2026年01月12日

冬の銘作紹介 vol.16 MAC BAREN'SのHart Brogued Chacka Boot(B.A.T別注)


昨日比較的最近は式典終わってすぐ居酒屋だカラオケだという感じではない、と書きましたが。その辺は的外れではなかったみたいなんですが、流石に夜は集まったみたいで本来の閉店時間である20時過ぎた辺りから一次会終わった新成人が店の前の広場のところに集まっていて、見たところ確実に100人以上な訳です。あ〜あ、こんなところで溜まられてるけどここにいる全員が何かしらか買ってくれたら成人の日、ウハウハなんだけどなぁ、とあり得ない妄想をしてしまうぐらいにいたんですが、これがまた引くのが早い事早い事。20時半過ぎにはもうざわつきの気配もなく、二次会に行くのもそこそこに多くの新成人は解散になったみたいです。まぁ明日は仕事や学校があるでしょうし、若さにモノを言わせてオールでそのまま仕事や学校へ、なんて人はもう少ないんでしょう。

実際明日からの仕事を考慮してでしょうね、今日はやっぱりそうか、というぐらいの落ち着いた1日でして、それでもちょこちょことお客様がいらして下さったのと、そのお客様からのリクエストで店頭に出したアイテムもあり、ついでだからと在庫を整理していたらかなりの重労働で良い運動でした。しかも行方不明だった(暫定的に全く関連性のない段ボールの中に収納したのを失念していたんです)物が出てきてスッキリしたりと、実りはあった1日でした。

さてそんな本日、実に久しぶりに革靴の紹介をしようと思います。とはいえ、クロージングで組んでいるにしてもカジュアルなコーディネートなので、足元は今作ったらこれ幾らするんだか、というお値打ちモノのカジュアル対応な靴です。

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代理店が無くなり日本での展開が止まって久しいマックバレンス。インターナショナルメゾンの靴のOEMを請け負うナポリの家族経営の靴工房にして、現当主は一昨年亡くなったイタリアの靴業界のレジェンド、エンツォ・ボナフェ翁の高弟という、出来る物なら今もやりたいイタリアのシューズメーカーです。この靴を作った当時もでしたが今ではほとんど見る事が無くなったベジタブルタンニングのスコッチグレイン。ドレッシーなラストを使ったチャッカブーツにこのベジタブルタンニングのスコッチグレインを充て、そしてソールをビブラムソールにする事でドレッシーなチゼルトゥのラストを使ったチャッカブーツをカジュアルなイメージにして使い易いバランスに。このラストはマックバレンスの短靴に使用しているヒロシツボウチのラストではなく、大人の事情で詳しく書く事は出来ませんがハイエンドなインターナショナルブランドのラストを使用させて貰いました。そういう最上位なところからも仕事を受けているファクトリーならではな美味しさです。名前は明かさず当然謳わずにオリジナルに活かす分にはギリギリOKって事で使わせて頂きました。

ノーズが若干長めでエレガントな雰囲気、そしてその分捨て寸を多めにとっています。そんな靴に合わせるのにこんなビブラムソール見た事無かったんで一目惚れで合わせちゃいました。通常のビブラムのコマンドソールと違い、細かいラバーの粒を吹き付けた様な仕様になっています。そしてもう1つ、チャッカブーツには何故かやられる事のない仕様、チャッカブーツのトゥにメダリオンを入れるというのがやってみたかったので、B.A.Tの別注のアイコンの様に差別化を図る為にハートの親穴を開けてくれたマックバレンスだったら特に活きるだろうと思ってやってみました。これにより単に英国調というのでもない、掟破りでありながら面白さと完成度の高さは今まで以上という出来映えに。ぶっちゃけチャッカブーツにメダリオン入れないのが何故なのかは私が調べた範囲内では明確な理由が見つからなかったって事から踏み切ったんですがね。でも何故か作られない物って結構あるんです。かつてやってみた物としてはコードヴァンのホールカットであるとか、ジョドファーブーツにキャップ付けるとか。そういう挑戦はやってみて結果が悪かった事は幸いな事に今の所ないんですけど、このモデルはトゥの形状と相まってむしろブローグがあった方がしっくりくるぐらいの完成度になったと思っております。

サイズは7.0・7.5・8.0・8.5の4サイズ展開、そして価格が今では考えられないレベルの74,800円(税込)という、作られた当時のままの価格です。現状のボナフェの価格を参考にすると、もし今日本で展開していたとしたらトリッカーズレベル、12万ぐらいになってしまうでしょうから、長年銘作紹介でも紹介せずにいたこの1足、是非チェックしてみて下さいませ。秋冬のビジカジの足元としてもバッチリですし、今回のポロコートに始まった一連のクラシコイタリア風(一部英国メーカーの提案もしたので)コーディネートの足元としてはこの上なくマッチしていると思います。

さて明日のアイテム紹介ですが、靴1型だけ提案しておしまい、というのも味気ないな、という事で日本でB.A.Tが取った以外に一切展開されなかったオーストリアメーカーのイタリア製ホールカットを紹介します、お楽しみに。

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posted by mercier at 22:20| Comment(0) | Main | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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