3連休の中日なので。まったりしてしまうのは仕方がないとして、それならそれでと在庫の整理をしていました。主に靴関係の片付けをしていたのですが、サンダルを下げてしまうかどうなのか悩みつつ、ここのところで入ってきた靴を、ここのところで減って出来た隙間を整理してそこに収まるように移動して、というのをやっていたらこれはこれで意外と時間が経っておりました。とはいえ、今日の段階でリプロダクションオブファウンドの1970'sのイタリア軍のウォレットの復刻版が完売したり、色々と動いておりました。整理している先から靴も動いており、秋に向けてパンサーのスニーカーやジャーマントレーナーのフィールドモデルが減ってました。
でもまだリネンとかじゃないとアウターを紹介するレベルではないので、さてどうしてくれようか、という事で本日はあえてリネンじゃなく綿のブロードのシャツの紹介をしておこうと思います。
大人になっていく、という事は若かりし頃の趣味嗜好をそのままに持ち続ける事が難しくなってくる事が多いのですが、それでも無くしたくないアイデンティティ的な部分はあり。毎日10キロ走って部活続けていた頃程ではなくても野球やサッカーやってた人は見るだけでも楽しいし、ボロボロのスリムジーンズに安全ピンを沢山付けてパンクを気取るのは辛いけれど、未だにクラッシュもピストルズも聞くし、今にして思えばシド演奏下手くそだなぁ、とか思っても我が青春だと思い直したり、ちょっとした黒歴史的なところも捨て難く。
単にロンドンストライプのシャツ、というだけだとトラディッショナルなロンドンスタイルになりますが、モッズだってパンクだってロンドン発祥なサブカルチャー。前述の通りに給料もらって地道に働いて暮らしている身で本当に安ピンを付けてパンクを気取るのは痛いけれど、パンク聞いてた時代もあったんですよ程度の主張はあっても良いじゃない、という提案。しかもプリントとかのチープな生地じゃなく、織りのロンストにジャガードで安全ピンを赤で入れ、しかもちゃんと刺して裏側になる部分は裏側になっているかの様に入れているこだわり様。襟もバリバリ英国主張をするならワイドにするべきなんでしょうけど、ベーシックなロンドンストライプに対してこんなジャガードにしているのですから、当然カジュアルに寄せてる訳です、ならレギュラーカラーぐらいの開きになっているイタリアンなボタンダウンにしちゃおう、という事で今回はボタンダウン。単品でシャツとして使った際に収まりが良いかな、という判断です。
やり過ぎていない(ドレスシャツにパンクというだけでやり過ぎだという方もいらっしゃるでしょうけどw)音楽の趣味の主張、サブカルチャーをメインカルチャーに差し込める許容範囲の模索、そしてそういう服を着る事を楽しみつつ着心地はしっかり担保という1着です。サイズは38・39・40の3サイズ展開、価格は24,200円(税込)です。単にセオリー通り、オーソドックスなだけ、自己主張は無し、という提案は現代のビジネスカジュアルという範囲で考えると面白くないな、と。やっても良いのならやることやりつつやり過ぎていない、というバランスが楽しいんじゃないだろうかと思いまして、そういうシャツを別注提案しております。遊び心を主張してはおりますが、生地自体は120番双糸のブロードでハイクオリティを謳って良いレベルですし、アンピンの刺繍の気の使い方も完成度が高くお子ちゃま感は皆無です、本質はしっかりと押さえて上質な生地でシルエットも襟のラインも美しく、という前提での遊びです、是非楽しんでみてくださいませ。
今となってはドレスカジュアルというのはそれを楽しもうと思える大人の贅沢な遊びになりつつありますが、いくらカジュアルかが進んでもドレスコードを求められる場は無くならないでしょうし、判った上で遊ぶのとなんとなく合わせてみたのとでは差が付きます。なのでこれからもこういった提案はしていきたいですね。
明日は連休最終日です、皆様のお越しをお待ちしております。アイテム紹介はこれなら良いかな、という薄手のカットソーの羽織を紹介します、お楽しみに。

人気ブログランキング

