2025年10月03日

秋の新作紹介 vol.3 PANZERIの“TRATTORIA F.LLI BINDA GATEL” L/S Tee


昨日書き損ねましたが、本日週末に向けて納品があり、まだちょっと早いとはいえ10月納品予定だったのでまぁ予定通りに上がったのね、という今シーズン唯一narifuriから取ったアウターが届きました。それに加えてこれはB.A.T専売アイテムですが、イタリアのDISTRETTO73のソックスが本日DHLで入荷。これはこれで今シーズンは3柄各2色の計6バリエーションの展開で、どれもこれも良い感じです。そしてインポートの入荷が相次ぎ、アイルランドのターゲットドライ社が展開するコンセプトブランド、マックインナサックの携帯バックパックという他には無いニッチ且つ新しい提案になるアイテムと、これまたまだ早くはあるのですが、本当に入荷するのか半信半疑だったのですが、デッドストックの1950年代の米軍のウールトラウザースが入荷しました。この年代の本物がデッドストックで入ってくるのはとても珍しいですし、価格も破格の13,500円+税と圧倒的ですので、とても美味しいかと。

明日は遅れていたノービットのアイテムが入荷して参りますので、それはそれで楽しみではありますが、この着用時期が1ヶ月以上先であろうアイテムも入荷してきているとなると丁度良いアイテムの紹介を進めていかなければ、という事で。本日はパンツェリの長袖Tシャツ第2弾です。

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トラットリアというのはイタリアにおける大衆食堂を指す言葉ですが、ここはミラノにあるそのトラットリアです。お店の看板にしては捻りがないなぁ、と思いつつ検索して見つけました。これはこれで凄いと思います、このトラットリアのバレーチーム、ウェイトレスさん達が主力であろうトラットリアの名前のチームですから草バレーチームだったんでしょうけど、なんとバレーリーグの最高峰といわれるイタリアのバレーボールリーグ、セリエにカテゴリDとはいえ所属しているのです。え〜と、セリエAがサッカーに喩えるとJ1として、CがNFLって事に。という事はDともなれば社会人一部リーグというヤツに相当するって事です。女子リーグとはいえ一大衆食堂のチームがそこ迄行けてるってこれ相当なもんじゃないですか。ミラノ近郊の教会が取りまとめたスポーツ活動の報告の中にこのロゴのユニフォームを着て並ぶ選手の写真がありました。一見イタリアンレストランのTシャツ、でもそこには実はスポーツネタが隠されているという2段構えです。サラリと着ていて、さり気にネタに使うのも良いでしょう。

で、過去に取ったこのデザインの半袖Tシャツは完売しており、今回の飲食店のロゴやマークにフィーチャーして同系色のグラデーションでプリントを施すというコンセプトで作るとなった時、是非このデザインにしよう、と思い立ちました。こちらはスチールブルーのボディにロイヤルブルーでプリントを入れましたが、これもまたなかなかに見難く良い感じに大人なプリントに仕上がったと思います。サイズは2・3・4・5の4サイズ展開、価格は9,999円(税込)です。落ち着いた雰囲気で使いやすいと思います、是非チェックしてみて下さいませ。

という事で明日明後日は今月最初の週末です、しかも入荷ガッツリですので、是非チェックしにいらして頂ければと思います。

アイテム紹介、明日は普段リュックを使わない方にもオススメな、パッカブルで携帯可能な防水性能に優れた20Lのバックパックの紹介です、お楽しみに。

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2025年10月02日

秋の新作紹介 vol.2 YDOTのWater Proof Hoodie Shirt Jacket


先週はオリジナルの商談でしたが、今週はドメブラの合同展で、重要度からしてきっちり商談というよりかは何かあれば、という感じでざっと流して渋谷で飯食ってちょいとマーケティングリサーチして帰ってこよう、という感じ午前中から出るつもりが、まったりしていて渋谷に着いたのは12時ごろで、まずは昼飯となり。湿度が低くて半袖1枚で快適ではありますが、29℃はあと少しで真夏日という気温ですし、ここは去りゆく真夏の気温への惜別を込めて“蓮華の如く”で排骨冷やし坦々を。今は無き亞須加を引き継ぐ渋谷中華と言っても良いご当地メニューです。で、恵比寿方向に進んだところでやっていた合同展をサラッと流し、この合同展も出展社が雑貨メインだったので春夏向きではあったのですが、なかなかこれは!というのには巡り会わず。でもまぁ、足を運ばないと出合いはありませんので。ま、これに懲りずに合同展、今後もなるべく足を運びます。

そして本日の紹介ですが、昨シーズンからロゴとコンセプトを一新したYDOTの今迄にないシャツのディテールを細部に散りばめた防水シャツジャケットの紹介です。

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ハードな山の気候や既存のアウトドアのイメージに囚われないモード寄りのデザインやパターンを取り入れて独自の世界観を表現する事に成功したYDOT。そんなYDOTから今シーズンセレクトしたアウターは3レイヤーのマウンテンパーカ(あるにはありましたけどねw)ではなく最近迄難しかったウールをミックスした高密度のリサイクルポリエステル素材を使用したフーディーシャツジャケット。天然素材であるウールを10%配合する事でマットでドライタッチな質感を表現しつつ天然素材であるウールとリサイクルポリエステルを使用する事で環境に優しい素材となっております。この辺は従来のノルディスクの環境思想を反映させていて、表面撥水に関してもフッ素を使用していないC0撥水を採用しておりますので、ドライクリーニングではなく手洗いか洗濯機での水洗いとなります。

そしてデザインが他にはない独特のミニマル感を演出していてチャコールグレーでマットな質感ながら他にはないユニークさが主張しております。フロントと袖口をドットボタン開閉にしていますが、どちらも比翼仕立てにし、表にファスナーもボタンも表に出しておりません。右胸に肩口から縦に斜めに切ったポケットがありますが、こちらもコンシールファスナーを使用して表からは一見ファスナーポケットが無い様に見えております。元々はフロントから物理的な換気が出来る様にフロントをファスナーではなくドットボタンにしたそうなんですが、結果フロントが比翼のシャツ仕立てになったことを踏まえて背中にはヨークを、袖口には剣ボロ付きカフスを組み合わせました。さらに背中にはシャツのディテールであるプリーツをインプリーツ仕様にした物を発展させてアクションプリーツを装備、腕の運動量を増しております。

更にフードはコンパクトに設計し、実際にフードを被り前立てから続くフード口のドットボタンを閉めるとしっかり頭全体にフィットしますが、それにより外部の音が聞こえ辛くならない様、耳の部分に聞く穴を開けております。モード寄りでミニマルなデザインでありながら、フィールドでの使用は勿論の事、タウンユースの際にも機能性を発揮する本格的な生地使いとサスティナブルへの配慮、それらが融合してこのフーディシャツジャケと命名されたライトアウターをオリジナリティ溢れるとても魅力的なアイテムにしております。モード寄りなデザインでありながらシャツディテールを散りばめた事で、意外にもベーシックなアメカジやワーク&ミリタリーなアイテムとも親和性が高いです。

実際に着てみるとよりこのアイテムの他と被らないのに機能的である事とデザインバランスの良さが判って頂けると思いますので、是非チェックしてみて下さいませ。サイズはM・L2サイズ展開、価格は33,000円(税込)とコスパにも優れております。先に紹介しているYDOTのパンツとの相性も抜群ですので、そちらも合わせてご検討を。

明日はパンツェリの今シーズンの長袖Tシャツの2型目を紹介致します、お楽しみに。

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2025年10月01日

秋の新作紹介 vol.1 PANZERIの“CAFÉ KOSTER” L/S Tee(B.A.T別注)


今日から10月。明日以降はともかく今日だけは秋らしくなったんじゃないか、と思わせる1日でしたがここから暫く15日迄はまた夏日が続く様です。それでも今日はマウトリーコンテーラーの撥水防風フリースのパーカやナンガのシャツジャケやパンツやノルディスクのTシャツなんかが動いてまして、平日だというのに昼過ぎから夜迄断続的にお客様が絶えず、楽しい1日になりました。こうなってくるとシャツやカットソーであれば長袖アイテムの紹介をするのを悩まなくなってきてまして、この時期というか、残暑が長く冬が短く暖冬気味な日本のこれからの季節を過ごすメインアイテムとも言える長袖Tシャツはガシガシ推していこうと思っております。

という事で今年の春から別注というだけではなく、日本では完全にB.A.Tのみの専売アイテムとなっているイタリアのスポーツウェアメーカーであるPANZERIの長袖Tシャツを紹介していこうと思います。

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このカフェコスターというのはオランダにあるミュージックカフェと名乗っているカフェでして、カフェとして営業しつつ、ライブやミニコンサートの様な事を店でやっています。入場が無料の時もあれば有料の時もあり、アーチストによって違う様ですけどカフェとしての雰囲気も良さそうで異色な存在です。アイコンに使っているコート着て帽子被ってちょっと撥ねているキャラも良い感じだし。今となってはプリントのはいったカットソーの新作はB.A.Tのみの取り扱いとなっていますが、これ12年前に当時代理店が企画したラインナップにあったのを取っております。
このキャラのユニークさも然る事ながらこのカフェがあるオランダの街、フローニンゲンなんですが、スペルがローマ字読みするとグロ人間でして、その知らない人は己の目を疑うレベルの面白さがあり、これはいつか長袖Tシャツでもやってやろうと機会を伺っておりました。

そして今シーズンの私の企画したテーマがパンツェリの過去のラインナップの中からカフェやバー等飲食店のロゴやデザインの入った物をピックアップし、それをボディカラーとプリント色が同系色、グラデーションでプリントを入れる事で敢えて見辛く、その代わり落ち着いた雰囲気になる様な配色にデザインしました。この長袖Tシャツはそのコンセプトそのままになっておりますが、その分プリント柄をアップで撮ろうとすると、性能が向上しているはずのスマホのカメラでもなかなかそのグラデーションを写すのが難しく、難儀して加工しております。

とはいえ、落ち着いたカラーリングは大人な1着となっておりまして、その点においては今シーズン3バリエーション作りましたが、プリントがあまり主張しないのでどれも使い易くコーディネートし易くなったと自負しております。サイズは2・3・4・5の4サイズ展開、価格は無理やりパンツェリの長袖Tシャツ全体を平均して9,999円(税込)としております。この時代にイタリア製のこだわりのボディを使った小ロット生産の長袖Tシャツがアンダー1万円、というだけでも価値があると思います。ベーシックなのに他人と被らない、というのは大人のコーディネートとして大事なポイントかと。是非チェックしてみて下さい。

明日は木曜日で定休日ですが、展示会廻りはこれが1ヶ所だけでして、行ってきますけど夕方には戻っております、ここにきて冬まで使えるけどすぐにも使える長袖アイテムは動きが顕著になってきておりますので、ご都合の宜しい方は17時以降お立ち寄り頂ければと思います。

アイテム紹介、明日はシャツジャケに相当するモード寄りながら他にはないバランスのYDOTのアウターを紹介予定です、お楽しみに。

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2025年09月30日

晩夏初秋の銘作紹介 vol.21 Cobentry Dsigns Original Hommage GraphicのDisguising The Movie Hero L/S Tee “MAVERICK”


いやぁ、結局2時過ぎに戻ってきて作業をしてプリントアウトし終わったのが5時。なんか久々にこんな時間迄作業していたらちょっとハイになって、とっとと帰って寝りゃいいものを、明日には10月だよなぁ、となれば流石にポロシャツや半袖シャツは下げて長袖シャツとスウェットを店頭に出すか、と血迷ってやり始め、7時半頃に何やってんだ俺!?と我に返って家に戻り2時間程度寝てまた出勤。月末なのでお支払いに銀行を廻って支払いを終えてから税務署へ。真面目に来年はこの税務署行脚をせずに済む様、e-taxにしてやろうと思いつつ決算書を提出してきました。それで戻ってきて一息吐いたのですが、また17時過ぎにやる気になって入れ替えを進め、現段階で半袖のポロやニットは下げてスウェットを出し、八万八千を8割方片付けたところでお客様が。そして仕事終わりに20時半頃に到着するというお客様を待ってその方と色々お話しして盛り上がっていたら今日もまた23時に。いか〜ん、流石に今日は早めに寝ないと正直しんどい、という事で同じオマージュグラフィックでも新作は明日からの秋の新作紹介に廻す事にして、今日はあまりの人気にB.A.T的には珍しく再販すべく同じ仕様で発注したこちらを紹介しておきます。

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まぁメジャー中のメジャー映画のメジャーキャラを演じたレジェンドアクターだけに、まぁ売れますよね、これは。しかもまぁアーミーカラーでもありますし。詳しい説明は新作紹介の方を読んで頂くとして、今シーズンは新作のデザインのとこの柄とで長袖Tシャツとスウェットを提案しておりまして、どちらが良いか両方が良いか、是非比べてみて頂きたいです。

何だかんだで今シーズン足した分を合わせて長袖Tシャツも6バリエーションになりました。このシリーズ、使われているのは米綿を使ったヘヴィウェイトなボディでそれもまた魅力です。晩夏初秋の・・・で紹介するのを最後に持ってきたのも結構な厚さのボディなので、夏日にならなくなった頃に1着で過ごせるアイテムですので、明日以降の新作紹介と合わせてご検討下さい。サイズはS・M・Lの3サイズ展開、価格は6,930円(税込)です。

という事で明日からは秋の〇〇紹介になります。気温は夏日ではありますが、流石に10月ともなれば秋、という事で。取り敢えず明日は今シーズンのパンツェリの長袖Tシャツの紹介を予定しております、お楽しみに。

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2025年09月29日

毎年の事ながら・・・


言い訳する様ですが、いえ、言い訳ですが。来年こそは、と毎年思い、今年こそは、と思ってはいたのですが、日々の業務に忙殺されてギリギリになり、そうはいっても先週火曜日の秋分の日にはこんなはずじゃなかった、と後悔しつつ取り組み始めてはいたんですけど、ちょこっとやっては本来の仕事に、というのを繰り返していたらこんな時間(23時半)になっております。ええ、確定申告です。法人分ですので7月決算の弊社は明日迄に提出しなければならないのですが、現時点で集計は終わって残すところ書式に則って提出する用紙に書き込むだけ迄はきております。

という事で昨年迄と比べれば随分とマシではあるのですが、本来ほとんど作業をせずに終われる様に日々コツコツとやっておく、という予定だったんですけど、それは全く出来ておらず。結果として取り敢えず一旦家に帰って飯食ってから戻ってきて所定の用紙に書き込んでプリントする、という作業をする事にします。まぁ数時間、おそらく2時間程度で終わるでしょうから、そしたら家に帰って仮眠を取ってから税務署に行くも良し、そのまま店で他の作業をして過ごして行くも良し、といった感じでしょう。

ただ申し訳ありません、本日のアイテム紹介は明日に延期、という事で。そもそもがもうe-taxに切り替えよう、と思っていたのにその手続きをやっていないのがこの事態を招いているのですが。今年というか令和8年度こそはe-taxにして税務署に行かずに済むようにしようと思っております。

という訳で本日はこの辺で。明日の紹介をお楽しみに。

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2025年09月28日

晩夏初秋の銘作紹介 vol.20 narifuriのActive Mesh Henly Neck L/S Tee


今日は月末という事もあり日曜日でしたがそれなりにお客様がいらして下さり、パンツと長袖Tシャツを中心に色々動いておりました。今年分は未紹介ですが、narifuriのマルチテックワッフルの長袖Tシャツはそろそろ着れる気温になるんじゃないかという事で今日も動いており、順調に数を減らしております。今迄手を出してこなかったお客様もこの猛暑で機能素材の服の快適さに目覚めてしまい、中途半端な時期も機能素材で快適に、という事で今年は買ってみようか、と検討されている方もいらっしゃり、長袖カットソーはこの時期の主力商材となっております。

ですが本日はマルチテックワッフルではなく、過去に1度だけ提案されているアクティブメッシュの長袖Tシャツを紹介しておきます。

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アクティブメッシュのヘンリーネックになります。この暑さの中着ていても快適なぐらい、とにかく通気性が良く、そして吸汗速乾と抗菌防臭機能を兼ね備えているので、半袖以上に涼しく感じられます。そして空気の層が出来るのでベースレイヤーとしてシャツやニットの下に着て暑くなり過ぎないので、ウールのベースレイヤー以上に通年で使い易いアイテムです。しかも伸縮性に優れているのでストレスなく着用出来、更に化繊でありながらマットな質感にしているので天然素材の服とのコーディネートが違和感なく可能。

そして色も合わせるボトムやレイヤーと親和性が高いライトチャコールとカーキオリーブの2色展開で、ディテールも凝っていて首元は今迄になく単体で成立するヘンリーネック、そして肩のディテールは前側から見るとセットイン、後ろ側から見るとラグランになっているなりふりの定番ディテール、スプリットラグラン仕様になっていて、見た目のスッキリさと動き易さをディテールで両立させております。そしてこれ、オリジナルの高機能素材を使い日本国内で縫製してアンダー1万円、9,900円(税込)というとても頑張った価格設定になっております。それだけに結構な数を取ったのですが昨年は売れに売れてどちらの色も現在1着ずつ残っているのみです。ベーシックな見た目でここ迄売れたアイテムはなかなかない上に、生地のウェイトはnarifuriのアイテムのみならず、他のエーカーの生地と比べても薄手ですので、これなら30℃切ったぐらいで丁度良く着れますので、残り僅かですが是非チェックしてみて下さいませ。

来月になると気温はまだ夏日になる日の方が多いでしょうけど、20℃前後の気温を見据えてスウェットやカバーオールなんかの紹介をする事になりますので、9月の内に実際は10月〜11月前半は間違いなくこっちでしょ、というアイテムの紹介をしてしまおうと思います。なので明日は今シーズンの新柄のオマージュグラフィックの長袖Tシャツを紹介しておこうと思っております、お楽しみに。

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2025年09月27日

晩夏初秋の銘作紹介 vol.19 The Chino RevivedのOrganic Cotton Double Twill One Pleated 2Way Tapered Pant


今日も体感としてはしっかり夏な感じで暑かったです。ただ真夏日になると暑く感じる、というのはまともな感覚で、猛暑日じゃないと楽に感じていた先月とは多少季節が進んだのは間違いありません。今日もまだ早いけど取り敢えず送ってくれて良いですよ、という事でダニエレ・フィエゾーリのB.A.Tにおける定番アイテムであるハイゲージハイネックセーターの今年セレクトした色が入荷しました。それに加えてこちらもまだ早いんですけどオマージュグラフィックのスウェットも入荷しておりまして、こちらもアイテム的には早いんですけど上がったと言われてまだ要らないという程でもなく、来月には要るよな、という事で届いております。そして入荷して間もないのですが、ナンガのハーフジップスウェット、こちらも動いてまして、やはり無難な方が動くだろうと思って多めに取った黒の方が予想通りに先に減ってます。これ結果的に長袖Tシャツ並の価格ですので、早めに紹介しないといけなくなりかもしれません。

そして未紹介のシャツも今日は動いていて、やはりシャツとパンツの動きが良いので、シャツを紹介したら相性の良いパンツも同時に紹介しておくべきだろう、という事で本日はオーセンティックなパンツの紹介です。

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前下がりをしっかり取っている上にワンプリーツが入っているイージーパンツなんてなかなかありませんし、このベルトループが付いていてドローコードは内側に仕込んである仕様ならオンオフ両用、様々なシチュエーションに使えます。しかもこのパンツ、この汎用性の高い2ウェイ仕様というだけではなく、生地も凄いんです。まずオーガニックコットンを使ってダブルフェイスに織ったこのツイル、そんじょそこらのミリタリーチノのヴィンテージレプリカに使われている生地とは方向性こそ違いますが、結果としての完成度が段違いに素晴らしいのです。通常のツイルに対してダブルフェイスに織った事で山と谷の高低差が倍以上になっております。ヴィンテージレプリカではない生地としてデニムでも極端な斑糸で凸凹をこれ以上なくはっきりさせた糸を使い本藍染をロープ染色で行った、もう完全にヴィンテージを超えた新しい次元の生地がありますが、このツイルはザチノリバイブドの名に相応しい、他にはない希少性の高いチノパンと言えるでしょう。私としては歴代のザチノの綿の生地において、最も作り込まれた生地だと思っております。定番的にランニングするとかコストを抑えるといった制限無しにオーガニックで山谷極端なツイルの限界にチャレンジしたかの様な生地です。しかもそんな生地を開発しておきながら、そこに甘んじず生地の段階で洗い加工をする事で、味のある表情を出し立体感を更に強調しております。そして生地で洗っているので防縮加工をしたのと同じ事になり、これだけ極端な生地でありながら縮みも少ないです。

そのクオリティからしてここは奇を衒わず定番色が最も活かされる、と思いまして濃いベージュとネイビーの2色をセレクト。ネイビーのチノパン、なかなか作業着にならない格好良い物がないのですが、デニムで左綾の生地に対して使われる“綾が立つ”という表現がまさにその物な生地なので、ネイビーもオススメです。サイズは79・82・85・88の4サイズ展開、価格は28,600円(税込)です。究極の綿パンと言っても良いモデルです、そこそこ取ったのですが現段階でネイビーは79を1本残すのみ、ダークベージュの方はまだ在庫がありますが全サイズがラス1になってしまっております。ただ今回は昨日紹介したシャツとの相性においては確実にダークベージュの方が合うと思いますので、是非チェックしてみていただければと思います。

明日は今月最後の日曜日、今着用可能なアイテムのチェックにお越し頂ければと思います。皆様のお越しをお待ちしております。

アイテム紹介ですが、晩夏初秋という括りでもこれならいける、と思える薄くて軽い長袖Tシャツなら良いかな、という事でそちらの紹介を。お楽しみに。

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2025年09月26日

晩夏初秋の新作紹介 vol.20 HarrissのShirring Herringbone Check B/D Shirt


身体というのは気持ちに引きずられるのでしょうか、ここ数日35℃から一気に27℃ぐらいまで下がった気温を快適だなぁ、と喜んでいたらその快適さを身体が思えてしまった様で、今日の31℃だか32℃だかをかなり暑く感じました。流石にこの週末は30℃にはならないみたいですけどそれでももう10月が近いというのに真夏日に近い夏日が続くみたいです。正しく秋の気温になるのはいったいいつになる事やら。あ、そうだった、もうこんな気温で11月半ば迄夏日が混じるという予想をして今シーズンのラインナップを組んだんでした、それでもやはり気温の推移には神経質になってしまます。

でも長袖シャツ、動く様になってまいりまして、特に生地のウェイトが軽い物に関してはチェックされる方が多いです。それもあってここのところ今シーズンの新作シャツの紹介をしているのですが、今日紹介するシャツは個人的に生地の凝り方が今シーズン最も面白いというか、技巧を重ねた結果ベーシックなのに他には無い生地を使っております。

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数日前に紹介している4ozデニムのシャツと設計思想が逆と言って良いシャツです。あのデニムシャツはドレスシャツに使う様なウェイトなのに縦横の糸の色を変えて織ったシャンブレーではなくデニムという生地の珍しさも然る事ながらそうは言っても見た目には単色のネイビーのシャツですからフロントのディテールをプルオーバー風にしてシルエットは若干緩めにしております。袖口も剣ボロにもしっかりボタンを付けていてシンプルな分ディテールで押すシャツです。

それに対してこちらのモデルは一見ベーシックなチェックのシャツに見えますが、実は非常に凝った生地を使っていて、そしてチェックの柄合わせをフロント部分は完璧にしております。このきじがを活かす為ディテールに関してはポケットは付いておりますがフロントの前立てはプルオーバー風ではなくオーソドックスな前立てで、袖の剣ボロのボタンは省略しております。そしてシルエットはアメリカンフィットなので細身ではありませんが、見た目スッキリなシルエットに。なのでとても使い易いです。これだけ書くとありがちなチェックのシャツの様に思われるかもしれませんが、このシャツをスペシャルな雰囲気にしているのは記事にあります。

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この生地、まず単なるチェック生地ではなく細かいヘリンボーンで構成されております。なので一見ベーシックですが近づいて見ると生地の表情にとても立体感があり、織りを2つ重ねた複雑な見た目に仕上がっております。そして表面を微起毛にする事で生地は薄いですけどウォーム感のある表情に仕上げております。それに加えて経糸、緯糸に僅かにポリウレタン糸を織り入れる事で縮みの違いから生地全体にふんわりとした凹凸感を出しております。なので皺ではなく天日干しした生地の自然な凹凸をほんの少し強調した程度の立体感が出ていて、それこの僅かな混紡がないと出ない表情ですので、ありそうでない、という表情に仕上がっているのです。

イタリアで生地のナチュラルでラフな表情を出す、となると皺加工がメインで、生地そのものの凝り方としてはアウターの生地では様々な棍棒や組成違いの糸を使う事で複雑な表情を出した物が提案されておりますが、シャツの生地としてはやはり良い糸を使ってしっかり織った生地が高級生地メーカーの生地、という王道な感じでこういった糸に工夫をして織りを重ねて後加工で表情を出す、というぐらい迄作り込んだシャツ生地というのはなかなかに無く。どちらが良いという話ではなく、アプローチが違うところを提案して比較検討してもらう面白さ、と言えるでしょう。

ここまで凝った生地を使って19,800円(税込)というのは嬉しい設定です。サイズは38・40・42の3サイズ展開で、まだサイズ欠けはしていないものの減り始めておりますので、早めのチェックをお勧めしておきます。先に紹介した4ozデニムとディフェッリのチェックシャツと今日紹介したシャツ、それぞれ設計思想も生地のクオリティに対する考え方も違っておりますが、どれもそれぞれの良さが楽しいので比べて検討して頂きたいですね。

という事で明日明後日は今月最後の週末です、天気も悪くないみたいですし、皆様のお越しをお待ちしております。

アイテム紹介、やはりこう言ったシャツには織りに特徴のある生地ではあるけれど色やデザインはオーセンティックなパンツが最もしっくりくる、という事で明日はこれも残り僅かになってますが、価値ある綿パンの紹介を予定しております、お楽しみに。

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2025年09月25日

晩夏初秋の新作紹介 vol.19 DI FERRIのSlightly Brushed Check French Collar L/S Shirt (B.A.T別注)


気温は兎も角湿度が高く若干汗ばむ気温ではありましたが、珍しくも横浜での商談で、オリジナルのシャツを念頭に話を聞きに行ってきたのですが、国内有数のシャツ専業ファクトリーでついぞ絶えていた袖後付け仕様のシャツをフロントとポケットと剣ボロぐらいまで柄合わせして作るオリジナルとして作れませんかね、というお話でして。あとは価格でどうなるか、という話になるのですが、これ吊るし(既製品)としても作れるけれどサイズを合わせたオーダーとしても作れる、というスーツでやろうとしていたのと同じ事をもう少しカジュアルに寄せてやろうという話を進めてきました。差し当たって来春夏からなのでこれも止まってしまっているリバティ社のタナローンでやってみる予定です。

とまぁ今回の企画がオリジナルのハイクオリティなシャツの話だったので、今日の紹介をどうしてくれようか、というのを取り敢えずイタリアのシャツを今シーズンから別注で展開する事にしたので紹介しておこうかと。

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これがですね、正直ドレスシャツとして縫製クオリティがとても良いか、と言われると微妙なんです。というのもやはり北米向けのマシンメイドのドレスシャツを作っているイタリアのシャツファクトリー、幾つかあるのですが、どうしても縫製仕様はカジュアルなところが多いのです。アメリカやカナダで求められている程良い価格で提供出来る仕様で、となるとシングルニードルで巻きを細くして、というドレスシャツとして職人の技術的なものが必要となるシャツだと2段階ぐらい上の仕様になってしまうので、襟型が選べて後は日本の代理店がサイジングを日本向けにしてくれて、ランニングしている生地以外に若干数作れる程度の残反がある物を送ってきており、その生地を使うとサイズ感の良いドレスカジュアルなシャツが作れる、という提案です。まぁ大概のところはやるにしてもランニングしている生地で作っていましたが、私としてはイタリア製のマシンメイドのシャツとしてこの価格で出せるんだ!という価格帯での提案をしようと思って今回は検討したのです。

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そもそも作っているのは北米向けマシンメイドのドレスシャツを作っているファクトリーなのですが、これがそれでもクラシコイタリアを今に伝える街であるナポリにあるファクトリーでして。なのでそこはかとなくドカジュアルじゃないぞ、という主張をしておりました。そして生地はカンクリーニ社の生地で2色揃って程良く10着分ずつ残っていた微起毛のチェック生地を全部使う事で生地価格を大幅に下げて貰い、27,500円(税込)とシャツ生地として世界有数の知名度とクオリティのあるシャツ生地メーカーの生地を使った今のイタリア製のシャツとしてはあり得ない価格で出せました。この価格で出せるのであればまたこれはと思える記事があれば作っても良いのですが、なかなかこのクオリティの生地は出てきませんで、来春夏はあっさりお休みする事に。

そしてこのチェックの雰囲気と見た目はドレスシャツなのに脇縫いとかがカジュアルな縫製から、これはもう襟はフレンチカラー=セミワイドカラーにしてカジュアル感とドレッシーさのバランスを取ろう、という事にしました。で、結果的にとても着易く合わせ易いシャツに仕上がったと思います。サイズは北米仕様なのでネックサイズ表記ではなく、S・M・Lの3サイズ展開。この辺の大雑把さもまさにドレスカジュアルと言えるでしょう。でもそれぞれ着て頂くと納得のサイズ感ですので、一度試してみて下さいませ。

という事でこのタイミングでシャツがインポートとドメブラ共に今シーズンの新作はほぼ揃っておりますので、是非見にいらして頂ければと思います。

明日は同じチェックでも生地に対するクオリティや面白さの考え方がカジュアルであっても違うのね、という凝った生地のシャツを紹介します、お楽しみに。

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2025年09月24日

晩夏初秋の新作紹介 vol.18 YDOTの3D Tech High Twisted Stretch Twill Standard Silhouette Pants


今日も快適な夏日の1日でした。明日は定休日で来春夏のオリジナルの商談に出かけるのですが、明日も同じ様な天気みたいですので快適に過ごせそうです。祝日明けでどうかな、と思ったのですが今日は今日で仕事帰りのお客様がいらっしゃり一昨日入荷したシャツとナンガのシャツジャケが動いておりました、しかも今日の入荷はまたこれがかなりなボリュームでして、YDOT、来月予定のアイテム迄同梱されてまして、これは今日紹介しておこうというジャッジとなったパンツと共に珍しい組成の生地を使ったシャツジャケットとこれ以上ないレベルで軽量で暖かいハーフジップの長袖ポロシャツが入荷しております。加えてナンガから追加でクィックドライの新素材を使いヴィンテージディテールをミックスした他にはないバランスのスウェットが入荷。いよいよ秋に向けたアイテムが揃いつつある感じです。

そんな事もあって今日入荷したばかりではありますが、YDOTの凝りに凝ったパターンのパンツを紹介しておく事にします。

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帝人が開発した2つの素材、梳毛調の風合いを持つMILPA(R)としなやかな伸縮性を持つSOLOTEX(R)を組み合わせた糸で織った中肉厚の生地で、MILPA(R)の糸を強撚する事で、より梳毛らしい心地良いドライタッチとプリっとした反発感を表現した吸汗速乾とストレッチ性を持つ機能素材。シャープな綾目によるマットなルックスが特徴で、機能と風合いを両立させております。

そしてデザインは2000年に発表されその後の立体裁断のパンツの流行を産み出したモデルへのオマージュとして企画され、脇のシームに捻りを利かせ膝に向かって湾曲した独特のシルエットが特徴のパンツです。一見すっきりしておりますが、腰のシークレットポケット・サイドのくり抜きポケット等、全部で8個のポケットが備わっています。ウエストと裾はドローコードによって調節可能で、裾からの空気に流入をコントロール出来ます。この素材感とデザインの組み合わせが他にはない独特なバランスを産み出していて、太過ぎないシルエットと相まってとても使い易いパンツになっております。

サイズはMとLの2サイズ展開、価格は30,800円(税込)です。是非チェックしてみて下さいませ。

という事で明日はオリジナルの商談をしてきます。とはいえ、17時頃には戻ってきて、多少経緯を書くとしても基本アイテム紹介になると思います、何を紹介するかは明日のお楽しみ、という事で。

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