2025年04月08日

春の銘作紹介 vol.8 GUNG HOのBack Sateen Slim Baker Pants


春らしい気温。天気予報では4月下旬とか言ってますが、ここ数年のこの時期はもうちょっと暖かかった気がします。気分的には春は名のみ、もうちょっと暖かくなって春らしい服装が出来る様になると良いんですけどねぇ。それでもそろそろ春物の納品を進めなければいけない時期になりつつあって、ある程度GW前迄に春物は入れておかないと、と考えており。今の日本の夏は長いので半袖アイテムに関しては6月7月辺り、梅雨時期から梅雨が明けた頃で十分だと思うのですが、新作の長袖アイテムと長いパンツはGW前にある程度紹介し終える様に納品されるべくスケジュールを確認しておかねば、と思うのです。で、今週の納品が確定しているのがハリス。ハリス、とりあえず一発目は見た目ベーシックなチノパン、でも吸汗速乾ポリエステルでシアサッカー生地という、ビジカジを念頭にシルエットも作り込んだ夏特化型パンツと、90年代を代表するリュック・ベッソン監督作品、ニキータで主人公ニキータの彼氏が着用していたシャツの復刻生地のシャツ、という元々フランスブランドだったハリスならではのアイテムを厳選しております。

それに加えてまだ納品されていないアイテムについても逐次予定をチェックして報告してまいりますので、ブログチェック、お見逃しなく。

さて本日ですが、今となってはあり得ない価格で日本製のこだわりのパンツを提案していた物を紹介しておこうと思います。

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米軍納入企業として米軍のベイカーパンツといえばこのブランドだったガンホー。でも米国製のオリジナルのガンホーも店頭にありますが、こちら、縫製仕様に関しては一番拘りの仕様なのですが、太さはガッツリでそりゃまぁ太ももムッキムキな米兵はこうじゃないと、というシルエット。それに対してこのシリーズ、非常に珍しいのですがホンの2年間だけ日本でライセンス生産されたスペシャル企画のガンホーがこちら。生地もしっかりオリジナルで岡山で織られたバックサテンのミリタリーツイル。そしてシルエットに関してはドゥニームを立ち上げ、現在は自身のブランドであるリゾルトを展開している林氏が監修し、そのパターンを使用して岡山法制という、完全日本製にして13,200円(税込)という、価格においても超弩級な破格値を実現しているアイテムなのです。

これ別に2万円台でも売れたと思うんですが、ライセンスを当時持っていた会社がサープラスアイテムは買い易くてナンボ、その上でヴィンテージレプリカメーカー並みの蘊蓄的美味しさと、レプリカメーカーだと現代のファッション的使い易さよりもオリジナルの再現に重きを置くのに対し、ヴィンテージレプリカの頂点を極めつつそれを踏まえて現代的なシルエットを追求したファッション的な美味しさを兼ね備えたパンツを展開したい、という意向だったので、こんな価格設定。安かろう悪かろうというよりも、心意気でこの価格にしており、それで国産で定番として確立出来る様にしようとしていたのですが、ライセンス更新のタイミングでアジア生産でガンガン作ったろうという会社にまさかの横取りをされてしまい、たった2年でこの企画は潰えてしまいました。

それだけにこれ、現在32インチと34インチのみとなっておりますが、とても美味しいと思います。今では失われてしまった銘作ですので、サイズの合う方は価格的にもお手頃ですし、是非手に入れておく事をお勧めいたします。一昨日の長袖Tシャツ、昨日のスニーカーと合わせてコーディネートして頂くとバランス良く鉄板な春のイメージになるのでご参照。

しかもこれ、今更ながら未紹介の生地のモデルがある事が発覚。そのうちそちらも紹介させて頂きますので乞うご期待です。

明日のアイテム紹介は一度リセットして4月ですしビジカジ対応の春夏用ジャケットを紹介します、お楽しみに。

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posted by mercier at 23:15| Comment(0) | Main | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする