2024年08月31日

晩夏初秋の銘作紹介 vol.7 French Armyの80's Packable Rain Coat(Dead Stock)




判っちゃいましたけどね。夕方迄は電車が止まる様な雨にはならないって言ってみた所で、じゃぁ出かけるか!という事にはならないって。出勤時にスマホには雨雲が近づいております、というのが届いていても、外は晴れ間が見えてるやないか!と思いつつ出勤しましたが、案の定ほぼ誰も来ず。そんな中、子供のスイミングスクールの送り迎えで橋本迄来て、迎えに行く迄の間暇で橋本駅前をふらっとしていたら見つけたと言っていらして下さったお父さんが、Tシャツに萌えて1着お買い上げして頂いた上に、今度はもっとゆっくり来てじっくり吟味する、とおっしゃって頂いたのに気分的には救われましたが、そこから夕方16時頃から強烈な雨が降り、その後も断続的に強弱を付けてしっかりとした雨が降り続いておりますので、こりゃ自分でも食材があったら家から出ないな、と諦めムードで出来る仕事をしておりました。





まぁ無理して電車止まっちゃったら申し訳ありませんから、ここはもう仕方がありません。それもあって今日は雨具に使えるアイテムだな、と思って昨日のうちからそういったアイテムをどれにしようか選んでおりましたが、長らく紹介していないレアアイテムがありましたので本日はそれで。


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古着ではなくデッドストックのミリタリーアイテムに特化して取り扱いをしておりますが、サイズも良い使える人の多いアイテムでとなるとこの80年代というのが一つの限界になっております。勿論偶には大戦中の物だったり60年代70年代の物が掘り出されてきたりもしますが、現時点で90年代以降とそれ以前という分け方をして、その90年以前の物というのはデッドストックで中心サイズ(日本伝お中心サイズは欧米の軍物においては小さいサイズなので元々少ないのです)で出てきたらそれはもう出会って価格が許容範囲なら押さえておくべきアイテム、と言えます。





バランス的には圧倒的な流通量を誇る米軍物に対し、その辺はかなりレアな物に絞って英国軍を中心にNATO軍所属の国の物をセレクトしておりますが、フレンチの美品というのはなかなか出物がなく、だったら復刻でフランス本国で作られている物を探す方が遥かにリアリティがある、というのが現状です。M-47とかF2といったゴン太のパンツや同じくフィールドジャケットのM-47ですらデッドストックでとなるともうほとんど出てこないしあっても高いです。





そんな中でこの元々はフランス軍のモーターサイクル用のレインコートとして作られたこのコート、80年代の一重のナイロン生地に通気性はありませんが完全防水(シームシーリングはしていないのでステッチ穴からは水は漏れます)な上、ベンチレーションを脇と背中に完備しており中の湿気は十二分に抜けるので急な雨で使ってべちょべちょで不快、なんて事はありません。勿論普段から春や秋の羽織物として使っても格好良くコーディネート出来ますが、カバンからこのパックを取り出して徐に広げてコートを着て雨の表に出るとかスマートな上に、それがフレンチアーミーともなれば気分も上がろうかというもの。これサイズも日本のMサイズ相当でゴールデンサイズな上、価格も19,800円(税込)とリーズナブルなフランス製アイテム。ラス1ですしもう出てくる事はないアイテムですので、今年はこの後も台風も多そうです、傘だけだとパンツや袖が濡れますので通勤通学様にもオススメです。気になった方はお早めに。





という事でどうやら明日もずっと雨予報です。ただ今日1日鉄道運行状況も時折チェックしておりましたが、多少の遅延や間引き運転はしていても運転を見合わせる程の雨量にはなっていませんでしたし、ずっと家でグダグダしているのも飽きた、という方は是非お越し頂ければと思います。





そして明日のアイテム紹介、9月に入りましたんでB.A.Tと言えばな靴、足元の紹介をしていこうかと思います。今シーズンも別注と限定とコラボのオンパレードで提供させて頂きますが、差し当たって価格で推せるブーツから紹介しますのでお楽しみに。


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2024年08月30日

晩夏初秋の新作紹介 vol.7 Cobentry Dsigns Original Hommage GraphicのDisguising The Movie Hero L/S Tee “MAVERICK”




いやぁ、酷い、今朝の段階でここ橋本にアクセス出来る3つの鉄道路線のうち、相模線は運休、京王線は多摩センターから橋本まで運休、横浜線は辛うじて動いている、といった状況。そして圏央道と中央道が通行止めになっていたのでアクセス出来る高速道路も無し。まぁバスは普通に動いてましたが、こりゃどうにもならんでしょ。そして相模川は以前の教訓を活かしたのか、川の水位が上がる前に放水したらしく一回洪水警報は出てましたが取り敢えずその後は大丈夫でしたけど、多摩川水系の浅川と多摩川は5段階の3、野川と仙川は4とこれはまたもやいつぞやの(その相模川が越水しかかった時に多摩川が越水しちゃったので)多摩川の越水で武蔵小杉が被害にあった時の二の舞か!?とドキドキしましたけどまぁなんとか持ち堪え。





そんなこんなで誰も来るはずもないのに店は開けない訳にもいかず開けていたので、昨日の展示会廻りで貰った資料を精査してあれこれやっておりました。そしたら夕方になってまた大雨警報がこの辺出ちゃいまして、やれやれです、全く。でもドカッと降って止んでの繰り返しなんですけどね。で、台風は鈍い上に熱帯低気圧に変わりましたが、雨に関しては全く差がない状態で巣もまた大雨になるみたいな予報でして。月末の週末なのに、先週も台風で売り上げたたない日があったのに、今週はもっと酷いだなんてやってられませんわ。とは言え。卑小な一市民である私としてはやれる事を粛々とやるしかない訳で。





という事で本日は昨日予告した通りでオマージュの長袖Tシャツの2型目の紹介をさせて頂く事にします。


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サングラスかけてる状態を描くと元の絵のタッチが判らなくなってしまうのですが・・・今にして思えば子供の頃の私は可愛らしかったんだなぁ、と思うのです。トムキャット格好良い、演じるトムも格好良い、KAWASAKIニンジャ格好良い、訳アリの主人公が様々な試練を乗り越えてライバルの危機を救ってエースパイロットになるという判り易い成長譚に感動、とまんまとやられてしっかり刷り込まれちゃってますんで。





でもあれですよね、国籍不明機って当時の最新のミグなんですからどう考えてもソ連ですし、米国の領空内に侵入してドッグファイトを仕掛けてくるなんて国籍を自称していないからってそれはないないないない・・・とある時思うのです。そして続編の方も中東でウラン濃縮している国なんて1つしかありませんし、そもそもそこにトムキャットがあるのだってかつて蜜月だった革命前の親米時代に唯一譲渡したので、40年も経った今でも大事に大事に整備して使っているからなので、あまりにもあからさまですよね、あれ。しかも国際法もへったくりもない勝手な正義感から他所の国の施設を巡航ミサイルじゃなく戦闘機で爆撃しに行くとか、そんなのないってと思っちゃうのは私が大人になってしまったからなのでしょうか。





それでも米国に1機だけ残っている現役の機体と思われるトムキャット、私としては映画よりも新谷かおる氏のエリア88でミッキー・サイモンの愛機だったという方の思い入れが大きいのですが、世界にもう50機以下しか残っていない機体でほぼ全てが彼の国にあるので、その勇姿を映画の中でとは言え見られるという点は嬉しいですが。しかも続編は主演の彼が自費を投入して作ったというのも話題でしたしね。





で、なんでこの柄をセレクトしたのか、と言いますと先日書いた様にですね、今シーズン彼の着用していたのとはちょいと仕様が違うのですが、スティーブ・マックィーンの遺作であるハンターでマックィーンが着用しているのと同じ仕様の米国製のMA-1(劇中のカーキグリーンではなく黒を中心に取ったので)を取っているんですね。となるともうこれと組み合わせて着たいじゃないですかw





それもあってこりゃやっておかねば、という事で。こちらもサイズはS・M・Lの3サイズ展開、価格も同じ6,930円(税込)です。





という事で。天気はどうにも微妙ではありますが、色々入ってきておりますのでいらっしゃれそうな方は是非チェックしにお越し下さいませ。こういう天候だからこそですが予報は逐次チェックしているのですが、明日の夜から明後日にかけては土砂降り予報になってますけど明日の夕方まではまだ大丈夫みたいですし、晴れてカンカン照りな日よりかは涼しいですので、是非お越し頂ければと思います。横浜線と東急は止まらない様ですし、今日問題なかったので京王線や小田急線も明日は動いていると思いますので。





そして明日のアイテム紹介ですが、どうやらこの後も台風や大雨、多そうなので、パッカブルで持ち運べる雨具の紹介を予定しております、お楽しみに。


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2024年08月29日

短期決戦な展示会廻りでしたが収穫はバッチリ!




台風はノロくて遠いのになんで今日大雨で明日以降の天気予報がパッとしないんだか、しつこい様ですが全く納得がいかないまま傘を持ってお出掛け。最初は表参道駅から南青山側に少し入ったところでノービットの来春夏展。行ってみて新鮮だったのがデザイナーの野澤氏に加え、大手セレクトショップチェーン等で修行していた野澤Jr.がスタッフとして加わっていた事。それに加えて今回は復活と言っても良いでしょう、継続アイテムはリセットし、新作を増やして価格をある程度円安進行前に戻した感じにしておりました。これなら取れる、間違いない、というアイテムが複数あり、パンツに関してはどうしてももうパンツ専業メーカーの様な価格は難しくはなってきていますが、それでもイージーパンツでアンダー2万であるとか凝ったデザインでもギリ2万円台とか、そういったアイテムが提案されていて、とても魅力的になっておりました。





そして面白いネタがあって、海外の展示会を先に済ませてきたそうなんですが、私としては今迄日本人として伝統をアップデートするのにちょっと抵抗があった事もあって、野澤氏が毎シーズン定番的に提案している作務衣のモダンアレンジ的なトップスを取ってこなかったんです。ところが海外の展示会では英国を中心にバイヤーがそれをひたすらチェックしていっていたんだそうで、なんでだろうと思ったら、なんとそのデザインの物をかのリアム・ギャラガーが着用しているんだそうな。デザイナーも知らなかった、オフィシャルにもステルスでもマーケティング無しで個人で買って着用しているという事だそうで、それ聞いちゃうとそのものズバリだけはとっても良いかな、とか思っちゃいますよね。とまぁそんな小話的ネタもあり。





そして今回最もターニングポイントになるんじゃないかと思っているのが、サイズ展開をM・Lの2サイズ展開から一気にS・M・L・XL・XXLの5サイズ展開にした事です。これで従来のリラックスサイズである事を良しとする方のみを対象にするのではなく、サイズ感を自分に合わせて取る事が可能になりました。これ今後のノービットの国内での評価を一気に上げる事になるんじゃないかと思っております。現在到頭国内アカウントが10程度迄減ってしまっておりますし、キャンプを中心としたアウトドア系のアパレルの多くがコロナ禍中に比べてオーダーが集まらず苦戦していますが、ノービットは国内での評価が高まる可能性があります。





そして春夏の人気アイテムであるオリジナルテキスタイルのアロハシャツ&ショーツ。こちらも久々に新柄になりまして、これがまた良い感じでした。という事で来春夏のノービット、大いに期待して頂きたいですね。





色々悩ましいですが、久しぶりにシェルも取りたいな、と思ってまして定番の新色に完全新型のシェルを検討しております。更にパンツも数型展開する予定ですし、アロハもあるので結構な事になるんじゃなかろうかと。





いやこれがオフレコな話なんぞを色々聞かされつつ、それに絡めて知っている情報をお伝えしたら大いに感謝されつつ盛り上がり、予定をオーバーして2時間以上話しておりましたが、雨の事を考えると次に移動せねば、という事でお昼を食べる時間を全てノービットで使ってしまったので昼飯は後回しにして次の展示会場へ。次が三軒茶屋なのでそのまま半蔵門線から田園都市線に直通で向かいまして、13時過ぎに到着。今回はいくつか懸案があったのでそれをまずぶつけてみたのですが、まぁ大丈夫なんじゃないかという話になりましたので、既存の物から話を進めておこうと思います。





まずはヘラルディックベルツ。クィックリリースベルト、究極ディテールで既存のフェイジィを超えた仕様を別注展開しておりますが、ここで問題なのがブライドルレザーとブラスの価格上昇でして。恐らくフェイジィも更なる値上げが待っているかと思いますが、来春夏分からアンブローズレザークラフトの1.25インチのクィックリリースも1割上がって税込19,800円になり、ヘラルディックもその状況を回避出来ず、今シーズンは18,480円でしたが来春夏には21,780円になってしまいます。とはいえ、究極仕様で作れるのはヘラルディックだけなので、1.25インチに関してはヘラルディックで発注しようと思ってまして、過去にNG出されているナチュラルのブライドルの物を発注しようと思っております。どうなる事やら。しかし私はこういう点においては非常にしつこいというか執念深いので、希望通りの物が手に入るまでリクエストとトライを続けようと思っております。





そして。最近懸案になっているのが革靴です。インポートアイテムの中でも革靴の値上がり具合がかなり目立っていて、インポートの革靴ってもうまともなクオリティの物は高級嗜好品の域に入りつつあります。トリッカーズがカントリーコレクションの短靴でも13万とか、チーニーですら9万前後とか、どうにも萎えるというか発注意欲を著しく削がれます。サンダースでミリタリーキャップトゥが5万円台とか言われるともう靴は過去の物を大事に履こうという事になりかねません。そこで今検討しているのが、アンダー10万で5年前から価格を変えていない知る人ぞ知るドイツの本格靴がカジュアルだけではなくドレス物でもイケる、という可能性を模索しておこうと思って相談したのですが、先程戻ってきてから再度代理店商社と打ち合わせまして、これぞドイツという唯一無二なカッティングのホールカットの黒のプレーントゥのリクエストが通る事になりました。これ税込ギリギリアンダ−10万ですが相対的にとても安く、トリッカーズが7万の頃からこの価格です。なので革靴は黒が欲しいという方の為に、そしてオーソドックスなシェイプされたトゥではドイツ靴を買う意味がない!というマニアックな方の為に、やってしまえ!という事で国内唯一のスペシャルモデルをぶっ込んでおこうと思っております。こちらも来春夏に乞うご期待ですね。





そして。来月早々にも投入されるジャパンデニムにおけるクオリティの一つの頂点とも言えるジーンズ&カバーオールに対し、フランスにおける藍(インディゴ)染色の源流を追求しつつ、染色されない毛羽が残るデニムを端の処理をしないレベル(セルヴィッジ以前の機)のデニムを使ってなオーバーオールやパンツを作っているブランドが持ち込まれておりました。ただブランドも工房もアイテム専業の工場じゃないので、ジャケットとパンツにあまり価格差がないのです。というか、単純に復活させた中世欧州での藍染の原材料だったウォードで染めた紡績も当時に近い方法にした糸を使ってフランスで耳のないレベルの織機で織ったデニムの生地が高コスト過ぎて、クライミングパンツのパターンで縫ってもパンツは5万円台になってしまうんです。なのでどうせだったら上下揃いで欲しい!と思いつつ、凝りに凝ったディテールのカバーオールで69,800円はまだ通るというか推せるけれど、股下ガゼット有りとはいえクライミングパンツで53,800円(税込)というのは私自身でやろうというジャッジを下すのにかなり勇気がいるアイテムになっております。





しかし今回見に行って新しく提案されているブランドの中で個人的にはこれがダントツでして、このデニムは見たら惚れるお客様が多いだろう、という点においてはこの価格であっても自信が持てる物でした。なのでやるにはやろうと思っております。ただカバーオールだけになるかパンツもやるかが悩ましく。これパンツも取ってしまうと上下で12万オーバーであるにも関わらず、これは買おうという方が複数名いらっしゃって上下でお買い上げになる事が確実なのですが、だからと言って取って良いのかな、と考えると本当に悩ましいです。ただカバーオールに関してはほぼ確実に発注しますね、これは。





とまぁここまで見て話していたら14時過ぎで、次のアポの方がいらしたので早々に展示会場を後にしましたが、この時点で雨が結構しっかり降っており。これはとっとと撤収すべきだなという事で三茶から田園都市線で渋谷→井の頭線で明大前乗り換え→京王線で橋本というルートではなく、電車の乗り継ぎが少ない三茶から田園都市線で長津田→横浜線で橋本というルートで帰って参りました。





案の定というか、一通り展示会資料に目を通した後このブログに早々に取り掛かったのですが、書いている最中に雨が酷くなり、先程からこの辺りに災害級の大雨警報が出てしまい、2回もスマホのアラートが鳴り響きましたので、ちょうど書き上がりましたし上がろうと思います。しかも冒頭で今朝迄の天気予報に文句をつけましたが、アラートを受けて天気予報を確認したら明日も明後日も大雨予報に変わってました。そりゃそうか、こんなに台風遅ければ長時間影響が及びますからね。最初からそう予報すれば良いのに。でもまぁ、昨日都合が良ければお立ち寄り下さいと書かなかったのも、今日は速やかにお帰り頂いた方が良いだろうという判断でしたが、そう書いている私も道が冠水している!なんて事にならないうちに帰ろうと思います。





明日は週末を前にアクターオマージュの長袖Tシャツの紹介第2弾を予定しております、お楽しみに。


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2024年08月28日

晩夏初秋の銘作紹介 vol.6 DANIELE FIESOLIの16G Cotton Knitting Yarn Kanoko S/S Polo Shirt




今日は朝には雨が上がっていて、まぁまぁな1日でしたが台風のスピードがあまりに遅く、現時点で既に鹿児島は暴風域に入っているにも関わらず、今の予想進路とスピードでは3日後の土曜日の夕方でもまだ大阪の辺りに中心があるという予報になっております。にも関わらず雨に関しては金曜日がメイン、という事になってしまっており、これ本当なの??と疑問に思えて仕方がありません。





取り敢えず明日はノービットとインポート商社の展示会の2ヶ所回る事になっており、なるべく早めに済ます様にして雨が激しくなる予報になっている15時頃迄に上がれる様にしようと思っております。





さて、そんな中ではありますが、ここにきてリーズナブルゾーンのバリュープライスなインポートアイテムの入荷動向が入って参りまして、昨年苦渋を飲んだハンターアウトドアの2レイヤーのフィールドジャケット、今シーズンはバッチリ上がるという連絡が。更にカナダのタフダック社の非常に作り込んだダックのカーペンターとデニムのロガーも上がりが決まっており。こちらはアウターと違って本国生産ではなくアジア生産になってしまっておりますが、このクオリティでこの価格か!というコスパのアイテムですので、上がってきてくれてありがとうな感じです。更にデッドストックのコンコルドネーム(アルファ社の欧州向けネーム)の米国製MA-1もどうやら上がりが間違いなさそう。





結果として細かくチェックしてこれはというのを集めたこの手の物は比較的上がりが良い感じみたいです。逆にこれはと思って仕込んだハイプライスゾーンにボツが出ていてそれは悲しいですね。とはいえ、この円安の砌にこんな価格で本国生産が!!という物の多くが納品されそうな事にはホッとしております。店としては高額アイテムをドカンドカンと売っていく方が確実で楽ではあるのですが、リアルにデイリーな服装を楽しむ、という点においてはリーズナブルゾーンというかコスパが高いアイテムの方が苦労して仕込んでますんで上がってくれると嬉しいですね。





さてさて、台風の後はどうなるんだ?と2週間予報を見てみたのですが、ほぼ真夏日で真夏日じゃない日も29℃の予報で9月に入っても推移しているみたいなので、当面は半袖、ただ猛暑日が続いて身体がそれに慣れているので、今日もですけど30℃程度の気温だと過ごし易く感じてしまいます。となると長袖の羽織を羽織るにしても、中は半袖で襟が付いている物というのがここから1ヶ月半ぐらいを過ごすのに丁度良いアイテムではないでしょうか。猛暑日だと襟があるだけで暑くてやっていられませんでしたが、50年前の東京の8月の平均気温が30℃程度だった事を考えると、今がまさにポロシャツの時期、と言えます。そこで実は最も作り込んだ鹿子のポロなのにあまりチェックされていないアイテムが本日の紹介です。


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ダニエレ・フィエゾーリはニットメーカーですが、編み物という点においてはカットソー生地も編み物。それもあってカットソーの定番素材であるスウェット生地や鹿子生地を使ったアイテムも複数提案しております。その中でもメリヤス編みな天竺の物に関してはまぁTシャツですんであまりに高い物はどうかと思い敢えてセレクトしておりませんが、スウェットとポロシャツに関してはこれはというアイテムを1型ずつ展開しております。





どちらも特徴としては本来ニットに使う糸を使って編んだ生地である、という事。カットソー用ではなくニット用なのでカットソーの糸番手で数えるのではなく、ニット糸の数え方であるゲージで数えております。そしてそれを使って編まれた鹿子は強撚した糸なのでシャリっとした感じもありつつ鹿の子編みのサラサラが加わってニットとカットソーの良いトコ取りな生地感に仕上がっております。そんな生地を使っているのでシンプルに作るのか?というとそうではなく、ディテールもこれでもかと作り込んでおります。


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随所にクラシコイタリアから継承されたディテールや縫製仕様を組み込んでおり、襟にリブは使わずしっかりとレギュラーカラーを縫製で作り出しております。襟のみが縫製で作られているのではなく、しっかり台襟もあるので、首元の収まりがスポーティになりすぎず、しっかりドレスシャツと同じ収まりになります。そして肩山部分は上から別パーツを重ねて平らに均しつつ、ディテールとしてもその別パーツが特徴としてしっかり主張してくれます。実用面でもこれ、リュックを背負ったりショルダーバッグを掛けても摩耗し難い仕様です。





加えて胸のポケットが付いているのですが、これクラシコイタリアの技術として知られるバルカポケットをカットソーの生地で再現。船底型にカーブのかかったパーツがポケットの口布として使われており、ポロシャツでありながらジャケットのポケットを彷彿とさせられ、単体で着ていてもワッペンや刺繍ではなく、機能美をワンポイントとして使っているかの様な存在感のあるポケットです。





カーキとネイビーは勿論使い易い定番色ですが、今回は白をビジカジ用やドレスカジュアル用に使う提案がしたくて白を加えております。夏に白い綿のシャツを着ていくよりも爽やかさも加わってドレスカジュアル感が出ますし、ポロシャツなのにちゃんとしてきた感も出ます。なのでビジカジでの使用をお考えの方は是非白をご検討頂きたいところです。サイズはニットと同じくSとMの2サイズ展開、このクオリティでイタリア製でこのゲージの糸を使っていて20,900円(税込)というのは今となってはかなりのお値打ちアイテムです。





ここから当面活躍してくれますし、来年はGWが明けて夏日になったら即使って、真夏で猛暑日の間は丸首のTシャツやニットを使用して、と使い分けたらスマートで快適なんじゃないでしょうか。完全にカットソーなフランス製の鹿子のポロシャツに比べるとそこ迄厚手ではなく、ニットポロに比べるとハリがある、という絶妙なバランスのアイテムです、是非チェックしてみて下さいませ。





今の所暑いは暑いですが、9月に入るのを境にハーフパンツと半袖シャツを全て下げて店頭を晩夏初秋に入れ替えようと思っております、靴も多くが上がってきているのですが、紹介は9月になってからにしよう、という事で控えております。気温は高いけれどその中で季節の移り変わりを楽しむのが我が国の風流です、気温と相談しながらにはなりますが、アイテム紹介はそんな感じで進めて参ります。





明日は2ヶ所とはいえ、結構ガッツリなところの展示会なので、ブログはアイテム紹介をお休みして展示会報告にします、来夏夏のネタにはなりますが、先取り情報が散りばめられていますのでお楽しみに。


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2024年08月27日

晩夏初秋の新作紹介 vol.6 Cobentry Dsigns Original Hommage GraphicのDisguising The Movie Hero L/S Tee “F.Gump”




台風じゃなくても滝の様なゲリラ豪雨が断続的に繰り返されるのは勘弁です。これじゃとてもじゃないけど休みだって買い物に出ようという気になりません。朝出勤する時は間隙を縫って雨には遭わずに済みましたが、その前に降っていたので排水溝周りは水浸し。とはいえ流れ込んでいて完遂するレベルじゃなかっただけマシなんでしょう、それが確認しただけで3回繰り返されてましたから嫌な1日でした。しかしまぁ、今日入ってきた長袖Tシャツのクオリティにびっくり。元々ヘヴィウェイトなのは判ってましたが、8.1ozの天竺生地、近年プリントボディとしてはまず見る事のない生地厚で、しかも米綿のオープンエンド糸を使ってますのでシャープな肌触り。





このウェイトだとこの時期に着るにしては厚いので、暑くて着れませんが、長袖Tシャツのクオリティとしては非常に高いですし、価格も素晴らしいです。昨日も書きましたが今シーズンの新柄3柄に特化して今回はセレクトしたんですが、今日はその内の1つを紹介させて頂きます。


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店頭に半袖Tシャツとスウェットパーカとトレーナーが並んでおりますが、そこに過去にリリースされてきたデザインはほぼ網羅されており。それを考えたら今シーズン初めて長袖Tシャツが出たんですが、デザイン的にも今シーズン新たに出された物を選ぶのが被らない為にはデフォルトになってしまいました。





とはいえ。今シーズンは映画ネタが3柄、有名俳優ネタが1柄だったので、ここは映画で統一しよう、という事で今回はこれ、なぜか邦題にだけ一期一会と入っているヤツです。1995年の映画賞を取りまくった世界的なヒット作であり、逆境にめげずひたすら愚直に誠実に生きる男の半生を描く作品でしたが、彼が失意を振り払うかの様に突如走り出し、走り続けてアメリカ横断をなん往復もしている際の足元も忠実に再現しております(大人の事情で文面ではこういう書き方をしておりますが、デザインを見て察して下さいw)。





まぁこのピーナッツコラボなデザインでライセンスを取らずにいけるギリギリを攻めたシリーズの真骨頂的な感じですよね、これ。そして今回から非常にハイクオリティなボディでリリースされてにも関わらず、これで6,930円(税込)というのは価格破壊と言っても良いでしょう。サイズはS・M・Lの3サイズ展開ですが、ゆったり目なので多くの方はSかMですね。





ノルディスクの今シーズンの長袖Tシャツがボツったのでなんとかこちらで他の柄か色で補填出来ないかと当たってみたのですが、生産ギチギチで隙間がなく無理でした。とはいえ、まぁ3柄ありますんでね。他の2柄は娯楽大作シリーズといった感じですが、こちらは感動の名作ですので、偶にはこういうのもよろしいかと。おすすめです。





明日は本来なら夏アイテムなはずが夏の延長線が長々と続くので、この時期からのアイテムになりつつある襟付きのカットソー、ポロシャツの提案をさせて頂きます、お楽しみに。


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2024年08月26日

晩夏初秋の銘作紹介 vol.5 DISTRETTO 73のGELATO SOCKS




別注は勿論なのですが、展示会でそのブランドの来シーズンのラインナップに入っている物であっても、ボツになる可能性というのは最近とても高く。今日は先週発注したロイヤルネイビーに関して連絡があったのですが、パンツ6型提案されていた内3方がボツ、という事態に。今回アウターらしいアウターを発注していなかったので推測ですが、ミリタリーディテールが確実に表れているアイテムってアウターやシャツ、そしてパンツになるので、春のアウターをミリタリーらしい生地で作ろうとするとそこそこにヘヴィになりますから、そうなると春アウターとしては売り時期が短い物になってしまうので、なかなか発注が集まらない、という事になっているんじゃないでしょうか。





結果として生き残ったのはシャツ類とショーツ、そして半数のパンツぐらいで、カットソーもほぼボツった様です。何故こんな事を書いているかというと、それはB.A.Tの別注企画もボツってしまったから。数日前にネタを洩らしておりますが、綿麻の8.5ozのデニムに乗せ替えてステッチを全て金茶に変更してよりワークパンツっぽいジーンズっぽい見た目でSASフィールドトラウザースをアレンジした別注企画だったのですが、ベースとなるSASフィールドトラウザースがまずボツ。そして他に乗せ替えませんかという提案があったのですが、使えるのが90年代物の定番アイテムしかなく、今シーズンコーデュロイに乗せ替えて別注したライトウェイトカーゴトラウザースかカーゴポケットが斜めに付いたロイヤルネイビーのカーゴパンツしか選択肢がなく。そして更なる問題が持ち上がりまして、じゃぁライトウェイトで作ってB.A.Tではライトウェイトカーゴトラウザースはバリエーション豊富に揃いますよ、という提案も悪くないな、と思ったのですが、デニムなんでワンウォッシュ程度の濃色と経年変化を経た後のブルー、そしてブリーチかけたサックスに相当する3色展開なんですね、生地の色が。ぶっちゃけワンウォッシュ以外要らんのです。でも元々来シーズンはツイルで提案いていたモデルなので、デニム系統のダンガリーで提案されていたSASフィールドトラウザースと違い、2色以上やってくれとの事。となるとこりゃ別注展開は厳しいな、という事で来春夏のロイヤルネイビーのパンツの新作投入は諦めました。





まぁちょいと変わり種でこれはいけるだろうと判断したフリースライナーをシットリとした良い感じな生地感のナイロン生地で置き換えたシンプルなブルゾンが気に入ったのでそれは2色展開する事にしましたので、丸っ切り展開なし、というわけではありませんし。





秋冬のインポートの展開がまだ全て済んでいない上に、来春夏のラインナップを見直さないといけなくなっている中、今週来週と展示会が続きますので、そこでの成果と合わせて新たな直接取引インポートブランドをぶつけていくしかないな、と思っておりますが、その調整をしているとあっという間に時間が経ってしまい、これはこれで難儀な事です。





明日は明日でオマージュシリーズ初の長袖Tシャツが入荷します。柄も全て新作でして、ボディもオリジナルですからかなり美味しいんじゃなかろうかと。





とまぁ入荷もあれば発注もあり、という日々ですが気温は相変わらず高いまま。とはいえ、来月になると夏日はどうやっても変わりませんが、どうやら真夏日ではない=30℃以下の最高気温の日というのが結構ある予報に変わってきました。当初は9月いっぱい真夏日が殆どみたいな予報でしたからそれ考えたら随分とマシになった様です。とはいえ予報ですので蓋を開けたら何の事はない一向に夏のまま、という事もありかもしれませんが。





それもあってという訳ではありませんが、ここに来て数をどんどん減らし、残りわずかになりつつあるソックスがありまして、本日はその紹介です。


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ディストレット73の靴下、徐々にファンを増やしてくれていて嬉しい限りです。ある程度大手輸入代理店があって大手セレクトショップも展開していて、という物じゃないと知名度としてもなかなか広まっていかないのですが、今では日本でB.A.Tのみでの展開となってしまっているのに目に見えて在庫数が減っていると嬉しくなります。





B.A.Tで展開しているアイテムの中で、確実に日本で最もバリエーションを展開している物と取り扱いがB.A.Tのみになっている物に関しては、しっかりと動いているというのを実感出来るととても嬉しい事なのです。信念を曲げずに取り扱い続けて良かったな、と。





代理店商社があってその上で取り組み続けてバリエーションで日本一と言えるのの代表格がマーティン・フェイジィのベルトでありルミノアの長袖Tシャツですが、他ではやっていないB.A.Tだけの取り扱いで人気が高いのはスバルバールアイランズとこのディストレット73でしょう。





ここの靴下はイタリアでデザインされてイタリアで生産されている数少ない靴下メーカーであり、他のEU圏の靴下メーカーと比べてもユニークなデザインのバリエーションにおいてかなり頑張っていると思います。でも靴下って代理店商社にしろディストリビューターにしろ商社が取り扱うにしては余程数を集めないとビジネス的には美味しくはなく。私としては単体で利益をドカッと出そうとせず、例えば革靴とか例えばパンツとかと合わせて提案するのがセオリーだと思うのですが、なかなかそんな悠長な事を言っている商社もなく。勿体無いです。





このデザイン、まだまだ暑い日々が続く日本では見た目に涼しく見えるので風流なアピールが出来るジェラート柄。カップのもあればバーのもあり、なかなかにユニークです。色も落ち着いていてそれでいて柄もはっきりと見えるのでこのぐらいならオンオフ関係なく使えて良いんじゃないでしょうか。ビジカジ全盛の現代においては正統なロングホーズとかを普段からおすすめするのは前時代的という謗りを免れません。ロングホーズはここぞという正装や略礼装の時に普段は靴下で遊んでいてもドレスコードを求められる所ではちゃんとホーズを選ぶ良識はあるんだぜ、という事にして普段はこれぐらい遊んでいて良いと思います。





価格は2,970円(税込)とイタリア製の靴下としては破格の設定です、残り2足になっておりますので気になった方はお早めに。これ以外の風物柄の物も、ユニークな動物柄の物も人気です、特にこれはこれで困るんですけど差し色に対して鉄板な色の物は減りが早いです、という事で他の柄も是非チェックしてみてくださいませ。





という事で明日は入荷があります。しかもとても良い感じだと思うんですよねぇ、なので明日入ってくる長袖Tシャツ3柄の内から1柄選んで紹介します、お楽しみに。


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2024年08月25日

晩夏初秋の新作紹介 vol.5 narifuriのActive Mesh Henly Neck L/S Tee




相変わらずの夏の気候。今日は久しぶりに車に乗る機会がありまして、というのも流しのパッキンが劣化して水が漏るのでホームセンターまで急遽買いに行く羽目に。ドライバーとスパナの類があれば一々水が漏れたからといって水道屋を呼ばなくてもその下の元栓を止めてパッキンだけ買いに行って交換すれば数百円程度で直るのに、面倒くさがって水のトラブル云々というのに連絡すると謳っている工賃に加えて出張費だ部品代だがかなり高くついてあっという間に2万近く取られたりするので、それは勿体無いな、と。





ただ久しぶりにホームセンター行ったら楽しくてついつい30分程度遊んでしまったら、これがねぇ。とんでもないんですよ、車の中の温度が。判っちゃいたけど体感するとこりゃ子供なんて絶対にエアコンなしに置いていってはいけないな、と再認識させられました。まだこれなら外歩いていた方が遥かにマシです。露天に駐車するタイプの駐車場は非常に危険ですね、この時期は。





そんなこんなで朝から小さなゴムの輪っかを買う為ににお出かけして、戻ってきて蛇口の首を外してパッキン取り替えて戻す作業をしてから出勤してまいりました。別に夜帰ってからでもそこまで不自由はなかったんですが、万が一パッキンの大きさが合わなかった、なんて事があったら夜帰ってからとなると買い直しに行けないのでとっととやってしまえ、という事に。





そして出勤してきたらきたで今日紹介する長袖Tシャツ、まぁ今日はこればかりが動いてしまい。売れているから危ないですよ、とお伝えした結果、他の物を検討していらしたのに結果これを買うという。いかんですな、これは。という事で本日はこの長袖の紹介にしといて良かったです。


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秋冬アイテムをある程度の期間に一気にではなく満遍なく投入して行こうとしたらこの時期からスタートしないと厳しいです。無理矢理確実に当面着れないダウンとか迄一気に投入しようとされるのは困るのですが、1ヶ月後には着用可能、というアイテムは投入が始まっております。その筆頭が長袖Tシャツで、先日もお伝えしましたが同じタイミングで本来はノルディスクの物も上がってくる予定だったんですがそちらは残念ながらボツ。ここから9月にかけてピーナッツコラボのオマージュTで初の長袖Tシャツと、もう無理だと言われていたルミノアのヘヴィウェイトのフランス本国での企画で作られたスペシャルな生地の残りを使って作ったこれはというカラーで作った長袖Tシャツ、そして今回紹介のアクティブメッシュとは別に定番展開しているnarifuriのマルチテックワッフルの長袖Tシャツの新色の投入が予定されております。





しかしまぁ、これ以降に入ってくるのが確定している物の内、今までにない生地の物、といったら今回紹介しているアクティブメッシュのヘンリーネックになります。この暑さの中着ていても快適なぐらい、とにかく通気性が良く、そして吸汗速乾と抗菌防臭機能を兼ね備えているので、半袖以上に涼しく感じられます。そして空気の層が出来るのでベースレイヤーとしてシャツやニットの下に着て暑くなり過ぎないので、ウールのベースレイヤー以上に通年で使い易いアイテムです。しかも伸縮性に優れているのでストレスなく着用出来、更に化繊でありながらマットな質感にしているので天然素材の服とのコーディネートが違和感なく可能。数日前に紹介した上質な無地Tとレイヤーしても良いでしょうね。





そして色も合わせるボトムやレイヤーと親和性が高いライトチャコールとカーキオリーブの2色展開で、ディテールも凝っていて首元は今までになく単体で成立するヘンリーネック、そして肩のディテールは前側から見るとセットイン、後ろ側から見るとラグランになっているなりふりの定番ディテール、スプリットラグラン仕様になっていて、見た目のスッキリさと動き易さをディテールで両立させております。そしてこれ、オリジナルの高機能素材を使い日本国内で縫製してアンダー1万円、9,900円(税込)というとても頑張った価格設定になっております。2素材組み合わせていたりデザイン的に凝っているとはいえ、マルチテックメッシュを使用した半袖Tシャツが12,100円(税込)なことを考えてもこれは意図的に価格戦略アイテムとして設定されているのでお値打ちかと。





でですね、価格も価格だったんでドカッと取ったんですが。あっという間に減ってまして、SとMの2サイズ展開なんですが、ライトチャコールの方は両サイズともラス1に、カーキオリーブの方はMサイズがラス1になっております。間違いなくワッフルの方も人気なのですが、完全新作のこちらは非常に足が早いので気になった方はお早めに。





さて、もしかしたら関東直撃か!?と思われていた台風10号も大幅に西に進路を変えて四国から関西を通って日本海を掠めながら東北に向かう、ということで関東は雨は降るけれどそこまでの影響は避けられたみたいです。そんな中の明日の紹介ですが、このところ売れてどんどん減っている靴下の紹介を予定しております、お楽しみに。


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2024年08月24日

晩夏初秋の銘作紹介 vol.4 HAWKWOOD MERCANTILEのSeersucker Wading Shirt(B.A.T別注)




今日は昨日よりも暑かった上にその辺中で雷雲が発生していて、その辺中でゲリラ雷雨に見舞われていた様で。そんな中何度も雨雲が近づいております、となっていたのに結局1日この辺は雨をくらわずに済みました。しかも先週もでしたが今週も新規のお客様がご夫婦でお越し下さり、しかもそこ迄遠くではないとの事。2時間程Tシャツの山と格闘した挙句、お買い上げ後も悩みながらまた来月お越しになると言い残してお帰りになりました。その間こちらは埼玉からのお客様が重なってお越し下さり、こちらはこちらでその後も色々と近況などお話しして過ごしていたらあっという間に時間が経ち、17時過ぎに。





そこから盛大に広げたTシャツの山をリカバリーしてスウェットやポロシャツも動いたのでその辺を補充し、というので1時間強。そしてちょいとこの秋冬に投入するインポートアイテムについてメーカーにメールを投げたりしていたらあっという間に21時になってしまい、慌ててブログを書いております。





昨日予告した通り本日はシャツ。ある程度絞ってはいたものの、あまりの今日の暑さにまだ半袖の紹介した方が良いのかな、と思わなくもなかったのですが、今日動いていた物を見ると一昨日入荷したばかりの長袖Tシャツやリネンのスウェット等夏対応とはいえ晩夏初秋アイテムも動いていたので、これはやはり涼しげに見える長袖の方を紹介しておこう、という事で。


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ホークウッド、今シーズンもちょこちょこ動いてはおりますが、何だかんだんで店頭に出す時期が遅くなったり、残っているアイテムの多くが別注アイテムでそこそこ数を作っていたり、という事もあって店頭の顔ぶれに変化はありませんが、この円安の砌、英国製のヴィンテージレプリカブリティッシュワーク&ミリタリーのブランドとしてはかなり頑張っていると言って良いでしょう。





何しろ生地から縫製迄全て英国内で完結しており、しかも王立戦争博物館の展示物の監修をするぐらいの豊富なヴィンテージワーク&ミリタリーに対する知識があるデザイナーの手によるデザインなんですから、同じ様なコンセプトであっても既に英国製のアイテムがほとんどなく、日本製ならマシな方でアジア性も混じっているのに価格は英国製と同じ程度の設定、といった様なブランドとは一線を画す、と言えます。





このワディングシャツもホークウッドの名デザインの内の一つでウェダーを履いて釣りをしたりする際、腰よりも上迄水が来ていることを想定してポケットを脇の直ぐ下の位置に付けたデザインになっております。それを凹凸が非常によく出ている定番色のシアサッカー生地に乗せ替えた別注です。この生地が直ぐに無くなってしまい、現在ではもうこの生地での発注が出来ません。如何にもヴィンテージといった質感の生地で、シンプルにデニムにシアサッカーのヒッコリーを合わせる、といったコーデに使うのがベストだと思いますが、このポケットのデザインと生地感のせいでシンプルなのにオリジナリティの主張が滲み出るアイテムです。





サイズはXSとSの2サイズ展開、このブランドのサイズもかなり大きいのでこれで日本のMとLぐらいのサイズ感です。価格は23,980円(税込)と、英国製のここまでディテールに凝ったシャツとしてはあり得ない価格設定なのも魅力です。来るべき晩夏初秋に向けて是非チェックしてみて下さいませ。





さて明日ですが。ゲリラ雷雨の恐れはあるものの天気は保つみたいですので、是非色々晩夏初秋アイテムのチェックにお越し頂ければと思います。皆様のお越しをお待ちしております。





そしてアイテム紹介ですが、これはどんどん売れていってしまいそうなので、一昨日投入したマルチテックメッシュの長袖Tシャツを紹介してしまおうと思います。もう少ししたら着れて真冬でもアンダーウェアに使える優れものです。お楽しみに。


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2024年08月23日

晩夏初秋の銘作紹介 vol.3 ZDAのCanvas Climber Lo




今日はこの辺はゲリラ雷雨の襲来は免れ、そして昨日に引き続き誕生日おめでとう割引きを使いにいらした方が。いや書き方が悪いですね、お誕生日おめでとう、と言いに来たついでに割引も使っていった、という事で。因みにSNSというのは恐ろしいもので、Facebookやライン経由で誕生日おめでとうとお伝えいただいた取引先の方や知人も多く。





そんな本日は合間合間で作業をして来春夏のロイヤルネイビーの発注を決めておりました。来春夏に提案されていた素材の中に8.8ozという軽量のデニムなんdすが、綿麻デニムというのがありまして、それを使って英国軍ではまず見られませんが、米軍や伊軍ではラインナップされているダンガリーやデニムのアイテムっぽい事をやっておこうと思いまして、SASのフィールドトラウザースをこのデニムに乗せ替えて、ステッチの色を金茶にしてよりワークウェアに寄せた物をぶつけておこうと思いまして。といっても8.8ozですからかなり軽量ですので夏でもいけるんじゃなかろうかと。他にも5.5ozの綿麻テンセルの3者混のデニムやダンガリーもあったんですが、流石にそこまで行くと完全にシャツ生地で、パンツとしての耐久性は全く期待出来ないので、ここは9oz弱のウェイトは担保しつつステッチの色を変えて雰囲気出そうかな、と。夏でも履けるデニムというのは貴重ですから。しかもフィールドトラウザースの程良いダボつき加減だと真夏でもベタベタしなくて良いだろう、と。





ついでにこの秋冬のロイヤルネイビーの進行状況も営業の方と話したので確認したところ、この秋冬に別注しておいたライトウェイトカーゴをコーデュロイに乗せ替えた物も無事9月1週目に投入との事でした。ロイヤルネイビーはオーダーが通ってからのボツがまずないのでその点は安心です。ここのところ気合を入れて別注した企画やキモなインポートのボツ情報が続いていたのでホッとする情報でした。





そして恐らくですが、こちらも9月早々に上がってくるであろうCANTON OVERALLSの最後のオリジナル未防縮生地を使ったフルオプションのジーンズと鉄道作業員モデルのカバーオール、こちらもこの秋の目玉と言えるでしょう。今日はその久々に取る本気のジーンズに合わせるならこんなスニーカー、というのを本日は提案しておこうと思います。


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ZDA、今ではもうマラソンモデルしかラインナップされておりませんが、かつてはレトロなクライマーモデルを多数ラインナップしておりました。これはその最もエントリーモデルであると同時に同じ資材を使って同じ工場で作られているNOVESTAでもベーシックなモデルは展開されており、むしろノベスタの方ではこのオールスタータイプの方が定番展開されております。





ただこれ、コンバースやノベスタと違って本当に80年代の東西冷戦解消前のチェコスロバキアでは軽登山靴として使用されていた使用を再現しておりまして、バルカナイズド製法でキャンバスと接着されたソールの外にもう1層コマンドパターンのモールドが施された硬いラバーソールを貼っております。これによりクッション性皆無でオールドスタイルのアメカジスニーカーという看板はあっても足が疲れるプリミティブな履き味だったスニーカーが、ストレスなく履ける履き心地になっているからあら不思議。





別に知名度のある今ではオールスターという名前がこの手の靴の代名詞になっているぐらいの大量生産品でも良いんですが、拘った生産数の少ないジーンズには3万出しておいて、それに合わせるスニーカーは靴流通センターで半額近い価格で叩き売られている大量生産品というのではなんとも寂しいじゃないですか。ちょっと履いたらあっという間にソールは擦り減るわ履いていても疲れるわ、そしてクオリティに関しても価格通りだわではバランスの悪い事この上なしです。未だに80年代の生産効率は悪いけれど東欧が故にバブル期の大量生産の波に呑まれて消えずに残ったスロバキアで資材もヨーロッパ産で固めた上に履き味も良いクライマーロー、出来れば定番展開し続けたかった銘品です。





しかしそれが災いしてしまいまして、バルカナイズド製法で硫化窯から出しておしまいではなく、後付けでもう1層ソールを付けねばならない工程の多さから、コロナ禍とウクライナ紛争以降価格が維持出来ず、今回紹介しているラインナップでは14,080円(税込)ですが、一気に23,100円まで上昇すると工場から通達があり、結果企画販売メーカーが継続を断念。クライマーソールを外したモデルを旧ソ連軍モデルとしてリプロダクションオブファウンドで提案しておりますが、価格が同じでクオリティが下がった物を提案するのもなぁ、という事でそっちには手を出さず。





なので在庫がなくなったらこの仕様の履いていて疲れないヨーロッパ生産のキャンバススニーカー、というのは展開を止める事になります。でもジーンズに合わせて雰囲気が出るのは間違いないんですよねぇ。という事でジーンズ入荷前にオススメしておきます。色によってサイズが欠けておりますが、41と42は今のところ欠けておりませんのでお早めに。





さて、という事で明日明後日の週末、ここのところで紹介したベルトやバッグ、スニーカーやTシャツなんかは是非チェックして頂きたいですし、ファイナルセールの延長戦的にキーワードをおっしゃって頂ければ20%オフが使えます。是非お越し頂ければと思います。皆様のお越しをお待ちしております。





そして明日のアイテム紹介ですが。書くまでもなく体感でお判りでしょうけど多少気温が落ち着くといっても猛暑日にはならなくなる、というだけで30℃以上の真夏日は10月まで絶賛継続中という事は間違いないので。となるとジーンズは兎も角カバーオールは納品されてきても紹介したところで直ぐに着れる物ではなく。となるとボトムはジーンズにするにしてもトップスはデニムではなくデニムと相性の良い長袖シャツが精々でしょう。であればそんなシャツジャケを提案しておこう、と思っております。お楽しみに。


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2024年08月22日

晩夏初秋の銘作紹介 vol.2 WISLOMのKREIS(42/1 T-Cloth) S/S Tee “LAURENT”




という事で。本日予定していた展示会がどちらも来週に持ち越しになってしまったので、本日の定休日はお誕生日休暇とさせて頂きましたが。かといって突然空いてしまったのでこれといってやる事もなく。最近個人的に組み合わせて理想のコンボと自画自賛している美術館もしくは博物館+孤独のグルメ+銭湯というヤツも見たい美術館及び博物館の特別展は今はなく、常設展を見に行くのももう散々いったところばかりでもあり、そこから繋いで飯食って銭湯行って、となると3パターンぐらいしか開拓出来ておらず、今日にぶつけるのは頓挫。まぁ適当に出掛けるととんでもないゲリラ豪雨を喰らいそうですし。今日も昼前に川崎横浜方面でかなりなゲリラ豪雨があったみたいですし。昨日は渋谷でマンホール吹っ飛んでましたしね。





結局のんびり昼飯食いに行って、その後静かなカフェで涼みながら文庫本1冊読んで戻って参りました。今日に限って昨日書いた通りで納品もあってそれ受け取らなあかんので早々に戻ってきた次第です。なんかモヤっとしますがまぁ余程前から計画していないとこんなもんですわな。





本日の入荷、今までのラインナップの中にはない、歴代で最も軽く通気性の良い長袖Tシャツが入荷しました。吸汗速乾・抗菌防臭・高通気性のあるヘンリーネックで袖口にリブがないタイプなので腕時計をする方にも喜ばれるモデルです。しかも国産アンダー1万。当面夏は続きますし、今日も半袖Tシャツの紹介ですが、組み合わせてベースレイヤーの様に使う事が可能。その辺含めてこれ良いです。





さてそれでは本日のアイテム紹介を。


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ウィズロム、再開してくれないかなぁ、と未だにそのクオリティを惜しんでしまう、ゴールドウィン等大手アウトドアメーカーからのOEMを請け負う中間商社のオリジナルブランドでした。糸の原材料の産地からこだわり、紡績にこだわってこのTシャツに使われている糸も米国産のスーピマ綿を原綿に30番とか40番といった通常のラインに乗せるだけで紡績出来る切りの良い糸番手ではなく、中途半端な42番の単糸を紡績して使用しております。糸の紡績は大正紡績で天竺生地を編むのも縫製するのも和歌山の工場、そしてスーピマ綿のしなやかさは良いのだけれど、度詰めで編んでも最初から柔らかいのを嫌って、使い込んだら柔らかくなるという風合いにする為にわざわざ樹脂加工を施して最初はコシがある様に仕上げております。





ここまで凝った作り方をして価格は9,900円(税込)なんですから凄いです。サイズはゆったりめなMサイズ相当の4のみとなっていて、しかも各1枚ずつしか残っていないのですが、ちょうど本日入ってきた様な長袖Tシャツの上に着てレイヤーで楽しむ事も出来るのに作り込みが表に滲み出ている大人な1着ですので、晩夏なTシャツとしてお勧めしておきます。





何だかんだでハイクオリティな無地の半袖Tシャツ、数を減らしていて、店頭に並んでいる分だけを見ているとよくもまぁこんなにバリエーション揃っているもんだと我ながら思ってしまいますが、それは処分セールをしないからであってゆっくりではありますが在庫は減っており、特にボリュームゾーンではなくハイクラスなアイテムは元々数もそんなに取っていませんから実は無くなる寸前、というのが沢山店頭に並んでいる、というだけの事でして。なのでなくなってしまったら再現性がないので気になった方はお早めに。





このブログを書いている最中にも遠方のお客様からお誕生日おめでとう、との言葉と共にオーダーを頂きまして、とてもありがたい限りです。一応この土日迄は私のお誕生日割引を使えますので、是非お越しの上一言おっしゃって下さいませ。





明日ですが、来月早々の新作投入を念頭にデニムの足元、という想定でスニーカーの紹介を。まだまだ暑いんですが、それはそれとして晩夏を超えて秋の気配をかじる初秋ぐらい迄になってきたら久しぶりにこの秋冬はデニムを仕込んでますのできっと欲しくなるはず。そうなるとこれはそんな足元のコーデを提案しておくべきですので。お楽しみに。


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