2011年06月20日

久しぶりの京都ネタ。というかウェブ作業の合間の息抜きから。

続けてでなんですが閑話休題的なお話を。





京都が好き、と声を大にして言うには些か気恥ずかしいのですが、京都に行けないまま早3年が過ぎてしまいました。それ迄年に2回ずつ行っていた事を考えると、実に寂しい限りです。年に2回ってお盆と年末年始なのですが、そこしか休んでいないわたくしにとってはほぼ全ての休みを京都に行っていた訳で、つまりプライベートの休息は京都で過すという日々だったんですね。しかし子供が産まれてしまうとそうも行っていられない。子連れで行けるところに行くという事になりますから。





このブログで年末年始のお話として度々登場していた京都ですが、ここ数年は子連れで行ける=子供の楽しむところもある伊勢に取って代わられております。もう少し大きくなったら京都に連れて行って日本人としての粋や風流を意識しないで体現出来る子供に仕込んでやろうと、今から密かに考えておるのですが、まだ少し早いよなぁ・・・





で、そんな子供が喜んで見ているのは何処のお家も変わらないと思いますが、仮面ライダーにウルトラマン。後は戦隊もの、今はゴーカイジャーですかね。そのゴーカイジャーもですが、最近は世代を問わず見て貰おうと歴代の仮面ライダーやらウルトラマンやら戦隊ヒーローが総出演する映画が流行っておるので、子供もマニアックに古いシリーズにも興味を持っておるのです。





ちなみに何故こんな話を書いているかというと、実は京都って結構使われているんです、という事に繋がります。仮面ライダーBLACKは元々京都に住んでいた事になっていますし。で、一通りウルトラマンを見尽くした子供がマニアックに円谷プロダクションのウルトラマンの出ていない作品迄見始めまして、そこでわたくし見つけましたのが“怪奇大作戦”。円谷作品としてはかなりマニアックですが、そこで見つけたのが“京都買います”というタイトル。ちなみに動画の出所は所有権についての良識の甘い韓国の動画サイトPANDRA TV。ユーチューブではとんと見れなくなったこの手の名作が未だに見られますので検索してやって下さいませ。





でもそれ見ると複雑な気分に。どうも時代は京都タワーが出来た当時に撮られたみたいなんです。京都人が京都の文化財や歴史的風土について愛着を失ってしまった事を嘆き、なら仏像等の文化財を京都を愛する人たちが市民から買おうという凄い展開なのですねww


40年前(1969年3月2日放映)の京都の風景が映っておりますが、今は亡き円谷英二氏が今の京都を見たらなんと嘆く事か。静かで事の佇まいを色濃く残した京都の姿、京都タワーにすらこれ程の嫌悪感を抱く美意識、無関心な若者に対しての憤り。





そんなかつての京都を見たらわたくしも悲しくなってしまいました。さて、今年の年末年始は京都に遊びに行けないものか・・・多少の遊びを途中で足したとして、子供も楽しめる様に怪奇大作戦を見せて洗脳しておこうと計画しておりますw





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2009年12月27日

京のおもひで 〜龍馬の翔けた時代〜

行けてない。かつては年2回行っていた京都にここ3年全く行けてない。いい加減禁断症状が出て来ているというか、それまで15年以上の往来で知己を得た人や店に、不義理をしているという後ろめたさも手伝って、京都に行きたいと無性に思うのでありますが、今年の年末年始も結局行けず仕舞です。





そんな中、来年は福山雅治主演での“龍馬が行く”がNHK大河ドラマという事で、俄に龍馬関連の本等が売れているとニュースに出ておりました。そうなるとかつて京都を訪れた時に、京都博物館でたまさか出くわした特別展の事を思い出すのです。これも足繁く京都に通っていたからだと自画自賛しておきましょうww





それは2005年の事でした。このカテゴリの“なのにあなたは京都に行くの”シリーズをお読み頂けるとご理解頂けるのですが、わたくしの京都行きはJR東海の策略に乗らず(行っている時点で乗っているのかもしれませんが)、盆暮れにしか行けないのでここぞとばかりに新幹線ではなく“ムーンライトながら”の旅です。つまり青春18切符で往復するという旅なのですが、これが朝の8時過ぎには京都入りしてしまってですね、朝風呂→喫茶店での朝食→荷物を宿に置きに行く→行動という順で進むんですね。そこまでやってまだ10時前、さてどうしようという事になるのですが、定宿が五条坂下にあるので、近場は清水寺・建仁寺・六波羅蜜寺・知恩院・三十三間堂なんかなのですが、三十三間堂の向かい側にあるのが京都博物館なのです。宿から向かうと、ちょっと下って五条通を渡るとそのまま真っ直ぐ行くだけで方広寺・豊国神社の前を通って京都博物館にすぐ行けるので、企画展が興味をそそるものだった時は行っているんですね。で、その時の企画展が“坂本龍馬生誕170周年記念 龍馬の翔けた時代 ーその生涯と激動の幕末ー”展だったんです。





京都が古都としてではなく、日本史上動乱の中心として存在した最後が幕末だったと言っても間違いではないはずです。明治維新の結果、天皇は京都から東京に移ってしまい、以後政治の中心ではなくなってしまいますから。その幕末の日本における傑出した人物であり、もし彼が生きていたら日本の歴史は違っていたと確信する人が多数いるであろう坂本龍馬の現存する書簡のうち半数を集めているというので、これは見ておこうと訪れた訳なのですが、そこに集められた書簡を見て、改めて31歳で非業の死を遂げてしまった男の偉大さに気付かされるのです。





漫画や小説はフィクションの部分が多いとしても、三菱の元を築き、長州に武器を供給して第2次長州征伐の勝利に貢献し、薩長同盟を成立させ、大政奉還を提案し、明治政府の指針となる五箇条の御誓文ほぼそのものの原案を作り、と幕末における我が国の礎は全て彼のものによると言っても過言ではありません。それはその特別展に集められた直筆書簡の数々が証拠として残っておりますから間違いありません。





薩長同盟成立についての宮内庁所有の木戸孝允(桂小五郎)の書簡が一番感動もので、西郷隆盛との同盟書に調印するのは良いが、その裏に坂本龍馬の裏書きが欲しいという、とんでもないお手紙です。これって薩摩代表の全権である西郷隆盛より、いくらイギリス商社のバックがあるとはいえ、一浪人の坂本龍馬の保証の方をとるから同盟を結ぶんだよ、という政治的に見たら有り得ない文章な訳で、桂小五郎の熱さもなかなかに格好良いですが、1つの藩の命運、ひいては日本の行く末を左右する状況にそこまで書かせる信頼を寄せられる28歳ってどうなのよ、とそこまで凄い人物に実際出会った事のないわたくしは恐れ入ってしまったのです。





それが普通に姉ちゃんや恋人や友人に宛てた手紙になると、当時の手紙にしては有り得ないぐらい砕けていて、こりゃそのギャップにまいってしまう人は沢山いるでしょうし、司馬遼太郎氏の描く龍馬象もさにあらんと納得はしてしまいます。





暗殺された年に直筆で書かれた新政府綱領八策は、五箇条の御誓文に酷似しており、少なくともこの原案として残る最初のものである事は間違いありません。大政奉還を山内容堂に進言させる説得材料とされる船中八策がフィクションだったとしても(後にこの新政府綱領八策がもっと前に発案されていたという逸話として作られたとしても)、それが彼の死後も同志の心のうちに基本政策として刻まれた事は、五箇条の御誓文がある事実から明らかな訳で、虎は死して皮を残す様に坂本龍馬の凄さを物語っております。





それら全てを直筆で見る機会なんてなかなかない訳で、篤姫ですら結構な反響だった訳ですから、来年同じ展示会都内とかでやったらとんでもない来場者数を記録するんじゃないでしょうかね。とまぁ混迷する現代の我が国を牽引する傑物の出現を、混沌に陥りそうな幕末日本の水先案内人として活躍した不世出の若者に重ね合わせて祈りつつ、今年も京都に行けない鬱憤晴らしを書いてみました。





来年こそは!!!





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2009年08月16日

今年は行けませんでしたが・・・来年こそ!

昨日は無条件降伏した日、本日は旧盆。夏の一番暑い盛りであるこの日にはここ数年行けていないのですが、それまでは年に2回しかない個人的なお休みを取って京都にお出かけしておりました。


このカテゴリを見て頂くと判るのですが、もう魂の洗濯というか自分なりの侘び寂びそして粋という物を見つめ直しながら、まったりとしに行く京都なのです。


ここの所ひたすらに服のお話が多く、差しても時事ネタだったりしていたので、たまには旅の話でもと思ったのですが残念ながら今年もお盆には動けませんでした。だって日曜日なんですもん。流石にお盆とはいえ、土日を休む度胸はありません。何しろウチのセール代わりの1人1点好きなの20%オフの期間の終わりが8月中旬に設定していて今年はその最終が今日だったので、まぁ絶対に旅行なんて行けませんよねぇ。





さて何故に今日に行きたかったかというと、書かずともお判りの方も多いですよね、そう本日は五山の送り火、いわゆる大文字焼きの行われる日だから。前回行った時はイタリア人を案内するハプニングに見舞われましたが、それでも日本の行事でありながら、ありとあらゆる宗教を網羅して故人を偲び命に思いを馳せるなんてイベントは世界に類を見ません。右の大文字はいわゆる大乗仏教、人々を皆救済するという浄土宗や浄土真宗の教えの象徴であり、隣の妙法はその読みの通り難妙法蓮華経、つまり法華経を、隣の舟形は日本の外から入って来た渡来の宗教、キリスト教等ですね、そして鳥居は勿論神道です。更に左大文字は小乗仏教、厳しい修行で己を仏に近づけるという真言宗や天台宗を表しているという、時代小説ラブなわたくしのお気に入りの作家さんの一人である、澤田あや子さんのお書きになっていた説がとても腑に落ちてしまっているので、己の来し方行き方を考えながら送り火を眺めるというのを来年こそはやってやるぜ!と思いつつも接客しておりました。





ちなみに本日迄に恐ろしい事に秋冬物の新作で完売が出てしまいました。何かというとそれはTATAのデニム転写スウェットパンツ。あまりの人気に恐ろしいとしか言いようがありません。何せブログを見つけてそこからわざわざいらして下さったお客様までいたので、あっという間でした。でもご安心を。実はもう1型、タイトシルエットの新作を取っているんです。前回の品番がIO150で、この後入ってくるのがIO151となっておりまして、こちらも同じ数入る予定です。ま、これを逃したらもうお手上げですけどもう一度手に入れるチャンスがあるという事で、今回買い逃している方はこの機会を逃さない様にして下さいね。





さて、明日からは本格的に晩夏初秋の装いをお薦めして参りますので、心の準備をしてお待ち下さい。





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2007年11月12日

なのにあなたは京都に行くのvol.12

 さて・・・いよいよ最終回です。長々と連載してきたのでちょっと寂しい気も。ま、どうせまた年末年始(今年は行けそうもないけど)やお盆に行くので、その時はまたお話ししますけどね(折角カテゴリ作ったんだし!)。





 朝は朝食を8時にお願いしたので、7時半頃に起きます。起きたら眠気覚ましにお風呂に行ってシャワーを。火を落としていて湧かせないのでぬるめですが、ちょっと湯船でまったりしたりも出来ます。そして部屋に戻ると布団が上げてあり、仲居さんが元気良く「おはようさんです。ほな食事お持ちしますぅ」と朝食を。塩ジャケに厚焼き卵、海苔に味噌汁と基本的な和食の朝ご飯ですが、これに湯豆腐が付いて来るんですねぇ。朝からしっかり御飯を食べ満足したら宿を後にします。9時半ぐらいには京都駅にいたいので、余裕を持って出ます。御会計を済ませ、挨拶をし、さぁ出発です。続きを読む
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2007年11月08日

なのにあなたは京都に行くのvol.11

 五山の送り火を見るべく2階の部屋から玄関に降りたわたくしを待ち受けていたのは・・・・





 「すいません、いいですかね、一緒に行くお客様がいるんですけど。」「ええ、そりゃぁ勿論」「よかった・・・私の英語力ではちょっと厳しいもんでお願いします。」「へ?」





 こんな会話の後玄関の上がり框を見ると海外から入らしたご夫婦らしきお客様が。


 「イタリアからいらしたらしいんですけど、夜着いてお食事もまだなんだそうです。何が食べたいかも判らないし、送り火見た後御飯食べに行きたいらしいので、その辺もお願いします。」「はぁ・・」





 こりゃぁ微妙な風向きになってきましたよ・・・取りあえず“Hi,nice to meet you!”“Hi!”“How long have you been in Japan? ”“3days. We had stayed in Tokyo till yesterday. Today is the 1st day in Kyoto.”“I see,we are going to watch OKURIBI which is most famous summer event in Kyoto,OK?”“Oh yes! and we want to go to dinner after watching OKURIBI,you know?”“Yes I know. But what kind of food do you like?”“Everything OK,but we want to eat some kinds of meet. So we have eaten TENPURA,SUSHI & a fullcorse of Japanese quisine in Tokyo.”“OK,jast a moment, I tolk him.”


てな感じで、「なんか東京で天ぷらと寿司と懐石っぽいのを食べてきてるから肉を喰わせろって言ってますよ?」「そうですか・・でもこの辺で肉って言われてもお盆のこの時間にやっているお店は限られてますからねぇ・・」「うんうん・・・かといって橋の向こうの“中卯”じゃ何じゃないですかww京都まで来てチェーン店じゃぁねぇ・・お好み焼き屋とかなら肉入ってますよね・・」「じゃぁそろそろ歩きながら具体的にどんなのが良いか聞いて見て下さい。」「はぁ・・」


と言う訳で彼等にどの店に案内するかは道すがら聞くことにして


“Here we go!”“OK!”


と送り火を見るビルに向かったのです。




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2007年11月07日

なのにあなたは京都に行くのvol.10

 やっと宿に帰ってくるところまで来ました。





 と言う訳で今日はわたくしの定宿、“山茂登旅館”についてです。京都の町廻りから帰ってくるともう6時。夕食の時間を6時半にしておいたので、ま、こんなもんですか。「ただいま戻りました〜!」「おかえりやす」と挨拶を交わし、部屋に。今回は暑さにやられてシャワーを借りに立ち寄ったので、既に部屋には行っていますが、宿帳をまだ書いていないので仲居さんと一緒に部屋へ。この時期毎年泊まりに来ていることもあり、宿の中も勝手知ったる他人の家のように部屋に向かいます。仲居さんも顔馴染みで「今年はもう暑かったですやろ?」「洒落んならんですわ」と会話を交わしながら進みます。一人で出掛けるときいつも取っておいて貰うのが2階の奥の左角の部屋、“楓の間”。一人で泊まるのに広い部屋もいらないし、6畳弱ですが自分の部屋のように落ち着きます。実際には17部屋ほどあるのですが、3階の部屋は普段使用していないようですし、20畳以上ある1階の“紅梅の間”と2階の“月の間”は修学旅行でもないと使わないようですし、普段1階の部屋もあまり使っていないようなので、実質10室の宿で、わたくしの京都の旅館選定条件その1「町屋の造り」、その2「部屋数10室程度」、を満たしているのです。更に更に選定条件その3「食事は部屋出し」をも満たしていて、尚かつ一人で泊まれて1万円程度。様々な旅館を泊まってきましたがこんな所はなかなかにありません。正直あまり紹介したくはないのですが、話の流れ上紹介しない訳にはいきませんもんね(--;)




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2007年11月05日

なのにあなたは京都に行くのvol.9

 ちょっと引っ張り気味なので、サクサクと進めましょう。





 前回が三条通を進んで麩屋町通まで来たところでしたね。そのまま進むと次は富小路通です。この右前角には大正建築の古い石造りの建物があり、中には様々なテナントが入っていて覗いてみるのも楽しいでしょう。以前は京都のシャツ屋として有名な“MORIKAGE SHIRT”が入っていたのですが、今は移転してしまっています。


 更に進むと柳馬場通があり、それを過ぎると境町通です。境町通に出たら左に入ります。すると右手に京都を代表するコーヒー店、イノダコーヒ本店のレトロな入口が見えてきます。勿論この時間に寄っても良いのでしょうが、もしホテル泊まりだったり、朝京都に着いたりしたらここでモーニングコーヒーを楽しむのが良いんでしょうね。個人的にはメジャーになってチェーン展開しているのはどうかと思いますが。


 と、イノダを過ぎて進むと、目の前に六角通が見えてきます。そしたらイノダと同じ右側の角にありました!サンクタムの2店舗目、“kammer”です。外から見るとこんな感じで、


20091220-DSCF0153.jpg


東京で言ったらギャルソンの青山店みたいにコンクリート打ちっ放しの空間です。中も


20091220-DSCF0154.jpg


こんな感じで、壁際にアイテムを並べているので真ん中は広々としています。デザイナーの坂井氏はビリヤード台を置きたいなどと言っておられましたが。





 取りあえず目的は達したので、他のショップも見たいなぁ・・・と思いつつも既に5時。これ以上うろちょろしていると晩ご飯の時間に間に合わなくなってしまうので、この辺で切り上げて宿に向かいます。








 と言う訳で次回はわたくしの定宿についてお話ししましょう!





※やっと晩ご飯迄来ました。これで終わりが見えてきました。もうしばらくお付き合い下さいね。





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2007年10月18日

なのにあなたは京都に行くのvol.8

 さて・・・今回は京都の中心エリアに立ち入るところから始まります。


 職業柄、古都京都の服屋を見ておくのは仕事の一環として、このエリア、良い感じのカフェや老舗の食べ物屋、わたくしはとても泊まろうとは思いませんが、京都をひいては日本を代表する老舗旅館が点在しているエリアです。


 「我々取材班は、未だ全貌を見せない京都の懐に飛び込むことになった・・・油断は出来ない。どんな不意打ちや罠が待ち受けているとも限らない。慎重に周りを警戒しながら一歩一歩足を進める。すると!!(ここら辺で大げさな効果音の後CMw)」という某探検隊番組的な展開が待ち受けていないとも限らないのです(まぁそこまでのことはないですけどね、一応ネタって事でw)。





 さぁ、では寺町通を過ぎて三条通を進むところから始めましょう。




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2007年10月13日

なのにあなたは京都に行くのvol.7

間があいてしまいましたが、何とか再開。


その間様々な方から、続きを早くアップしろと催促されましてww


有り難い限りです。





さて・・・“遊山”を後にして、嵯峨嵐山駅に向かいます。殺人的な暑さは変わりませんが、満腹な上にのんびりさせて貰った満足感からか足取りは軽いです。とは言え油断は禁物。こんな所で日射病や熱中症になってはこの後が台無しですから。帰りは清滝街道を送り火の鳥居形の順日をしている曼茶羅山を左手に見ながら下り、嵯峨嵐山駅に出ます。丁度よく着た京都行きに飛び乗り、一路京都駅へ。しかし本当に暑いので、電車に乗ったときには既に汗だく。京都駅に着いたらすぐに自販機に直行。お茶を片手に清水方向のバスに乗り、清水道バス停で降りて、一度宿に。「すいません、まだ早いのは判ってるんですが一度シャワーだけ貸して貰ってええですか」「ほなお部屋に荷物運んであるんでどうぞ」と言う事で、シャワーを浴びて着替えをししばしくつろいだ後、えいやっ!と気合いを入れて次なる目的地、三条河原町界隈、京都の繁華街に服屋散策に繰り出したのでした(一応京都で関西のお店の様子や取扱い物をリサーチして帰るというお仕事でもあるのでw)。 

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2007年09月06日

なのにあなたは京都に行くの vol.6

 さぁて、お楽しみ、昼飯のお話♪





 化野念仏寺を背にすると、民家の建ち並ぶ中に私道??と思うような道が。その道をちょっと進むと、上に清滝街道が走っていて、右手の民家らしき建物に街道に上る階段が見えております。


 これ登って良いのかなぁ・・・と思いつつ見ると、何故かその階段の登り口にメニューらしきモノが。そうです、ここ、食べ物やさんだったんです。しかもメニューが何やら本格的な書かれ方をしているではありませんか。そこで、階段を上って入口の方に廻ってみると、


20091219-DSCF0143.jpgこんな感じ。


 左側にはパン工房が付いていて、和洋折衷な創作料理店みたい。そう、前回来たときに、この山奥にこの佇まいで建つ雰囲気に惹かれ、入ってみたら非常に良かったお店の名前は遊山。今では創作料理と名乗る店は数あれど、扉を開けて一目で分かる素晴らしさ。明らかに古伊万里や古九谷と判るお皿や器が列ぶ玄関、和の材料・技法でありながら洋館に仕上げている什器や調度。これは箱で喰わせる店かと疑いつつも頂いた前回、いや、とんでもない、味は言うに及ばず、その辺の和洋折衷が逆立ちしても太刀打ちできない素晴らしさでした、例えばお作りにはガラスなど洋食器を使い、逆にフレンチや洋食のアレンジした物には和食器を使う徹底ぶり。


しかも、カウンター席に座ると前方に開ける嵐山の景色。正面は今来た化野念仏寺です。


20091220-DSCF0152.jpg


今回はどんな料理で楽しませてくれるのかと、わくわくしながらここまで登ってきたんです。


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posted by mercier at 12:15| Comment(0) | TrackBack(0) | J' aime Kyoto passionnement ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする