いよいよ坪内さん、良くも悪くも採算もコンセプトも度外視で10型だけ提案しておしまい、てな感じのシーズン展開になり。これじゃ発注付かないだろうな、と。しかももう展示会にも出てこなくなって久しく、展示会で坪内さんに遭わなくなって数年になります。まだそれまでの付き合いがある私は発注を検討しますし、過去のデータを大量に保有していますから、そのアーカイブから過去に発注した事があったりしていなくてもこんなのあったよね、というアイテムを別注でリクエスト出来ます。他がこれでは発注しない、という確信が持てるコレクションなのでアーカイブを基にアレンジした別注で構成されるラインナップは全盛期のデザインに今の気分を乗せてコスパも追える上に他との差別化も図れるので良いんですけどね。ただ展示会に行く意味があるのか、という疑問は否めず。まぁエンツォ・ボナフェやヴィンテージラストの復刻プロジェクトのラインナップは面白いですし、どこかのタイミングでやる事になる可能性を残す為にも見にいっておかないとと思うので足は運びますが。ライセンス料がダブルで乗るWHには幾ら世に受けていようと私は興味がありませんし。
とはいえ色々と有益な情報を頂いたりして1時間ほど過ごして移動。お昼を食べて一応伊勢丹とビームスジャパンとエディフィスとUAを流して帰ってきました。まだこれといって春になったなぁ、という感じではなかったのでさらっと流して終わっちゃいまして。戻ってきて本番の投票所に行くよりも期日前投票所の方が近いので投票に行き、若干進んだバーニベットのブリーフケースの仕様の修正案を描いてからブログを書いております。思いの外バーニベットのブリーフケースの試作が進んでいて中仕切りの仕様さえ解決すれば製品化に向けて動き出しますので、その作業も並行して進めております。もう少しすると構造確認用試作から製品に近い見本を作る段階に進みますので、そうなると随分と話が具体化してきますよね。こちらも来秋冬のロールアウトを目指しております。
さて、そろそろ本日のアイテム紹介に移らせて頂きます、今日はこれは納得して貰えるでしょう、こんな足元だと格好良いですよね。
現在店頭に並んでいるウィリアム・レノン唯一の短靴でして別注するにあたって拘りに拘って別注したのですが、1つだけメーカーのミスでこちらで指定して仕様と間違ったところがありまして、それだけは残念です。ソールをダイナイト社のコマンドタイプのハーフラバーソール(この秋冬で発注したヒロシツボウチの別注ミリタリーキャップトゥで使用したソールです)と指定したのですが、この仕様で発注するのが初回だった事もあり上がってきたら既存のハーフラバーソールになっておりました。そんなミスはありましたが、それ以外は完璧でした。アッパーの素材はホーウィン社のクロムエクセルのダークブラウンを指定。更に通常のレノンのプレーントゥ=ヒルシューズに今ではとても珍しいトゥキャップではなくトゥストラップを追加。これ現代においてはバイク用ブーツのクラッチレバーの当たる部分の補強に通じますが、炭坑でトロッコのブレーキ等足で操作するレバー等に引っ掛かり易くする為の物。こんな蘊蓄とストーリーを履くのって楽しいよなぁ、という事で付けてみました。ブローギングが施されているので装飾として今では新鮮なアクセントです。しかもこのトゥストラップの存在を知らないのか、何処もトゥストラップ仕様で発注しませんので、元々炭鉱夫の為の作業靴だったというストーリーを体現して他のブーツとは違うんだぜ!という為にはこの仕様じゃないと、と書いておきますw
そして通常仕様ではないオプションとして外羽根の付け根にリベットを追加。このリベットが真鍮製なのでアイレットも真鍮で統一しております。米国のワークブーツというのは20世紀後半以降のデザインの物が殆どですが、ウィリアム・レノンの凄い所はギリギリ19世紀操業だけあってその時代の英国の炭坑労働者の実態を色濃く反映した仕様を今に残している事です。しかもそのデザインの靴がそのまま第1次・第2次世界大戦の英国陸軍に採用されていて、ワークでありミリタリーであり、そして英国に残った最後のベンチメイドワークシューズメーカーである事です。英国にというか、世界中に復刻とかじゃなく大戦中の軍靴をそのままのスペックで作り続けているところなんて殆どありませんしね。
サイズは6・7・8の3サイズ展開で、このメーカーハーフサイズがないのでこうなるのですが、元々大きめでその上英国表記なので6で一般的なサイズ感としては一般的なスニーカーの26cm程度として考えて下さい。そしてこれレノンの靴として唯一税抜アンダー6万、といってもギリギリですけど65,780円(税込)というプライスで今も並べております。この革とこの仕様とでこの価格、今ではもう遠い昔の価格ですから気になった方は早めのチェックをお勧めします。上がってきて開包して見た時には発注者でありながら痺れましたね。当時コロナ禍による英国の企業活動休止もあって、(休止する前迄に作れていた分だった為)上がってきたのが4足だけという極めてレアな別注に。こんな足数では通常作られませんから特殊な状況が生んだお得な状況、という事で。現在サイズ7だけになっておりますが、ゴールデンサイズですので多くの方が丁度良く捌けると思われます。繰り返しになりますが気になった方はお早めに。
そして明後日土曜日から梅春の〇〇紹介に切り替わります。なので明日が冬の銘作紹介のラストとなります。そこでトリを飾るのは何が良いかな、と考えまして、このタイミングではありますがもう廃番になってしまうらしいサイルマーシャルの鞄の紹介を。お楽しみに。

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