2025年04月17日

春の新作紹介 vol.14 YarmoのCC41 Series Salt Shrinking Stripe Work Pant


暖かくて気持ちの良い1日でした。朝から展示会に行ったのですが、先月の段階でサンプルは上がっており、あとは細かいところを詰めるだけではあったので、その結果を見に行く事に。アイテムはダッフルコート。いやいやいやいや、かつてはインバーティアも並んでいた訳ですし、現在もグローバーオールとロンドントラディッションがあり、5万円台と8万前後の価格帯は埋まっておりますが、インバーティアの価格の上昇がどうにもならず、税込で20万に届こうというレベルになってしまったのでそれは流石にリアリティがない、という事で現在取り扱いしておりません。ですが旧ムーアブルックのヘリンボーン生地を織る機の行方というのはかつて調べた事があって、1台はハンガリーにあるらしいのですが、元々5台程度しかムーアブルック倒産の時点で存在しておらず、その残り4台の内の3台は現ジョシュアエリス社が所有していまして、それがインバーティアが使っている生地です。で、残りの1台はというとこれがムーアブルックの所有していた機よりは凹凸が大人しいものの同じ様にヘリンボーンのコート生地を作っている事で有名なマラレウス社に渡ったんだそうで。でも現在マラレウス社の生地としてはこの機が使われておらず、マラレウスが所有してきた織機で織られた生地がマラレウス“Elysian”ネームで流通しているんです。でもこのムーアブルック社の織機を稼働させましょうよ、という事で今回ヴァリーミルズバイマラレウスというネームで1台しかない織機(他のは24台あるそうです)で織った生地を使い、90年代にブランドを修了していたGLENMOREの工場で90年代そのままのパターンを使い復刻させたダッフルを提案しております。それで税込15万程度という価格設定だと、これギリギリ出せるレベルだよな、という事でこの秋冬は定番色で少しだけやろうと思っております。もうちょっと別注ミニマムが低ければ良かったんですけど、これ生地を一切ストックしていないので、定番色以外を作ろうとすると一反まるまる飲まないといけないし、トグルを付ける革紐を変更するだけで12着ミニマムを言ってきたので今回は別注は無しですね。

とまぁそれでも驚くほど軽くてドレッシーなダッフルコートが次の秋冬には足されますので是非チェックを。今回はこれだけの為に行ったのでこれでお終い。となると展示会報告で1回分使うのもなんなので、報告はこれでお仕舞いにして昨日の続きというか、まさかのパンツが未紹介だった、昨日紹介した生地と同じ生地を使った英国製ワークパンツを紹介しておきます。

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生地については昨日書いているのでそちらを見て頂くとして、ヤーモ、トップスに比べてメンズのパンツの展開がとても少なく、市場に出回っているのはイージーパンツかレディスの物ばかり。ちゃんと作ったワークパンツディテールの物は調べてみましたが数えるほどしかありませんでした。で、その特徴的なディテールで作られている本国のヤーマスオイルスキンの定番パンツと同じモデルをCC41仕様のスペシャル生地で作ったのがこれです。太過ぎず細過ぎず、ワークパンツとして程良い太さのパンツで、背面のポケットはどちらも片玉縁になっており、クラシックでありながらオーセンティックな仕様でまとめております。サイズは44・46の2サイズ展開、価格は20,900円(税込)と英国製でパンツで2万そこそこにしている辺り、流石ですけどもう今ではおそらく3万ぐらいしちゃうかと。そして無地のワークウェアを上下で着ると作業服になっちゃいますが、ストライプなのでパンツだけでも良いですが是非セットアップで楽しんで頂きたいですね。

さて明日ですが。明日はどんどん数を減らしていて今日の段階で取り置きも含めてSサイズが既に完売、昨年から展開しているネイビーとチャコールはもう昨年ある程度の方が抑えたし大丈夫だろ、とサラッとしか仕入れなかったらあっという間にネイビーはMチャコールはLが各1着のみになってしまっているフォックスファイヤーのスコーロンアルティメットフーディの紹介をしてしまおうと思っております。一応夏が近づいてきたら再入荷する予定ですが、危ないので早めに紹介しておこうと思います。お楽しみに。

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posted by mercier at 21:50| Comment(0) | Main | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする