今日は天気もバッチリで気温も比較的暖かく、展示会廻りには絶好の日和でした。ただ今日は何処もかしこも駅から微妙に遠い会場ばかりでして、朝イチで今日はYDOTからスタートだったんですが、ここが代々木の端の方で、代々木駅から歩いても新宿駅から歩いても20分ぐらいかかる所でやってまして、唯一近いのが小田急線の参宮橋でしたから、今日は多摩センター経由で小田急線でスタートしました。なかなか珍しいパターンなのですが、それでも10分程度は歩きまして、10時過ぎからスタート。
YDOTはより前衛感を深めてまして、ベーシックなパターンのパンツが一つも無くなっておりました。どれもこれもそれぞれに立体感を追求したパターンで作られてまして、しかもその立体感を活かすべくワイドシルエットに作られております。ただ多くのモデルが裾を絞れるようにしていたので、裾の広さを調整するとワイドテーパードなシルエットになり、摩訶不思議な(w)パターンワークによる縫い合わせが描く曲線やこんなところに!?というところにあるプリーツやダーツが無地で一見おとなしく見えているけどただ物じゃない感じを醸し出しております。他のブランドのアイテムとの親和性を考慮しつつ1型か2型はやりたいな、と思っております。
次に気になったのはダブルフェイスのマイクロフリース生地のジャケット。シューティングジャケット調に補強パッチを多用してなかなかな見た目になっております。悩ましいのは同素材のパンツが上記のパンツを2型にする場合の1方の候補に上がっている事でして、そうなるとセットアップ対応も出来るのですが、フリースのパンツとなると流石に晩秋から梅春迄しか使えないからなぁ、と悩ましいのです。そしてこの秋冬ではハーフジップのポロシャツを提案したのですが、オクタを使ったミドルレイヤーが今年も提案されており、ただデザインに変更があったので、今の段階では来秋冬はトレンドになっている感があるバラクラバ(目出し帽)一体型のモデルをセレクトしようと思っております。ミリタリーに起源を持つバラクラバを一体で作ると普段はネックウォーマーというかオフタートルのようにしておいていざとなったら被るという使い方になりますが、今回はそれでいこうかと。そしてレディスのニットウェアブランドとして評価の高いJUN MIKAMIからレディスのメリノウールを使ったベースレイヤー的なアイテムをコラボで開発という依頼があって、レディスはレディスで展開しているのですが、基本メンズなYDOTではメンズバージョンをリリースする事に。来秋冬は何と言ってもTAIONのメリノウールのベースレイヤーを取るので、単にベースレイヤーとしての機能性とカラーリングだったらそちらで十分なのですが、実用品としての側面よりも今のモードデザイン的な切り口が生地にもデザインにも反映されていて、これならファッションに寄せていないアウトドアブランドの物と違って、TAIONと差別化が図れますからこれはこれでやろうと思います。
結果としてマイクロフリースが一番重くてダウンもシェルも無し、という提案になりますが、YDOTのデザインやコンセプトの独自性からしてこのセレクトが自分の中で最もしっくりきております。とまぁこんな感じでチェックして次に向かいます。
次がですね、あえて公表してこなかったのですが、なんと創業者である山根氏から経営が香港資本に経営が移ったあのEVISUなんです。ことの発端はこのブログのプロトコルがhttp(ハイパーテキストトランスファープロトコル)からhttps(ハイパーテキストトランスファープロトコルセキュア)に切り替わった事でGoogleが危険のないサイトであると認識してくれるようになってGoogle検索やGoogleマップにB.A.Tの情報が反映され易くなった事に始まります。実はGoogleマップでは現在エヴィスの直営店の表示の次にB.A.Tが出ちゃうという状況でして、今のEVISUの方では全くEVISU全盛期にその一翼を担った店舗オリジナルペンキカラーを貰っていた唯一の個店であるB.A.Tを把握していなかったのですが、そのGoogleマップへの反映の結果このブログの過去ログをチェックしたりして存在を認識してくれたらしく、エージェントを通して初めて展示会やるので来ませんか、というオファーがありまして。とはいえ私も切り替わってから一度直営店を見に行きましたがぶっちゃけ粗製濫造の謗りを免れない状況でしたから、どんな感じでどうやって展開するんだろう、というのをチェックしに行くというのが行く前の目的でした。
取り敢えずエージェントの会社は現状をちゃんと把握して何でもかんでも作りまくれば良いってもんじゃないんだから日本市場でエヴィスが築き上げてきた評価を取り戻せる様な展開を考えて、本質とファッション性を理解していると思われるところに今回はオファーをかけたんだそうで、私としては日本企業じゃなくなった結果、欧米に供給されるのと同じ価格で円換算した価格で提案されている事から高額になってしまっているので、その辺の落とし所を含めて一度検討しようと並べられたアイテムを見て判断しました。というのも玉石混交というか本質を踏まえたモノ作りよりも洗い加工やダメージ加工、加えて派手な刺繍と生地のダイコクやメニーポケットといった方で工賃が高くついて、生地はヘナチョコなのに結果5万前後やそれ以上になってしまっている物が非常に多いのです。反面他のヴィンテージレプリカジーンズに比べて世界的にエヴィスがヒットしたのはカモメを含むインパクトのあるキャッチーなデザインとその根底にある大阪文化的な灰汁の強さだった点は否めず、その辺を重々承知という前提で本物を提案する、という事が可能かどうかを模索していこうと思いました。シャツやカットソーはそれなりな物があり、どうせエヴィスユーロや後期の赤耳スペシャルは中国製だったんですから、それを考えるときちんとブランディングが出来ればいけるかも、と思いながら展示会場を後にしました。
しっかしこれがですね、会場がまた南青山で六本木通りの青学中等部前から少し入った所で、時間がなかったのでバス使いましたがそれにしても微妙な所でした。で、次が五反田なのですが、この位置からだと恵比寿迄歩いてそこから山手線で移動した方が良いだろう、と20分程度歩き、恵比寿から五反田へは電車移動し、TOCなので五反田駅前から巡回バスに乗って向かいました。こちらはグローバーオールのロンドンコレクションの実物を見に行ったんですね。というのも昨年12月に企画段階から資料を頂いていたので、ある程度チェックしてあってですね、ただその時点では価格も正式に決まっておらず、どうしてくれようか、と色々と悩ましかったのです。何しろポンドに対して円安が進み過ぎているのと英国内のインフレで値上げをまたするとの事で、行ってみて判った事ですが到頭グローバーオールのアウターは全て10万オーバーとなってしまいました。これは既存のモデルを取って良いものか冷静に考えないといけないレベルにありますし、ロンドンコレクションは基本英国内で売る事を前提にスポットでスペシャルなアイテムを展開するラインなので、来秋冬は独自開発したウールを原材料とする過酷な環境下でも保温力が下がらずメンテナンスも楽な天然素材中綿“ダッフルウール”を使ったアウターを提案しているのですが、これがダウン以上に高価な中綿になってしまった様で、最上位モデルは25万になってしまっており。でもその中に1型だけこれなら良いんじゃないか、と思えるモッズコート型の物があり、それなら17万強だったので、基本今回はそれかな、と思っております。もうそんな価格帯になってしまうのかぁ・・・と嘆きつつもそれを理由にしていたら何も発注出来なくなってしまうので、だったらこれだっ!というのは積極的にセレクトしようと思っております。
加えて微妙なんですがグローバーオール75周年だそうで、なぜかその記念モデルとしてスウェットとTシャツを出しております。ヴィンテージ仕様でリブが長く肩はラグランで前後に汗止めのガゼットが付いたアイビースタイルを意識したスウェットでしたが、生地からプレミアムな綿糸を使いオリジナルの裏毛をポルトガル製で作ったらスウェットで3万円台前半になってしまったみたいでして。今となってはちょっと作り込んだユーロ製のスウェットは3万円台になってしまう様なので、店頭に並んでいる39,000円+税のファーストデイオブイシュー(フランク・リーダー)の前開きのスウェットパーカは激安アイテムって事に。やれやれですがアニバーサリーモデルだしチョコっと取ろうかな、と思っております。今後もっと高くなっていくんでしょうねぇ。その辺になんとか対抗していきたい所ではありますが。
とまぁそんな感じで廻って17時半頃戻ってまいりました。やはりこのぐらい離れたところを転々としていたら3カ所廻りでも17時に戻れないんだな、という事が判りました。昔はもっとサクサク歩いていた気がするんですが・・・
てな感じで明日は入荷があるかないか次第ですが、それによってアイテム紹介の内容は変わりますので明日までお待ちを。明後日の土曜日はラングラーの1964年モデルのレアなジーンズの紹介ですが。いずれにしろお楽しみに。

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