2026年02月08日

梅春の新作紹介 vol.2 MOUT RECON TAILORのHard Shell Recon Jacket


いや全く天気予報があてにならないんですから関東平野の雪は困ったものです。昨日もう止んでいる、と書いたブログをアップして帰路に就いたら雪がチラホラと舞っているじゃないですか。そもそも夕方から雪になる、という予報だったのに朝から降ってんじゃないか、という昨日だったのに昼前から降っていて、それが積もらないで終わったな、と思って朝起きてみたら何じゃぁこりゃぁぁぁ!!というまさかの積雪。こりゃ選挙に行くのも大変だろうな、と思いつつそれより今日は誰も来ないんじゃないか、と危惧しておりましたが、これがどうしてどうして、やはり告知はしておくもんですね、今日紹介するマウトリーコンテーラーを先んずれば敵を制す、とばかりに押さえにいらしたお客様とここのところで靴が減っているという記事を読んで価格の安いウォルスオルが無くなる前に押さえておこうというお客様がお越しくださり、私の危惧は杞憂に終わったありがたい1日でした。

てな訳で出勤してきて相変わらずこのビルの他のテナントは全くやらない雪掻きをして店の前でお客様がコケる危険がないようにして、お越しくださったお客様やネットショップからのオーダーの対応をして、明日締め切りのオーダーをまとめたりしていたらあっという間に1日が過ぎました。一応寒さは緩むという予報ですが、雪が残っている時点で夜の気温は恐らく氷点下近くまで下がってまして、外はとても寒いので、こりゃ明日の朝は悲惨だろうな、と思いながらブログを書いております。で、今日はこれ恐らくかなりなスピードで完売してしまうと思われるので、予告通りマウトリーコンテーラーの究極シェルの紹介を。

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サイバーパンクなぐらいに最新兵装のディテールを組み込んだアウターを得意とするマウトリーコンテーラーをしてディテールとしてはこの上なくミニマルにスッキリ仕上げた全ての環境下で使える究極のハードシェル、というのがこの春夏にセレクトしたアイテムの中でも今後手に入らないレベルで生地性能とコスパを追求したこのモデルです。デザインコンセプトはボディアーマーの下に着用する事を目的とする戦闘服、そのデザインを踏襲しつつ、アウトラインに拘りシルエットと運動量に重点を置きモデルチェンジし、様々なロケーションに対応するユーティリティジャケットスタイルに仕上げております。でも今回のこのアイテムを今後リリースされるアウターを含めてこれは凄い!と驚嘆するレベルにしているのは生地です。

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ベースとなる生地に現代の最先端のテクノロジーを用いた、スイスの老舗ハイテク素材メーカーSchoeller社が誇るハイエンドテクノロジーであるC_Change Rを採用。ゴアテックスプロシェルやeベントを性能的に凌ぐこの生地を開発した1867年創業のスイスの生地メーカーSchoeller( シェラー) は、革新的な素材や特殊加工技術において世界的実績と信頼を獲得しており、そのテクノロジーはスポーツ界やプロフェッショナル分野において称賛されています。彼等の生地のラインナップの中でもこのc_change とは、マツボックリの持つ自動開閉機能に着目し開発した自動透湿コントロール付 完全防水・透湿性・4ウェイストレッチ高性能素材です。湿度により開閉する松毬( 松かさ/ 松ぼっくり) 構造から作られ、雨の日等の湿度の高い日は" かさを閉じ" 種子を飛ばさず、晴れて空気が乾いた日には" かさを開き" 中にある種子を風で飛ばすという仕組みを元に、これにより雨風や寒さを感知すると繊維が閉じ、乾燥した暖かい日は繊維が開き透湿性をアップさせ身体の湿度上昇を避けるため熱や汗などを外に放出する機能を持ち、外気温、湿度、体温レベルの変化に反応し最適な状態をキープするように設計され、高温多湿〜氷点下まで幅広い環境に対応します。この様に書くと本当にこれは現代のテクノロジーで作られた生地なのか??と疑問を持ってしまうぐらいの生地なのですが、このマウトリーコンテーラーのオーダーはこの生地の性能に妥協しないで更に加工を重ねたスペシャル生地でして。

まずC_Change Rは表面にNano Sphere 加工( ハスの葉の表面撥水能力を模倣した処理を布地の表面に施す事で付着物が定着せずに離れる機能)を標準加工として施して水のみならず汚れや花粉等の付着を防いているのですが、加えて熱遮蔽機能『coldblackR』と 吸水速乾と防水防汚の機能『3XDRY』の2つの加工を施し、生地性能を別次元な物にしております。基本黒のアイテムを提案しているマウトリーコンテーラー、明るい色と比較して、暗い色、特に黒は目に見える太陽光と目に見えない太陽光、つまり熱と光の両方を吸収します。それに対しCOLDBLACKR加工は全てのタイプのテキスタイルでこの熱放射の吸収を減らすので、濃い色の場合特に効果的です。どういう技術か私にはいまひとつ合点がいかないのですが、 SCHOELLER TECHNOLOGIESのUVAおよびUVB保護テキスタイル加工であるCOLDBLACKRを使用すると、熱吸収を最小限に抑える事が出来るんだそうで。ヒートマネージメントが著しく向上し暑い季節でも快適な着用感が得られるという触れ込みなのですが、黒いアウターを着ている方が半袖やタンクトップよりも快適である、と言われると俄かには信じ難いじゃないですか。でも機能タグにはそのエビデンスがしっかりと記載されております。

そして3XDRYRについてですが、こちらも着用時の快適性を大幅に向上させる繊維加工技術です。3XDRYR加工を施した繊維で織られたテキスタイルは外側には撥水性と防汚性があり同時にテキスタイルの内側では、汗が素早く吸収され、体外へ運び出します。水分は表面全体に分散し、急速に蒸発しその結果、3XDRYRを使用したテキスタイルは、従来のテキスタイルに比べはるかに速く乾燥します。その結果汗の跡は外からはほとんど見えず、また水分は肌に近いところで蒸発し、体の自然な冷却プロセスをサポートします。これ等の加工は生地の構造的な機能性と両立するので、繊維加工と生地の構造に2つの表面加工を施した結果、3つの機能を併せ持ったSchoeller社の中でも群を抜く多機能素材となっております。

この生地が通常の防水透湿機能だけを持つ生地に対し、フルオプションで機能を積み重ねた結果、見ての通りで特許と登録商標のタグがブランドの織りネームの周りにこれでもかとついてしまう結果になっておりますが、ここ迄の説明でこのシェルを究極と表現しているのが大袈裟ではない事が理解して頂けたと思います。当然ここ迄の生地を使用しておりますので、裏側の処理も完璧で、全ての縫い目をしっかりシームシーリングしており、防水性能において完璧を期しております。そして先に価格を買いちゃいますとこれで99,000円(税込)なのですが、この生地を使用して税込アンダー10万に押さえられたのにはもう1つ特殊事情がありまして。この生地は6年前に発注した生地の当時ベースとなるC_Change Rが5反発注したうちの4反しかなく、残りは生産され次第、という事になっていたそうなのですが、それが5年経った昨年になって上がったからという事で加工をして納品されたんだそうな。しかもどうせ使うからという事で6年前に支払いを済ませていたので、ウクライナ紛争により欧州では軍事利用出来る物資の供給が民需へはなかなか回らなくなっている今になって円安が進む前の価格で生地が手に入った訳です。しかも支払いが済んでいるという。結果その1反から作れる30着程度を今回、今の生地調達価格では絶対不可能だしそもそも発注してもいつ納品されるのか判らない状況を鑑みてアンダー10万で企画しておりました。そりゃ押さえなきゃ、と思いますよね。

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デザイン的には肩がラグランとセットインの両方のラインで作られているのと首元がスッキリしたスタンドカラーになっている以外は、胸の縦に切られたポケットと右の後ろの腰部分に拡張モールがあるぐらいなんですが、綺麗に見える様スタンドカラーの高さや開き具合、身幅とアームホール幅のバランスを吟味して作られており、とてもスッキリと見えるミニマルなブルゾンになっております。他の取り扱い先との兼ね合いも考えて44と46の2サイズ展開で5着だけ発注したのですが、発注の時点ではもしかしたらショートするかもしれないのでご了承ください、との事でした。でもしっかり発注分入ってきましたが、今日の段階で大きいサイズの46はラス1になっております。ただ44でも身幅は106cmありますので、身長が高く且つ身幅がある方、若しくはユルっと着るのが好みの方が46でほとんどの方は44で良いと思います。

という事でこれ、顧客様方以外でこのブログを読んだ方の問い合わせもあると思いますので、気になった方はお早めに。

明日はベースレイヤー的に長袖アイテムを着てその上に色々と重ねていく、という前提で価値ある長袖ニットの紹介を予定しております、お楽しみに。

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posted by mercier at 23:55| Comment(0) | Main | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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