暖かくはなってきているんでしょうけど、この時期は季節の変わり目特有の不安定なお天気でして、この辺りも昼過ぎから3時間近く雷雨予報が。とりあえず雷雲はこの辺りはスルーしたみたいで一時的に雨が降った程度で済みました。明日は22℃、久しぶりに20℃オーバーの気温ですし、ようやく春っぽい感じになろうというもの。最低気温も徐々に上がっていって今週後半には10℃台になるみたいですし。
そんな春なので軽いスニーカーはないのか、とお客様に問われ、各1足ずつしか残っていないから店頭に出していない、アディダス傘下だった時代のリーボックが脱ポンプを目指しつつポンプフューリーの履き味を継承するモデルとして提案していた、時代に咲いた徒花の様な傑作スニーカーが今日の紹介です。


実際私も1速自分用に下ろして履いておりましたが、まぁ楽ちんというか軽快でした。しかも当時のファッション系の特約店以上の店での取り扱いアイテムで、かのギャルソンが運営しているセレクトショップ、ドーバーストリートマーケットでも取り扱われており、それなりに販売戦略は上手くいっていたと思われたのですが、こう言っちゃなんですがやはりリーボックを含め、それがナイキであってもここ20年の間にストリートやファッションシーンで認知される新たなスニーカーというのは出ておらず、唯一の成功例はアディダスのイージーブーストぐらいでしたが、それも今となっては新たなリリースを継続できるレベルではなくなっており。80年代〜90年代のヒット作を素材や色を変えたり、モディファイしてマイナーチェンジしたモデルとかでしかスニーカーファンの心を捉える物ではなくなってしまっているのは動かし様のない事実でしょう。
ただ並ばないと買えないとか抽選でしか買えないとか、そう言った投機的にスニーカーを見るのは市場が冷え込んでもう難しくなっていて、一部の限定モデルであるとかコラボモデルであってももう取っておいてどうこうというよりも楽しく履いてなんぼ、といった感じになっているんじゃないでしょうか。それだけに鳴り物入りで元々大した価格じゃなかったクラシックモデルをハイブランドと組んで高い値付けをしてみたところで、イヤイヤそンな価格じゃおいそれと履けませんて、と手を出してもらえなくなるだけだと思うのです。
そういう意味でも個人的に(恐らく市場的な評価そのままだと思います)リーボックではポンプシリーズとエイリアンスタンパー、そしてジグワイルドと日本未発売なATV19ぐらいでしょう。そして既にテクノロジー的には最新ではないそれらのモデルはプロ選手や本気な競技用としては使えないのに、未だにスポーツ系デザイナーの派手派手しく自分等を全英芸術家と勘違いしてんじゃないか、というカラーリングで服装と合わせ難い=結果としてファッション的にもイケてない物を主力アイテムのポンプフューリーで出しまくるという昔ながらの売れ方をいまだに期待し続けている、これでは如何にもこうにも先々が不安でしかないという。
その点このフューリーライトに関しては奇抜な色が少なくコーディネート的な配慮がされた配色の物が多く、このリファインモデルはその典型とも言えるニューバランスでも定番となっているグレー系とネイビー系のグラデーション配色で、素材を天然素材に近い風合いの化繊でまとめて服とのコーディネートをし易くしてくれております。そして使えるカラーのモデルは結構な価格になっていて、おやおや、これなら今紹介しといたほうがいいかも、と思いまして。ただこれ、どちらも9.5サイズで1足ずつしか残っておらず。甲が低く小さめなので通常の8〜8.5の方が丁度いいと思われますので、多くの方にトライして頂けるサイズですので、気になった方は是非チェックしてみてくださいませ。価格は9,900円(税込)とアンダー1マン設定にしております。メンズサイズの未使用品は2万円台が相場みたいですのでサイズの合う方には美味しいと思います。
もう1型フューリーライトのストックがありますので、そちらも近い内に紹介予定です。
明日はこれもまた美味しい在庫だよな、というパンツの紹介を予定しております、お楽しみに。


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