いやぁ、台風からの風が吹きつつ雨は降らない、そして程良く涼しい絶好のお出かけ日和でした。今日はもう昼飯の宛をつけておいた、というか13時過ぎのアポだったので、それなら普段タイミングが合わずに食べられないでいた、新宿のガッツリ飯に行って、それから展示会に向かおう、という事に。代々木二丁目交番横の三是寿司のランチ限定みこちゃん丼。マウトリーコンテーラーの会社兼ショールームでの展示会に行く様になってから毎度この前を通っていて、今迄はタイミングが合わず毎回“みこちゃん丼は終了しました”の看板を横目に見て通り過ぎていましたが、今日は展示会前なのでこちらでタイミングを合わせる事が可能でしたから、開店30分前に着けば間違い無いだろう、という事で11時過ぎに店の前に到着したら、1組先着の方々がいらっしゃいましたが、2組目でした。結論を書くと、ここはそうですね、11時20分ぐらいに並べば確実に食べられますが、開店時間の11時半だとギリギリかアウトか、という感じです。要するにこれ、前日のネタの余りとマグロとサーモンのブツをヅケにして刻んだ胡瓜や水菜を合わせた物をこれでもかと山盛りに盛った海鮮丼なので、その仕込んだミックスのヅケが無くなると終了、という事です。ビジュアル的にもなかなかなのですが、不覚にも着丼したら勇んで立ち向かってしまい、写真撮り忘れました。でも大盛りで1,200円(税込)はとんでもなくお得でしょ!という盛りなので、次(2026AW展の際)もまたここだな、とコスパ的にも味的にも量的にも満足して展示会に向かいました。ここから道なりに歩いて10分程度ですので。
しかしここで問題が。どのぐらい並ぶのか、どのぐらい待つのか、全く読めなかったのですが、12時前には店を出てましたがアポは13時。チンタラ途中の人気うどん店(12時の段階で90分待ちになってました)の前を通るので混雑具合を眺めたりしながら向かいましたが、全然時間潰しにならず、代々木から参宮橋方面への道を嘗て通った代ゼミ本校舎がこの通り沿いの代々木駅前にあったので、そういえばこの辺の食べ物屋って代ゼミ本校舎が新宿寄りに引越ししたけどまだ続けられてんのかな、とふらついていたら、“あれ!?”と声を上げた方が。
そしたら多摩美出身で今では大ヒットアーチストのPVのアニメーションなんかを手掛ける制作会社の社長になっているお客様でして。聞けば現在この辺にお住まいとの事。で、一瞬見間違いか!?と思うぐらい痩せていたので凄く痩せたんじゃ?と訊ねたんですけどそしたらお子さんが産まれて奥様も映像系のお仕事を続けているから育休半年で復職して子育てが大変で飲みに行ったりゆっくり食事する暇もなく、だから痩せたとの事。それはまぁ良い痩せ方じゃないですか、とおめでたいお話を喜びつつ、だから最近なかなか顔を出して貰えてないのね、と突っ込んだら“多摩美に行く用事とかある時に寄ろうとは思うんですが、そういう時に限って保育園のお迎えがギリだったりでなかなか・・・”との事。でもうちは乳幼児連れでいらしても自分が抱っこしたり面倒見てるからお子さん連れていらっしゃるとか夫婦+乳幼児でいらっしゃる方も多いですよ、とお伝えして近々お子様連れでお越しくださいませ、とセールスしてお別れ。まだ渋谷原宿青山代官山中目黒辺りで出会う、というのなら無くも無いと思いますが、こんなところで出会うとは世の中狭いなぁ、と思いながら、おかげで結構時間が潰せたので先方の事務所に向かいました。
さて、ここからが本題というか、本来の展示会報告です。いやぁ、春夏だしアイテム数を絞っているからどうだろ、と思いながら行ったのですが、今回私少々抜けてまして、既に火曜日からデクスターで資料が公開されていたんですけどそれに全く思い至らず予習しないで行っちゃったんです、今回。それもあってニュートラルな目で展示会に臨む事になったのですが、久々にこれは、というアイテムで構成されていて、サイジングをマイナーチェンジした定番の半袖Tシャツ2型を含め10型(スウェット上下と別のTシャツ計3型が含まれます)の新作だったのですが、スウェットとTシャツを取らないのに3型取る方向で検討しております。
まずシェルが凄いです。コロナ禍前イケイケでオーバースペックアイテムをこれでもかと作っていた頃に発注したスイスのシェラー社の最新鋭生地c_changeに表面に付着物が付かないナノスフィア加工と暗色生地の熱吸収を最小限に抑えるCOLD BLACK加工、更に表面には撥水性と防汚性、内側には吸汗蒸散性を持たせる3XDRY加工と3重に加工を重ねた現在可能な技術を全部入りで盛り込んだオリジナルレシピの生地を使用しております。当時発注して使用しましたが発注した10反に対しベースの生地にストックがなく納品されていなかった2反が入荷したはしたのだけれど、次回発注するとなると価格が1.5倍になってしまうので製品価格的にもう作れず、今回生地がある分だけで生産する、というスペシャルなシェルです。ややこしく生地の説明を書きましたが、要するに完全防水で高透湿でありながら汚れを弾き暑い時期に着ても内部は5℃程度涼しく汗をかいても着てないよりも乾くのが早い、という俄かには信じ難い性能の生地、という事です。
しかも過去のデザインがこれでもかと作り込まれていたのに対し、今回はハンドウォーマーポケットと左胸ポケの3ヶ所だけのポケットと汎用性の高いユーティリティジャケットになっており、合わせる相手を選びません。しかもこの生地、ハードシェルにカテゴライズされているのに4ウェイストレッチという、ジャージの様に使えるハードシェルなんです。これに匹敵するシェルはトリプルオートデザインのステルスフーディくらいです。同じシェラー社生地ですが生地スペックからして1世代後ですし、加工による機能付加からして日本ではもうこれ以上の高機能生地は価格的に使えないでしょう。これでも9万のシェルですが、もし同じ生地でTADだと倍になってしまいますから。という事でこれは決定。
そしてもう1つのトップスがポーラーテック社が開発した保温ではなく速乾性を重視したミドルレイヤー用素材であるポーラーテックパワードライを採用し、異番手の繊維を用いた特殊な二重ニット構造による吸汗速乾ワッフル生地にしております。それにシェラー社の防水防汚加工である3XDRYを施した生地を組み合わせ、吸汗速乾・接触冷感・通気性を併せ持つフィジカルトレーニングユニフォームとして提案される夏羽織です。帝人のソロテックスドライと比べてどれぐらい高性能かはテストしてみないと判りませんが、機能の積み上げとミリタリーデザインで前開きという点ではかなりそそられるアイテムでして、これも決定。
そしてこの春夏に提案されていたコーデュラ60/40生地を使って作られたシャツジャケットとハーフパンツに対し、来年度はギミックを削りマウトリーコンテーラーらしさは残しつつ価格で過去1のリーズナブルさとなる3万円台のパンツを提案しております。ハーフパンツに比べて圧倒的な需要がある夏でも履ける涼しい長いパンツでこの価格は仕事用のパンツとしても使えるでしょうからこれは取っておかねば。なにしろカーゴポケットがついたりした分同素材のハーフパンツも提案されてましたがそちらは4万円台なので。
そして来春夏、一度完売するといつ作られるか判らない、という事で新作では無いのですがこの秋冬のポーラーテックウィンドプロのパーカと来春夏のハードシェルに装着可能なポーチが数シーズン前から提案されてまして、今まではバッグの拡張用だったのですが、ウェアにも付けられる様にウェアの方にモールが付いた物がリリースされた事で、これ等のアイテムをお買い上げの方は欲しいだろう、という事で来春夏にはそのポーチを取る事にしました。
という事で発注はまだまとめておりませんが、やるのは4型、という事で帰ってまいりました。新宿から片道20分程度ではありますが、往復歩いてちょっとしたお散歩になりましたし、17時前に帰り着き展示会報告、という1日でした。
明日はオマージュグラフィックの長袖Tシャツ、最後の1型の紹介をしてしまおうと思います、お楽しみに。

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