2024年04月30日

春の銘作紹介 vol.33 White MountaineeringのSweat Absorbent & Quick Dry Seersucker Check Shirt




今日で4月も終わり、明日から5月です。でもこの切り替わるタイミングで天気が今一つパッとせず。昨日より今日、今日より明日、と天気が悪く気温も下がっております。明日なんて久しぶりに20℃以下の最高気温予報です。とはいえGW後半のスタートと共にまた25℃前後の過ごし易い日々が回復するみたいですが。





それもありますし、この後梅雨がやって来る事を考えますと銘作紹介で紹介するアイテムというのも考えないといけませんよね。長袖であっても暑くなっても着られて梅雨時なんかのジメジメした時期でも快適に過ごせるアイテムを紹介していかねば。そう思って昨日今日の紹介を組んでおります。という事で今日の紹介も羽織って1枚で様になり、しかも高機能て快適に過ごせるシャツの紹介です。


20240430-IMG_6331.jpg20240430-IMG_6333.jpg



ホワイトマウンテニアリングのアイテムは機能性や生地の性能はアウトドアシーンを想定して組まれている為安定しているのですが、そこはパリコレでコレクションを発表しているモードブランド的な側面もありますので、シーズンテーマによってカラーリングやそれが街寄りかフィールド寄りかといったテイストのバランスが左右されてしまうのは、それこそがブランドの持ち味なのですが仕方がない事で。





またそのモード寄りな格好良さといかにもなフィールドのイメージはなかなか一致しない事も多いのですが、このシャツはとても判り易くオーセンティックなアウトドアっぽい雰囲気を醸し出しております。ですが単なるチェックのシャツというのではないところが流石はホワイトマウンテニアリングという持ち味でして。


20240430-IMG_6332.jpg



胸ポケットのフラップはガンパッチを兼ねていたデザインを採用していて、正面から見た際の1番のデザイン的な特徴になっていますが、チェックの柄をしっかりとパッチポケットと柄合わせしているのでポケットがないかの様に見えてしまいます。個人的にジャケットでもシャツでも柄合わせをしている事が完成度を測る基準になってまして、横段を合わせているというのはままあるのですがしっかり完璧な柄合わせでポケットがあるのに無い様に見える、というのはもうドンピシャでツボなのです。しかもこんな複雑なパーツ構成なのに柄合わせをし、フラップを留めるドットボタンまで色合わせをしているというのは流石としか書き様がありません。それに対して擦れる袖口から肘にかけての部分は無地の同素材の生地で切り替えてフィールド感を出しております。にも関わらずボタンはチェックの生地で包んだ包みボタンを採用しており、正面のボタンは無い様に見えますが、袖口のボタンはしっかり主張。そしてケンボロ部分は長めに取られていてボタンを2つで留めているんですが、これにより袖を捲る際にストレス無く半袖になるレベルで巻けます。とまぁ細部に渡って工夫がされているのです。





しかもこれ生地が綿ならまだ他にもあると思うのですが、一見普通のチェックと無地、しかし吸汗速乾機能のあるポリエステルを使って凹凸のあるシアサッカー生地にしていて、一見オーセンティックなアウトドアライクなチェックシャツですけどこれがどうしてどうして、とても快適な生地なんです。吸汗速乾なだけじゃなく、汗をかいてもベタつかないので。ここまで作り込んで国内生産で30,800円(税込)というのは4万円以下のシャツがなくなっている現状のホワイトマウンテニアリングにおいては貴重なアイテムです。サイズもリラックス感のあるMサイズ相当の1で残っております、是非このクオリティを味わって頂きたいのでチェックしてみて下さいませ。





という事で明日から5月、そして明日明後日でGW後半に向けた入荷が予定されておりまして、明日はフォックスファイヤーの大好評なアルティメットフーディの追加分、明後日にはステイクリエイティブの半袖Tシャツの入荷が予定されております。ステイクリエイティブのTシャツはマニアックなネタからロンドンで大人気なベーグル屋とのコラボ物迄バリエーションに富んでおりますので、要チェックです。





そして明日のアイテム紹介は25℃で丁度良いTシャツやポロシャツの上に羽織って様になるジャケットの紹介です、お楽しみに。


ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキング
posted by mercier at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | Main | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月29日

春の新作紹介 vol.8 biographyのCombed Yarn Mercerization Cotton Bload Work Shirt




今日も気温は高かったけど風があって快適でした。GW前半最後の日なのですが、大きな会社で組合があるところは5月1日はメーデーで休みにしているところが多いですし、明日から3日間丸々休んで10連休にしている方も多いでしょうけど、学生はそうもいかず。小学生から大学生に至る迄学生の方は皆暦通りに学校はあるのが一般的。大学、基本通常授業にしていますけど授業を受け持つ講師の先生が休講にしていたりするパターンはあるあるネタで、いっそ全部休講にしてくれれば良いんですけどそうはいかずに途中で休講があっても1日学校に行かないといけないなんてのがこの連休の合間の平日のパターンでしたね。





今日はフォックスファイヤーのスコーロンアルティメットフーディが一旦Sサイズが完売、残すところグレーのMサイズ1着になりましたが、これは既にこの状況を見越していてGW後半前に追加で2色ともフルサイズ揃える予定です。そしてナイキの基本市販されていない米軍支給モデルのリアクト、こちらも本日ラス1になりました。これはGW中に完売してしまいそうですね。それとGW後半には何らかのイベントをぶつけようかと思っております。店頭の整理が進んだ結果、アウトレットコーナーが久しぶりにご覧になって頂ける様になったので、自分で組む福袋企画を考えております。それと合わせて幾つか考えておりますので、そちらもお楽しみに。





さて本日のアイテム紹介ですが。厳密には新作ではないのですが、一度もこのブログで紹介していないアイテムだというのが発覚したので新作紹介、という事にさせて頂きます。でもこのシャツ、この上なく凝った生地と作りでこの時期にぴったり、真夏でもいけるシャツですので是非紹介せねば、と。


20240429-IMG_7277.jpg20240429-IMG_7278.jpg



このシャツ、ディテールにしろ生地にしろこの上なくこだわって作ったまさに名作。春夏に着る、真夏でも快適に着られるシャツでありながらディテールとしてはワークシャツのディテールを徹底して組み込んでおります。





まず生地は一見シルクかと見紛うばかりの光沢感のあるブロード。コーマ糸と言って糸を撚った後に毛羽を削ぎ落とす加工をして糸の表面を滑らかにした糸を使って織ったブロードを更にシルケット加工という水酸化ナトリウム溶液に浸して表面の成分を変化させてシルクの様な光沢を持たせております。なので非常に軽く滑らかで光沢がある生地なのですが、その高級感と相反する様なワークテイストなディテールが満載。





フロントの前立はプルオーバー風に一番下のボタンの上まで、ポケットはフラップ付きのパッチポケットを左右の胸に、そしてボタンは2つ穴の貝ボタンにしております。背中側にもヨークをスプリットヨーク(背中心で左右に分割した仕様)にしただけでなく、後身頃も左右に分割して生地の自然な伸びの方向に力がかかる様にしたディテールにした隙のない作り込み。





結果高級感のあるラグジュアリーなカジュアルシャツになりました。元々取り扱いはしていませんでしたが、ブランド活動を休止した際に在庫一覧を送って頂き、再度吟味したらこれはとんでもない逸品やないか!となりまして、総浚いしております。サイズは44・46の2サイズ展開で価格は23,100円(税込)です。残り僅かになっておりますので、早めのチェックをオススメしておきます。





さて明日は天気は不安定で雨がぱらつく予報ですが、それでも23℃くらいにはなる予報です。お休みの方もお仕事の方も気温的には程良いとしても昼前迄は本降りの雨になりそうですのでご注意を。アイテム紹介はもう1型長袖シャツの紹介を続けさせて頂きます、お楽しみに。


ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキング
posted by mercier at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | Main | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月28日

春の銘作紹介 vol.32 HIROSHI TSUBOUCHIのHigh-Tech Sneaker Sole Gurkha Sandal (B.A.T別注)




暑いけれど快適、日中半袖Tシャツでちょうど良い1日でした。それはまだ良いんですがやはり複数端末から同じブログの記事を書こうとするといまひとつ不具合が起こるみたいで、昨日は到頭書いた記事が完全に飛んで消えてました。それに気づいたのは今日のブログを書く段になってからで、まぁ困ったものです。とはいえなるべく早く家に帰って夕食ぐらいは済ませてから仕事したいと思うのもそれほど贅沢な話ではないと思いますし、今日はPCを持ち帰ってPCで作業をしてみる事にします。それなら大丈夫なんじゃなかろうかと。





でもまぁ、今日は色々と動いてまして、と言ってもあまりの暑さに真夏の様な物の動き方でして、半袖Tシャツとハーフパンツと小さなバッグとかばかりでした。流石にこのブログを書き始めている20時過ぎには半袖1枚では少々肌寒い感じにはなっておりますが、そうは言っても明日も27℃予報ではあり。最低気温は15℃ですけどね。取り敢えず明日はGW前半最終日なので今日以上に皆様遊びにいらして下さってですね、出かけられない私にこんなところに行ってきた!というお話を聞かせて頂ければと思います。





で、本日のアイテム紹介ですが、そんな感じで暑くなっているのでここは一発足元もこの暑さに対応したものを紹介しておこうと思います。


20240428-hto0912cmbr-01.jpg20240428-hto0912cmbr-05.jpg



実はこれ、今日紹介する、と書いておいて実は店頭に出していないという事が発覚。おいおいおいおい、そりゃないだろう、と反省頻りで店頭に出しております。これサンダルじゃなく靴なんですよね、ソール的には。でもアッパーはしっかりグルカサンダル。しかもしっかりと踵があるのでサンダルという名称で呼ばれていても車を運転するのにも問題のないですし、このソールを履かせた事によってこのまま走る事も可能。こんなアッパーとソールの組み合わせもそうそうありません。しかもこのカラーのソール、現在在庫がなくどこかの大量発注するメーカーがこのソールを発注してくれない限り作られないスペシャルカラー。革との相性もバッチリです。





しかも別注仕様で革と革の色を選んでナチュラルに使い易く合わせ易いこなしに仕上げておりますので、とても良いんじゃないでしょうか。サイズも6.5・7.0・7.5の3サイズ展開ですが、大きめサイズなので6.5で26cmぐらいはありますのでまぁこの3サイズで殆どの方は当てはまるかと。この作り込みで33,000円(税込)というのはなかなかなコスパでしょう。完全に靴専業メーカーが靴と同じ工程で作っているので通気性バッチリですが靴の履き味です、是非チェックしてみて下さいませ。





明日は今月最後の祝日でもあり、4月誕生日の方も滑り込みで誕生日割引をご利用にいらして頂ければと思います。アイテム紹介はこの時期に丁度良い涼しい長袖シャツの紹介を予定しております、お楽しみに。


ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキング
posted by mercier at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | Main | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月27日

春の銘作紹介 vol.31 Teleria ZedのLinen/Cotton Glen Check No Pleated Tapered Pant “Capital” (B.A.T別注)




GW初日、割と過ごし易い1日でしたが、明日はまた真夏日に近い夏日になるみたいでして。いや朝出てくる時からして普段渋滞なんてない目の前の道路が渋滞していて、これか、近場で済まそうと津久井でバーベキューだとか水の綺麗な宮ヶ瀬まで行こうとかプレジャーフォレストで遊ぼうとか、そういう方々が沢山いたみたいです。ってそれは明日以降もこの渋滞は続くって事かいな!と気がついてしまいました。しかしまぁその分橋本周りには人がおりませんで。ちょっと遠出という方の下りのピークが今日という事もあって、1日ずらして明日から出掛けようという方がいらして下さったり、混雑するから出かけない、という方が初日から顔を見せては下さいましたが、遠方からお越しのお客様は今日は別で遊んで明日明後日にいらっしゃる感じみたいです。午前中からご来店予定が入っております。





さてそんな中ですが、片付けが進んだ結果、いつになく店頭はスッキリしており、こんな物もあったのか!というのが店頭にお目見えしていて見応えあると思います。そんな中でもパンツの充実ぶりはなかなかなもので、本日紹介するパンツもイタリア製でこのクオリティでこの価格で出せるパンツは他にはないだろ!というスペシャルなアイテムです。


20240427-IMG_6068.jpg20240427-IMG_6070.jpg



テレリアゼッド、イタリア本国製でパンツを作り続けている数少ないパンツ専業メーカーです。とはいえ仕様を簡略化したクロージングの特徴を残さない、マーベルトを背中心で割っていないワークやスポーツ用のパンツの作りの物は一部モロッコ製になっており、その辺を注意して常にイタリア製の物だけに特化して発注しております。まぁ生地を乗せ替えて別注仕様にするとほぼイタリア製になるのですが。とはいえクロージングのパンツの仕様で作られているモデルは現在3型しかありません。





中でもこのキャピタルというモデルはクラシコイタリアの特徴を踏襲したフラッグシップモデルで、細過ぎないけれどスッキリとしたテーパードシルエット、内装もフルオプションで凝った最上位仕様。合わせるトップスを選ばない上に完成度の高さが売りです。でもこれ、シルエット以上に今回は生地がキモ。


20240427-IMG_6069.jpg20240427-IMG_6071.jpg



このパンツにセレクトした生地はリネン60%綿37%ポリウレタン3%の組成でグレンチェックですからプリントとか後染めとかは出来ず、当然先織りの生地で、リネンの量が多いので麻のサラッと感はしっかりと担保しつつ綿を混紡する事で吸汗性も加味し、ポリウレタンを入れてストレッチ性もあって動き易い、というスペシャルな生地。





こんな生地を使って別注してですね、イタリアの名だたるインターナショナルブランドのOEMを請け負うパンツ専業メーカーだけにサイズも2インチ刻みではなく1インチ刻みで作れたので、30・31・32・33・34・35・36と7サイズ展開にして24,200円(税込)とイタリア製のパンツとして現在ではあり得ない価格設定。既にイタリア製でこのグレードの生地でこの仕様のパンツとなると4万以下では存在しておりません。それ考えるとやはり別注しておいて良かったな、と思いますね。オンオフどちらも使えて真夏でもスッキリ快適なパンツ、是非チェックしてみて下さいませ。昨日のL.B.Mのトラベルフィールドジャケットと組み合わせれば如何にもなイタリアンコーデになりますので、そんな使い方もご検討下さいませ。





明日ですがそんな訳で真夏日ですが、久しぶりにいらっしゃるお客様からのご予約も入っており、忙しくなりそうですが、是非皆様お越しいただければと思います。皆様のお越しをお待ちしております。





アイテム紹介ですが、暑いので早々とサンダルに近いシューズの紹介を予定しております、お楽しみに。


ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキング
posted by mercier at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | Main | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月26日

春の銘作紹介 vol.30 L.B.M.1911のWater Repellent Pckable Travel Field Jacket




昨日に比べて予報ほど暑く感じられず、むしろ日中半袖Tシャツ1枚で外に出たらなんかちょっと元気良過ぎる感じで慌てて1枚羽織る羽目になる、という。やはり最高気温にだけ振り回されると体調崩しかねないな、と思いましたね。





そして4月も残り僅かですが、色々と店頭の整理を進めていると、本当にこれでもかとばかりにアイテム数の多い店になっているなぁ、というのを実感します。長物を別のハンガーラックに移した結果、ジャケットをかけられるスペースが倍増したのですが、それでも春夏ジャケットを全て掛ける事は出来ず、ラックの下に重ねて積んである状態です。また店頭に出してびっくりなんですけどポロシャツとハーフパンツもとんでもない量があるな、と。しかも水陸両用、つまり水着兼用のショーツも複数あり。ポロシャツにも今となってはとんでもなく高値になっている16Gのニットポロがかなりの割合を占めており、ガシガシ着れるものからビジネスやちょっとかしこまった場でも使えるものまでバリエーションも豊富に揃っております。





なので最近お越しになっていない皆様にも是非いらしていただきたいものです。





さてさて、本日のアイテム紹介ですが、昨日紹介した安価なフィデリティのトラベルジャケットに対し、デザイン的にはカジュアルでもパターン的にも縫製仕様的にもイタリアのクロージングブランドの中でも最高峰とされるL.B.Mのフィールドジャケット型のトラベルジャケットの紹介です。


20240426-IMG_6781.jpg20240426-IMG_6783.jpg



困ったものでこのレベルにカジュアルダウンしていても現在ではジャケットというだけで10万オーバー。別に私としては10万円台のジャケットを取り扱う事にも18万のコートを取り扱う事にも価格的な躊躇いは全くありません。ただ円安だ円高だいうのに輸入品の価格は左右されて変動してしまうし、多くの商社は値上げはしても値下げには消極的なので一度上がってしまった価格はちょっと通貨レートが良くなったところで早々プライスダウンはしてくれないのですが、やはり値頃感というのもあれば収入やライフスタイルを考えた時に多少背伸びをしてみたところで基本身の丈にあった物を身につけるしかないのがリアルな実態である事は否めません。





ですから10万を出すなら10万に見合った物であって欲しい、というのが思うところでそれは全体の価格が上がっていたとしても多くの人の懐事情が同じぐらい上がっていない限り、7万程度の価値だと思う物が10万になっていたらお金の使い方として躊躇ってしまうのは極自然な事でしょう。なのでこれならばというアイテムをお勧めする様にしたいところなのですが、今日紹介しているこのL.B.Mのジャケットはギリギリなところでこれならば、というアイテムです。


20240426-IMG_6784.jpg20240426-IMG_6782.jpg



まずこれ、デザイン的にはフィールドジャケットやハンティングジャケットと言われるデザインでポケットの配置は米軍におけるM-65と同バランスで配置されています。でもポイントはそこではなく、そんなエクスプローラーなデザインなのにも関わらず、L.B.Mのクロージングのパターンワークを余すところなく採用していて、袖の振りや肩周りの形状、背中から腰にかけてのライン等は完全にテーラードジャケットの作りを踏襲しております。背面から見るとそのシルエットの美しさは良く判ります。





そしてフロントは比翼でボタン+ファスナーの凝った仕様、首の立ち上がりも綺麗に上迄閉めるとスタンドカラーですが、中2つか3つでボタンを留めるとテーラードジャケット型になります。素材は綿ポリにポリウレタンを配合したイタリアらしい高密度な生地で、そこに耐久撥水加工を施しております。付属の袋に収納して鞄に入れておけば肌寒い時間帯には着て過ごし日中はスマートに収納出来る、という機能は機能紹介したフィデリティの物と同じです。ただこの美しいシルエットや工程数の多い縫製仕様は最上位な物を作る事を旨としているL.B.Mならではです。





サイズは48と50の2サイズ展開、価格が93,500円(税込)という今となっては破格のイタリア製ラグジュアリーカジュアルウェアです。是非チェックしてみてくださいませ。





という事で明日からは3連休、でも遠出すると混んでますしこの際ですから前半はお買い物にいらして頂いて、後半でどこかに日帰りで2回ぐらいお出かけする、というのを進めします、という事でこの週末、皆様のお越しをお待ちしております。





アイテム紹介は明日はこのジャケットに合わせるならば、という事でイタリアンなパンツの紹介を予定しております、お楽しみに。


ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキング
posted by mercier at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Main | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月25日

春の銘作紹介 vol.29 FIDELITYの Washer Process Nylon Pckable Travel Jacket




いや明日はもっと暑いと思うと嫌になりますねぇ、昨日の寒さの為昼前頃迄はそこ迄暑くは感じなかったんですが、13時過ぎにはすでになんか暑いかも、という感じで15時頃には半袖1枚で良いな、という感じに。お陰で新宿駅から京王線に乗り換える頃には電車の車内はクーラーしっかりかかってました。





で、戻ってきた17時過ぎから今日も少しはやろう、という事で店内のフェイスを整えるべく、コートを別途可動式のハンガーに移したので壁際の中心のフェイスは全てジャケットにする事に。なので過去1番にジャケットが見易くなっております。なのでここぞとばかりにジャケットを並べてみて、ウムウム、これは良い、と一人悦に入っておりました。





そんな事もあって本日はジャケットの紹介なのですが、本気なクロージングメーカーのジャケット、近年の円安でどかどか積める感じでもなく、厳選している事もあり、そこ迄タマ数はなく。逆にリーズナブルな5万円以下のカジュアルウェアメーカーのジャケットはクロージング全盛の時代にはそちらをお求めの方から除外されていたので、かなりなバリエーションが残っており。今日紹介するのもそんな中の銘品です。


20240425-IMG_0956.jpg20240425-IMG_0957.jpg



カジュアルブランドのジャケット、というのはそこがどんなデザインやコンセプトで作ってくるのかで全然違うものになってしまいます。それがまた楽しく、他の人と被らない、無難に終始する事なくオーセンティックさとオリジナリティを高次元でバランスよくまとめ上げているアイテムであればある程、そういうものをセレクトしている身としてはお客様にプッシュするのですが、多くのお客様は汎用性やコスパを優先で考えていらっしゃるので、試着して頂いたりコーディネート提案したりでその折衝を超えて無難が良いと思っていたけれどオーセンティックとオリジナリティは両立するんだな、と思って頂ければ接客のし甲斐があるというものなんですけどねぇ。





とはいえ、インポートブランドのライセンスラインというのはオリジナリティを主張するカジュアルブランドそのものとはまた違いまして、本家本元のラインナップを補完する為に存在しているアイテムと、こちらは興醒めですが知名度のあるブランドの名前を冠する事でなんちゅう事のないベタベタなアイテムを売り捌こうという昭和なビジネスモデルなアイテム達とに分かれます。これとても判り易くて、表にブランドロゴを出して作るアイテムが後者のコンセプトで作られるライセンス。それに対して本来のしっかりとした物作りを支持されて確立したネームバリューを誇るインポートブランド、それが重衣料ブランドとかだと春夏に売る物がないのでその辺をきちんと同じコンセプトで春夏アイテムとして提案出来たらそれはアリですよね。このアイテムはまさにそれ、と判断してセレクトしております。





どうしてもフィデリティ、米海軍第3艦隊が採用しているPコートがメインで、米国製の本体のラインナップがそれになってしまい、春夏アイテムは滅多に提案してきません。それもあってこの一見ベーシックな3パッチポケットのジャケットですその2つにはフラップが付いている、というのを提案しております。今時ですとポリエステルで作ってしまう事が多いんですが、ナイロンはナイロン独特なシルクに近い質感が楽しめます。それを洗い加工する事で表面をマットな質感にして化繊のテカリ感は消し、軽くて着易い春夏アウターとして仕上げてます。





更にこれ、内ポケは全てメッシュにして多少暑くなっても朝晩羽織るのに丁度良い内装にしており、トラベルジャケットと命名されているだけあって共生地の別袋が付属していてパッカブルに。アメカジであってもアメトラに近いオーセンティックなブランドなので、良い意味でトラディショナルな雰囲気も漂わせていて合わせるアイテムを選ばない汎用性の高さに。しかもこれ、23,100円(税込)と価格もとてもリーズナブル。でも内装を見て頂くとびっくりするぐらい丁寧に作られていて、内側は総パイピング仕上げで大見返しですからクロージングブランドに引けを取らないクオリティでこの価格ですから価値ありです。現在2色ともM・L各1着のみとなっておりますので気になった方はお早めに。





明日は28℃予報ですが、この予報結構落とし穴がありまして、先日も書きましたが朝晩は13℃以下になる様で油断してTシャツ1枚で出掛けると夜は寒い、という事になる可能性が大です。当面体調管理に気をつけないと油断すると風邪ひきかねませんのでお気を付けください。アイテム紹介もそれに合わせて丁度良いものを紹介予定です、お楽しみに。


ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキング
posted by mercier at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Main | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月24日

春の銘作紹介 vol.28 CalzanorのSoft Grain Leather Espadrilles Slip-on (Only at B.A.T)




いやぁ今日は1日雨でした。しかも気温も低く。ですが明日以降はまた真夏日(明日なんて27℃予報です!)が2日続く予報になっておりますし、その後は概ね23℃前後で安定した気温のGWになるみたいですが、最低気温は軒並み11℃とかですので、その寒暖差に着る物での対応を迫られそうです。とはいえ先ずは明日の最高気温が今日より11℃以上も高いので、そこで体調を崩さない様に気をつけて頂きたいところです。GW前に体調崩したんでは元も子もありませんから。





さて昨日には気づいていたんですが、今日いらしたお客様からの指摘で一昨日からブログのアップに時間差が出ていて、一昨日からある程度店で書いておいて家に戻ってからスマホで書き足して完成させてアップ、という風にしてみているのですが、それがどうやらうまく作動していない様で、原因は端末が変わると本来はその都度認証をする仕様になっているので、PCで作業した分をスマホから加筆するとその分をアップするのに時間指定をしていてもタイムラグが生じているみたいで。なのでそのタイムラグを見越して作業する事にしてみますが、だったら店で書き上げて帰った方が面倒臭くなくて良いんじゃないかと。働き方改革なんて考えた訳ではありませんが、帰宅時間を早くして食事を少しでも早めにした方が健康の為にも良いんじゃないか、と思っての施策だったんですが、きっちりアップされないのでは本末転倒なので。





で、本日は到頭メンズでの展開が非常に少なくなり、このモデルはB.A.Tの専売モデルになってしまった春夏の足といえば、のエスパドリーユ、そのサンダルではなくスリッポンモデルの紹介です。


20240424-a685cb-01.jpg20240424-a685cj-01.jpg

20240424-a685cm-01.jpg20240424-a685cc-01.jpg



エスパドリーユ、南仏からスペインにかけての大西洋岸の地域で伝統的には枯れてきた履き物であり、ジュート(麻)で作った紐をソールの形に整形し、そこに天然ゴムを塗って固めたソールの夏の海辺で快適に過ごせるサンダルや靴の総称です。そのエスパドリーユを作っている伝統的なメーカーは多々あれど、カルツァノールは最上位ブランドとして高く評価されております。





ただサンダルにしてしまうと大人な雰囲気にはなりますが、ドレスコードのあるレストランには入れません、そこでセレクトしたのがこのスリッポンタイプ。しかもつま先にはブローギングがされており通気もありますし、柔らかい揉み革を使ってますので素足で履いてもストレスがありません。しかも普段は踵を踏んでサンダル的な使い方も出来ます。なのでサンダルはサンダルでラインナップしておりますが、このスリッポンは汎用性の高い夏の足としてバッチリなんじゃないでしょうか。





現段階でグレーとキャメルは42と43サイズの在庫があり、ジーンズは41・42・43の3サイズの在庫があり、マリンは41と42サイズの在庫があります。価格も14,080円(税込)と非常にこなれております、リラックスシルエットのパンツをちょっとロールアップして9分丈ぐらいにして素足で履いていたらとても良い感じなんじゃないでしょうか。暖かくなるこの時期、是非チェックしてみてくださいませ。





明日は木曜日、定休日ですが夕方17時頃にはいつも通り戻ってきてブログを書いていると思います、ご都合の合う方は是非お立ち寄りくださいませ。明日の紹介は羽織物、この時期に丁度良いジャケットの紹介です、お楽しみに。


ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキング
posted by mercier at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Main | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月23日

春の銘作紹介 vol.27 GatineのTirolian Shoes “MEGEVE” (Vesitable Tanned)




いや働いた。なんでもそうですけどある程度終わりが見えてくると俄然やる気が出てきます。後で入れないといけないから空なのに店頭に積み上がる段ボール。いや畳んでおいて後からまた組み立てれば良いじゃん、と思うのはごもっとも、でも畳んでまたテープで留めてをやるとテープの効きが甘くなって積み上げて入れ替えて上げ下ろししてを繰り返すのに箱の寿命に不安がありまして。メンズのニットは入れ替えも収納も100%完了。ウールのアウターもほぼ(90%強)収納完了。店頭に残っているのは壁の中の収納に入れるロングコートと防虫とか考えなくても良いフリース関係だけになりました。それに付随してストックが並べられていたシューズコーナーの前も通れる様になり、こうなるともう一気にやったろう、という。なのでもっと作業したいんですが、ブログ書いて帰らないと。





で、本日は靴、デンマークのヒュゲがコンセプトのナチュラルなシャツ、英国の最先端リアルカジュアルなワークテイストパンツ、ときてそれに合わせる靴はよ、というのが本日の紹介です。


20240423-gtnmgvcm-01.jpg20240423-gtnmgvcm-05.jpg



ガティーヌ、まぁ結局こうなったか、という感じで日本に持ち込んだ代理店は取り扱いを休止するみたいです。フランス特有の独自の発展を遂げたステッチダウン製法とはいえ、フランス的なデザインな上にバリエーションがそれ程ないので、価格的に今となってはグッドイヤーウェルト製法やノルウィージャン製法のパラブーツの半額以下でも継続展開するのは厳しかったみたいですね。





とはいえこの手のチロリアンデザインのフランス靴、オーセンティックなカジュアルコーデには非常に良くハマります。で、いくら円安が原因だと判っていたところで6万程度だった足で稼ぐジャーナリスト御用達という下さいが税込み10万オーバーと言われたら躊躇する方が多いと思いますし、えいやっと決断したところでガシガシ履くのは流石に躊躇われるんじゃないでしょうか。それ考えたらリアルクロージングとしてのファッションを標榜する私としては、製法としては工程数で劣るサボから靴になったプリミティブな製法であるステッチダウン製法であっても独自の発展を遂げ、実際の家畜業者やブッチャーに実用靴として愛用されている、本格靴としては安価なガティーヌのこのモデル、素上げのベジタブルタンニングのカーフを充てて経年劣化を楽しめ事を含めオススメです。





サイズは40・41・42・43の4サイズ展開、価格は41,580円(税込)です。この価格でフランス製の本格靴を日常の足として使えるのはまず他ではないので是非チェックしてみて下さい。





明日は同じくシューズの紹介を、GWも近いですし、素足で履けるインポートで。お楽しみに。


ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキング
posted by mercier at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | Main | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月22日

春の新作紹介 vol.7 STAY CREATIVE Co.の8.26oz Cotton Twill Double Knee Trousers




天気予報よりも雨の上がるのは早く、昼過ぎにはもうこの辺では雨止んでました。とはいえ天気が良いとは言えず、最高気温も久しぶりの20℃以下。こりゃ作業が進むぜぇ、と思いながら何とか昨日の希望に近い片付けノルマをクリア。ハイゲージの一部のニットを残しましたがニットの収納は完了し、積み上がったストックの箱の上下を入れ替えてハーフパンツを含むストックのパンツから店頭に出ていないパンツを出して、という作業をして今日の整理を一旦終えました。





という訳で店頭はかなりスッキリしております。しかもよくもまぁこんなに豊富なラインナップを持っているもんだ、と我ながら感心してしまうレベルで店頭の大部分は春夏になりましたが、本来レディスの棚の上にはまだ秋冬アウターが積まれてますので、そちらの収納を終わらせないと夏は迎えられませんので引き続きがんばります。





そうそう、新年のセールの際に4等を引いている方、今月いっぱいで期限切れになりますから、お持ちの方はぜひご利用下さいませ。





さて、本日はステイクリエイティブの今シーズンのパンツの紹介です。


20240422-DOUBLEKNEETROUSERBK-01.jpg20240422-DOUBLEKNEETROUSEROFFWT-01.jpg

20240422-DOUBLEKNEETROUSERBK-02.jpg20240422-DOUBLEKNEETROUSEROFFWT-02.jpg



このパンツはステイクリエイティブの中では逆に珍しいテーマに沿ったカプセルコレクションではなくエッセンシャルと命名されたメインコレクションとして提案されたアイテムです。非常に凝った作り込みがされていて、生地は3シーズン対応なウェイトの10oz弱で真冬以外は着用可能なオリジナルのツイル。そして敢えての製品染でワークウェアっぽい仕上がりにしておりますが、黒は漆黒ではなく墨黒、殆ど白なアイスグレーは南極の氷河をイメージした微妙な色出しで、単なる定番ではないオリジナリティを主張。





ディテールも生地以上に作り込んでまして、ウェストにはベルトループに加えてサイドアジャスターを装備。しかも使われている金具は刻印の入ったオリジナル。ダブルニーは一見ベーシックですが右側の上部には内側に隠しジップポケット、左側の膝の下には青いステッチで存在をアピールする玉縁ポケットが付けられていて、単にベーシックな3シーズン対応のワークパンツなだけでは終わらないオリジナリティに富んだパンツに仕上がっております。





サイズは表記は28・30・32ですが実寸は31・33・35インチの3サイズ展開、価格は28,600円(税込)です。既に墨黒は30インチが完売してしまいまして、28と32のみとなっております。英国のワークブランドのヴィンテージ古着をベースにモダナイズした英国カジュアルブランドのパンツ、是非チェックしてみて下さい。





明日はこんな感じのパンツにはこんな靴を!というシューズの紹介を予定しております、お楽しみに。


ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキング
posted by mercier at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | Main | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月21日

春の銘作紹介 vol.26 NORDISKのOrganic Cotton Black Chambray Regular Collar L/S Shirt




結構保ってはいましたが、結局18時過ぎから雨が降り始めてしまいました。今日は今日とて気温は丁度良く、雨さえ降らなければお出かけする型が多く、15時以降に立ち寄って下さるお客様ばかりでしたが、その分更に店頭の整理が進み、ポロシャツと半袖シャツ以外の春夏物はほぼ全て店頭に出た感じになりました。それに対して収納の方ですが、パンツはほぼ収納し終わったのですが未だニットと中綿以外のアウターの収納が進まず。なんとか明日にはせめて残りの半分ぐらいの片付けは済ませたいものです。とはいえ、まぁ随分と秋冬物が店頭からなくなると広くなるもので、日々気分的にもスッキリしておりますw





さて本日は昨日紹介したノルディスクのレギュラーカラーシャツの生地違いバージョンの紹介。明後日紹介予定のステイクリエイティブのダブルニーパンツへの布石と言いますか、コーディネートをイメージ出来る様に先に紹介しておこうと思います。


20240421-IMG_5957.jpg20240421-IMG_5958.jpg



デザイン的には昨日紹介した物と全く同じなのですが、こちらはオーガニックコットンを強撚した高番手のインディゴ糸を使って高密度に織られたオリジナルのシャンブレー生地で作られております。綿麻生地の物にはノルディスクの刺繍が赤で入っておりますが、こちらは生地の色に近い濃紺で刺繍されております。





春夏に使えるシャンブレーのシャツというのは意外に少なく、大概がデニムに近いウェイトの生地を使っており。それに対してこの生地はドレスシャツに使われるブロードに近い高番手なのに、しっかりアウトドアブランドらしい丈夫さも兼ね備えるデイリーに使うのにベストなバランス。それを目指してわざわざオリジナルの生地を織り立てる辺り、流石はノルディスクといった徹底振りです。





サイズはこちらも辛うじて44・46の2サイズとも残っておりますが、各1着ずつになっております。価格は綿麻と同じ23,100円(税込)です。こちらの残りも少ないので気になった方はお早めに。





という事で明日はステイクリエイティブの新作パンツの紹介です、お楽しみに。


ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキング
posted by mercier at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Main | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする