今日も午後から1件だけで場所は中目黒の目黒川沿いの絶好のロケーションのところなのですが、昨日も書きましたがほぼ予習で終わっており。しかも発注も出しちゃってるのが殆どで、足を運ぶ理由の半分がそれでも展示会の来訪者として賑わいにもなろうという義理でしたが、行ってみたら行ってみたでそれなりに収穫もあり。
とりあえず昼前、11時半過ぎの電車でこちらを出て、向かったのですが、昼をどうしようか昨日からひたすら悩んでまして、というのも中目黒だとお約束で関谷でスパゲッティとなりそうなところを事前チェックしたらどうも今月のスペシャルもオススメもピンと来ない。え〜、だからと言って鬼やんまでうどんというのもこれはどうにも食べる所が決められず時間もない時に回すべき選択肢だしどうしてくれようか、となってしまい。というのもこのところ気になっている所が代々木や新宿や渋谷が中心であとは中目黒近くだと恵比寿になっちゃうので。でもまぁ、この時間に出ていれば恵比寿から歩いても中目黒駅から歩いてもそこ迄差がない場所での展示会ですし、ここは恵比寿だな、と京王線の中で明大前に着く前に決め、井の頭線に乗り換えて渋谷経由で恵比寿へ。恵比寿、何ヶ所か展示会に向かうもしくは展示会から戻る道すがら気になっていた所があるのですが、今日はその中でランチでのみやっている天丼の写真が店の前に出されていて気になっていた“長崎天麩羅こうてん”の極み天丼を食べる事に。天ぷらで一番気になっているのは代々木にあるかき揚げ丼なんですが、それは恐らく半年後、次のマウトリーコンテーラーの秋冬展に行く時迄お預けだし、今日はこちらに。
正直何度か目の前を通っていて気になって調べたらその内容には今一つ惹かれない点が。というのも恵比寿にある焼肉店の別業態での出店との事で、2店目出せる程人気なのは良いのですが、専門職人が自分で店を出すのではなくそういった今時のフードプロデュース的な店ってどうなのよ、と思う所があり。ただラーメンにしてもパンにしても寿司にしても、その手の店って一定以上のクオリティであることは間違いないので、写真を見るだに1度食べてみたくて本日はここに。結論から書くと美味いしオリジナリティもあり、ブランディングとしては良いんじゃないでしょうか。ただ天麩羅発祥の地である長崎、ひいてはその継承した原型が九州の天麩羅には博多天麩羅に代表される様に色濃く残っているのですが、日本独自に発展した江戸前の天麩羅とは違う、原型はフリッターに近い物で、長崎天麩羅というのも衣はそんな感じでして、海老は長崎産を謳うだけあってしっかり太い良い海老でしたし、穴子やイカも良いのですが、如何せん衣がフリッターなので、そういう料理として食べて美味い、という感じです。ただ同じ様にフードコーディネータープロデュースの天麩羅屋の先駆けの様な金子半之助で好評な卵の半熟天を、その長崎風の衣と揚げで乗せていて、それを割ってご飯と絡めて食べるのは江戸前のより衣が薄い分美味しかったです。
でもまぁ、特に天丼にすると胡麻油で衣厚めで素材を蒸し揚げにする江戸前の天麩羅が天丼にするなら好みだし、江戸前と衣の付け方は同じでも油を胡麻にしないので白く高音で揚げてクリスピーな衣を楽しむのを基本に、低温で長時間揚げて焼き芋レベルに柔らかくする薩摩芋を始めとする凝った創作天麩羅に発展した京都の天麩羅はそれはそれでワクワクするのですが、これは長崎天麩羅であって、飲みながらコースで出されるのを楽しむ、というのが良いんでしょう。小鉢で付いた筑前煮は九州北部らしいし、岩海苔のお吸い物にレモンが入っていてさっぱりしたのは珍しく楽しませて頂きましたが、これは長崎料理として楽しむ所でしょう。でも美味しいし面白いので機会があれば行ってみると面白いと思います。
と、前回に引き続きまずは昼飯から、の部分がガッツリ長くなってしまいましたが、ゆっくり食べて14時過ぎに展示会場へ。展示会のラインナップの内、ロックオフは直接取っているので商社を通して取りませんし、取引ミニマムのデカい来シーズンの目玉Tシャツ目白押しな
アメリカンクラシックスは、先に資料を頂いて精査した上でこれでもかと沢山
ムービーTや
ドラマTを発注済みです。古典的なホラー映画の物は流石のラインナップでしたので、夏という事で
ナイトオブザリビングデッドや
ハロウィン、そして続編映画やTVドラマが人気の
チャッキー(チャイルドプレイ)やサイキック系ホラーの先駆けである
キャリー、TVドラマ版の方と思われる
トワイライトゾーンもあって、来年の夏のムービーTにおけるホラーのラインナップはとても充実しました。そして今迄欲しかったけれど出会いがなかった米国系のクライムサスペンスの人気シリーズ、
CSIと
クリミナルマインド、そしてそれらの先駆けとも言える
羊達の沈黙もしっかりラインナップ。加えてあまりの懐かしさにトワイライトゾーンやグレムリンと同じ1980年代の大傑作である
フラッシュダンスがあったので取ってしまいました。バラエティ系もついつい摘みたくなってNASAの
ケネディ宇宙センターの物やこれ古着だととんでもなく高い
ストUの初期デザインの物、そして未だファンの多い
ブルース・リー物も取っております。
ここまでネタバラシして良いのか??とも思いましたが、折角このブログを読んでくれている訳ですし、このInstagramとTikTok全盛の時代にブログを読んでくれている皆様に告知したところでこの情報が何か大きな影響を及ぼす様な事もないでしょうしw
そしてもう一つ実際に足を運んで実物を見ないといけなかったアイテムがありまして、それが
サングラスなんです。リサイクル素材を使用した現代的なフレームで、1つは
ペットボトル再生、もう1つは紙を作った残りのパルプや綿の古着を原料とする
バイオマス(生分解性)プラスチックを使用したフレームをセルフレームの産地として有名な
鯖江で製造している純国産のサングラスのオファーがあり、それを見てみたのですが、想像以上に良くて、しかも
偏光&調光レンズを使用しているので、明るさに応じて暗さが変わり、しかも釣りに行っても水中が見えるスグレモノでした。これで12,500〜13,500円だったのでこれは来春夏の小物の目玉としてやろうと思います。
後は春夏用ニットキャップですかね。マルチテックワッフルを使ったnarifuriのワッチキャップも好評ですが、英国のニットキャップと言えばな
ハイランド2000が大きな会社に買収されちゃいまして、結果として以前の様な小ロットでの発注が出来なくなってしまったそうで、商社がまとめて発注する、絞られた色の中から選んでの発注となりますが、そうは言っても春夏のニットキャップで単独でミニマムをクリアして取るのもリスキーなので、ここは気に入った色だけでも押さえておくべきかな、という事に。しかも値上がりが避けられず来シーズンは4,900円→
5,900円になるそうで、しかも買収したところはもっと効率良くとミニマムと価格を更に上げてくる可能性が大との事なので、取り敢えず
アイリッシュリネンと綿の混紡の定番型の物だけでも押さえておこうと思います。ストックの残りが随分少なくなってますし。
とまぁ取り敢えずこんな感じです。
ロックTに関しては直でやって直前に決めるのが一番外さないのでそうしますし、オマージュグラフィックシリーズもここなんですけど長袖は悩み中(現段階でサンプルがない新柄で先取り長袖攻撃をかけておくのもありっちゃありなので)、半袖に関してはこれも来年になってからもう1度発注するタイミングがあるのでその時で良いかな、と思っております。
明日はしっかりアイテム紹介、気温が20℃ぐらいになるともう着ても良いかな、と思いますのでコーデュロイのシャツを紹介します。今シーズンは例年以上に凝ったコーデュロイ生地なのでお楽しみに。
人気ブログランキング
posted by mercier at 23:00|
Comment(0)
|
Main
|

|