2011年01月04日

冬の新作紹介 vol.15 SCHUH BERTLのエンジニアブーツ

さて本年最初の新作紹介。なのやら今年の行く末を占う様で緊張してしまいますが、すいません、昨日の時点で完売しております。完売と言ったら語弊があります。1足しか存在していない靴だったものですから。トリッカーズ人気は不動ですが、このところ別注モデルの出来の良さから数足所有してしまうお客様が続出。良いのは判っているし欲しいんだけどそればっかりって言うのもなぁ・・・・と思うのが人として自然な気持ちです。ですので別の切り口から心トキメく価値ある靴を提案しようと思っていたら出会ってしまったのが今日紹介するシューベルテルなんですね。


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このメーカー、というかシューズマイスターというか迷う1人の職人さんが手掛ける工房の様なメーカーなのですが、ドイツはミュンヘンにあってハンドクラフトを貫く職人気質な靴作りを続けているんですな。正直ビルケンぐらいしかドイツの靴メーカーと言われてポンと出てくる所はないのですが、元々ボックスカーフ等革の生産は盛んなお土地柄。しかもフランス・スイスと同じくアルプスに面していて登山も盛んです。となると未だ我々の知らぬ超実力派のメーカーが埋もれているに違いありません。そんな中の1つがこのシューベルです。と言ってもこのベルテル、マニアな方々の間ではかなりその名を知られておりまして、ネペンテスでも取扱いをしているので日本初見という訳ではありません。一昨年からわたくしも見てはいたのですが、何しろ結構なお値段ですし、おいそれと手を出すのを躊躇ってタイミングを伺っていたのですが、トリッカーズが完全に軌道に乗っていて、そのゾーンのバリエーションの補強を考える時期かなと思いましてこの秋冬で発注したのがこのブーツなのです。





しかし何故に1足のみなのか。このブーツ、昨年の9月からドイツ軍に正式採用されたそうで、軍物のお約束でそうなると同じスペックの同じモデルは市販されなくなるんですね。なので9月前にオーダーした分は何とか作るという事でそりゃ美味しい!とオーダーしておいたのです。しかもドイツ軍に納入する分はグッドイヤーウェルト製法なのに対し、このブーツはノルウィージャン製法。機械では出来ない完全ハンドのソール付けですから明らかにドイツ軍に納入されるものより価値があります。ま、言ってみればガ○ダムとジ○みたいな。なので最初の取扱いに相応しい蘊蓄とクオリティだぜ!と喜んでいたのですが・・・ドイツ軍の納入分がロット的にも当然優先で、そんな足数1人の工房にぶつけているんですから当然パンク。ヨーロッパ人てみんなこうなんでしょうか。イタリアの某鞄メーカーも大丈夫大丈夫と注文を取りまくった挙句に2割も納品出来ず、取扱い商社に投げられるという残念な事態になったりしていましたが、今回のこのブーツも遭えなくボツに。





となると期待していた方、特にこれを買うべく他の買物をセーブしていたお客様に申し訳がない、という事で代理店に交渉の末サンプルで来ていた1足を譲って頂いたのです。で、どうしてもと仰るお客様が履けなかったら店頭に出してネットショップにも・・・と思っていましたが今年最初の営業日の昨日、しっかりとやって来たそのお客様が試し履きしたところジャストフィット。あっさり持って行かれてしまいました。なのでせめて写真でだけでも紹介しておこうかと。なにしろ新規取扱いブランドでしたからね。しかしドイツのクオリティ、ちょっとしたカルチャーショックでした。今年の秋に向けてドイツ勢の攻勢は更に勢いを増す事になるかと。単にわたくしがドイツの靴に惹かれているのと、このベルテルの代理店がドイツの靴を探してきてくれているみたいだからなんですけどね。





もう1種類、別のモデルですが店頭分が来ております。そちらも近々紹介致しますので、乞うご期待。





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posted by mercier at 17:55| Comment(0) | TrackBack(0) | Main | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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