2025年10月23日

秋の新作紹介 vol.22 HarrissのIndigo Piece Dyed Corduroy P/O Like Band Collar Shirt


家を出る頃には競うと大して変わらない程度の寒寒とした気温でしたが、日中上がるよ、と言われていたのがその通りで13時頃に展示会場を後にしたのですが、そこそこに気温が上がってました。このタイミングでインポートメインでドメブラ3割程度のバランスのこだわり商社の展示会でして、しかもここが浅草橋の船宿の集まる良いところに構えてまして、そこの展示会に11時半に着く様に行ってまいりました。ここはB.A.Tでは手を出しておりませんが、フランクリーダー(メインコレクション以外は時々手を出してますがw)やS.E.Hケリーを看板ブランドにしつつ、作り込み系のファクトリー背景を持ったブランドを国内外を問わず集めており。でもどうしてもガッツリ作り込んだブランドがメインなので春夏アイテムがどうも手を出し辛く、どうしてくれようか、と思いつつあまり春夏にオーダーを出せないシーズンが多く。ですが行ってみたら来シーズン、ガッツリ英国製のレザーバッグブランドをそこそこな価格で新たに代理店として展開する、との事。インターナショナルギャラリービームスやドーバーストリートマーケットからも別注貰ってるそうで、基本レディス対象のアイテムがメインなのですが、メンズでも丁度良いアイテムがあるので、それを英国らしいカラーで展開しようかと。これなら季節に左右されないし、しかも革で英国伝統のリュックタイプですので。

とまぁ展示会報告はこれぐらいで、どうしようかと悩んだ結果、サラッと昼だけのヤドカリ麻婆麺を食べて帰ってまいりました。

やはり展示会報告だけで1回分保たせる内容ではないので、本日もアイテム紹介を。秋の新作紹介 vol.16で先に紹介したロープ染色のインディゴ糸を使った先染め先織りのコーデュロイを使ったバンドカラーシャツを紹介しておりますが、今回は別の染め方の生地を使った同型シャツを紹介します。

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シャツのディテールについては秋の新作紹介 vol.16を読んで頂くとして、こちらは一見ベーシックな単色のネイビーのシャツ。ですが判り易く色落ちを楽しめるロープ染色の糸を使っている上に先染めのチェックのコーデュロイに対して単なるネイビーだったらあえて取ってはおりません。こちらは生機(染色していない白い生地)で織ったコーデュロイ生地を反染でインディゴ染を10〜14回繰り返す事で色落ちするインディゴ染であっても深い青に芯まで染めているコーデュロイ生地なのです。

どちらかというとこちらはどういう色落ちをするのか正直全く想像が出来ませんが、そこ迄徹底的に染めればそう簡単には色落ちしないでしょうからインディゴの青さを深い青で長く楽しめる1着になっているのでしょう。そしてワンウォッシュで仕上げて色落ちしないようにしております。となるとこれはこれで良い感じというか、ベーシックにして玄人好みと言いますか、価値のあるオーセンティックなアイテムになりますので、是非定番使いして頂きたいですね。サイズは38・40・42の3サイズ展開、価格は先に紹介しているのと同じ19,800円(税込)です。

さて、明日は予定通り今シーズンから取り扱いを開始した新ブランドのアイテムの入荷があります。早速ですが明日はその紹介を予定しております、お楽しみに。

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2025年10月22日

秋の新作紹介 vol.21 COBMASTERの Back Embroidery & Print Reversible Thermolite Quilting Shirt Jacket “SLEEPY BEAR”


いやぁ、流石に16℃だと思っていたのが12℃ともなると流石に寒いですねぇ。とはいえこの寒さは今日限定で、明日には19℃、それ以降は20℃台、20℃〜23℃で来月まで推移するみたいです。とはいえ。現段階で12月は確実に平年よりも寒くなる、というのは間違いなさそうなので、今日のこの寒さは確実に再びやってくる、というのは間違いなく。これが昨年ですと、1月になっても15℃近い気温の日が多く、結果異例の暖冬という事になってしまいましたが、今年は12月の段階で今日より寒くなる、という事なのでしょう。その予報の信憑性は兎も角として、逃げが効くアイテムと言いますか、たとえ結局暖冬であったとしても使えるであろうアイテム、そういう物であれば手が出せますよね。

そんなこんなで明日は来春夏のこのタイミングでの展示会の最後となる展示会に行ってきますが、明後日予定で今シーズンから取り扱いを始めた新ブランドのアイテムが初入荷する予定ですし、確実に秋が来る事が判った今、これはというアイテムの紹介をどんどん進めておきませんと。実際タイミング良く入荷したその長期予報にすら左右されない確実に使えるアイテムはどんどん動いてますし。

という事で本日は今シーズンのコブマスターのラインナップの最後の1型にして今期のコブマスターの迷走ぶりを表す様な、結果オーライだったけれどそれってどうなのよ、という曰くの付いてしまった、でもとても使い易くまさにこの時期にぴったりの1着の紹介です。

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このアイテム、暖冬を意識して意図的にライトウェイト中綿で作った物なのですが、コブマスター、生産していた工場の倒産により生産先の再考を余儀なくされ、結果納品はなんとかしてはいましたがサンプルの上がり、特にファーストサンプルから修正をした最終サンプルにするのが展示会に間に合わず、展示会後の仕様変更が起こっており。それもあってか今シーズンは配色がどうにも微妙だったりサンプルがなく絵型のみでの紹介されている配色の物もあり。このシャツジャケもサンプルは2色しかなく、このシャツジャケは刺繍の入っている面が綿100%のオックスフォード、リバーシブルなので反対面がリップストップナイロンなのですが、その配色が黒×赤とグレー×ベージュだったんです。ところが配色に対してカラー表記は黒×赤はそのままですが、もう1色はグレー×ベージュではなくネイビー×ベージュと表記されており。そして絵型だけの色がマスタード×ブルーだったのですが、こうなるとネイビー×ベージュなのかグレー×ベージュなのか判らない色を発注するのはリスキーですし、黒×赤はアウトドアっぽさから言って私的には無し。という事で絵型だけで実際のマスタードがどれぐらいのコントラストかも判りませんし、ネイビーではなくブルーというのがどれぐらいのブルーなのかは判りませんが、この3色ならこれだな、という事でマスタード×ブルーだけに絞って発注する事に。ですがそれだけでは終わりませんでした。生産に入るちょっと前であろう6月頃になってから配色が変更になってナイロンの方の色であるブルーがオリーブに変更になるとの事で。まぁアースカラーなので問題はないか、という事で了承しましたが、この経緯を読んで頂ければかなりグダグダだった事がお判りかと。

そして実際仕上がって納品されたのがこれでして、マスタードはかなり明るめでベージュと差が付けられております。でもフィールドでの視認性を考えるとリバーシブルなら片面は視認し易い色の方が良いのと、秋らしい色なのでこれはこれで良い色かと。しかもオックスフォードでこの色というのも珍しいですし。そして先に紹介しているスウェットカーディガンと共通ですが、刺繍で冬眠前の熊とリスが、プリントでロゴが入った背面は農夫が使用するファーマーズジャケットをモチーフにしております。そしてこちらの面はポケットがコーチジャケット風に斜めに箱ポケで左右の裾に付けられております。

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それに対して結果オーライだったのがこのリップストップナイロン面のオリーブの方。元々キルティングパターンがレトロミリタリーな長方形を連ねたパターンでしたが、恐らくこの明るさのマスタードとブルーだと70〜80年代のアウトドアっぽいビビットな色を組み合わせたレトロな雰囲気にしたかったんだと思いますけど、それだと他の2色との整合性が無いという事でこのオリーブにしたんだと思いますが、キルティングパターンとの相性が結果的に抜群に良くなり、こちらの面で着ると良い感じに落ち着いたキルティングシャツに。ドットボタンとフロントや袖口や襟の端からチラリと覗くマスタードイエローの配色が良いアクセントになっていて、単にミリタリーコンビの落ち着いたキルティングシャツというのではなく、程良くアウトドア感のある雰囲気に仕上がっております。こちらはポケットが脇の縫い目を利用して両脇に付けられております。

パターン的にも肩はラグランスリーブで動き易いですし、中綿が薄いとはいえ高性能なサーモライトが使われておりますので、両面に使われている生地が薄い分軽くて着易いし今からでも使えますが、後からはミドルレイヤーとしてアウターの中に着て頂けますので、とても着用時期が長い1着です。この作り込みで16,280円(税込)というのはシャツジャケと書いてますけど中綿ブルゾンとも言えますので、リバーシブル仕様な事を考えてもとてもコスパが良い1着です。サイズは38と40の2サイズ展開ですが、リラックスサイズではないので普通にMとLといった感じです。既に数を減らしておりますが、是非チェックしてみて下さいませ。

という事で明日は展示会に行ってまいりますが、恐らく取る物が無いんじゃないかという展示会でもあり、報告は致しますが報告だけで1回分というよりもアイテム紹介と抱き合わせだと思います。という事で明日の展示会次第ですが何らかのアイテム紹介も致しますのでお楽しみに。

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2025年10月21日

秋の新作紹介 vol.20 norbitのWashable Wool Gaze Big Check L/S Shirt


曇りで気温が上がらない、そんな1日。でも雨は降りませんでしたので、シャツの上にナイロンアウター1枚羽織っていればまぁ丁度良いかな、という体感でした。でも一応17℃とか迄しか気温は上がっていかなったみたいで、夕方からはちょっと寒いかも、という気もしてきた1日でした。そんな日ろ、と本日、イタリア製のデッドストックと言っても良いベルスタッフの掘り出し物を押さえておいた分が入荷しまして、非常に上等ではありますが、まさかの入荷当日にレディスのブルゾンが動いてラス1に。これそもそもが日本で殆ど展開されていないレディスモデルな上、当時最もゴージャスだったゴールドレーベルの中の1つだったのですが、イタリア製だったクロッシングカンパニーが英国から商標を継承してコレクションを展開していた時代、倒産する迄レディスを含め全てのコレクションを把握していた私をして、これ日本で入荷していたんだ!という驚きのアイテムでしたので、ストックの美味しいサイズをほぼ全て押さえたのですが、まさか一気に押さえられてしまうとは。そしてメンズのリアルな使用を念頭に置いたシルバーラインの秋冬のスペシャルモデルであったコンコルドジャケットがゴールデンサイズのMサイズで入荷しましたが、こちらもあっという間になくなると思われ。これ贅沢にレザーが散りばめられた中綿入りのライダースタイプのブルゾンとしては最上位モデルで、当時10万オーバーでしたから今作ったら幾らすんだ??というアイテムですが、7万+税で提供出来るという事で美味しいサイズだけ押さえました。

とまぁそんな感じでいよいよ冬を念頭に置いたアウターも入荷し始めましたので、そちらに繋げる為にもインナーやミドルレイヤーとなるアイテムを紹介しておこうと思います。

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久しぶりの新作入荷となるノービットの長袖シャツ、ウォッシャブル加工をした100%ウールのガーゼ素材を使用しているのでメンテナンスフリーながら通気性に優れ、保温性も高い天然素材の機能が備わっています。そしてこういったフィールド感のあるカジュアルなシャツにおいては滅多に見る事の無い柄合わせを正面と胸ポケットできっちりやっていて、結果とても完成度が高いシャツになっております。ガーゼ素材をセレクトした事で非常に軽く、ウールでウォッシャブルでシングルガーゼの先染めチェックというレアな生地ですので、まず誰とも被る事は無いでしょう。ディテールも一見単なるカジュアルなチェックシャツですが、肘の補強布にはそのまま補強用に、ヨーク裏にも滑りを良くして型崩れ防止と着心地を向上させる為に撥水塩縮ナイロンを使用、ミリタリー由来の丸襟と大型の曲線構成されたヴィンテージ感のある胸ポケ、さらに脇縫いを利用したハンドウォーマーポケット、袖口にはノービットのオリジナルディテールである袖を捲った時に落ちてこない為のゴムバンドを装備と、細部に渡ってディテールが詰め込まれており、カジュアルシャツでここ迄やるのか、という至れり尽くせりな1着です。緩めのシルエットで全体的に柔らかなイメージになっており、シャツジャケとしてもシャツとしても使える上、コーデュロイやツィードといった表情のある冬素材のパンツとの相性も抜群です。

そしてこれだけの作り込みをしているドメブラなのに日本国内での取扱店がとても少なく、逆に英国を含む欧州や北米を中心とした海外での評価が非常に高く、海外のメジャーブランドからのコラボのオファーが絶えないブランドなので、そのオリジナルアイテムというのはメディアへの露出や世に溢れる事に重きを置かない、服そのもののクオリティを評価される方には特にオススメです。是非チェックして頂きたいですね。

サイズはSとMの2サイズ展開(こちらも確実に日本サイズのM・Lサイズです)、価格は30,800円(税込)です。

明日はこの気温から使い始められるコブマスターのライト中綿なリバーシブルシャツジャケの紹介を。お楽しみに。

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2025年10月20日

秋の新作紹介 vol.19 AIGLE×MNHN(MUSEUM NAL HIST NATURELLE)のCotton/Silk Stole


昼間は晴れ間も覗いて天気予報ほど天気悪くないな、と思っていたんですが、閉店ちょっと前になってからまた雨が降り始めるという。嫌な天気です。明後日はダウンウェアを着る基準となる最高気温15℃に近づく16℃予報になってますし、ここに来てナンガから今年の限定色のダウンベストが届いたのですが、その気候の変化が影響しているのか、今日の段階でSサイズ完売しております。明日にはもう二度と出る事がないデッドストックのベルスタッフの中綿アウターの傑作がベストサイズで2着だけ取れて入荷しますし、それと合わせて非常にレアなレディスのベルスタッフの中綿キルティングアウターも入荷しますので、着々と季節の変化に対応しつつあります。

そんな中でのアイテム紹介ですが、マフラーは早いけれど綿シルクのストールならいけるだろう、という事で本日の紹介は今シーズンの数少ない新作の巻物の紹介です。

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はしのの新作紹介で紹介したエーグルとフランス国立自然史博物館とのコラボアイテム、実はこんな伏兵があったんです。このテキスタイルとても良い感じなので、この先季節が進んで都市部でも紅葉が見られる様になった頃に、ニットやコーデュロイのパンツを合わせてアーバンカントリーなコーディネートでもバッチリなロングパーカやバケットハットだったのですが、まだあの頃に紹介するにはたとえ綿シルクであっても巻物は早かったので。

でもですね、実際ウールやカシミアやアルパカのマフラーを巻くのはぶっちゃけ10℃以下の気温にならないと暑いと思うのです。それもあってなかなかそこ迄気温が下がらない日本で巻くならこれでしょ!と思ってセレクトしたのがこのストールです。綿78%シルク22%の組成で70cm×180cmという長さも大きさもバッチリなサイズ。色々な巻き方が楽しめます。そして生地感がやはり化繊のプリント生地と比べると段違いです。これ単体で巻いていて暑苦しさもなく程良く暖かいので、これからの季節にオススメです。この大きさこのクオリティで14,300円(税込)というのも納得の価格設定でよろしいかと。既に残り2本になっておりますので、気になった方はお早めに。

明日はこちらも作り込まれたノービットのウォッシャブルウールのシャツを紹介します、お楽しみに。

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2025年10月19日

秋の新作紹介 vol.18 norbitのOrganic Cotton/Hokkaido Wool Waffle Henley Neck L/S Tee


今日は予報通りとはいえ1日中中途半端な雨で煮え切らない1日でした。でもまぁ、日曜日でそんな天気だったにも関わらずお客様がいらして下さり、ラス1になったアイテムが幾つか出ております。先日紹介したばかりのコブマスターのスウェットカーディガン、38サイズが完売して40サイズを1着残すのみとなりました。そしてまだ紹介していないのですが、エーグルのフランス国立自然史博物館コラボの未紹介のアイテム、ストールが未紹介なのにラス1になってしまい、これはもう明日紹介しておかねば、という事に。

そんな中での本日のアイテム紹介、漸く紹介出来る、ノービットの今シーズンの新作の紹介第1弾、非常に凝った生地と作りの長袖Tシャツです。

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本来ならこれは8月に入荷しているはずだったのですが、8月納品設定していたアイテムを発注しているところが国内にとても少なく、結果としてこの長袖Tシャツと長袖シャツは9月10月納品予定アイテムよりも遅れに遅れて昨日届きました。ただ上がってきてみたらそのクオリティの高さとディテールの凝り方から見たお客様の評価がとても高く、流石はノービット、と言ったところです。そして咋シーズンからはSサイズが追加されたので、この秋冬アイテムもSサイズ中心に発注しており、インターナショナルな展開がメインな為サイズが大きい事が懸案だったノービットでしたが、日本の標準的なMサイズの方がジャストサイズで買える様になったので、より美味しくなっております。

今回のこの長袖Tシャツ、生地から凝りに凝ってまして8%だけウールが混紡されているのですが、何とこれが北海道産のウールだそうで。もう残り僅かになっておりますが、過去に北海道は釧路の近くにある今は合併で町名がなくなってしまいましたが茶路という地域がありまして、そこで英国と同じサフォーク種を中心に羊を地域おこしにと飼育しており、そのウールを使って作ったカットソーアイテムを展開していたので、それ以来の北海道産=国産ウールです。まぁ8%ですけど。それをオーガニックコットンに混紡して編んだワッフル生地を使用しております。

そしてミリタリー調に幅を広くボタンをダブルにした前立てのヘンリーネックになっており、その前たてとヨーク、エルボーパッチはT/C(綿ポリエステル)の生地を使用して補強。更に肩はラグランスリーブ、両サイドには脇の縫い目を利用したハンドポケットを装備しているという、これでもかとディテールを積み上げた仕様になっております。しかも縫製は徹底してフラットシーマーを使用、縫い目の当たりが気にならない様にしており、シャツの様にラウンドカットした裾の脇部分に、チェーンステッチミシンを使用した際のエンドの処理の為に糸だけ裾から出すヴィンテージ仕様をオマージュして4本針ミシンのロックの縫い糸を裾から出しております。

今回初めてノービットから長袖Tシャツを取りましたが、この凝った仕様で14,080円(税込)というのはとてもリーズナブルに思える価格設定で、方向性は違いますがこれも未紹介ですけどnarifuriのマルチテックワッフルを使った今シーズンの新作の長袖Tシャツと双璧を成す長袖Tシャツの傑作です。1枚で様になり、ベースレイヤーとしても優秀というこのアイテム、サイズはSとMの2サイズ展開です。価格がこなれているので動きが早いと思われます、気になった方はお早めに。

明日はそんな訳でマフラーにはまだ早いけど首元が寂しい、という時期に丁度良いストールの紹介です、お楽しみに。

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2025年10月18日

秋の新作紹介 vol.17 DISTRETTO73の“FUNGHI & FOGLIE” SOCKS(Only at B.A.T)


今日も気温は高め。とはいえ明日以降は雨と共に気温も低くなり、来週水曜日なんて東京近郊では昨年の冬の気温、最高気温で16℃なんて予報になっております。明日は午後から雨で夜には本格的に降るという予報なので、ぱらついている程度の午後早い内にお越し頂ければと思います。今日は今日で色々と動いておりましたが、秋めいたアイテムの動きが良く、ハリスの微起毛BDシャツやディフェッリのこちらも微起毛なフレンチカラーシャツ、ヴィクトリアの前開きスウェットパーカが減っております。そして相変わらずのYDOTが好調で今期のパンツが完売。フーデッドシャツジャケも動いていて、後は希少な今ではもうこのクオリティでこの値段では出せないバイオグラフィーのストックが動いており、今日はスウェットパーカが完売しました。まだアウターは動いておりませんが、前述の通り昨年よりは気温の推移が平年に近い様で、それを察してかアウターをチェックされている方も目に付きました。今年は多少厚めのアウター、必要かもしれません。でもそれ以降はまた20℃以上に逆戻りして、11月の頭の連休でも気温は20℃台みたいですが。

そして先日紹介した事もあってかディストレットの靴下も動き始めております。それもあって本日紹介しておこう、という事にしたのですが、足元からチラリと覗く季節感というのは乙なものです。

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FUNGHI(キノコ)&FOGLIE(葉)と命名された通り、秋に収穫されるキノコと秋に色付く葉を散りばめた、こちらも総集編的なデザインになっております。このブランド、2年に1回ぐらいしかデザインの入れ替えをせず、翌年は今シーズンのラインナップを半分ぐらい淘汰してそこにかこのモデルを加えて生産する、というサイクルになっており、今年の春は昨年の春のラインナップ+アーカイブだったのですが、過去にやったデザインばかりで発注はせず。来春夏のデータを送って貰ったのですが、これがまた取り扱いのないデザインではあるんですけど完全新作は2柄のみで、季節感という点では微妙なデザインが多く、恐らく来春夏も追加はしないと思います。それが結果的に日本での取り扱いがB.A.Tのみになってしまっている一因なんじゃないかと思います。どうしても商社として契約をすると私が取っているミニマムの5倍ぐらいは要求されるみたいでして、そのミニマムをクリア出来ず以前日本で代理店をやっていた商社は止めてしまいましたので。

でもこの柄は素敵ですよね。この秋冬はこの今までに無かった様々な柄を散りばめた柄があってしかも季節感もあったので取れましたし、従来の単一動物のみの物も取っておりますからそちらも近々紹介しようと思っておりますが、日本で秋冬と言ったらまずは紅葉、紅葉狩りでしょうし、食べ物で言っても欧州であっても日本であってもキノコでしょう。イタリアでしたらボルチーニとトリュフがまさに今が旬でしょうし、日本だと松茸なんでしょうけど、紅葉と組み合わせてデザインしてくるとは、私もこれは意表を突かれました。そして色も今回は敢えて紅葉が進んでいない今からでもいけるだろう、という事でグリーンと、絵柄が際立つ背景の様になるので黒をセレクトしております。価格は同じく3,300円(税込)です。動物柄と合わせてチェックして頂きたいですね。

という事で明日は夕方以降は雨になるみたいですが、どんどん気温が秋めいてくるので秋服はそろそろ揃えておいた方が良いと思います、是非足をお運び頂ければと思います。

そして明日のアイテム紹介なんですが、実は今日午後になってから荷物が来たという事で、遅れていたノービットのシャツと長袖Tシャツの入荷がありまして。これ取り扱いしている店が極端に少ない事もあって生産数がギリギリで結果的に工場が後回しにしてしまいここ迄引っ張られていたのですが、どちらも非常に作り込まれており、特に長袖Tシャツは今店頭にある長袖Tシャツの中でもディテールとギミックは最上位に凝っており、しかも価格も比較的抑えられております。なので明日はその長袖Tシャツの紹介を予定しております、お楽しみに。

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2025年10月17日

秋の新作紹介 vol.16 HarrissのIndigo Yarn Dyed Check Corduroy P/O Like Band Collar Shirt


20℃前後の気温が数日混じるだけで25℃以上の夏日になると日差しを暑く感じる1日でしたが。関西のお客様とLINEのやり取りをしていたのですが、京都や大阪はまだ真夏日に近い最高気温29℃とかなんですよねぇ。一応遠方のお客様に入荷したアイテムをお勧めするに際してお客様がお住まいの地域の天気は逐次把握する様にしており、結果今年は昨年よりも東京近郊に関しては多少秋めいているけれど関西以西はまだまだ本来(20年前の日本)の真夏の気温が続いてしまっていて、なかなかウェアをお勧め出来ずにおります。

それに対して東京近郊では夏日になったところで季節は確実に進んでいるという認識からか、結構羽織物をお買い上げの方がいらっしゃり、本日もエーグルのジャケットの黒が早々と完売してしまいました。グレーもラス1ですし、最初はパンツの方が早いんじゃないかと思ってましたが、投入されたらジャケットの動きが早いという・・・この辺は全く予測が出来ません。そしてシャツに関しても今日紹介するのを含め、デニムやインディゴといった特定の素材や染料の物についてはそこに特化してツボになっている方がいらっしゃるので、これまた動きが読めません。それもあって今日紹介する今年の先染コーデュロイのシャツ、店頭にも出さずに引っ張ってきていたのですが、今日店頭に出したので早速紹介しておく事にします。

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今シーズンのコーデュロイ生地は例年以上に凝っていて、これ糸染(先染め)でインディゴで青く染めた糸と白い糸を組み合わせてチェック柄に織ったコーデュロイです。しかもその糸染めというのがデニムと同じロープ染色で染めていて、使って行くと糸の芯の染まっていない白い部分が当たりとなって出てくる経年変化が楽しめます。しかもコーデュロイにしているので当初チェック柄は薄らと浮かび上がってくる様な表情になっていて、久留米絣に代表される日本の藍染の生地とも違う、秋冬対応の厚みのある中でのインディゴ表現なので、とても珍しいです。ここまでやっている生地、なかなか無いんじゃないでしょうか。

しかも今回コーデュロイのシャツで初めてバンドカラーの物をセレクト。加えて前立てはプルオーバー風に途中迄のハーフプラケット仕様、ヨークはフィット感を高める為に中心にはぎを入れ生地をバイアスに裁断する事で肩の動きにゆとりを与え快適な着心地を助けるスプリットヨークにし、背中心にはセンターボックスプリーツが入りヨークとの境にはハンガーループが付けられております。ドレスシャツのディテールとして組み込めるディテールを全て組み込んだかの様な徹底したディテールの積み上げと経年変化も楽しめる生地が相まった傑作シャツと言えるでしょう。サイズは38・40・42の3サイズ展開、価格は19,800円(税込)です。国産でここ迄の作り込みでもアンダー2万円なのですから素敵ですよね。店頭に出した途端に減り始めておりますので、気になった方はお早めに。

これと対照的なアプローチでインディゴ染のコーデュロイを使った同型シャツもセレクトしており、そちらも近々紹介すると思います。明日からの週末、先取りで比較してみては。どうやら天気はまた微妙に崩れるみたいですが、それでも気温は高めで過ごし易いみたいです、是非秋服を見にお越し頂ければと思います。

明日のアイテム紹介ですが、先日紹介した以上に季節感のあるディストレット73の靴下の2柄目を紹介します、お楽しみに。

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2025年10月16日

何とか雨は回避して・・・


今日も午後から1件だけで場所は中目黒の目黒川沿いの絶好のロケーションのところなのですが、昨日も書きましたがほぼ予習で終わっており。しかも発注も出しちゃってるのが殆どで、足を運ぶ理由の半分がそれでも展示会の来訪者として賑わいにもなろうという義理でしたが、行ってみたら行ってみたでそれなりに収穫もあり。

とりあえず昼前、11時半過ぎの電車でこちらを出て、向かったのですが、昼をどうしようか昨日からひたすら悩んでまして、というのも中目黒だとお約束で関谷でスパゲッティとなりそうなところを事前チェックしたらどうも今月のスペシャルもオススメもピンと来ない。え〜、だからと言って鬼やんまでうどんというのもこれはどうにも食べる所が決められず時間もない時に回すべき選択肢だしどうしてくれようか、となってしまい。というのもこのところ気になっている所が代々木や新宿や渋谷が中心であとは中目黒近くだと恵比寿になっちゃうので。でもまぁ、この時間に出ていれば恵比寿から歩いても中目黒駅から歩いてもそこ迄差がない場所での展示会ですし、ここは恵比寿だな、と京王線の中で明大前に着く前に決め、井の頭線に乗り換えて渋谷経由で恵比寿へ。恵比寿、何ヶ所か展示会に向かうもしくは展示会から戻る道すがら気になっていた所があるのですが、今日はその中でランチでのみやっている天丼の写真が店の前に出されていて気になっていた“長崎天麩羅こうてん”の極み天丼を食べる事に。天ぷらで一番気になっているのは代々木にあるかき揚げ丼なんですが、それは恐らく半年後、次のマウトリーコンテーラーの秋冬展に行く時迄お預けだし、今日はこちらに。

正直何度か目の前を通っていて気になって調べたらその内容には今一つ惹かれない点が。というのも恵比寿にある焼肉店の別業態での出店との事で、2店目出せる程人気なのは良いのですが、専門職人が自分で店を出すのではなくそういった今時のフードプロデュース的な店ってどうなのよ、と思う所があり。ただラーメンにしてもパンにしても寿司にしても、その手の店って一定以上のクオリティであることは間違いないので、写真を見るだに1度食べてみたくて本日はここに。結論から書くと美味いしオリジナリティもあり、ブランディングとしては良いんじゃないでしょうか。ただ天麩羅発祥の地である長崎、ひいてはその継承した原型が九州の天麩羅には博多天麩羅に代表される様に色濃く残っているのですが、日本独自に発展した江戸前の天麩羅とは違う、原型はフリッターに近い物で、長崎天麩羅というのも衣はそんな感じでして、海老は長崎産を謳うだけあってしっかり太い良い海老でしたし、穴子やイカも良いのですが、如何せん衣がフリッターなので、そういう料理として食べて美味い、という感じです。ただ同じ様にフードコーディネータープロデュースの天麩羅屋の先駆けの様な金子半之助で好評な卵の半熟天を、その長崎風の衣と揚げで乗せていて、それを割ってご飯と絡めて食べるのは江戸前のより衣が薄い分美味しかったです。

でもまぁ、特に天丼にすると胡麻油で衣厚めで素材を蒸し揚げにする江戸前の天麩羅が天丼にするなら好みだし、江戸前と衣の付け方は同じでも油を胡麻にしないので白く高音で揚げてクリスピーな衣を楽しむのを基本に、低温で長時間揚げて焼き芋レベルに柔らかくする薩摩芋を始めとする凝った創作天麩羅に発展した京都の天麩羅はそれはそれでワクワクするのですが、これは長崎天麩羅であって、飲みながらコースで出されるのを楽しむ、というのが良いんでしょう。小鉢で付いた筑前煮は九州北部らしいし、岩海苔のお吸い物にレモンが入っていてさっぱりしたのは珍しく楽しませて頂きましたが、これは長崎料理として楽しむ所でしょう。でも美味しいし面白いので機会があれば行ってみると面白いと思います。

と、前回に引き続きまずは昼飯から、の部分がガッツリ長くなってしまいましたが、ゆっくり食べて14時過ぎに展示会場へ。展示会のラインナップの内、ロックオフは直接取っているので商社を通して取りませんし、取引ミニマムのデカい来シーズンの目玉Tシャツ目白押しなアメリカンクラシックスは、先に資料を頂いて精査した上でこれでもかと沢山ムービーTドラマTを発注済みです。古典的なホラー映画の物は流石のラインナップでしたので、夏という事でナイトオブザリビングデッドハロウィン、そして続編映画やTVドラマが人気のチャッキー(チャイルドプレイ)やサイキック系ホラーの先駆けであるキャリー、TVドラマ版の方と思われるトワイライトゾーンもあって、来年の夏のムービーTにおけるホラーのラインナップはとても充実しました。そして今迄欲しかったけれど出会いがなかった米国系のクライムサスペンスの人気シリーズ、CSIクリミナルマインド、そしてそれらの先駆けとも言える羊達の沈黙もしっかりラインナップ。加えてあまりの懐かしさにトワイライトゾーンやグレムリンと同じ1980年代の大傑作であるフラッシュダンスがあったので取ってしまいました。バラエティ系もついつい摘みたくなってNASAのケネディ宇宙センターの物やこれ古着だととんでもなく高いストUの初期デザインの物、そして未だファンの多いブルース・リー物も取っております。

ここまでネタバラシして良いのか??とも思いましたが、折角このブログを読んでくれている訳ですし、このInstagramとTikTok全盛の時代にブログを読んでくれている皆様に告知したところでこの情報が何か大きな影響を及ぼす様な事もないでしょうしw

そしてもう一つ実際に足を運んで実物を見ないといけなかったアイテムがありまして、それがサングラスなんです。リサイクル素材を使用した現代的なフレームで、1つはペットボトル再生、もう1つは紙を作った残りのパルプや綿の古着を原料とするバイオマス(生分解性)プラスチックを使用したフレームをセルフレームの産地として有名な鯖江で製造している純国産のサングラスのオファーがあり、それを見てみたのですが、想像以上に良くて、しかも偏光&調光レンズを使用しているので、明るさに応じて暗さが変わり、しかも釣りに行っても水中が見えるスグレモノでした。これで12,500〜13,500円だったのでこれは来春夏の小物の目玉としてやろうと思います。

後は春夏用ニットキャップですかね。マルチテックワッフルを使ったnarifuriのワッチキャップも好評ですが、英国のニットキャップと言えばなハイランド2000が大きな会社に買収されちゃいまして、結果として以前の様な小ロットでの発注が出来なくなってしまったそうで、商社がまとめて発注する、絞られた色の中から選んでの発注となりますが、そうは言っても春夏のニットキャップで単独でミニマムをクリアして取るのもリスキーなので、ここは気に入った色だけでも押さえておくべきかな、という事に。しかも値上がりが避けられず来シーズンは4,900円→5,900円になるそうで、しかも買収したところはもっと効率良くとミニマムと価格を更に上げてくる可能性が大との事なので、取り敢えずアイリッシュリネンと綿の混紡の定番型の物だけでも押さえておこうと思います。ストックの残りが随分少なくなってますし。

とまぁ取り敢えずこんな感じです。

ロックTに関しては直でやって直前に決めるのが一番外さないのでそうしますし、オマージュグラフィックシリーズもここなんですけど長袖は悩み中(現段階でサンプルがない新柄で先取り長袖攻撃をかけておくのもありっちゃありなので)、半袖に関してはこれも来年になってからもう1度発注するタイミングがあるのでその時で良いかな、と思っております。

明日はしっかりアイテム紹介、気温が20℃ぐらいになるともう着ても良いかな、と思いますのでコーデュロイのシャツを紹介します。今シーズンは例年以上に凝ったコーデュロイ生地なのでお楽しみに。

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2025年10月15日

秋の新作紹介 vol.15 COBMASTERの Back Embroidery & Print Sweat Cardigan “SLEEPY BEAR”


そろそろやっても良いだろう、と意を決して本格的な秋&初冬に向けた入れ替えを始めました。まぁアウターとニット以外ほとんど新作の入荷は完了しておりますし、アウター以外で残っているのもベア天竺のタートルカットソーやウールライクなパンツやフリースやウールのアイテムですので。結果的に今のところほとんどのアイテムが調整した納期通りに来ているので、それはそれで良いのですが、それ故に一部遅れているアイテムの動向が気になるところです。それに加えてインポートのスポットアイテムが予定されておりますので、そちらの上がりも気になります。

明日は残っている2つの展示会のうちの一方に行ってくるのですが、予習と事前発注である程度発注が済んでいて、一部今週中にまとめる分もありますが、大した量ではないはず。とはいえ、この展示会での発注分として事前に発注をしている分も含め、ご報告はしようと思っております。

で、本日のアイテム紹介ですが。今日はコブマスターのスウェットカーディガンです。暖冬対策もあって今シーズンのコブマスターはアウターらしいアウターは取っておりませんが、厳選して取ったアイテムの内、このカーディガンは相変わらずのコスパで尚且つきたかである、という点でもオススメです。

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英国本国で作られていた頃もハードな登山とかではなくバックパッキングやハイキング、そしてキャンプやボーイスカウトといったライトデューティーなアウトドアスタイルを標榜していたコブマスターですが、こういったレタードカーディガンの様なスクールアイテムをベースにして作られたアイテムは特に使い易いです。ただ今回これ以外の色展開がオートミールとブラックでして、オートミールは汚しそうだし、黒はどうもこののほほんとした刺繍&プリントのデザインと合っておらず、ここはブラウン1択でセレクトする事に。とはいえ、30%ポリエステル混にして吸汗速乾性能を持たせ、それほどヘヴィじゃないウェイトで作ったスウェットカーディガン、Tシャツや長袖Tシャツの上に羽織って使うのには20℃前後の最高気温ですと丁度良いです。そして冬眠前の寝ぼけた熊をサガラ刺繍で、餌を集めるリスは通常刺繍で、更にロゴと草はプリントでと技法を使い分けた凝った仕様の背中のデザインは、そのままアウターとして着ていてもバッチリな仕様。更に胸にもワッペンを付けてシンプルなカーディガンですがフィールドアイテムというか、ボーイスカウト的なアウトドアサークルの一員といった演出をしてくれております。

そういったデコレーションだけじゃなくこのカーディガン、ラグランスリーブになってますので肩の動きもスムーズですし、フロントポケットもしっかりしたカッティングとバランスでつけられてますので、背中のほのぼのとした雰囲気でカジュアル感を出してはいますがこの色でしたら大人の着用に充分耐えるデザインでも推せる1着でしょう。それでいて相変わらずの価格設定でして、8,690円(税込)と俄かに信じ難い価格設定。ここ迄作り込んでこれは凄いですよねぇ。サイズは38と40の2サイズ展開です。どうしてもスウェット、無地でシンプルな生地と縫製仕様とディテールで勝負といったアイテムが多くなりますが、ニットはともかくスウェット生地となるとこういうのもアリだと思います。是非チェックしてみて下さいませ。

という事で明日は展示会、来春夏のプリントTシャツのかなり大きな部分を占める展示会ですので、報告をお楽しみに。

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2025年10月14日

秋の新作紹介 vol.13 DISTRETTO73の“ANIMALI DEL BOSCO” SOCKS(Only at B.A.T)


台風が通り過ぎたからといってサクッと晴れて暑くなる、という感じでもなく、なんかスッキリせずに雨が降ったり止んだりな1日。そんな中連休明けで仕事に行く、というのはかなり憂鬱だった事でしょう。休んでいない私ですらなんかこの天気嫌だな、と思いながら出てきましたので。しかも春もですけどエアコン無しで毛布1枚程度で気持ち良く眠れるこの時期、布団の魔力(w)が増していて危険です。そんな中、実はもう既に数を減らし始めていますが、日本での取り扱いが現在B.A.Tだけというイタリア製の靴下ブランド、ディストレット73から今シーズンの新作が届いておりまして、今日は秋の気配を演出するべく今シーズンの新作の中から今までにないパターンのヤツを紹介させて頂く事にします。

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B.A.Tでは動物や季節の風物を意匠にしたデザインの靴下に特化して取っておりますが、このブランド本来はハイクオリティなメンズソックスをラインナップしているブランドですので、無地やボーダーや幾何学模様や小紋等、トラディショナルな柄やモダンでアーティスティックな柄の物も豊富に揃っているのですが、個人的にはそのゾーンはそこだけしか作っていない硬派なブランドを含めイタリアには複数のブランドがあるので敢えて手を付けておりません。でも基本的には一つの動物やテーマで単一の柄の靴下をセレクトしてきたんですけど、今シーズンは総集編的なデザインが出ていましたので、こういうのは出た時に取っておかないとなかなか出て来ないので取っておこう、という事に。その内の一つがこのアニマリデルボスコ=森の動物達と命名されたデザインのこれです。

今迄に単体でラインナップされてきたハリネズミやフクロウやヘラジカなんかも入っていますが、今迄出てきた事のないシマリスや様々な小鳥やアナグマやアライグマ等々が散りばめられておりまして、森っぽいダークブラウンとアーミーグリーンをベース色にした物をセレクト。小紋の様に動物を並べているパターンの物に対し1つ1つの動物を比較的リアルに描いており、それとベース色とが相まって秋のフィールドのイメージになっていると思っております。しかしこれ、全体に様々な動物を散りばめた為内側と外側で入っている動物が違ってまして、過去のディストレット73の靴下の紹介は片面の写真と柄をアップにした写真にしているのですが、今回は内側と外側両方の写真を載せております。

ただ今シーズン、海外送金のタイミングで1ユーロが換金レートで178円になってしまいまして、何とか昨シーズン迄同様2,970円(税込)にして圧倒的なコスパを継続しようと思っていたのですが、同クオリティのイタリア製ソックスが大手セレクトショップチェーンで5,000円オーバーで売られているのに対してまだ手が出せるレベルではあるんですけど3,300円(税込)にせざるを得ず。これでも旧作と平均して価格を抑えているので、随分と頑張った価格設定ではあるのですが。おそらく代理店商社が間に入ったら確実に5000円オーバーですので、かなりお得ではあります。

明日は数を減らしているので、この時期から着れるクィックドライなスウェットカーディガンを紹介します、お楽しみに。

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