、これで他にはないブラックシープオリジナルの毛糸を使って作られたニットキャップ、見ての通りでハイランドの更に上をいくクオリティなのです。そして価格が7,480円(税込)と、ハイランドよりは高いんですけど現在円安でハイランドも価格が上がっていてネップの入った糸でケーブル柄で編んだニットキャップは六千円を超えてきており。だったら並列して扱っても良いよな、と思いまして今シーズンどこもやってない色で別注したのがこの2色。





どちらも良い感じですので是非チェックしてみて下さいませ。





さてそんな訳で今年の営業とともに新作紹介もこれにて終了。明日から新年2日まで、3日間お休みさせて頂きます。ブログは更新しますので、そちらはお付き合い頂ければと思います。





ではまた明日。


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2023年12月29日

冬の銘作紹介 vol.14 Edge & HuntのLeather Frap Rubber Laminated Canvas Shoulder Bag “SOVEREIGN” Antique Finish(Only at B.A.T)




今日は仕事終わりになっている方が多かった事もあって忙しくてなかなかいらっしゃれなかった方やちょっと遠方にお住まいの方で帰省するついでに、とかで足を運んで下さった方が立ち寄って下さいました。そしてイオンで買えるへなちょこな(失礼、業務用の耐荷重ではないという意味です)ハンガーラックをロングアウターのみを集めたラックにしようとしたら重さに耐えられず壊れてしまったので急遽85kgに耐えるハンガーラックを注文したのですが、年末が近くてどうかと思いましたが無事届きまして、早速組み立ててここぞとばかりにシュナイダーからグローバーオールまで一通り掛けまして懸案を解決出来ました。やれやれです。





残すところ明日1日となった今年の営業、そして31日は年の瀬のご挨拶という事で今日と明日がアイテム紹介の年内2回となるのですが、明日は新作紹介をして締めくくろうと思ってまして、となると今日は?と色々考えていたのですが、長年お付き合い下さっている京都のお客様がブログのアーカイブを吟味して今回ご注文下さったのがこのエッジ&ハントのスモールショルダーバッグのシリーズでした。そのうち銘作紹介で紹介する事になろうかと思いますが、元々自社サイトすら持たない古き良きハンティングギアメーカーであるエッジ&ハント、このソブリンタイプ、コーデュラナイロンで2色組、その上メッシュと綿テープの色も指定した別注仕様の物しか展開しておりませんでした。で、そちらはブログで紹介していたので今回はそちらをお買い上げ頂いたのですが、これ英国でベンチメイドで作られているにも関わらず今にして思えばとてもリーズナブルだったんです。その別注した分は17,600円(税込)ですから。ちなみに検索してみたんですけど、同じタイプの物を作っていて日本でも著名な英国メーカーの物ですと、現在4万ほどしております。そしてオールレザーモデルとなると9万近くするんですね。





そこで思い出したのが、そういえばこれ、代理店が取り扱いを止める時に代理店が持っていたサンプルを買い取ったよな、その中にスペシャルなやつがあったじゃん!!という事でして。なので厳密にはこれ紹介していないと思われますので初出ではあるのですが、新作としてしまうのもどうか、という事で今回は銘作紹介として紹介する事にします。


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紹介していないと思われる、と書きましたが紹介しておりません。何故ならアイテム写真が存在していなかったから。そこで急遽写真を撮りまして紹介となったのですが、これ米国の有名セレクトショップからのリクエストで作られた、フラップにはレザーを使い、本体はコーデュラナイロンではなく、ラバーをラミネートしたキャンバスを使って完全防水仕様にしたスペシャルモデル。更に古着の再構築とかが当時タイムリーだった事からこちらも汚しを入れて洗い加工をして実際にハンティングで使った様な表情を出した、非常に手間暇のかかったもの。





当時私はチャップマンやブレディのメジャーな英国のキャンバス+レザーのバッグが巷に溢れかえっていたのを良しとせず、あえて同じデザインで実用性抜群なコーデュラナイロン+レザーというくみわせで別注しましたが、英国カントリー&ハンティングの象徴となるとやはりキャンバス+レザーの方に軍配が上がります。そういう意味ではこれ、アンティーク加工がしてある以外はかなりベッタベタな鉄板英国カントリー調ショルダーバッグなんですが、単なるキャンバスではなくラバーをラミネートした事で(要するにゴム引きなんですが)キャンバスな見た目だけれど完全防水を実現。もちろんデザイン的にレトロなフラップのバッグなので本体とフラップの隙間から多少雨が入るなんてのはご愛嬌って事にしておいて下さい。で、これ今にしてみればすごいよなぁ、と思うのはアンティーク加工を施した物は英国側から提案として送られてきた物であって日本の代理店がピックアップした物ではなく、道理で展示会でもみた事なかったよな、と思いつつて事はこれ日本においてはまさにワンオフな鞄て事に。そして更にこれ、圧倒的なのは価格なんです。コーデュラナイロンにレザーのパイピングとストラップの別注の方が17,600円(税込)なのに対し、こちらは26,400円(税込)と1.5倍になってますが、レザーをフラップに使ってアンティーク加工を施してこの価格、いやこれ現在ですとどうやっても倍以上どころかもっと高く付きますし、当時も本来もっと高かったみたいですけどサンプル1点のみだったのでこの価格で提供して下さいました。





とても良い感じな定番デザインですが、そんな訳で1点のみのスペシャルアイテムです、明日誰かが押さえてしまわなければ来年の初売りまでは残っております、是非ご検討を。





という事で明日は今年最後の営業です、プレセールをご利用に是非いらして下さいませ。そしてアイテム紹介は今シーズン別注したニット小物、ブラックシープのニットキャップを紹介します、お楽しみに。


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2023年12月28日

冬の銘作紹介 vol.13 SEIL MARSCHALLのFox Fur×Canvas Pure Pack (B.A.T別注)




今日は久々に木曜日に営業して良かったなぁ、というぐらいにお客様がいらして下さり。別にそんな事はお客様には関係のない話ではあるのですが、週に1日の定休日を返上して営業したからには徒労に終わったとなるとモチベーションだだ下がりになるのはまぁこれ人間だもの、というやつではあり。まぁプレセール残り3日の今日ですので、いらっしゃった中でも古くからのお客様はあらかじめアポを頂いていたのでその分は見込んでいたのですが。





トリッカーズのモールトン+サイドゴア=エリスやSUBUのジップアップブーツ、そしてハリスのタートルネックカットソーやKAMARのパンツ、シャツも複数動いてましたし、TAIONが一気に3着減りました。これはプレセールだけではなくくじ引きで獲得した割引権をお持ちでギリギリで使い切ったからでもあるのですが。





しかし今日いらしたお客様のお一人がB.A.Tのお客様の中でも特に寒がりなんですね。今日もロイヤルネイビーの温度調整中綿のパンツを履いてきていたのですが、流石に最高気温で15℃を超えていると暑い、とおっしゃってました。暖冬傾向にある事は間違いない様でどうやら31日迄15℃前後の最高気温が続くみたいですが、年明け元旦からは10℃前後の最高気温で本来のこの時期の気温になるそうで。となるとまぁダウンパンツとかは年明けてから紹介した方が良いでしょうね。





さて、本日の紹介ですが昨日お伝えした通り秋冬らしい鞄の紹介をさせて頂こうかと。


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セイルマーシャルも価格が上昇していてなかなか手が出せなくなってきてまして、そうなると最後に作ったこのフォックスファーの小ぶりなリュック、貴重になってしまいました。現状店頭にはマップケースとソロパックとこのピュアパックの3点がフォックスファーを使用した秋冬仕様のアイテムのラインナップになっておりますが、マップケースとソロパックはどちらもラス1です。





それはその2型は代理店のシーズンラインナップにあったのでそこまで数を取らなかったのですが、こちらのピュアパックはモデルと生地を別注指定して作ったので、そこそこに数を作る事に。どうしたものだか代理店が企画するカラーのラインナップの中にネイビーが無く、ラインナップにあったモデルをネイビーで作るだけでも別注扱いになるので、だったらデザイン事別注しちゃった方が差別化が図れてよろしいかと。


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このピュアパック、シンプルながら見ての通り内装もしっかりしていて、ファスナーポケットを1つ内側に備えております。なので荷物少なくお出かけする際にはスマートでシュッとした見た目になりますし、ネイビーにした事でかなりコンサバティブでオーセンティックな服装に合います。





そしてこのフォックスファーシリーズ、何故に提案し続けているかというと、この狐の毛皮がドイツの害獣駆除で駆除された狐の毛皮という事が大きく。これ害獣駆除で駆除された野生動物の中でも、肉として食べられて革も使える猪や鹿と違い、毛皮以外は利用価値がない狐ですが、その狐の毛皮はとても味のある良い感じなものです。駆除してしまった狐をきちんと利用するという取り組みはとても有意義だと思うのです。流石に夏に毛皮は暑苦しいので、秋冬向きな鞄という事になりますが、冬にコートを着る様に鞄も換えるというのはそれだけでとても風流な気がします。価格もこれで41,800円(税込)というのは今となってはリーズナブルに感じるレベル。多めに作ったのでまだ残ってはおりますが、それでも残り3つですので、気になった方はお早めに。





さて明日ですが。平日としては明日が今年最後、今日仕事納めだった方も多い事でしょう、ギリギリではありますが、是非お時間を取って頂いてお越し頂ければと思います。アイテム紹介ですが、実は遠方のお客様からアーカイブをしっかりチェックしたご注文があり、それで取り出したらこれやはり良いな!となった鞄がありまして。という事で明日は2日続けての鞄の紹介になりますが、それの紹介をしようと思っております、お楽しみに。


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2023年12月27日

冬の新作紹介 vol.23 GLOVERALLのBlackwatch Oversized Lambswool Scarf




今日は仕事終わりだった方や有休消化していた方がいらして下さり、ニットやパンツを中心にプレセールの権利を使用していかれました。それもあって結構バタバタしていたのですが、ここにきて改めて在庫を確認してみましたが、新作を中心にしつつも銘作紹介で紹介した物や紹介済みだけどその色だけ紹介から漏れている物等既存のラインナップのニットも動いてまして、かなり在庫を減らしております。





実際フォックスファイヤーの米富繊維製ガーンジーセーターはベージュとダークレッドが店頭にあるM1着のみに、チャコールはM・L各1着になっておりますし、ジップアップカーディガンも残り僅かです。そして想定以上に数を減らしていたのがルトリコデラメール。ニットベストはチャコールが完売、ネイビーがSラス1、同じポケット付きの長袖も3色とも(これが1色だけ紹介していないんです)今日も減って残り僅かになっております。





意外に今年はニットの在庫を減らしておりますが、完売になって店頭フェイスを空けてくれないと新たなニットの投入が出来ないのでなんとかそこまで行くと良いな、と思っております。





で、今日紹介となるブラックウォッチのオーバーサイズマフラー、こちらは発注数届いているんですが、それでもどんどん減ってしまってラス1になっておりまして、これはトットと紹介してしまわないといかんな、となりました。


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これ通常だったら取っていなかったかもしれないのですが、今シーズンはブラックウォッチ自体をテーマにしていたケスティンもあり、ブラックウォッチアイテムが必要とされておりまして。前回ミリタリーブランケット柄の物を紹介した際に書きましたが、今回のこのグローバーオールのマフラーはロキャロン社が製造したものなのですが、ロキャロンはクランタータン協会公認のマフラーメーカー。今シーズンケスティンから昨年と同じケスティンのオリジナルタータンを取ったんですけど、テーマだったんでブラックウォッチ柄もあったんですね。でも長さは普通。このケスティンのマフラーもロキャロン製なのでそれ考えたら長さを一般的なものと変更しているグローバーオールの物の方が同じブラックウォッチなら良いな、と。





実際あまりの定番クランタータン柄なだけに実は持っていなかった、という方がこの長さにカスタムしてある物であれば、という事で結構押さえていかれてまして、結果残りが1本になってしまった次第です。となればこれはあるうちに紹介しておかねば、と。





個人的にはケスティンのエディンバラコートやオルメルソンシャツといったブラックウォッチのアイテムと合わせて頂くとより楽しめると思います。





是非チェックしてみて下さいませ。価格はブランケット柄と同じ15,180円(税込)です。





さて残すところ今年の営業は後3日。明日は木曜日ですが、みなさま仕事終わりだったり既にお休みになっていたりでしょうから営業致します。是非お越しくださいませ。





アイテム紹介は秋冬らしい鞄を銘作紹介で。お楽しみに。


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2023年12月26日

冬の新作紹介 vol.22 TAIONのMountain Packable Down Coat




流石に仕事納めが近づいてくると忙しい様で、そんな中で明日行く、明後日行く、とご連絡をいただくととても恐縮です。こちらからご連絡をさせて頂いても多くの方が今年は忘年会が復活していたりで忙しくお過ごしの様で、明日以降にいらっしゃるというアポを頂いている方が例年以上に多い気がします。





とはいえ今年の営業も本日を入れても5日間、ラストスパートな時期になっております。今年は帰省される方も多いでしょうし、なんとか時間を作ってプレセールをご利用頂きたく。





さて、本日の新作紹介、今年唯一の新作のダウンオンリーのダウンのアウターです。今年はとにかくダウンの新作を取るのを控え、定番展開しているスバールバルアイランズのN-1ジャケットやボンバーナンセン、それとリアルダウンのアイテムが非常に貴重になってしまったシュナイダーのダウンなんかをお勧めしていこうと思っていたんですね。でもそんな中でTAIONのオファーがあり、コスパを考えて数型展開しようとなった中で、今シーズン最も作り込んだアウターとして提案されていたこのモデルをセレクトしました。


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TAIONの今シーズンのダウンの中で最もダウン量の多いモデル。と言ってっも800フィルパワーのダウンを使っておりますので大変に軽量ですし、マウンテンカテゴリでありながらロング丈です。ハーフ丈のマウンテンパーカ的なモデルもあったのですが、価格差を考えたらこれはロング丈で良いな、と。フロントは丈が長い事もあってダブルジップ、ポケットはフラップのあるパッチポケットでフラップはドットボタンで留められる様になっておりますが、その外側の端はハンドウォーマーポケットになっております。





そもそもアウトドアというか冬山登山においてダウンというのは活動中に着用するものではありません。活動中はフリース+ハードシェルで活動し、休憩時間やキャンプ時に汗冷えしない様にダウンを着用する、という使い方を想定しております。なのでこれ着てひたすら歩くとかそういう事ではなく、寒くなったら出して着る、という感じですね。ただ街中では山に登る様なハードな運動はしないでしょうから普通に着用出来ますよ、というアイテム。と考えたらキャンプサイトで寒い中過ごすとか、初詣に行くとか初日の出見に行くとかそういう時にはロング丈の方が暖かで良いですよね。


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そして800フィルパワーの利点を余すところなく活かして非常にコンパクトに収納可能。本当に800フィルパワーであれば1/8の大きさまで小さくしても袋から出せば元通りになる、という事ですので、こんなにコンパクトなスタッフバッグに収納出来て鞄の中にも簡単に入って持ち運び出来ます。車に入れておく、というのも良いでしょうね。





そして何よりこれほど大量に800フィルパワーのダウンを使用して19,800円(税込)という価格設定、もう無茶苦茶です。今までに紹介してきた2型も十二分に激安でしたが、これ著名なアウトドアメーカーが同じ物を作ったら確実に4倍以上はします。今回色はマスタードの様なベージュとミリタリーな燻んだオリーブの2色にしておりまして、使い易さもバッチリにしつつ、いかにもな黒は外しております。まぁ最悪この価格なら暖冬で使用回数が少なくてもちょっとしたシャツ程度の価格ですのでそれ程勿体無かったな、という事もないでしょうし、逆にパッカブルなので持ち歩いて朝晩だけ出して着ても良いので、それだとかなり使えるんじゃないでしょうか。という事でご予算少なめででも本格的に寒くなるのならダウン押さえておきたいな、という方や、ファッション性もしっかり担保したい、という方にお勧めです。





さて明日ですが、巻物好評なのでグローバーオールのブラックウォッチのロングマフラー、紹介してしまいます、お楽しみに。


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2023年12月25日

冬の新作紹介 vol.21 GLOVERALLのMillitary Blanket Pattern Oversized Lambswool Scarf




クリスマスイブが日曜日であってもクリスマス当日が月曜日で仕事に行くとなると盛り上がりはまぁ期待出来ませんわな。ケーキの投げ売りしてましたけど、ホールのケーキってなかなかのボリュームですしねぇ。半額でも要らない物は要らないって事に。





とはいえ今日は遠方の方からのご注文が入ったり、忙しい方から年内に行こうと思うのだが28日の木曜日は営業しているのか?というお問い合わせを頂いたり(28日は定休日ですが通常営業致します!)でなんだかんだバタバタした1日でした。とはいえ、やる事はやらねば、という事で今日のブログの写真の加工は済ませておいたので、早々に新作紹介に移らせて頂きます。





今年の巻物、既に店頭にこれでもかとバリエーション豊富に揃っている巻物のラインナップに対し、それでも新たに加えようという物としてかなり厳しく吟味したのですが、それでもこれは取らねば!というスペシャルなアイテムが今日の紹介です。


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まぁどう表記するか、というだけの事なのですが、色々と大人の事情というやつで二転三転したんです、このマフラー。挙げ句の果てに減産トラブルまで発生し、本来なら4色展開だったのに3色しか上がって来ず。本国サイトで確認しても1色欠けていたので、1色ボツってしまったみたいですね。その上で減産で発注数の半分以下しか入荷しないなんて一体どういう事よ!?と思わなくもないのですが、元々今回は英国のロキャロン社とのコラボ、ということでインフォメーションがあり、ならダブルネームだな、と思っていたんですけど途中でロキャロンのの名前は出せない事になったという連絡があり、実際グローバーオールのネームのみで上がってきております。





とはいえ、これ近々紹介させて頂きますが、タータンチェックの物も作ってまして、両方ともサイズが36cm幅×205cmと一般的なマフラーに比べて25cm程長く作っております。それが今回のマフラーがベーシックなタータンチェックであってもグローバーオールから取る意味のあるマフラーになってましたが、このミリタリーブランケットをイメージして端に徽章の様にラインを入れつつ縦にもうっすらと白でラインを入れているデザインはグローバーオールの為だけに作られたスペシャルな柄なのです。





実際使うとアイビー調でもありレジメンタルな雰囲気でもあるのですが、この25cm長くした事で巻いた後の箸の長さのバランスが大幅に改善されていて、巻き方も色々バリエーションが出来てとても便利。身長ある方は特にマフラーの長さのバランスが身長と合っていないと感じる事も多いと思われますが、その点をしっかり解消してくれます。





今回タータンチェックに関しては同じ英国ブランドであるケスティンがブラックウォッチをテーマにしていたので、ブラックウォッチのみセレクトし、基本的にはこのミリタリーブランケットデザインの物をもう2度と出ないだろうという事でガッツリ発注していたんです。でもちょこっとしか入ってきておらず、とても希少性の高いものになっております。価格も15,180円(税込)とまぁまぁこなれておりますし、1日の寒暖差が大きく、それでいて日中がそこそこに暖かいという今年の気候には巻物で対応するというのは理に適っていると思います、是非チェックしてみて下さいませ。





なんだかんだで手袋やマフラーといったアクセサリー類は気が付くと減っていてあれ、結構動いてるな、と思う事が多く、なかなか銘作紹介とかで紹介していませんでしたが、今年はしっかり紹介しておこう、と思う次第です。とはいえ今年の新作にしてアウターメーカーのグローバーオールのマフラーという変化球、オススメです。





さて明日ですが。暖冬だとは言っても冬は冬。暖冬と言われても朝晩、特に朝は冷え込んで氷点下は当たり前、となるとやはりダウンの提案をしない訳にはいかず。今シーズン新たに取ったダウンの中では最もハイスペックなダウンにして価格破壊アイテムであるTAIONのハイエンドモデルを紹介予定です、お楽しみに。


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2023年12月24日

冬の新作紹介 vol.20 KAMARのTweedy Wool L Pocket Trousers (B.A.T別注)




今日はクリスマスイブですので。ご夫婦でいらしたお客様が1組、それ以外はパラパラといった感じで逆に街中はクリスマスらしく駅ビルやイオンの入り口ではケーキとチキンをとにかく売ろうと四苦八苦しておりましたし、その駅ビルではクリスマスの抽選会もやっておりました。酷いもんで6,000円で1回引けるくじ引きなんですが、しっかり6,000円のティッシュを頂いてくる事になってしまいました。毎年の事なんですが。





てな感じでまったり過ごしてしまいましたが、来週の土曜日、30日で今年の営業は終了させて頂きます。なのでまだたくさんいらっしゃるプレセールをご利用になっていない方、割引の権利を残している方は何とか30日までにお越し下さいませ。





さていらして頂くにあたってこのブログの新作紹介は情報量としては日本広しと言えどもこれ以上ないだろうという内容になっておりますので、重要な情報源だと自負しておりますが、今日紹介するパンツ、日本には何度か入ってきてはいるのですが、彼等のオリジナルのコレクションではなく妙なアレンジをして派手な裏地にして価格を結構な感じにしちゃっているラインナップを当時の代理店が展開しておりまして、それが嫌で合同展とかで見かけてはいたのですが手を出すに至らず。で、現在の代理店が極めてベーシックな生地で展開されている、ファクトリーブランドとしてのカマールを提案していて、結構生地やディテールやシルエットのセレクトが可能だったので、その辺しっかり吟味して別注したら破格と思われる価格を実現出来まして。


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今回採用したのはウール生地。と言ってもウール100%ではなくポリエステル35%ポリアミド5%と組成で言ったらファンシーツィードに当たる様な生地。ですがこれがとてもしっかり張りがあってそして見た目にウールのトップ糸を使って織ったかの様なメランジが入ります。それでいて肌触りとしては梳毛の生地なのでツィードやフラノの様なチクチク感はありません。とはいえフロント部分は膝下まで裏地を張っております。勿論展示会の時点ではロロピアーナやカノニコといったイタリアのメジャーどころの上等な生地もラインナップされておりましたが、その手の生地ってがっつりウーステッドなんで冬に履くのには心許ないというかぶっちゃけ寒いと思われ。そして仕事にもカジュアルにも使ってもらおうとしたらお家で洗えるというのは大きなセールスポイントじゃないですか。それもあって今回提案されている記事の大部分が綿生地だったんです。ですが私としてはモデルと仕様をしっかり指定しつつ、私の狙いとしては冬用でデイリーに使えるパンツでありながらやる事はしっかりやってその辺にある見た目だけそれっぽくしたカジュアルパンツじゃなく、本格仕様でありながらデイリーに使えてメンテナンスも楽で、長く楽しんで頂けるパンツにしたかったので。





4万円台になってしまう上にメンテナンスに気を使う高級生地ではなく、ローカルミルの生地で価格がこなれている上に見た目には高級生地に見紛う表情、という条件で探したら、今回はこの生地1択でした。あ、価格の事に触れたので先に書いておくと、これ32,780円(税込)と、税抜きではアンダー3万円を実現しております。直接取引しているメーカーならいざ知らず、現状商社経由で日本に入ってくるイタリア製のパンツで3万円以下というのはもうかなり現実的ではないというかほぼ存在せず。今回も別注仕様にしてなんとか無理矢理実現した次第ですので。





で、生地ではなくパンツ自体のディテールもしっかり凝っております。


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まず指定したのがポケットの仕様。後ほど説明しますが内装に凝ったので外見は至ってシンプル、ただしフロントポケットをイタリアのパンツには珍しいLポケットにしております。これによって随分と印象が変わりますので。ドレッシーな縫製仕様で単にドレッシーなパンツを作ったところで現代のビジネスシーンにおいては単なるスラックスに過ぎませんが、これなら程よくカジュアルダウンしつつスラックスの上品さは担保した見栄えに。





後ろポケットは逆にドレス仕様を主張しつつクラシカルにならない様、そしてモード寄りなコーディネートであっても対応出来る様に両玉縁のフラップ無しで。そしてしっかりポケットの端はD関貫を入れて押さえておりますので、フラップを無しにしてスッキリさせつつドレス仕様という点においては最も手間のかかる仕様を指定しております。





パンツはそういう細かいところで主張しないと生地以外ではなかなかここが違いますよ、という差別化が図り辛いのですが、今回はその辺にこだわりました。


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そして内装。私のパンツの良し悪しを見る際の基準は内装です。勿論シルエットや生地も大事ですが、マーベルトの後ろをカットしてウェストの詰め出しが可能いしているかどうか、シャツが外に出てこない様に滑り止めの切り返しをつけているか、傷み易い股の部分にシックを付けているか、と言った部分はワークパンツや軍パンならいざ知らず、ある程度きちんと見えるドレッシーな生地を使ったパンツにおいてはデフォルトにしております。上質だ高級だとブランドが言ってんだか輸入商社が売る為に吹聴しているんだか知りませんが、この辺をしっかりやらないで生地だけ高級生地を当て込んで綺麗目とかドレスカジュアルとか謳っているところ、それってロボが握る回転寿司で大間の本鮪を使っているから高いんです、と言われる様なものです。あれ、だったらこれ寿司じゃなくてネタ食ってるって事ですかね??となります。





このブランド、カジュアルパンツからクロージング仕様のトラウザース迄幅広くラインナップしておりますが、クロージング仕様の方が工程数が’倍近く多いのに価格差としてはあまり差がなく。だったらこのしっかり内装でやらないとね、となった次第です。





更にパンツ専業ブランドなのでサイズ展開も豊富。今回44・46・48・50と4サイズ展開にしており、多くの方に楽しんでもらえる様にいたしました。色はダークタン・オリーブ・チャコールの3色で、ベーシックカラーでありつつ表情があるのでオンオフどちらでも楽しんで頂けるかと。





残念ながら来春夏に関しては価格が上がってしまってどうやっても綿麻素材や麻素材だと3万円台中盤になってしまうので、一旦止めておりますが、私の希望的観測としては来年には欧州や英国でもインフレが一段落し、利下げに踏み切る可能性が高く、そうなるとまた価格が下がってくるのでそれを見越して暫く様子見する事にしております。それもあって今回のこのパンツ、とてもオススメです。是非チェックしてみて下さいませ。





さて明日ですが。寒くなってきているのに巻物の紹介をしておりませんでした。今年の変態巻物、というかなんじゃこりゃなマフラーを明日の新作紹介にさせて頂きます、お楽しみに。


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2023年12月23日

冬の銘作紹介 vol.12 A(LeFRUDE)EのOwl Intarsia Crew Neck Sweater (B.A.T別注)




わたくし、昨日見栄を張ってしまった、という事を否応無しに認めねばならないという事に気が付かされました。今朝の最低気温、八王子で-4.9℃、高尾で−6℃、あれ、となるとこの辺の最低気温に対して昨日−3℃となっていたのをこれは緑区の特殊性にあって橋本周辺は−3℃なんて事はない!と主張した根拠がかなり揺らぎまして。これ本日高尾方面からいらしたお客様からの情報なのですが、近所の公園の池は夜21時頃には氷が張り始め朝には上に大人が乗れるレベルの厚さになっているとの事。あれ、となると−3℃はないにしても0℃から−1℃程度にはなってるな、この辺も、と思いまして。





新宿まで特急で40分程度の距離ですし、橋本自体は高雄ほど山が近くないし、という根拠でしたが、高尾だって中央特快で新宿まで50分かからない程度だしなぁ。前言撤回、この辺は都心部や神奈川でも横浜や川崎の様に海の近いエリアよりもかなり寒いのだ、という事で(T_T)





ですがこの寒さ、若干緩むとはいえ、ほとんどこんな感じで推移するみたいでして、お正月周辺は15℃以上になるみたいですが、それ以降は結局同じ感じの様です。という事で本日はコートの中に着るニット。それも昨日書いた様にお行儀の良い提案ではなく、ファッションとしても面白い上質なアイテム、という提案です。


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アレフルードは全てのアイテムにおいてこれは良い!と思えるクオリティでありながら他にはないデザインのひねりがある、という稀有なブランドでした。作り手である佐野氏のヴィンテージのクオリティや仕様へのオマージュ、ヴィンテージの中でも彼の好きな時代のマニアックなアイテムをいかに現代的に表現するか、というコンセプト、どれを取っても同じ様なアプローチのところって今他にないよな、というアイテム構成でした。正直デザイナーご自身も認めるところでラブレス専属ブランドとしてラブレス以外での展開を止めた結果、ラブレスの意向を色濃く反映させた3シーズン(本当に酷いと思いますが専属契約にしといて3シーズンで会社の方針転換とかいって契約を打ち切るんですからねぇ、三陽商会)にリリースされたアイテムは私もそれは佐野さんじゃなくても良いんじゃないか、と思う様な構成でしたが、過去の名作の数々はいつまで経っても色褪せません。





このセーターもインターシャ編みで編み柄でフクロウの頭を大きく入れたデザインと上等なイタリアはゼニアバルーファ社のメリノウールのミドルゲージな糸を使って提案されてましたが、ブランドから提案されていたのが地色がピンクベージュとペールブルー、そしてネイビーの3色で、ジェンダーフリーな提案と唯一定番色のネイビーでした。なのでここは使い易さとアウターとの相性を重視した別注色で提案したのがこの2色です。





ニットに関してはアレフルード、大きめなのでSとMの2サイズ展開ですが、現状残っているのがどちらもSもMも各1着ずつだけになっております。実はもうちょっと残っていたんですけど今日これ紹介する、となった時点でだったら先に押さえておくわ、という事で気にしていたお客様が押さえていった結果、そうなってしまいました。でもこのスーパーファインメリノのゼニアバルーファの糸を使ったニット、イタリアのニットメーカーにはとても多いんですけど、現時点でこのウェイトの物を作ったら無地でも4万オーバーになるでしょう。それをがっつりインターシャで柄を編み込んでそれで37,400円(税込)なんですからこれはありがたいです。皮肉な事にここのところの円安に夜インポートアイテムが値上がった結果、当初無茶じゃないとはいえラグジュアリーな素材使いと縫製仕様でそこそこな価格帯と感じていたアレフルードのアイテムも今となっては相対的にお値頃感があるアイテムになりつつあります。それもあって残っているアイテムについてはオススメしている次第ですが、こちらも残り少ないので気になった方はお早めに。





さて明日ですが、本日お客様とお話ししていて今シーズンの巻物と一押しなパンツを全く紹介していない、という事が発覚いたしまして、明日は今シーズンから取り扱いを始めたイタリアのパンツ専業メーカーのパンツを紹介します。これ非常に良いのでお楽しみに。





さて明日も天気は良いみたいですし、プレセールの権利をお持ちの方、夏にくじを引いた分の割引権をお持ちの方、是非お越し頂ければと思います。皆様のお越しをお待ちしております。


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2023年12月22日

冬の銘作紹介 vol.11 GloverallのLondon Collection Birds Eye Field Jacket




今日も寒いですねぇ、ですがこれ以前も書きましたが、ヤフー天気予報の相模原市緑区の天気予報ってのがどうにも微妙な表示でして。何しろ今朝の最低気温は-3℃という表示になってまして。単にこれを都内の取引先の方とかに話すと、都内とそんなに気温差があるだなんてトンだ田舎だと爆笑されるのですが、これ表記に問題ありでして。まぁ正しいは正しいんでしょうけどここ橋本は緑区であって緑区でない、というか緑区で最も栄えているハブ駅のある街ですが、その位置は緑区の最東端なんですね。相模原市が政令指定都市になるにあたって元々の相模原市に隣接していた城山町とその先の津久井郡、更にその先の相模湖町と山梨県と隣接する藤野町の4つの自治体を吸収合併しているのですが、これ本当に酷いと思うんですけどその吸収合併した4つの自治体を全て緑区にし、面積で言ったら残りの2つ、南区と中央区(そもそも3つだけしか区を作らないのもどうかと思いますが)を合わせたよりも面積が3倍以上なのに、それに対して人口はその2つの区を合わせた数の1/3以下という歪な区割りなんです。その緑区の人口の45%が中央区に隣接する橋本地区周辺に集中しているのですが、緑区の天気予報というのは西の端、山梨に隣接している藤乃とかも網羅した形で出されているので、-3℃とかの都心部とかけ離れた気温が表示されてしまうのです。





なんでこんな説明をくどくどしているかというと、今日いらした取引先の方が品川からやって来て橋本は寒いっ!とおっしゃっていたので、そりゃ都心部よりは寒いでしょうとも、でもそこまでじゃぁないんですよ、という話をしたから。精々が都心部と3℃ぐらいしか変わらないです。とはいえ、寒いは寒いですけどね。これから八王子に向かう様でしたので、八王子はもっと寒いですよ、と言っておきましたww





さて、確かに寒いは寒いのですが、暖冬傾向という事は間違いなさそうで、来週は最高気温で15℃、最低気温は5℃前後という日が多いみたいでして年末年始もそんな感じという事で。となるとここはダウンよりもこんな感じのアウターの方が最高気温と寒暖差を考慮したら丁度良いんじゃないかと。


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グローバーオールがこういうの作るのって珍しいというか通常のラインナップにはないのですが、ロンドンコレクションという基本的には英国でのみ展開する為のシーズナルコレクションというか、こんな事もやれますよ、過去にこんな企画もありましたよ、というのをデッドストックの生地やインラインにはないデザインで展開するスモールコレクションで提案してまして。





このシンプルなフィールドジャケット、ありそうでないアイテムでして、表がバーズアイなんですがダブルフェイスで裏面は起毛したメルトンになっている珍しいデッドストック生地を使用。なので表から見たらバーズアイのジャケットにしか見えないのですが、生地はしっかりコートのウェイト。4つボタンですが一番上のボタンを外すと3つボタンのテーラードジャケットの様になります。後ろ側もセンターベントなので本当に作りの上ではジャケット。今シーズン他店では手に入らないレアアイテムとしてカパルビオのマレンマナジャケットを取りましたが、このジャケットも共通している事ですが、ジャケット型でありながらコートの機能を持つジャケットコートである事。今年の気温の推移ですとシャツの上にミドルゲージのセーターを着た上、ハイネックカットソーやニットの上に更にニットを重ねてその上に、見た目にはトラディショナルなレイヤーですがそれで丁度良いんじゃないでしょうか。


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それでいて一番上のボタンを閉めると首元までしっかり防寒。ダブルフェイスとはいえ1枚生地のウールメルトンなので表に見えない様に内ポケを付けるとなるとこの位置しかない、というパッチポケットの裏側に内ポケを付け、シンプルな中にも機能性はしっかり持たせております。





英国製でアウターを作る事においては定評のあるグローバーオールがデッドストック生地で作ったこのジャケットコート、色もネイビーベースなのでコーディネートもし易いですし、51,700円(税込)という価格も破格。サイズはMとLの2サイズ展開です。冬にそれっぽく気分出しながら着られて暑過ぎないんですから暖冬傾向にある中では特にオススメです。是非チェックしてみて下さいませ。





明日ですがじゃぁこんなジャケットコートを着ていたら中に着るのはニットだよね、という事でベタベタに英国製ニットを勧めるのも良いのですが、それじゃ何の捻りもないよな、という事でこんなセーターは如何でしょうか、というセーターを紹介します、お楽しみに。





そして。一応今年も例年の様に30日迄営業致しますが、土日となると明日明後日が今年最後の週末営業となります。クリスマス直前という事もありますし、是非ご来店下さいませ。皆様のお越しをお待ちしております。


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posted by mercier at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | Main | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする