京都が好き、と声を大にして言うには些か気恥ずかしいのですが、京都に行けないまま早3年が過ぎてしまいました。それ迄年に2回ずつ行っていた事を考えると、実に寂しい限りです。年に2回ってお盆と年末年始なのですが、そこしか休んでいないわたくしにとってはほぼ全ての休みを京都に行っていた訳で、つまりプライベートの休息は京都で過すという日々だったんですね。しかし子供が産まれてしまうとそうも行っていられない。子連れで行けるところに行くという事になりますから。
このブログで年末年始のお話として度々登場していた京都ですが、ここ数年は子連れで行ける=子供の楽しむところもある伊勢に取って代わられております。もう少し大きくなったら京都に連れて行って日本人としての粋や風流を意識しないで体現出来る子供に仕込んでやろうと、今から密かに考えておるのですが、まだ少し早いよなぁ・・・
で、そんな子供が喜んで見ているのは何処のお家も変わらないと思いますが、仮面ライダーにウルトラマン。後は戦隊もの、今はゴーカイジャーですかね。そのゴーカイジャーもですが、最近は世代を問わず見て貰おうと歴代の仮面ライダーやらウルトラマンやら戦隊ヒーローが総出演する映画が流行っておるので、子供もマニアックに古いシリーズにも興味を持っておるのです。
ちなみに何故こんな話を書いているかというと、実は京都って結構使われているんです、という事に繋がります。仮面ライダーBLACKは元々京都に住んでいた事になっていますし。で、一通りウルトラマンを見尽くした子供がマニアックに円谷プロダクションのウルトラマンの出ていない作品迄見始めまして、そこでわたくし見つけましたのが“怪奇大作戦”。円谷作品としてはかなりマニアックですが、そこで見つけたのが“京都買います”というタイトル。ちなみに動画の出所は所有権についての良識の甘い韓国の動画サイトPANDRA TV。ユーチューブではとんと見れなくなったこの手の名作が未だに見られますので検索してやって下さいませ。
でもそれ見ると複雑な気分に。どうも時代は京都タワーが出来た当時に撮られたみたいなんです。京都人が京都の文化財や歴史的風土について愛着を失ってしまった事を嘆き、なら仏像等の文化財を京都を愛する人たちが市民から買おうという凄い展開なのですねww
40年前(1969年3月2日放映)の京都の風景が映っておりますが、今は亡き円谷英二氏が今の京都を見たらなんと嘆く事か。静かで事の佇まいを色濃く残した京都の姿、京都タワーにすらこれ程の嫌悪感を抱く美意識、無関心な若者に対しての憤り。
そんなかつての京都を見たらわたくしも悲しくなってしまいました。さて、今年の年末年始は京都に遊びに行けないものか・・・多少の遊びを途中で足したとして、子供も楽しめる様に怪奇大作戦を見せて洗脳しておこうと計画しておりますw

