2025年04月16日

春の銘作紹介 vol.12 YarmoのCC41 Series Salt Shrinking Stripe Drivers Jacket


今日は今日で入荷があり。NANGAの今シーズンのアイテムが入荷してまいりました。ドットエアの長いパンツと半袖シャツなのですが、どちらも良い感じです。とは言え半袖シャツはまだ早いのでパンツの方だけ店頭に出しておりますが、明日以降夏日になる、との事。それもあってか本日いらしたお客様は半袖シャツもチェックされておりました。まぁフォックスファイヤーからもサプルースラインの半袖シャツが入荷しておりますし、今年は他にも新作の半袖シャツの投入が複数ある予定ですが。

とは言え、基本25℃以下でも25℃に近い気温で推移する日々だと日中はカットソーやシャツ1枚でも朝晩は羽織が欲しいです。それを考えると一重のアウターの紹介を進めておきたい、というのがこの時期です。イレギュラーに暑い日が数日続くからといってブレる事なく本来紹介すべき物を紹介していこうと思います。
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ブリグジットの影響で本来の英国人の縫製職人によるヴィンテージのディテールを散りばめたワークウェアをリリースしているヤーマスオイルスキンに対し、リアルワークウェアクオリティで外国人労働者を使って大量生産をする工場で生産していたヤーモは生産コストが急上昇してしまい、しかも円安の進んだ現在、英国製であるのにリーズナブルというヤーモのアドヴァンテージが失われてしまって、英国製のヤーモはもう数年リリースされておらず、一部ライセンス生産で日本で作ってリリースされた物がある程度になってしまっております。

こういう事を書くと嫌われそうですが、ヤーモやラボルールを好む方の多くは何となくそれっぽくその手のウェアをその価格帯の物として扱っている店ではなく、さもそれ等がお洒落である、というディスプレイや店構えなところで購入しているイメージがありまして、B.A.Tでは長年取り扱いをしておりますがなかなか完売に至らずこれでもかとバリエーションが豊富に揃っております。ただ今となってはそれが美味しくなっているよな、と思うところでもあり。ブリスベンモス社のリネンだったり今日紹介している様な如何にも英国ワークっぽい塩縮ツイルのストライプ生地だったりで作られている物が豊富に残っており。しかもそれがセットアップ提案出来るジャケットとパンツが揃っている生地が複数あるのです。

これはリップル加工とも言われる苛性ソーダで凸凹を出す加工をしている生地で、目が堅く詰まりごわごわとした生地感になりますが、その分肌に触れてもベタベタせず、皺感のせいで空気が通るので、春夏向きです。英国で調達した生地で英国で作られる70年以上前の英国の庶民の服をイメージしたジャケット、生地から縫製まで全て英国製であるにも関わらず、22,000円(税込)というのは今となってはもう再現不可能です。残ってる分を売り切ってしまえばそれでお終いです。是非チェックしてみて下さい。

今更ですが、この生地のパンツ、全く紹介していなかった、という事が発覚。英国製アイテムにおいてパンツはトップス以上に珍しく、どちらかというとパンツの方が価格を安く提案するのが難しいアイテムですので、明日紹介予定のパンツも是非チェックして頂きたいですね。

とは言え明日は展示会廻りに出ておりまして、秋冬のこれはというアイテムがあるのが判っているので行ってくるのですが、その紹介をどうしてくれようか、というのがありますので、それを挟む場合は明後日の紹介となりますね、同素材のパンツ。でもまぁ、明日はそんな訳で普通に定休日ですが、いつも通り17時には戻ってブログ書いておりますので、ご都合のよろしい方はお立ち寄り下さいませ。

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posted by mercier at 23:40| Comment(0) | Main | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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