2012年09月08日

夏の暑さが引かないうちにw

今日も暑かった・・・・これじゃぁ秋もの買っておこうかな、という気分になる方も少ないですわな。とはいえここ最近で紹介した物のうち、ルミノアのパネルボーダーは順調に数を減らしております。更に書くとディッキーズコラボシリーズも順調に数を減らしておりまして、グレーのパンツは完売。ジャケットもグレーはラス1になっております。シャツも生地を投入しましたので来月早々には究極接結シャツが投入予定です。





と、入荷と準備が着々と進む中、昨日もポロリと書きましたが春夏の展示会、進んでおります。で、既存の取引先様の分はまぁ追々書くとしてですね、今回はギフトショーの成果について書いておこうかと。ギフトショー。その響きからは何の展示会なんだか判らないでしょうけど、服そのものを含む服飾雑貨からオーラ測定器(笑)に至る迄ありとあらゆるギフトに使えそうなアイテムを一堂に集めた展示会でして、その規模は東京ビッグサイトを全館使用する大規模な物です。ただこれが困った事に何でもありなんです。例えばサイクルスタイルを構築出来る物を一ヶ所に集めてあり(前回からなんですけどね、前回ナリフリさんとお話をしてその後個展にお邪魔して取引を始めましたw)自転車そのものからバックパック・ウェアに至る迄、我こそはというメーカーが出展しておりました。が、そういうある程度のカテゴライズされた中であるのはまだ良いんですけど、大規模なスペースをある程度の括りでドカンと集めている東ホールの方ではもう軍物を豊富に揃えて出展しているところもあればそこから先暫く廻っていたら、こんなの風俗店でしか使わないだろうよ!と突っ込みたくなるチープなコスプレ衣装を集めているところがあり、その先にはメントスマシーンを売ってるところがあるという混沌振りなのです。それだけにこちらの見る目を試されるというか、その玉石混交の中から如何に自分にとってこれはありだ、という物を見出すか、という事が課題の様な展示会なのです。





そして誘惑も多い。同時開催でグルメ&ダイニングショーをやっております。100銘柄を越えるワイン、それ以上にご当地の日本酒や焼酎、それ等を試飲&聞き酒して廻れるコーナーもあれば、グルメですから様々な産地からありとあらゆる食べ物を売り込みに来ております。当然(!?)昼頃を見計らってそのエリアを廻りますww





なんて書いているとお前何しに行っとるんやっちゅう事になりますので本題に入りますが、カフェスペースの再開に合わせて食に関する雑貨をしっかりと売っていきたいと思い、今回廻っていて出会ってしまったのが箸屋さん。量販店には一切卸していないというスペシャルな箸を作っており、日本有数の箸の産地である若狭塗のみならず、日本各地の伝統技法を箸に活かした様々なバリエーションを揃えておりました。カフェスペースでご利用して頂きつつ、ご自分用に、プレゼント用にご利用して頂ける様これはというヤツを10種類程セレクトして取扱おうと思っております。男箸と女箸があるので、実際は10型20種類を置く事になると思います。





店を訪れた事のある方はご承知だと思いますが、わたくし活字中毒の様なもので、様々な文献を読み漁ってはおりますが、中でも自腹で買っているのが文庫書き下ろし時代小説。何しろ目の前が図書館なので時間さえ取れればひたすら借りてきて読む事が可能なのですが、自分で買って展示会廻りの電車の中等で読むのは文庫書き下ろし時代小説なのです。佐伯泰英氏を筆頭に読んでおりますが、しっかりと時代小説が評価されていた池波正太郎氏や藤沢周平氏の時代と違い、ハードカバーの本で出た後に文庫本化されるのではなく、最初から文庫本でしか出版されないこのジャンル、しかしその秀作は先に名前を挙げた巨匠両名に勝るとも劣らないと思っております。その中で私が好きで集めている作家に浅黄斑氏がおります。彼の代表作であろう無茶の勘兵衛シリーズというのがありますが、その中で1巻前に若狭小浜藩の名産品として塗り箸が登場し、主人公がその美しさに感嘆するというエピソードがありまして、正直展示会場で遭遇した時、これが若狭塗りか!と見入ってしまいました。





そして更に岐阜の名品として知られていましたが現在ほぼ生産出来るところがなく、入手困難となっている“水団扇”というものが何故か持ち込まれておりました。別に毎シーズン手に入れようとしたらもう無いというスペシャルアイテムです。これも日本の伝統的な技巧の凄まじさを物語るアイテムでして、今では普通漉かれる事の無い雁皮紙の上に絵付けをし、その上から我が国で調合された天然のニスともいうべきもの(かのストラディバリウスのニスの調合は未だに解明出来ない秘技だそうですが・・・)を塗って防水。そうやって出来上がった団扇は水をつけて扇ぐと表面に付いた水が気化する為に周辺の気温が下がり、ただ扇ぐよりも涼しく感じられるという現代における冷風扇の原理と同じものなのです。これが数百年前に考え出されたとは思えない古くて新しい逸品ですが、取引させて頂けるとの事なので発注をしておきました。来年の夏には幻の逸品でエコに涼みつつ風流を語る事が出来るというものです。





で、それ以外にスペシャルなレザーを2つ見つけてきておりますが、それについて語ると今日書いた分以上に長くなるので、今日はこんなところで。今迄手を付けていなかったジャンルの本気アイテムが来年の春にはかなり揃いそうです。お楽しみに。あ、資料はあるので是非見に来て下さいませ。





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posted by mercier at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | Main | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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