2020年12月21日

年末年始の過ごし方を考えねば・・・




いやまぁ、このコロナ禍にあってうろちょろしたいというのを表明する、というのはそれ自体が後ろめたさを伴う様になってしまっているのですが、それでもそんな事をおくびにも出さずにGOTOトラベル複数回利用した、なんて強者もいるはいて。





流石に東京で800人越え、1000人も視野に入ってきたという状況になりつつあり、この神奈川でも200人オーバーが続き年末年始のGOTOトラベルは全面停止となったので、通常ならここでしか休めないので31・1・2の3日間は旅行に出ていましたが、今年は予定していた関西から北陸というルートは断念して宿も全てキャンセルしました。ところがこれは逆に関西や関東近郊から神奈川もしくは静岡あたりへの旅行も中止されているんじゃないかと思って調べてみたら、やはり熱海箱根の神奈川と伊東から先伊豆半島も例年なら11月には埋まっている年末年始のホテルがかなり空いてます。おそらくこれから24日にかけてもキャンセル入るんでしょうからどうなんでしょうね、これ。





かといってその手のところにわざわざ行ってもやる事ないですしね。1時間圏内で何でも揃う東京近郊にいて、それでも旅行に行こうといって行く旅行先って、買い物も食べ歩きも観光も出来て移動の際の交通の便も良いところでそれぞれが東京近郊以上じゃないと行きたいと思わないんですよねぇ。





そうなるともう行きたいという場所が限られていて、京都か金沢か函館ぐらいなんです。温泉なら近所でもそれこそ都内でもその辺中にあるし温泉だけの為に遠出する気にもならず、食べ物の為に遠出するのも良いんですけどこのコロナ禍にあってはそれもな、と思いますし、さてそうなると今年の年末年始、どうしてくれようかと。お店は新年は3日からですし、年内は30日迄なので、その3日間、家に籠っているのも勿体無いよなぁ、と。巣籠もりもへったくりもあるかい!!こちとらここしか休みはないんじゃい!!という事で山でも行こうかなぁ。1日ぐらいは冬キャンで潰しても良いか、と思いつつそれにしたって行くとしたら大晦日元旦で行くか、元旦から2日にかけてで行くかになっちゃうからそこでキャンプってどうなのよ、とも思い。





初詣とかも電車の終日運転は無しになってますし、頭の痛いところです。しかも今更東京近郊の寺社仏閣にお参りに行くのもなぁ・・・やれやれ。でも年末年始の旅行代が浮いたので年末年始豪華に飯食いに行くのでも良いんだよなぁ。でもそれなりなところは年末年始休んでるし。何か良い案あったら提案して頂ければと思います。今年はほとほと困っておりますので。





さて今日はグダっとした話で流しましたので、明日は銘作紹介、気合を入れ直してさせていただきますのでお楽しみに。


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2014年08月22日

昨日は子供と骨休めのつもりだったのですが・・・

到頭連続更新も20日で途切れました。とはいえ今日書く事を決めた時点で昨日のアップは諦めていたので想定の範囲内ではあるのですが。私は自分でもどちらかというと貧乏性だと認めております。ただお金のかけ方というか、自然や文化に対する敬意がなくても金を使えば得られる事に余り興味がないので、そういうところにお金をかけない、という意味なのだと、これまた自分では思っております。例えばそれがフレンチの代表作の1つであっても牛フィレ肉のステーキロッシーニ風をありがたいとはあまり思わないのです。これ上等な牛フィレ肉のステーキにフォアグラをソテーしたものを重ね、トリュフのソースをかけるという、まさに贅を尽くした逸品ですけど、季節感もヘッタクリもあったもんじゃありません。確かに美味しいですけどそれは贅を尽くした材料を積み重ねたからであって、いつ食べても同じです。ましてやそれを立ち食いで食べたからといって何が嬉しいのか。屋敷や宮殿から殆どでない王侯貴族にしてみれば、それが富と権力を実感出来る贅沢だったのかもしれませんが、我が国が培ってきた美意識や食に対する考え方とは方向性が異なります。美味いは美味いけど。





翻って今日は食ではなく子供を連れてお出掛けした先の話なのですが、日本人が海で夏を愛でるとしたらこういう方が良いんじゃないか、という話です。湘南江の島でも由比ケ浜でも逗子葉山でもなく、三浦海岸でもないだけでこんなにも楽しめますよ、という事で。


橋本から電車で出掛けると、湘南江の島で1時間強、三浦海岸で1時間半、由比ケ浜や逗子葉山で2時間弱といったところなのですが。あ、すいません、今回のお話は海に出会いを求める口の方には全くマッチしませんので悪しからず。逆に家族連れ、男だけ、彼女連れにはとても良いと思われます。





人の多いビーチはそもそもゴミゴミしています。そしてあまり水も綺麗じゃありません。でも皆さん商売上手です。趣向を凝らした海の家を出し、国道沿いでアクセスが良い。自治体もそもそも条例が取沙汰されるぐらい振興に努めております。しかしその海はサマーランドのプールとどんだけ違うんだ?って思ってしまいます。





今回敢えて場所は伏せます。しかし同じ神奈川県、そして所要時間は橋本から2時間はかかりません。かつては海水浴場として知る人ぞ知るという場所でした。ところが海水浴場は地元の漁協の方々が運営していたのですが、漁業従事者自体が減少の一途を辿り若者の参入もありません。とうとう最年少でも年金受給が見えている様な年齢になってしまい、元々海水浴の季節に出していた海の家はリタイアした方々がやっていたのですが、寄る年波でしんどくなってギブアップ。結果海水浴場としての申請を取り消し、今では国道にも案内標識すらないという状況になってしまいました。





当然コインシャワーもなく、4時に店を閉めてしまう農協の売店があるのみ。駅から海岸迄行く途中には夥しい民宿の看板があるのですが、ほぼ全て看板のみで営業はしていないと思われます。何しろネットで検索しても何処も引っ掛かりませんから。かつて海水浴場だった頃、25年程前に行った事があり、その後もチョロチョロと行ってはいたのですが、久しぶりに昨年行ったらびっくり、後にモーターをつけた小さな漁船が3隻程浜に上げられた無人の砂浜が佇んでおりました。





ですが全くお金のかからないところなんです、ここ。かつての名残で公衆トイレだけは3ヶ所もあり、誰もいなくなった今でも水は出ます。なのでペットボトル数本あれば、そこで水を汲んで帰りしなに砂と塩を落として着替えて帰るぐらいは出来ます。端の方には磯もあり、砂浜は遠浅ですが、人工ではなく貝殻が砕けたもの等が堆積した砂です。キンキンに冷やした飲み物と食べる物を駅前のコンビニで調達して歩く事20分弱。海水浴客が来ない=ゴミを捨てる不届き者がいない、そして漁協と農協が並んでいるぐらいで畑が海の間際迄来ているので、人口密度が異様に低くて排水等もない。その結果海水もとても同じ県下の海とは思えない美しさです。


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透明度が高くゴミが全く無い海、今回は我々以外に地元の中学生グループが堤防の脇で飛び込みをしていたのと、子連れの家族が1組いただけでした。なのでご覧の通りの静かな海です。外海に面しているのに何故かとても波も穏やかで、子連れでも安心して放置出来ます。放置させてはくれませんが。遮るところの何もない場所なので、パラソル等がないと波の来ない砂の上はとんでもない暑さになっていますが、海に入ってしまえばまぁ快適です。磯場には結構な大きさの蟹やツブ貝や牡蠣等がいますけど、漁業権が設定されていますので勝手には取れません。そしてフジツボが付かないエリアで、砂浜からそのまま磯になっていますから磯の岩陰に荷物は置いて照りつける太陽熱から守ります。で、今回ちょっとびっくりしたのは、本当に暑かったからなのですけどアスファルトや砂浜はとても素足で歩ける状況ではありません、で、海から上がって荷物のある堤防近くの磯の方に行くと、あらびっくり。


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なんと満ち潮でちょっとだけ海水が入る岩の隙間で、灼熱の砂浜とアスファルトをヤケドしちゃうから歩くに歩けない猫がちょこっとだけの海水に浸かって涼んでいるじゃありませんか。猫が自分から海で行水をするなんて初めて見てしまいました。1つ誤算だったのは子供が周囲の人を気にせず完全に自由にして良い海なんてそうそうないので、5時間ぶっ通しで遊び続けた事。岩陰で涼む間もなく泳ぎ続けていたのですが、子供は学校のプール等で下焼きが出来てますからなんともなかったのですが、炎天下表を歩く事自体それ程でもない私は、昨夜は日焼けの痛みに寝るに寝れない様な夜でした。





ちなみに途中途中で様子を見に行っていたらこの猫えらく懐いてしまい、着替えて帰ろうとしていたら漸くギリギリ歩ける温度になった砂の上を歩いて近くに来て、そしたら何処から来たのか仲間がこれまた寄ってきて、500mぐらい帰りは猫が数匹犬の様にお供について来たという事態に。塒にしているであろう神社の近く迄お見送りしてくれたのか、方向が偶々同じだったのか。帰り道国道に出る迄の20分弱、人に全く出会わなかっただけにほのぼのとした気分になりました。漁港という事になっていましたがタコ漁の網籠を設置しにいく老ご夫婦以外は全く誰もおらず。このまま更に寂れて荒れていくのでしょうか・・・・





まぁこのビーチ、安上がりにプライベートビーチ気分を味わえ、喧噪とは無縁な日本らしい自然豊かな海を満喫出来ます。そしてアクセスもそう悪くはありません。1回しか乗換えてないし。クラゲもこの時期にまだ1匹もいなかったですし、ベタ凪なところなのでサーファーもいません。漁師さんの家でやっている(た)であろう民宿、今度は電話番号でもメモしてきて、泊まらせてくれるものであればノンビリ1泊してきても良いかもしれません。店頭では場所もお教えしますので(不特定多数に把握されるとこのプライベート感はなくなってしまうでしょうから)、芋洗いの様な海水浴ではなくのんびりと過したい方は訊いて下さいませ。日焼けの痛みに耐えながら、今回はこんな感じで。


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2011年01月03日

のっけから文句書いたらクレーマーっぽいと思われちゃうので!ww

今日から営業開始しましたが、流石に初日、沢山のお客様がいらして下さり嬉しい限りです。そんな中昨日のブログが話題になっていましたので、補足を兼ねて旅の様子等を。





鳥羽という街自体は観光地としてはきっとなかなかなものなのだと思います。そう、何よりも大晦日の寒さが一番の問題でした。鳥羽水族館が3歳児から料金を取るというのには驚きましたが、セイウチのショーもジュゴンとマナティー両方飼育されている等の特徴も、楽しく見られて何よりでした。そこ迄は良かったんです。そこで調子に乗って伊勢湾巡りの船に乗り、イルカ島に行った所で悲劇が。寒さがハンパじゃなかったんですな。モロ吹きッ晒しの中イルカショーを待っていたのですが、体感温度を独断で言わせて頂くと明らかに氷点下10℃以下。イルカショーをやっているスタッフの方はもっと寒いと思いますが、我々はもう手を叩いているのやら歯がカチカチ行っているのやら判らない様な状況で、イルカショーの間は何とか耐えきりましたが、終わった瞬間観ていた客全員が走ってストーブのあった休憩所にダッシュで駆け込んだ程でした。





これが夏だったら海水浴も出来、船のクルーズも甲板に出てカモメと戯れたりも出来、イベント満載で良かったのでしょう。いや昨日書いた事の補足と書いたのも、食べ物屋その物はともかく暖かい時期に是非一度来てみたいし、出来ればどうやっても地元食材で勝負せざるを得ない様な鳥羽から船で渡る答志島あたりに行って泊まってみたいと思っているからなんですね。つまり時期が悪かったけれど鳥羽その物にはそれなりに満足しているという事です。





更に。翌日の元旦、伊勢神宮で初詣をしましたが、やはり神社庁のある場所であり、我が国の神社を統括する地でもあるお伊勢さんだけに人混みの中にも厳粛な空気が漂っていましたし、加えて今年は内宮・外宮両方まわってお参りしましたし、初詣としてはこの上なく良い所です。





食事には文句を書きましたが、子供を遊ばせつつ大人も満足して旅行するには充実したエリアなのではないでしょうか。何よりも伊勢神宮以外は空いていますし。皆様も是非一度は行ってみては如何かと思います。もし今年の大晦日も行く事になったら今度はリベンジするぜ!と心に誓いつつ、明日は年の初めの大物紹介をします。お楽しみに。





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2010年07月09日

展示会の後に・・・行ってきましたウォーキング ウィズ ダイナソー!!〜後編〜

さて昨日が前振りになってしまったので今日が本番ということで。


早速参りましょう、ウォーキングウィズダイナソー。昨日が初日で横浜アリーナで19時開演。18時半頃に新横浜で落ち合って向かいます。毎回思うんですけど、雑貨などの合同展に行くともう帰りの荷物が重くて重くて・・・・貰ったパンフレットやら配っているノベルティやらでかなりな重さです。そんな荷物を沢山持って道なりに向かうと・・・いや混んでます。そりゃ当り前か、初日だしあれだけ宣伝しちゃったらねぇ。割と早いうちにチケット取ったので、舞台正面スタンド席の一番前になっていました。よしよし。って大人の方が子供以上に期待に胸を膨らましても仕方がないのですが、逆に子供はというとまだ期待よりも不安の方が先に立つらしく、開演が近づくに連れ、始まってもいないのに怖いと言い出す始末ww


もう少し逞しくならんかいと言いたいのをグッと堪えて宥めます。と、いよいよ開演。


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イメージとして当初、もう少し俗っぽいものを想像していたんですね。まぁ子供の大怪獣バトルみたいなのを。しかし流石は大人向けBBCの番組を更に進化させただけのことはあります、実に大真面目でした。現在判っている恐竜の誕生から滅亡迄を大陸の分裂や時代による気候や植生の変化などと絡めてしっかりと表現しており、宣伝以上に恐竜の動きがリアルで滑らかなのです。小型のものは人間が入って動かしているのが判りますが、大型のものはコンピューター制御がメインで細かい所を人間が担当しているみたいです。比較的小物の多い三畳紀は省略してジュラ紀から入りましたが、ジュラ紀を代表する恐竜、ステゴサウルスとブラキオサウルス、そしてアロサウルスです。この変になると子供も夢中で見入っておりましたww


ここで20分間の休憩。40分20分40分の2分構成で、後半は大型恐竜が鎬を削る白亜紀です。休憩時間に慌ててパンフなどを買いに。だって最初に買おうとしたらとんでもなく混んでいましたから。どうにか間に合って後半の始まりです。


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さぁここで登場するのがアンキロサウルスとトロサウルス(トリケラトプスのお友達です)、そしてやはりこれが主役と言ったところのティラノサウルスです。それぞれティラノサウルスと戦う場面もありなかなか興奮が切れずに続く展開に会場も大盛り上がり。そして最後にティラノサウルス親子の仲睦まじいシーンに巨大隕石が落ちて恐竜時代に幕が降り、終了となります。こういう催しだし孫と同伴で見に行くのも楽しいだろうと誘った父親も大興奮の楽しい舞台でした。これはお金払って見に行く価値のあるイベントですので、夏休み始まる前の今週来週あたりはまだまだ当日券もあるみたいですし、行って損はありません、時間に余裕があれば是非お奨めしておきます。たまには童心に帰るのも良いですよ?





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2010年07月08日

展示会の後に・・・行ってきましたウォーキング ウィズ ダイナソー!!〜前編〜

今日は久しぶりに違うお話が書けるのでホッとしております。無理繰り選挙話を振ってみたところで世の中に毛程も影響を及ぼす事もなく、さりとて旅に出る日程も無し。そんな中、3ヶ月も前にチケットを取っていたイベントが本日執り行われました。その名はウォーキングウィズダイナソー。別段ここでプライベートに関して公表する気も隠す気もどちらもないのですが、取り敢えず晒しておくとウチの3歳の息子がとんでもなく恐竜好きなのです。どうしてそうなってしまったかというと少なからず我が家系の3代続く自然科学好き、特に我が父の影響によるところが大きいのです。自分の幼少期を振返ってみると、遊園地だ映画館だに連れて行ってもらった記憶は殆ど無いのですが、とにかく山と上野の国立科学博物館に連れて行ってもらっていた記憶は数えきれない位あるのです。今から30年以上前、国立科学博物館は今の様に別館などなく、古めかしくも威光が伺える本館のみで、入ったところにはまずタルボサウルスの全身骨格があって、恐竜というものを何の予備知識も持たない幼児に強烈に印象付けるのに充分な存在でした。多分最初に行ったのが3歳位の頃で、それ以降そのタルボサウルスが大のお気に入りで、保育園の年長から小学校3年生位迄そのタルボサウルスの下敷きを愛用し続けていました。しかもわたくしの住んでいた付近でも河原に粘土層や砂岩の層が存在していて、大して古い物ではないのですが、掘ったり削ったりしていると魚や葉っぱなどの化石は発見出来、丁度多少字が読める様になった頃には日本初のプレシオザウルスの全身骨格であるフタバスズキリュウを発見した鈴木さんのお話を読み、いつか自分もどでかい化石を掘り起こしてやるんだという野望に燃えておりました。





そんな父親の血を引く子供に恐竜を見せてしまったら嵌まってしまい、始末の悪い事に聞かれたらある程度答えられる父親や喜々として孫の相手をする祖父がいるものですから、まぁなりますわな、恐竜好き。そんなこんなで3ヶ月前、TVで話題になったのがそのウォーキングウィズダイナソーだったのです。英国BBC放送の番組からよりリアルな動きをする恐竜の全身体を作って行う舞台が企画され、それが日本初上陸という事だったのですね。しかも先行予約で売り切れる位のニュアンスで情報が流れたものですから、そりゃいかんと思ってチケット取っていたのです。





しかも今日がまた結構なハードスケジュールだったんです。朝からデザインTOKYOと雑貨エキスポ、ファッション雑貨エキスポ、国際ブックフェアとビッグサイトで行われる合同展が目白押し。これに朝から行っていたのですよ。ちょっとした面白いお話として、国際ブックフェアの開会式なるものが行われていて、そこに名誉総裁みたいな感じで秋篠宮様と紀子様がいらしておったのです。初めて結構間近で(5メートル位の距離ですね)じっとしていらっしゃる皇族の方をマジマジと眺めてしまいました。なんか年配の方には受けそうなネタですよねww





とまぁでもその展示会、後で色々とネタになりそうな位何社かこれはというところと名刺交換出来て広さと労力の割には大した事はないのですが、それでもまぁ有意義な時間だったのです。バクッと言ってしまうと偶然地元相模原の(と言っても旧津久井郡側なんですけどね)テープや紐の製造をしている会社と知り合いになり、オリジナルの紐が少量で作れそうなのと、最近もうそこしかないかの様に名が知れた日本のコードヴァンタンナー“シンキ皮革”ではなく、別でコードヴァンを鞣している日本のタンナーさんと知り合いになって来たというところでしょうか。いやはやこんな事が雑貨エキスポで起こるとは本当に世の中は判らないものです。





ここ迄書いて長くなってしまったので、今日は前振り前編としてこの辺で止めておきますが、明日は写真入りでウォーキングウィズダイナソー、紹介してしまいますね!





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2010年01月02日

もしもし伊勢よ、お伊勢さん、どうしてそんなに寒いのか

正月2日に大晦日のお出掛けについて書くってどうなんでしょ。


とはいえ昨日書くって書いちゃったもので・・・・(汗)





今年は子供連れだという事も有り、新幹線なる贅沢な乗り物に乗ってしまいました。で、その贅沢な乗り物に乗ってお出掛けするとなるとこれが前日の夜に出るムーンライトながらの旅と違って慌ただしいんですねぇ・・・・何しろ“のぞみ1号/博多行き”は朝6時18分新横浜発。そうなると橋本は朝5時半には出ていないといけません。それに間に合う様に出たのですが、驚いたのは名古屋に着いてからです。どういう訳だか関東よりも寒い気がします。気のせいかとも思いましたが、どういう訳だか寒い。そしてその感覚が確信に変ったのが伊勢が近づいて来てからです。


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なんですとぉ!?にわかに千切れ飛んで来た雲から飛来するのは紛れもなく雪。しかも結構な勢いで降っておるのです。雲の切れ目から晴れ間が覗いていますので、そうそう雪中行軍とはならないと思いましたが、それにしても晴れていて雪が舞い散る程寒いとなるとなんかもう外で遊ぶのってしんどいのですが・・・でも子供の遊びが優先の旅でしたので仕方がない。





ちなみに目的地は伊勢安土桃山文化村という、おいおいどんだけ地名を重ねればいいんですか、その施設は!!という突っ込みが入りまくる施設でして、まぁ登別伊達戦国時代村だの日光江戸村だのの同系列の、時代劇風に微妙に間違えた、それでいて日本人の大半が持つ戦国時代〜江戸時代迄の日本人に対するイメージを強調したアトラクションに充ち満ち溢れた施設な訳です。それが二見浦という駅からなら歩いて15分と書いてあるので行ってみたらとんでもない。大人だけならまぁ15分もギリギリいけるかもしれませんが、この雪のちらつく中結構な距離を歩きました。しかも途中に見るものがなんにもない道を(泣)


着いた時には既に凍えておりました・・・





その系列に共通するキャラクターがにゃんまげなのですが、子供はにゃんまげと写真を撮りましたがそんなものを載せても仕方がない。ちなみにどう間違えたイメージなのかというと、忍者と言ったら“影の軍団”、悪代官と言ったら“水戸黄門”、首狩り武者と言ったら“金田一少年の事件簿”といった具合にですね、なんかそのフィクションとして脚色されまくったイメージを確信犯的に利用した設定になっているのです。


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しかもこの施設の名前になっている通り、安土桃山文化村ですから安土桃山城が再現されているのですが、何故に伊勢に作るのに安土桃山なんだか・・・まぁキャラ的に織田信長というのは使い易いのかもしれませんが、伊勢の周り、長島一向一揆を皆殺しという形で殲滅したのも織田信長、ちょっと微妙。しかも見て下さいよ、この復元されたという安土桃山城。これまんまガンダムぢゃん!!なんやねんなこの配色は・・・この城変形してモビルスーツになるんとちゃう!?と思わせてくれますよね。





で、一通り満喫したらそのまま次の目的地である清水に向かう予定だったのですが、バスと電車の都合を見てみたら伊勢市駅や宇治山田駅に向かった方が便が良いので、その道すがらという訳で伊勢神宮内宮に向かったのです。単純に初詣を一日繰上げて大晦日にしてしまう代わりに日本の神社を統括する神社庁そのものである伊勢神宮にお参りをしつつ、出来立ての赤福を食したりなんかしておこうかなと。いやすいません、舐めていました。こんなに時間を喰うとは・・・伊勢神宮の境内に入ってからが長い事長い事。こんなにたくさんの人がいるのにその厳粛な雰囲気が保たれているなんて、本当に古来人々の神道信仰を集める頂点の場所だけはありますが、とにかく長い。しかも大晦日。元旦を迎える準備に余念がなく、様々な新年を迎える為の仕来りが行われておりました。


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こんな風に日の丸が立っている神域に向かって白装束に身を固め、お祓いの下平伏す方々を横目に奥へ奥へと進むのですが、とにかく風が強い。気温はぐんぐん下がるわ風で杉の葉が降ってくるわでこんなに激しいお参りはついぞした事がありません。とまれ何とか正宮に進みお参りをしてお札を買って新年に備えます。





そしてなんと言っても伊勢神宮と言ったら赤福でしょう(笑)


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この季節赤福本店や内宮前店では赤福善哉なるものが供されており、寒い中歩いて来たんですからここは一服しつつ是非食しておかねば。焦げ目の付いた小振りのお餅を2個並べた善哉にホッと一息。寒さが厳しければ厳しい程こういう時は幸せを感じるものです。で、赤福を買い込み帰路につきました。





ここからバスで宇治山田駅に向かい、近鉄特急で名古屋迄。しかし着いたら着いたでまたしても試練が。岐阜の大雪で新幹線のダイヤがガタガタに。困ったものですが仕方がない、結局目的地の清水に着いたのは8時近くになっておりました。清水では港でカウントダウンの花火があがり、結構な大晦日イベントがあったのですが、疲れていたのでホテルでマッタリしつつ元旦に備えます。


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ちなみに今回ここから次回に続くとならないのは、元旦の行動が以前紹介している東海大学自然史博物館に行って三保の松原を散策して帰るというスケジュールでして、過去に紹介しているのと被ってしまうので割愛させて頂くから。とはいえ三保の松原の絶景は載せておきましょう。やはり大人の鑑賞に堪える風流な旅というのは子供連れだと難しいですね。とはいえ、それなりに楽しませて頂きましたし、明日の初売りに備えてクジ引きでも作りましょうかね、そろそろ。





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2009年09月28日

一泊で行けるのはこんなとこ 〜三保の松原/後編〜

さてさて今回で三保の松原一泊旅行のお話はおしまいです。余談になりますが、この清水という町、一度訪れてみたかったのです。いずれ書いてやろうと思っていたのですが、わたくし、時代小説をこよなく愛しておりまして、出張時の電車のお供に必ず一冊連れて行くという感じです。そんな私の敬愛する隆慶一郎氏の“見知らぬ海へ”という作品に、徳川家康の海軍奉行、向井兵庫の母港として描かれた江尻の港、更に最近では向かうところ敵無し、その痛快な作風と筆の速さで一時代を築きつつある佐伯泰英氏の“交代寄合伊那衆異聞”シリーズで、伊豆下田に向かう主人公、座光寺藤之助為清一行がここ江尻より英国軍艦ライスケン号に乗り組む件があり、着いた時には「そうか、ここが江尻港のある清水なのねん!」と時間があればもっとゆっくり当時を振り返ってみたかったのですが、悲しいかな貧乏暇無し子供連れ、それはまたの機会となったのでした。





すいません、長い前置きで。それでは三保園ホテルの朝から話を再開します。朝は早く起きて日の出を見に海に行こう!なぁんて思っていたのですが、これがどうしてどうして、目が覚めたら7時半でした。全く勿体ない事をした物です。で、大浴場が9時迄と言う事でしたので、とっとと朝飯喰って風呂行くぞ!!と思い、朝食バイキングの為に1階の食堂へ。これ又なかなかに豪華な朝食バイキングで、和食洋食それぞれに20品以上のメニューがあり、更に清水と来たらこれだろうという事でマグロカレーなる物迄用意されていました。目移りしながら幾分食べ過ぎ気味に朝から食べて、時間を見たら8時20分。こりゃいかん、風呂に急がねば!!と急行したら意外な結果に。いないんです、だれも。見事にいない。マジすか!?


結果3回大浴場に来て3回とも誰にも会わず終い。こんな贅沢な温泉ホテル初めてです。さて風呂も満喫したし、そろそろチェックアウトして羽衣の松でも目指しますか。





さてここで初めて料金のお話。さてこれだけ食べて12畳の広い部屋に泊まり、温泉を満喫して何と大人一人7800円税込なのです!!


一応10月末迄のキャンペーン料金だそうですが、それにしてもこれ、大丈夫なのでしょうか・・・・イヤ嬉しいんですけどね(汗)


こんなに空いていて気持ちよく過せるのなら、又近いうちに来たいと思わされてしまいます。はてさて気持ち良くホテルを後にして、そのまま海岸線沿いを進みます。





そこに広がるのはこれぞ絶景。


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進行方向からすると背後になるのですが、この絶景を振り返りつつ浜辺を進みます。近年この景観も維持に問題が起きていて、河川改修やら護岸工事が進んで砂が流れて来なくなっていて、砂浜の砂が波に洗われて減少。この美しい景色を守ろうと、砂止めの砂利と砂を海岸に入れる作業が黙々と行われておりました。どうかこの景色が末永く見られます様に。そう願いつつ海岸線に沿って走るサイクリングロードを歩きます。そして核心部、羽衣の松が近づいてくるとそこはサイクリングロードから離れて自然歩道に。松林の中を緩く上り下りしながら進みます。するとその先にあるのがこれ、羽衣の松です。


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この伝説には思うところがありまして、何せこの話の天女様とやら、羽衣脱いでスッポンポンで水浴びするという設定ですが、ここ外海で結構波が荒いのです。よしんば相当泳ぎが達者で海を満喫していたとして、塩でベタベタの身体のまま羽衣とやらを着て天に帰るのでしょうか・・・なんか今ひとつピンと来ないんですよねぇ、どうせなら真水のところに泳ぎにいくと思うんですけど。


とまぁそんな屁理屈はおいておいて、樹齢千年以上に及ぶであろう松が、海からの飛沫にも風にもめげず力強く立つ姿はなかなかな物。そんな姿勢にあやかりたいとしっかりと拝んでおきました。





その羽衣の松の先の土産物屋さんで一服しつつも土産を買いあさり、松に囲まれた参道を歩いて御穂神社へ。ほう、ここではこういう字を当ててミホと読ませるのですな。この神社の前迄来たら興味深い石柱が。何々?塚間水上バス乗り場→1.5kmとな?そんな物があるなんて何処にも書いておらんじゃないですか!是非そんな物があるのなら乗っておかねば!という事で矢印の方向へ進み始めたのですが、他に何処にも看板等が無く、不安だったので道行く地元の人に聞くと「何それ??」てな感じ。更に極めつけが丁度自転車で通りがかったお巡りさんに尋ねたら、「いや、そういうのは聞かれても判らん」だって。なんですとぉ!?お巡りさんが道聞かれて判りませんてどういう事よ!?しかも大分進んでいるから間違いなく多めに見て半径1km圏内の話ですよ??全くけしからん、というかそんな誰も知らないのに動いているのか??不安になりながら進むと、とうとう道が行き止まりに。その行き止まりにある堤防に何やら貼ってあります。水上バス運行時間。良かったぁ〜、やってるよ水上バス。何故に地元民はこれをしらないのか・・・・しかしこの水上バスとやら、凄いです。自分で堤防に付いている津波よけの鋼鉄製の巨大な防護扉を開けて、桟橋の先に行って来た船に乗るというシステム。間が悪く30分程待ちましたが、来ました、船が。そして船着き場の真横のドッグには巨大なタンカーが陸揚げされてメンテナンス中でした。


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そんな景色を横目に見ながら結構な速度で飛ばす飛ばすww


あっという間に10分程で目的地であるエスパルスドリームムラザなる場所迄連れて来られました。ここから清水駅迄はタクシーでワンメーター、5分程です。で、タクシーに乗ってから聞いたら江尻の船着き場は駅迄歩いて3分程だそうで、なんだだったら最後迄乗っておけば良かったと思ったけれど後の祭り。次は最初から水上バスで移動する事にしましょう。そんなこんなで清水迄戻って来たので後は又東海道線・新幹線・小田急線を乗り継いで帰る事になります。とまぁこんな旅でした。





長々とお付き合い下さりありがとうございます。これで今回の旅のお話は終わり。明日からは気合いを入れて新作紹介に勤しみます。





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2009年09月23日

一泊で行けるのはこんなとこ 〜三保の松原/中編〜

さて、東海大学自然史博物館を出てお隣の海洋博物館へ。こちらは品川や葛西、江ノ島なんぞを見慣れた身としては食卓に上がる魚や甲殻類ばかりでこじんまりとしていて見応えはないのですが、ここの売りは自身で宣伝している機械水族館なる海洋生物の動きを参考にして作ったロボットではなく、ファインディングニモで一躍有名になったカクレクマノミの繁殖に成功している事でしょう。小さな魚ですし迫力はありませんが、それでも映画見た人は可愛い!という事になるんでしょうね。とはいえ帰って来てから調べてみたら、楽天等で博物館よりも安く売られておりました(笑)





とはいえ子供連れにはそれなりに楽しめて、一通り遊んだらもう1時。博物館の前のこう言ってしまうと身も蓋もないのですが、まさに場末のお土産物屋さんとお食事処が一緒になったところで食事にしたのですが、地元に名産のあるところは侮れません。桜えびの産地である駿河湾だけにこんなところでも生の桜えびのかき揚げが出るんですね。これが実に美味くて食が進む進む・・・・今回これ以外で外で食事をする機会はなかったのですが、ここでこの味なら本チャンの料理屋で食べたらとんでもなく美味いのではないでしょうか。





昼食を終えて目の前の海に出て、そのまま砂浜を裸足になって進みます。まだ内海なので波打ち際は穏やかで人もまばらな事もありゆったりと時間が流れます。三保の半島の突端を廻ると打って変わって外海に出てなかなかに波が高いです。この辺から松林が続き始め、三保の松原とは良く言ったものよと感心しながら進みます。三保の松原の名前は本日の宿のすぐ前にある清水灯台から羽衣の松方面を言うらしいのですが、充分に松林が海岸線に並んでおります。途中に赤十字飛行隊なる物のセスナの飛行場があり、それを横目に見ながら進むと目指す本日の宿、三保園ホテル


20090923-mihoenhotel.jpg20090923-ashiyu.jpg


本当に海岸迄1分のところの松林の中にたたずむホテルで、ほうほう、なかなかに風情のある場所じゃぁないですか、と感心しつつ進むと玄関先に足湯が。一日歩いてきた上に砂浜を裸足で歩いたので砂を落としてまずは足湯で一休み。到着時間は3時40分程だったのですが、誰もいないので思う存分に足湯を満喫致しました。





で、リラックスしてからチェックイン。キーを貰って部屋に行ったらこれ又びっくり。あの〜〜、良いんですかね、これ。大人2人と幼児1人に12畳もの部屋が。なんてゆったりなんでしょ。どうも基本この広さの部屋らしく、後で書きますがかなりリーズナブルプライスなのにとにかく広い。しかも最上階の角部屋と来たもんだ。とはいえ寛ぐのも束の間、折角このホテル、三保で唯一温泉が湧いている風呂なので温泉に入りにいってきましょう、ご飯の前に。という事で行ったのですが、これ又びっくり。何故か人っ子一人いやしません。内湯も露天もサウナも思いっきり満喫して部屋に戻ります。又後で入ろっと。





食事は同じ階の広間で供されるのですが、今回はまぐろ御膳と蟹御膳が選べたのですが、清水じゃまぐろも生じゃなくて冷凍だし!という事でかに御膳に。すいません、腹ぺこモードだったのでついつい写真撮り忘れました。面目ない。とにかく大満足の内容です。常連のお客様は飽くなき食欲を見せるわたくしの喰いっぷりをご存知の方もいらっしゃいますが、一流どころの割烹と迄は行きませんが、蟹もたっぷり他の料理も暖かな物は温かく、ご飯は釜飯にしてありもう満腹です。マジで良いんでしょうか、こんな値段で泊まって。そして帰って9時近くなってから再度温泉へ。しかし恐ろしい事にまたしても無人。いやこのホテル本当に良いわぁ・・・・





と、無理矢理ダイジェストでお送り致しましたが、この日は戻って寝るだけですのでここでおしまいにして、続きは次の朝から始めます。ここからが大人観光、三保の松原と羽衣の松、です。では又次回をお楽しみに。





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2009年09月21日

一泊で行けるのはこんなとこ 〜三保の松原/前編〜

え〜、連休中なのでたまには旅の話なぞを。


連日日付が変わる前に家に帰る事なんて無い生活をしていますと、たまには家族サービス等をせんかい!という事になります。かと言ってそうそう店を空ける事も出来ないし・・・


そんな訳で先週の水曜日に暫定定休日の木曜日と重ねて一泊旅行に行って参りました。私の旅行なんて店始めてからというもの買い付け以外で2泊を越えた事は無く、しかも年末年始以外で休むなんてなかったのですが、一年で一番の閑散期であるお盆明けから9月の中旬迄を利用して出かける事に。一泊で橋本から行けるところとなるとこんな感じというやつで。





さて、今回はリーズナブルに済ますとはいえ、一人で出掛ける時の様に全て鈍行という訳にもまいりません。子供連れだと特にそう。寝ていてくれれば良いのですが、起きていれば周りの人に迷惑をかけかねません。なので始発のロマンスカーで町田から小田原迄行き、その後静岡迄こだまに乗り静岡から目的駅である清水迄3駅東海道本線で戻るというルート取りになりました。都合2時間強の行程です。





さて遥々来たのが清水の次郎長で有名な清水駅。政令指定都市である静岡に比べるとかなり鄙びた港町ですが、何しろ元々静岡はかの徳川家康が隠居して大御所を名乗った時に移り住んだ駿府の町が基本。そしてこの清水の町からほど近い日本平と久能山は家康の墓所であり、日光東照宮に移される前の遺体安置所として使われていた場所でもあります。





そして今回向かうのは三保の松原として万葉集の時代から詠い継がれる名勝です。その前に子供連れなのでその三保にある東海大学自然史博物館というのに行くのが目的なのですが。この東海大学自然史博物館、最近公開された映画“ナイトミュージアム2”にあわせて、夜の暗闇の博物館の中を懐中電灯を持ってまわるという企画をやっていますが、今回それは遠慮して、まずは開館と同時ぐらいに行ってゆっくりと見るという事に。清水の駅の北口側からバスが出ているので、バスに乗って30分程。終点が東海大学自然史博物館です。恐竜の全身骨格を数体揃える国内でも有数の博物館という事で、恐竜好きには堪らない博物館なので子供は楽しいだろうと思い、この博物館があるという事で今回の旅行はこの三保にしたのですが・・・・いざ入館してみると・・・あれ?





確かに今日は平日ですし、開館直後という事も有りますが・・・・・誰もいません。というか学芸員の姿すらない。


20090921-IMG_2077.jpg


子供の写真を撮ってもこの通り。無人の空間にステゴザウルス・トリケラトプス・タルボサウルス・ディノニクス・アンキロサウルス


・アパトサウルス等の全身骨格がところ狭しと並ぶ姿は壮観であり、かつこりゃなんて勿体ない空間なんだ!?こんなんでやっていけるのかしらん??と思わせられる博物館です。もう恐竜の化石を壊さない程度に好き放題子供を放し飼いして遊ばせていましたが、


ナイトミュージアムはこんな感じかな?というショットを撮ったので載せときます。


20090921-IMG_2095.jpg


いやぁこれは本当に贅沢な空間ですよ。かく言うわたくしめも幼い頃は考古学者を志して国立科学博物館に何度も足を運んだものですが、規模は流石に科学博物館の方が大きいですが、これほど迄に自由に化石に触れられて、間近で写真を撮る事が出来るのは他にはないでしょう。便利なアクセスと判り易い観光地ばかりが混んでいて、そうでない場所は閑散としているこの現状に何か複雑な気分になりながらも有り難や有り難やと来て良かった気分になりました。





さてこの隣には今度は海洋博物館というものがあります。ま、水族館ですな(笑)そちらのお話は長くなったので又今度という事で。





あ、別に新作紹介を忘れた訳ではないのですよ?やはりたまには息抜きのお話も必要かなと。店に来たお客様に語るだけではどうにもつまらなかったので。ちゃんと織り交ぜて参りますのでご安心を。





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2008年12月21日

失われ行く旅情・・・夜行列車の旅 vol.1

イヤ寂しい。大変寂しいニュースでした。先に書くことがあったので、チョイと遅れはしましたが、それでも書かずにいられない、とんでもないお話です。とか振っておいてこんなに凹んでいるのは自分だけじゃないと確信して書いております。





なかなか旅に出られない我が身を嘆きつつ(でも多分働いていないとそれはそれで不安かも・・)、旅のカテゴリで書くこの話、何かと言いますと、夜行列車の相次ぐ廃止&廃止検討のことです。“ムーンライトえちご”の廃止が決まったそうで、しかもしかもですよ??“ムーンライトながら”の廃止まで検討されているそうで、こりゃぁとんでもない事だと重ねて思っておる訳です。





そもそも。この快速夜行列車というものは指定席券を買えば特急料金などがかからないので、経費削減の貧乏出張に、はたまた学生の時の貧乏旅行にとひたすらに活躍してくれました。夏冬春の学校が休みの期間には臨時列車として運行するとJRは言っておりますが、そういう物じゃあないんです。





そうそうしょっちゅう乗るわけでもないのにこんな所で熱く主張しても迷惑な話ですが、それでも敢えて言わせていただきますと、夜行とは言え鈍行に近いスピードでの運行ですと、途中途中で旅の風情を感じながら過ごすわけです。そんな旅情を失うと言うことは、日本人としての旅に対する思い入れを失ってしまうようで大変残念だし、出来れば残していきたい旅のスタイルだと思うのです。そんな思いを込めて、廃止の危機にある、京都好きのわたくしにはマイ定番となっている“ムーンライトながら”でお話しします。





橋本を出て茅ヶ崎経由で平塚か小田原で接続するのですが、東海道線は海沿いを走るわけですよ。夜だからそうくっきりでもないし、熱海の辺りでは既に1時回っていますから眠くもあるんですけどね。旧車両とは言え急行車両なのでリクライニングも付いていてかなり快適なので、もうその時間にはうつらうつらしながら乗っています。それでも湯河原駅あたりで海が砂浜や町並みの先にある海ではなく、磯の風情が闇に浮かぶ、断崖沿いの国道を隔てて波が打ち寄せる姿を見ると、まかりなりにも東京で生育し、東京とは言っても八王子で高尾山を庭にして暮らしていたような生活をしてきた身としては、海だ!!とときめいてしまうのですよ(笑うが良いさ、この判り易くも幼い大人をw)。





そして関東を代表する温泉保養地の1つ熱海です。高校の時のクラス替えの際、お別れで担任の先生とクラスの人間殆ど参加で1泊出掛けた場所でもあり、その後も何度も訪れている気軽に来られる温泉街でもあります。山際には別荘やマンションが並び、今となっては東京までの通勤圏ではありますが、それでも旅情を掻き立てられます。“のぞみ”だったら一瞬で通り過ぎているところですが。そして熱海を過ぎると、函南・三島と続きますが、は箱根山の下をトンネルで抜けて、三島に出ると静岡に入った!と言う気になります。本当は既に熱海は静岡なのですが、関東人の気分としては箱根を越えたら静岡、なんです。箱根越えたら東海エリア、みたいな(笑)





そして鳩バスですら行き来する漁港があって寿司が売りになっている沼津駅を通り過ぎます。そう、熱海から後は深夜運行なので車内アナウンスが停止します。ですからこの辺りでは「次は〜、沼津〜、沼津〜」みたいのは流れません。





と、取り敢えずスタートして(スンマセンな、本来なら品川辺りからお話しするべきなんでしょうけど、最近とんと品川とか乗らんもんでマイルート話で)、沼津まで来ました。これ以降は次回に廻します。次回静岡県を進みます。何処まで行けるかな(^_^;)





夜行を切ろうとするJRに、こんなにも鈍行旅を愛する人がおるんじゃぁぁぁ!!という叫びを投げかけるべく、書き始めてしまった今回のお話。“ムーンライトながら”の終点大垣までの道程をぶらり東海道沿線夜行途中下車の旅(単に停車時間の長い駅で降りただけw)として、昼間だったらこんなのありますという事を想像して旅するべく、昼の旅で降りてみたご当地の記憶を頼りに精一杯書かせていただきますので、お付き合い下さいませ<(_ _)>
posted by mercier at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Ou voulez-vous aller? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする