2026年01月23日

冬の銘作紹介 vol.24 Reproduction of FoundのFull Grain Leather British Military Trainer


昨日展示会に行ってきた分のオーダーを練ったり入れ替えていなかった事がお客様からのご要望で発覚したジレの入れ替えをしたりしていたらあっという間に時間が経ち。そして何だかんだで逞しい体型の方がここぞとばかりに押さえていかれてハンターアウトドアのジャケットがここにきて減っております。今回のコーディネート提案で紹介した1着だけのジャケットは既にお取り置きされておりますが、先に紹介しているファーンブレザーの方も本日42サイズが完売。残りは40サイズのみとなっております。とはいえそれでも40サイズなので日本の標準的なMサイズよりかは大きめではあるのですが。他にもやはり冬は寒かった、という事で耐えられなくなってダウンパンツやフリースのパンツを検討しにいらした方、パンツではなくここから2ヶ月ちょいしか使わないという前提で冬を越せるリーズナブルなアウターをという方がいらしてまして、今月残り1週間、つまり本セール期間が残り1週間となった今日、平日にしてはお客様がいらしてくださった1日となりました。

さて、そんな本日ですが、紹介するアイテム、悩ましかった・・・ツィードジャケットの下をジーンズにした場合の足と綺麗なコーデュロイパンツにした場合の足、それぞれ違う物を提案するのであれば簡単なのですが、どちらもいける足元となると自分で予告しておいてあれ、これ意外に難しい提案かも、となりまして。散々頭を悩ました結果、これを紹介する事に。

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新作紹介時にこのブランドを生産しているスロバキア、ウクライナ紛争の影響をモロに受けちゃってるんです、と書きました。何しろ隣国だし旧東側だった事からエネルギー供給をほとんどロシアに依存してきた経緯があり、ウクライナ紛争後EU加盟国としてロシアへの経済制裁で石油天然ガスのロシアからの供給をストップした結果、アメリカや中東からの天然ガスや石油に切り替えざるを得なくなり、燃料価格が何倍にも上がってそうなると電気代も上がり、と報道はされていませんが色々としんどい事になっており。でもウクライナ紛争、ここ迄長引くともうそれがデフォルトになってしまい、相対的にインフレもEU上位国と比べれば進行が遅いので、高止まりとはいえ比較的落ち着いている感じです。

とはいえ定番モデルは値上がりが繰り返されて割高感があるので、この総フルグレインレザーに最新のタクティカルソールを組み合わせたモデルを提案したんです。これならまだメジャーな欧米生産のスニーカーに比べるとコスパで推せるなと。改めて見てもやはりオールレザーというのは良いですねえ。豪華さが全然違います。そしてソール、そもそもトレーナーとして使われているスニーカー、それがジャーマントレーナーだろうとブリティッシュトレーナーであろうと70年代80年代の物は大手スポーツメーカーの作るハイエンドなスニーカーと比べるとそこ迄クオリティの高い素材を使ってはおりません。それに対して実際にフィールドで使う作戦用のシューズには年々高性能なソールが使われる様になっており。そしてよりハイテクスニーカー寄りに作りや履き味を持っていっております。その為その手のシューズに使われるソールはアウトソールを耐久性が高くそう簡単にすり減らない硬質ラバーに、そしてミッドソールをポリウレタンにしつつその空気に触れる面をラバーコーティングして加水分解を防いだ仕様にしております。

その2つを組み合わせると、見た目には80年代のレトロな雰囲気と銘作スニーカーとしてのデザインの良さをそのままにレザーで豪華さを増し、そこに最新のタクティカルソールを組み合わせる事でレザーのアッパーに見合ったソールの耐久性を確保し、またミリタリートレーナーにタクティカルソールを合わせる事で実際フィールドで使っても快適な性能を持った大人なレザースニーカーに進化させております。イタリア製フルグレインレザーのアッパーは手入れをすれば使い込む程味わいを増すので、是非長く使って頂きたいおすすめモデルです。

サイズは40・41・42・43の4サイズ展開、価格は33,880円(税込)とこれだけの仕様にしては欧米製のニューバランス等と比べてもリーズナブルな設定だったのでその点でもお値打ち品になっていると思います。ダークブラウンのフルグレインレザー、黒いソールと相まってなかなかに大人な雰囲気ですしね。これならツィードジャケットにジーンズでもコーデュロイスラックスでもバッチリな足元かと。レザーとしては定番色ですし、パンツの色を選ばず落ち着いた大人の足元を演出してくれますので。是非チェックしてみて下さいませ。

さて明日明後日の週末、本セール期間も残り少なくなってきておりますので、是非ご利用にお越し頂ければと思います。

アイテム紹介、こうなってくると今日はどちらもいけるレザースニーカーを紹介しましたが、じゃぁジーンズに特化したらどんな靴?はたまた綺麗めなコーデュロイスラックスならどんな靴?となりますよね。という事でそこはスッキリしつつ楽しんで頂こう、という事で明日はジーンズに合わせるのであればこれでしょ、という靴を紹介します、お楽しみに。

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2026年01月22日

久々の4ヶ所廻りはしんどかった・・・


いやもうタイトルの通りで、しかも新しく目黒周辺というのが本日のスタートだったのですが、まぁこの目黒から三軒茶屋方面へのアクセスの悪い事悪い事・・・位置的にはバスで行けば良いというのは判ってはいたのですが、無駄に回り道をして35分もかかるという。おかげで50分近くかかって2ヶ所目へ移動する羽目になりました。これなら渋谷迄出て田園都市線使った方が遥かに早かったな、と反省しました。そしてそこから御徒町に向かうのですが、地下鉄の乗り継ぎ的に上野広小路迄乗ってあとは徒歩。ところがここがまた駅から15分程歩かないといけない所でして、往復30分の時間が。そして意外にもスーツの発注の最終打ち合わせに1時間近くかかり、結果として最後の展示会場に着くのが1時間近く遅れるという。もうここ迄遅くなったからいいや、とばかりに話し込んでいたら19時近く迄盛り上がっていて、ヤベェもうこんな時間だ、と慌てて帰って参りましたが橋本到着したのが20時半近く。電車は混み混みだしえらく疲れた1日でした。来週はもう少しルート採りが良い4ヶ所なので随分とマシだと思いますが、4ヶ所以上の場合はある程度まとまっていて欲しいですな。

とまぁ愚痴はこの辺迄にして展示会報告を。

まずは最初のAIGLEから。ここは先にデータを送ってくれていたので予習をして行きました。ただ直営展開もしている割にはアイテム数がかなり減っており、セレクトで摘んでいるうちみたいな所は良いけれど、直営店はこれだとフェイスが少々寂しいのでは?と思えるボリュームでした。ただ内容はしっかり吟味されていて、日本の気候に配慮したダウンじゃなく中綿で、しかも薄くライニングして丁度良い暖かさを提案していました。特に中綿の入ったパッカブルアイテムは充実しておりましたが、オリジナルの迷彩が今回も良い感じでしたね。このブランド、ウェアの展開はこの秋冬からでしたが迷彩と見せてフランス国立自然史博物館とのコラボのテキスタイルでしたし、この春夏も南仏調の迷彩っぽく見えるテキスタイルの物をセレクトしており、自然に根差した迷彩柄がミリタリーっぽくなくてユニークなので、ついつい目に付いてしまいます。加えてゴアテックスファブリックを使用した一重のアウターや、2レイヤーですが生地感の良く出たテキスタイルで作った雰囲気のあるシェルがあり、秋口用の羽織物の投入がここのところ少なかったので、来秋冬には他には無い特徴的なこの2型はセレクトしようと思っております。それとやはりここは完全防水バッグが魅力的ですね、一通り取ってきているので来秋冬モデルも取りますが、加えて小さなショルダーがようやっと出たのでそれはガッツリやっておこうと思っております。とまぁそんな感じで生地感等を確認して次へ移動。

前述の通りえらく遠回りで次のインポート展に行ってきましたが、新たな英国製で英国軍に卸していた実績のある(その為ネームにブロードアローが入ります)スコットランドのワークウェアブランドのジャケットが良い感じだったのでこれはやる事にしました。生地がブリスベンモスのツイルとコーデュロイがありましたが、今回はコーデュロイのワークジャケットをセレクトする予定です。次がまた意表をつかれました、この秋冬で入荷してあっという間に完売したLE SAC DU BERGER(ルサックドゥベルジェル)ハンティングバッグ、当然革小物ブランドだと思っていたのですが、今シーズン同じ羊飼いの使っていた生地やデザインをモチーフにしたウェアも展開してまして、このウェアに使っている生地がとんでもなく凄いブレル(南欧の伝統的な圧縮メルトン生地)でして、もう現代においてヨーロッパでは失われたと思っていた手紡ぎの糸を使って織ってから縮絨をかけたオリジナル生地を使っております。実際触ってみてこれはジョシュアエリスやマラレウスのヘリンボーンウール生地と比しても別方向に生地のクオリティを発展させたスペシャルなコートになっていたんです。ぶっちゃけインバーティアより高いです。高いですけどこの円安下にあってここのレザーバッグは非常に高いクオリティで他には無いレベルに昇華しており、それでいて納得のいく価格なので、このコートもこの価値は十分にあるだろうな、という事で20万円台のコートを取る事にします。流石にこれでお腹いっぱいなので次に移動。

次は枚方に工場があるスーツメーカーの東京営業所で春からのオーダースーツサンプルゲージとなる分の発注をしに御徒町へ。これがまたサイズの参考にする分とはいえ吊るしでそのまま必要な方にはお売り出来るようにしたのですが、パンツはオーソドックスにしつつ、ジャケットはこれ以上なくディテールや縫製仕様のオプションを積み上げたら結構な指示が必要で、それを全てやっていたら1時間経過。一応3月の頭には店頭に投入されてきますが、現状日本製のスーツでブランドとしても展開しているリングヂャケットと並び関西3大スーツファクトリーと称されるファクトリーによるB.A.Tオリジナル仕様のスーツなので、自信を持ってデイリーユースなスーツとして提案する企画です。フルオプションで税込11万と、税抜で10万に抑えたスーツとしてはこれ以上ないクオリティにしておりますので、乞うご期待です。で、これを済ませた段階で15時半過ぎていて、もう最後の展示会場に着いてないといけなかったのですが、結局着いたのは16時20分。御徒町から千駄ヶ谷って何気に遠かったです。駅まで歩く時間が長く、また駅内で乗り換えるのに歩く距離も長いという嫌なアクセスでしたが、なんとか最後のところに辿り着き。

最後はリプロダクションオブファウンドのスニーカー&シューズの展示会でしたが、ここも若干の予習をしておりまして、今回の目当てはスニーカーではなくシューズ。そう、2年前にイタリア軍の山岳部隊の登山靴をノルベジェーゼ製法(英語だとノルウィージャン製法)で作り、更に染料を入れたドラムに製品を入れて回すアンティーク加工迄して、7万程度でリリースするという衝撃的な価格破壊的提案をしていたのですが、そんなに安くして大丈夫か、と思っていたら案の定イタリアの工場が倒産。そこで今度は極端に安くはないけれど革のグレードを上げデザインを一新した上で再スタートで提案されている、との事。価格は1.5倍になっちゃいましたが、それでもこのクオリティでこのデザインでこの価格だと現在のイタリア製ノルベジェーゼ製法の本格靴の価格相場から見て半額ぐらいなので。今年は英国製のレザージャケットを投入するのが確定しておりますから、そうなればもう足元は今回新たに投入されていたイタリア軍のオフィサーブーツを合わせたいっ!と心を決めて今回はもうそれだけに絞る事にしました。もうインポートにおいては妥協なく作り込んだ靴は10万前後になるのは仕方がないというか、トリッカーズも15万だしパラブーツも10万超えてますから、納得が行く10万があればそれをやらないという選択肢はないな、と。

という事で今回はエーグルは手が出し易い価格帯ですし、英国製のコーデュロイワークジャケットも5万強とエーグルと同じぐらいの価格帯ですが、それ以外はなんだかんだで10万オーバーなアイテムばかりになってしまいました。でもインポートで納得が行くというか、自信を持ってこれはこのぐらいしてますがそれでも十分お買い得です、と言えるアイテムをセレクトしたらこうなってしまうのであればそれはもう仕方がないかな、と。だって私は納得が行かない高額になってしまっているブランドやアイテムは新規の取り扱いを潔くスパッと止めてますので、それでもやろうと思えるアイテムをやらないとなると発注するものがなくなってしまいますから。

ふう、なんとか書き終えたぁ、やっぱ17時過ぎに帰ってきてのんびり書くぐらいじゃないといかんですな、ブログ。一気に書くとこれはこれで疲れますので。

明日はツィードジャケット+ジーンズの足元はこんな感じ、という提案をさせて頂きます、お楽しみに。

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2026年01月21日

冬の銘作紹介 vol.23 The Chino RevivedのOrganic Stretched Corduroy Plane Front Pant


明日は先日から告知している通りの結構ハードな展示会廻りでして、そんな日が今年の最低気温予報で朝の最低気温が都心部で氷点下予報になっております。やれやれですが仕方がありません。とはいえ明日はそれだけ沢山展示会廻りをしてきますので、展示会報告になります。それに先駆けて今日はこれ以上引っ張る訳にはいかん!という事でパンツェリのイラレ作業を仕上げまして、無事3型全てを描き上げました。一仕事終えてスッキリしましたね、これで明日は明日の分だけを考えれば良いという事で。

という事で明日は定休日なのに朝のスタートが通常よりも早いという事で早々にブログを書いて上がらせて頂こうと思います。

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このパンツ、B.A.Tのコーデュロイパンツのラインナップの中で最も細畝で滑らかな表情、ベルベットか!?と見紛うばかりの美しい表面なのです。そして使っている綿がオーガニックでサスティナビリティに配慮した1本でもあります。そしてこれ、近年展開しているザチノリバイブドのパンツの中で数少ないノープリーツの物なのです。ザチノリバイブドのパンツ、イタリアでの流行りが細身だけれどプリーツを入れて腰周りの動き易さを確保している物が多い事からそのディテールのモデルが多いは多いのです。ですがザチノリバイブドのパンツを複数お持ちで愛用して頂いている方にしてもノープリーツの物の方が好みの上位を占めている、という事実もあり(組み合わせている素材との組み合わせを含めてですが)、個人的には深めのワンプリーツでインプリーツなものが最も気に入っておりますが、このコーデュロイパンツに使われているパターンはノープリーツでもなかなかに綺麗です。

ベージュ・ブラウン・ブラックの3色展開でナチュラルストレッチの入った生地は綿100%ながら程良い伸びがありとても履き易いパンツに仕上がっております。特に黒のコーデュロイでここ迄エレガントな雰囲気もある物はなかなかなく、黒なのに暖かみもありお勧めです。オーガニック素材の値段の高騰は他の綿花以上でして、基本的に有機農法で栽培される事にコストがかからない発展途上国で栽培されている物が多いんですけど、それ等の国の経済発展が顕著でそれに伴う人件費の上昇がそのまま価格の上昇に繋がってしまっていて円安が進んだ今とても当たり前に使える素材ではなくなりつつあります。新たにリリースされているザチノリバイブドのパンツの価格が全て税込で3万オーバーとなっておりますし、布帛のパンツは税抜で3万オーバーになっているので、28,600円(税込)でこのクオリティの生地が使っているパンツがもうほぼ無いので、そうなると余計にこれは在庫がある内に押さえておいた方が良いアイテム、という事になるでしょう。気になった方はお早めに。

という訳で明日は展示会報告になりますが、内容はかなりコッテリだと思いますのでお楽しみに。

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2026年01月20日

冬の銘作紹介 vol.22 TELLASONの14.75oz Straight Jeans “ankara”


今日は打って変わって気温が低く、16℃ぐらいから一気に一桁、最高気温9℃とかで正しくこの時期の気温になってしまいましたが。平日なのにお客様がお越し下さり、昨日紹介したハンターアウトドアのツィードジャケットを押さえていかれたのであっさり完売。今年何気に人気なロンドントラディションのダッフルじゃないフーデッドコートである別注のジミーのハウンドトゥースの方が動いてまして、これ現段階で無地のグリーンが42を1着残すのみに、ハウンドトゥースの方が40と42各1着のみとなりました。英国製でこのクオリティでこの価格だとやはり動いちゃいますね。更にTAIONのペイント迷彩のデイパックの方が完売。日々チョコチョコと完売が出ております。

そして今週の展示会、エーグル→インポート→オリジナルスーツの最終打ち合わせ→ミリタリースニーカー&シューズという4ヶ所廻りなんですが、エーグルは先に資料をくれたのでどうしてくれようかと眺めていたり、構想を練っていたらあっという間に時間が過ぎ。しかもこれはモチベションのせいなのでしょうか、パンツェリの発注書用のプリント柄のトレースが遅々として終わらず。ちょこっとやっては今日はこれぐらいにしておこう、といった感じです。とはいえ後僅かにはなっているんですけどね。ただ3型のデザインの内最も手の掛かる部分の多いデザインでして、ここからが難関でサクッと終わらせてくれなさそうなところです。

とまぁそんな感じで過ごしておりましたが、本日のアイテム紹介は昨日のジャケット(本日完売してしまいましたが先に紹介した別型もありますし)に合わせてコーディネート提案を、という事でパンツを紹介すると告知しましたけど、やっぱ海外ファッションスナップなんかでツィードのジャケットを着ている方が合わせているボトム、なんといってもデニムでして、本日はデニムパンツの紹介です。

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一時テラソンの代理店が営業攻勢をかけて取扱店が増えてしまったが為に私のモチベーションが急速に低下して、他での取扱いが少ないというか、大量に日本で流通していないところの物にシフトした訳ですが、それでもそれはテラソンのクオリティを否定するものではありません。そもそもデニムそのものがコーンデニムのホワイトオーク工場でかのXXの生地を織ったのと同じ織機で織られた物です。色落ち云々とかデニム本来の味等というのはジーンズのシルエットだとか細かいディテールではなくデニム生地そのもののクオリティに左右される物なので、その点においては全く非の打ち所のない完成度なのですから。

で、当時何処もかしこもスリムストレートを取っていたので、それに対するアンチテーゼ的な意味合いも込めてストレートを取ったのですが、ここにきてストレートジーンズ、シルエットとしてこっちの方が今時感が出てきております。行き過ぎたフィットに対する反動からかリラックスシルエットに全体の動向が移ってしまいましたので。そして2018年にコーン社のホワイトオーク工場が閉鎖され、それ以降ホワイトオーク工場製のデニムというのが新たに供給されなくなったので、ホワイトオーク工場で織られたデニムを使ったジーンズはこの7年間にでほぼ枯渇すしており、そしてちょうどその頃スリムストレートの需要が市場に多かった為に、これからイケてる感じな66程度のスッキリ目のストレートジーンズ、というのでホワイトオーク工場のデニムを使った物というのはデッドストックの生地で作った物以外現在殆ど市場に残っていないんじゃなかろうかと。またこの生地結構縮むんですが、その辺きちんと把握してサイズについて語れるところはかなり少ないと思われ。更にそうはいっても30・31・32・33インチのウェストサイズで大概はカバー出来ますが、当時取り扱いのあった大手セレクトショップチェーン等はサイズを細かく揃えるのは非効率だという事で2インチ刻みでしかサイズを取らなかったところが殆どです。となると、その4サイズをしっかりと持っている(今のところですが)とても美味しい事なんじゃなかろうかと。実際ネット上で確認しても同じシルエットのジーンズは未だ健在ですが米国生産であるにも関わらず岡山の貝原が作ったデニムを使用していて、この14.75ozのホワイトオーク製デニムを使用したものは全く見当たりませんでした。米国製なのに日本のデニムを使うとなると、それ日本で買う場合生地の行って来いの運賃を払ってあげている部分がその価格に占める割合が大きくてなんか釈然としないんですよねぇ。それもあって日本の生地を使っている事を誇らしげに謳う海外のジーンズメーカーのジーンズを取っていないんです。で、まだテラソンは底迄極端な値上げには至っていませんが、それでもB.A.Tでは当時のまま、25,300円(税込)のままにしてますけど現在は同型の貝原デニムの物で35,200円(税込)にはなってますから、この価格で手に入れるのであればとても美味しいと思います。気になった方は早めのチェックをお勧めします。

今回は英国やイタリアのファッションスナップをフィーチャーするとこういった濃色のデニムパンツを合わせましょう、となりましたが逆にジーンズでなければどうなのよ、という事になりますよね。という事で明日はジーンズじゃなければこんな感じを、というパンツの紹介を予定しております、お楽しみに。

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2026年01月19日

冬の新作紹介 vol.48 HUNTER OUTDOORのBlitish Tweed Country Jacket “Bark Tweed Blazer”


今日も比較的暖かかった上に夜もそこ迄気温が下がっておらず、過ごし易い月曜日でした。今日は月曜日だというのにお客様がチラホラとお越しくださり、しかもいらしたお客様と気づいたら結構長く(といっても1時間程度ですが)話し込んでいてt、気づいたら時間が経つのが早く、展示会のアポ取りとかやらねばならない事も多かったのでやっていたらあっという間に21時過ぎに。結果的に今週来週と4ヶ所廻るのが確定してしまい、ある程度余裕を持ったスケジュールにはしておりますが、最近1回に2ヶ所ぐらいで楽をさせて貰っていたので今からちょっとタイトだし疲れるだろうな、と思っております。またパンツェリのお絵描きを結局今週迄持ち越しちゃった事もあり、それにも手をつけたので時間が経ってしまったんですが、意外に最後の1柄に時間がかかってしまい、明日中に終わらせられれば良いのですが、さてどうなる事やら。

また、TAIONのジャージのブラウン×ネイビーのパンツがラス1になりました。いやこれ暖かいのに非常にリーズナブルなので、来秋冬の展開をどうしようか悩んでますが、こちらの色はトップスは早々に完売していますがパンツの方もなくなりそうですね。となるとらい秋冬は新色を1色足せば良いのか・・・悩ましいです。比較的暖かいとはいえここからが1年で最も寒くなる時期ですから、我慢せずにやり過ごすならTAIONのリーズナブルなダウンシリーズ、オススメです。

さて本日のアイテム紹介ですが、紹介し終えたと思っていたら1型だけ紹介していなかった事が発覚してしまい。しかもこれ、発注したらサイズ欠けで1着だけしか届かなかったのですが、裏側のやらしさはこの秋冬に取ったクロージングアイテムの中でピカイチな1着でして。

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元々ハンターアウトドアのサイズ展開は最小サイズからして大きめなのですが、それはS・M・L・・・というサイズ表記だと実物を見ないと判断出来ません。それに対してジャケットは40・42・・・と英国サイズ表記なので、日本だと36ぐらいからスタートしてもおかしくなく、Mサイズ的なサイズは38だと認識しているのが一般的なのですが、ハンターアウトドアは40がスタートでして。なので最小サイズからして大きいのですが、秋の新作紹介 vol.31で紹介している“Fern Blazer”は40と42どちらも上がってきたんですけれど、こちらのバークというモデルは42のみしか上がって来ず。それが原因でサイズ展開のあるファーンの方を紹介したらすぐ紹介してしまえば良かったんですけどついその時後回しにしてしまい、しかもこのジャケット、ブランドの提供写真に使える写真が全くないという困ったアイテムでして、紹介しないままになってしまいました。でも個人的にはファーンと甲乙つけ難いので2型取りましたが、ファーンは3つボタンで肘パッチ付きなのに対し、こちらは2つボタンで肘パッチは無いのでデザインバランスは現代的と言えると思います。

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でもちゃんとディテールは凝らされてまして、ポケットがスラントポケットでチェンジポケット付きなのは共通ですが、この左側の襟だけ持ち出しにして、その先にフラワーホールを開けているという何ともお洒落で小粋なディテールが。表から見るとポケットと襟のディテール以外にはデザイン的な特徴は無いのですが、内側の裏地の配色がより際立っていて目を惹きます。ワインレッドとラベンダーというコントラストも鮮やかな裏地使いで、しっかりお台場仕立ての見返しの右胸側にはこの様にファスナー付きの内ポケが切られていて旅先でのスリ被害を防止してくれますし、左側にはファスナーは無いですがペンポケットも併設されていてビジネスシーンでも便利です。

とまぁブラウンベースでヘリンボーンの上にオーバーウィンドウで赤と黄色の講師が入った如何にも英国のツィードっぽいツィード生地も良いですし、42サイズ1着だけしかありませんが、これサイズの合う方にはとてもオススメです。だってこれだけ作り込んだ英国ブランドのジャケットにして46,200円(税込)というのは破格ですので。日々クロージングの価格で頭を悩ませている私としてはこれならば、と思える魅力的なジャケットですが、サイズが大きめな上に今回は42サイズしか上がらなかったので、その問題は今後の課題です。でもこの品番はオフィシャルサイトからもなくなっていたので、もう出ないと思われます、その点でも美味しいので気になった方は早めのチェックをお勧めします。

明日はこんなジャケットを着るならパンツは?という事でパンツの提案をしようと思います、お楽しみに。

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2026年01月18日

冬の銘作紹介 vol.21 White Mountaineering × SUBUのZip Up Boot


共通テストも終わり、私立大学受験生は一般入試シーズンに、国立大学受験者は二次試験1ヶ月ちょい前に。つまり私立大学生は春休みに、国立大学生は期末試験となり春休みは2月から、といったところで、大学生には良い季節でしょう。2ヶ月以上、夏休み以上の長期休暇ですから。とはいえB.A.Tのお客様には大学生が少ないのでだからといってお客様のご来店が増えるという事にはならないのが残念ではあり。

今日は日曜日にしてはお客様がいらっしゃり、久しぶりのお客様がいらしたりラス1アイテムも動いたりしていたのですが、近々プロポーズを、といっていらしたお客様がお相手とご一緒にお越し下さった(つまり上手くいったって事ですね!)のが嬉しい出来事でした。お客様のそういった人生の節目にお越し頂けるのも、その後もお子様が産まれたらお子様連れで遊びにいらして頂けるのも嬉しくもあり楽しくもありで商売冥利に尽きるところでもあります。長年やっているとお子さんが産まれる前からのお付き合いだったのが、もうお子様が大学卒業するとか結婚するとかそんな近況を聞く事になったり、数少ない高校生だったお客様が結婚して家を建ててお子様が3人とか、近況を見ながらお売りしたアイテムが皆様方の人生の彩りになっていると思えるのは店頭に立つ仕事の醍醐味でもあります。

さて本日は昨日に引き続き目を惹く冬の足元というのを紹介させて頂こうかと。

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冬なので足元から暖かく、という事でデザイン的にも定番モデルと差別化が図れるホワイトマウンテニアリングとSUBUのコラボによるチャッカブーツ型のワンマイルシューズです。ワンマイルシューズ、つまり運動をするのでも長距離を歩くのでもなく、乗り物に乗って移動したり1日歩いて疲れた足を労るリカバリーシューズとしてだったり、はたまた寒い冬のゴミ出しや近所への買い物だったり、そういった用途で使える日常の足としてスタートしたSUBUのウィンターサンダル。

現在店頭にインラインとNANGAコラボとで8バリエーション並んでおりますが、サンダルではないシューズタイプはこのコラボモデルだけ。そして結果的にサンダルに注力する事にしたSUBU、シューズタイプはこのコラボ以外に1型を1度だけしか展開しておらず、かなりなレアアイテムとなっております。そのオリジナルのスニーカータイプはセンターにファスナーが付いていてその開閉で脱ぎ履きしますが、こちらは外側からセンターにかけて斜めにファスナーが付いたデザインに。使っている素材もホワイトマウンテニアリングの物なので別注やコラボを含めバリエーションの多い大人気のSUBUにあって、明確な差別化の図れる1足と言えます。踏み込むと沈み込むレベルでインソールのクッション性の高さがこの靴の快適さでもありますが、全体の9割9分を占めるであろうサンダルタイプですとそのクッション性が故にワンマイルシューズというかキャンプサイト周辺や日常の買い物やゴミ出しなんかが最適という履き物になってしまっております。

それに対してこのブーツ型の物は足を包み込む様に作られておりますから、長距離歩行には適さなくても街中にお出かけする程度には問題ありませんし、その保温性と履き易さからウィンタースポーツの後のリカバリーシューズや現地への行き帰りの足元としては抜群の使い易さを約束してくれます。つまりデイリーユースの日常靴としてはとても快適な冬靴、という事に。何よりサンダルと違い踵側も全て覆われているので、サンダルなので雪とか雨だと不適な冬サンダルと違い、悪天候でも問題なく履けます。しかも使い易いネイビーとオリーブですので、是非チェックしてみて頂きたいところです。価格も19,800円(税込)とアンダー2万で収まるバリュープライスですし、そもそもSUBUは現在インラインでシューズタイプを提案しておりません(結果的に受注分を作って自社サイトでも販売しなかったみたいです)ので、非常にレアモデルでもあります。サイズも2と3、メンズ対応のサイズはしっかり押さえておりますが、どちらも残り僅かになっておりますので気になった方はお早めに。

そして明日のアイテム紹介ですが、ここにきてまさかの紹介していないアイテムが発覚。それでいて1着だけしか上がってきていないスペシャルなジャケットでして、しかも今日いらしたお客様も試着してお連れ様から大絶賛されていた何人かで検討しているアイテムなので、こりゃ無くなる前に紹介しておかねば、と。お楽しみに。

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2026年01月17日

冬の銘作紹介 vol.20 SUICOKEのRON-Lo/Mouton Moc Shoes(Limited Color)


何だかなぁ。今日はお客様が間を空けつついらして下さったのですが、物が動いているお話をする以上に衝撃的な出来事があり。こんな話はもっと早く知らせてくれよ、という悪いニュースなのですが、昨日紹介したロイヤルネイビーの別注コーデュロイトラウザーズもそうですが、国内でロイヤルネイビーのライセンス展開をしていたメイカーズがこのタイミングでライセンスの更新を止め、来秋冬の展開がなくなったそうで。それを先に知らせてくるならまだしも、そろそろ展示会の予定が立ってるかな、とこちらから連絡したらすいません、そんな事になりました、との話があり、おいおいおいおい、そりゃないぜ、と思いましたが仕方がないっちゃ仕方がありません。思い返せばこうなった前触れがあったといえばありまして、この秋冬分は別注企画が全ボツ、そろそろ始まる春夏分はこちらも別注したのに11月になっても生産の可否が決まらず、12月になって別注のみならず展示会のラインナップは全てボツという話になっていたんですね。ハンドリングするそこそこ大きな商社があって、B.A.Tはそこを通さずのメーカー直でやってましたが、その勝者が基本レディス商社でして、それもあって本来メンズの展開が順当なミリタリーウェアのコレクションなのにレディスの中堅ブランドとかのコラボばかりが目立つという嫌な展開になっており、メンズの発注も積極的な営業がなくどんどん減っていっているというのは聞いてきたので、そりゃあなたその代理店商社を変えるなり増やすなり自社でもっと営業するなりせにゃいかんですやん、とは言っていたのですが、私が言ったところでどうという事もなく、ライセンスを取得したシーズンからずっと発注してきましたが、ボツもしくは全ボツがここ数年目立っておりましたし、止めちゃったか・・・と今思えばこうなってもおかしくはないと判らなくもなくはあるのですが。

ただ他がやらないのに英国ミリタリーデザインに特化してオリジナルのディテールを忠実に再現し、生地の乗せ替え別注が可能だったので英国大好きB.A.Tにおいては今後もそのジャンルのメインの取り扱いブランドとして展開する事を想定していたので、一気に全体の構成を再構築する必要に迫られる事になりまして、今日はもうこのニュースのせいでかなりゲンナリしました。

結果的に一昨日展示会報告をしたTAIONへの発注も1日にして再構築する事になり(ユニバーサルワークスコラボを取る事に)、今後もこのジャンルをどうするのかは課題になってしまいました。他にも色々と1月から波乱のニュースが舞い込んでおり、来秋冬のアイテム構成はより色々と検討しないといけない状況になっております。

とまぁそんな訳で昨日紹介したパンツは今後まずリリースされる事のないアイテムになりましたので、よりオススメ、という事で。

さて本日のアイテム紹介、冬ならではな足元というのを紹介しておこうかと。やはり寒いですからねぇ、なんだかんだ言ってもこの時期jは。

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履き物好きなのでお前は靴屋か!と言われても仕方がない程色々と取り揃えてしまいますが、スニーカーの取り扱いってとても難しく。取り扱い店舗が多いメジャーなアイテムをそのまま取り扱う訳にもいかず、よりコアでありそうでない、それでいて基本ベーシックな物をこれは差別化出来ると確信しないと取るに取れないので。また、顧客の皆様にある程度行き渡ったモデルに関しては、色違いとかであっても余程の名作で他と差別化が図れていない限り、一通りやったら行き渡ってしまいますのでそれ以上展開しても新規のお客様にしか売れませんからこれまたそれ以上発注してはいけないアイテムという事になります。

それを踏まえて取ったスイコックの冬の名作がこのムートンライニングのモックシューズであるロンです。ムートンのシューズやブーツってアグやミネトンカといったインポートブランドがもたらした物で圧倒的にそれらのシェアが大きかったのですが、そこに切り込んでいってシェアを確保したのがこのスイコックのロン。ですが上記の理由もあって真っ黒とか定番展開している物はオフィシャルサイトでいつでも買えますからやる意味がなく。そこで彼等も在庫数を多く持たず1シーズンで廃番にしてしまう、革の部分はベーシックカラーですがネオプレーンの足首部分だけビビットな色にしてチラ見えでアクセントにしたモデルだけをセレクトして展開しております。でもこの手のリカバリーシューズやリラックスシューズでブレイクしたブランド、昨今普通にスニーカーやスニーカーに毛が生えた様な靴を打ち出す様になってしまって個人的には残念で、やるならやはり本来のマスターピースだよな、と今にして思っております。

そして他のモック調デザインのムートンシューズと違い、ムートンライニングで暖かさを確保しつつ表側は毛皮の付いた表革の羊ではなく、表は牛革でムートンとの間に樹脂をラミネートして防水にしつつ、そうする事でムートンとは独立した牛革なので自由に染色出来ますから、グレーやブラウン等の革本来の色じゃない色にすることを可能にしております。その点においても美味しい冬の足元だと思います。

サイズもメンズの中心サイズである(ムートンが張ってあるせいで表記サイズに対して1サイズ近く小さい為)9と10の2サイズを揃え、レディスサイズとして24cmに相当する7を取っておりますので、寒い時期の足元でありながら軽快なイメージな上、イージーな履き味が楽ちんですし、ソールはビブラム社が開発した濡れた氷の上でも滑らないアークティックグリップアウトソールを装着しておりますからもし雪が降っても大丈夫です。これで26,400円(税込)はなかなかに美味しいと思います。是非チェックしてみて下さいませ。一見ベーシックに見えてパンツの裾からチラッと覗くビビットカラーが単なるベーシックアイテムとは一味違うぜ、という主張をしてくれる楽しい1足ですので。

という事で今日はショックなニュースで売れたアイテムについての話はまた別になってしまいましたが、明日も皆様のお越しをお待ちしております。アイテム紹介、明日も足元をもう1バリエーション、こちらは逆に色々手を出すのか!?と思ってセレクトしたら本来のアイテムに注力している点を個人的に高く評価しているブランドの、結果として珍品になってしまった1足を紹介します、お楽しみに。

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2026年01月16日

冬の銘作紹介 vol.19 ROYAL NAVYのCORDUROY 90's Cargo Trousers(B.A.T別注)


昨日は想定以上の展示会報告の情報量に、銘作紹介が今日にずれ込んでしまいましたが、今日は少々早めに上がりたくもあり、合間合間でブログを書き進めつつ過ごしていたので、目標23時で上がる方向で。とはいえ、パンツェリのデザインももう1型終わらせてラス1のデザインに取り掛かり始めましたし、やるべき事はやりつつこちらはこちらで進めていたという。今日はラパズのヘンリーネックの白が完売しましたし、他にも色々減ってまして、それもあって合間合間である程度書き進めておいてよかった、と思っております(というこの辺の文言は後から書き足しておりますw)。

さて、という訳で本日はこの辺でサクサクとアイテム紹介に移らせて頂きます。本日はロイヤルネイビーの別注したコーデュロイパンツの紹介を。

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このパンツ、ロイヤルネイビーの復刻ではなくデッドストックのオリジナル、しかもロイヤルエアフォース最強部隊であるSAS(スペシャルエアサービス)仕様の黒の物が店頭に並んでおり、カーゴポケットのない一般兵装としてのオリーブもあります。それだけにロイヤルネイビーでそのまんまのライトウェイトツイルで作った物は敢えて取る必要はないのですが。

ロイヤルネイビーの美味しさはそのディテールの再現は完璧なところに別注で生地を載せ替えられる事です。結果としてその組み合わせさえ間違えなければこんなこなしの物が欲しかった!というスペシャルな提案が可能なのです。そこでしっかりと厚みのある太畝のコーデュロイ、そして色はコヨーテとネイビーを指定。アウトドアっぽさやアーシーな雰囲気を重視してきた結果、ダークなブラウンやグリーン系の色のコーデュロイが多くなってまして、アーミーなパンツを海軍カラーでまとめよう、というのがこの時の私の別注コンセプト。結果としてアーミーグリーンは無しで、そして海軍カラーに無い色も無し。基本キャメルかネイビーかグレーか、といったところですが、今回のコーデュロイのカラーバリエーションの中でキャメルが無くグレーもチャコールだったので、ここはベージュに近いコヨーテ、という事に。そして海軍だしそもそもこのシリーズのパンツのオリジナルのラインナップにネイビーがなかったので、ここはやはりネイビーを入れておこう、という事でこの2色展開になりました。

サイズは1・2・3の3サイズ展開、価格はこのクオリティでここ迄作り込んでこの生地の当て込みで16,500円(税込)という破格の設定。しかもガティーヌのクライミングブーツにもナンガ×フラワーマウンテンのスニーカーにもバッチリ合いますし、ブリティッシュトレーナーは勿論、ロシアントレーナーにも合いますし、アロウフットウェアのミリタリーキャップトゥもバッチリでしょう。軍パンとしてはスッキリとしたシルエットなのも手伝ってカーゴパンツながらコーデュロイにしておりますし、緩いところならビジカジで使っても許容範囲でしょう。

しかしレディスでの需要も想定しつつ少量だけしか作らなかったサイズ1はコヨーテもネイビーもラス1になってしまっておりますし、それ以外のサイズは今のところ欠けてはおりませんがコンスタントに数を減らしておりますし、別注アイテムは本来そこそこに数があるので当面はサイズ2と3に関してはサイズ欠けの心配をせずに済むのですが、買い易い価格で秋冬らしいオーセンティックな色のパンツをお考えの方は早めにチェックしてみて下さいませ。

なんかあっという間に1週間経って週末になっておりますが、そろそろ今月も真ん中を超えましたし本セールのご利用にお越し頂ければと思います。天気は良い上に暖かいという予報になってますし、多くの皆様のお越しをお待ちしております。

そして明日は今日のパンツに色々合いますよ、と想定して挙げた中に入れていないけど、この時期だけにこんなのと合わせたら良いですよ、というスニーカーを紹介します、お楽しみに。

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2026年01月15日

予定変更で展示会報告になりましたw


書き始めてみたら結果としてアイテム紹介するには展示会報告の情報量が多過ぎるな、という事になりまして。サラッと展示会報告をしてアイテム紹介に移るつもりだったのですが、本日予定していた銘作紹介は明日に廻して今日のところは展示会報告をさせて頂きます。

今日はTAIONの来秋冬展だったのですが、まぁTAIONなので。付ける物が無いとかそんな事は有り得ない充実ぶりでした。ただ来秋冬に関して今迄と違うアプローチがありまして、ベースレイヤーのメリノウールのインナーカシミアのニットとマフラーが追加されておりました。ベースレイヤーは春の展示会の段階で出ておりましたが、タイミング的に冬の予算を使って年末のタイミングで入荷するのもちょっとな、と思ったので次の秋冬に持ち越しましたが、圧倒的な価格設定とアウトドア系でベースレイヤーのメリノウールをやっている所の殆どは黒のみか黒とグレーなのに対し、ネイビーやチャコールやモカ等のカラバリがある事も強み(来秋冬から増えます)でして、そうなるとこりゃ一人勝ちな気がするので来秋冬はガッツリ展開するつもりです。そしてカシミア。もう完全にこのブランド、某ファストファッション大手を食べにいってますね、カシミア100%でそこそこなウェイトのハイゲージのクルーネックと前開きジップのスタンドカラーとパーカの3型がトップスでは提案されていましたが、個人的には前開きジップのスタンドカラーが気に入っていてこれはやろうと思っております。加えて同色のマフラーがあるのですが、カシミアのクオリティが相当なレベルにある、という証明の様なアイテムでして、マフラーで15,000円強という価格設定。激安とはいえスコットランド製で2万なスカーフカンパニーのマフラーと比較しても他をこれだけ安く出来るTAIONをしてこの価格というのは素材が上等だという事に他なりません。ニットとマフラーが揃うという点においてはクルーネックも良いかもしれませんね。前開きジップとマフラーは決定ですが、ここに来てハイゲージのクルーネックでまさかのTAIONをぶつける事になるかもしれません。これは検討中という事で。

と、全くダウンに触れずにきましたが、相変わらずのコラボオンパレードで来秋冬のコラボは継続しているマンハッタンポステージやグリップスワニーと共に、昨シーズンから継続のユニバーサルワークスと来秋冬の新しいコラボ相手であるエディバウワーとのコラボ、更には生地のセレクトがレディス寄り過ぎて私は発注しませんがリバティファブリックとのコラボが新たに展開されておりました。この中で多少なりとも気になったのはユニバーサルワークスRAF(ロイヤルエアフォース)のフライトジャケットをモチーフにしたモデルぐらいで、エディバウワーも古き良きアメカジ系アウトドアな雰囲気は出てましたが他のエディバウワーを取る訳でもなし、まぁ英国アイテムが多いB.A.T的に検討するのはそれぐらいでしょう。

次にB.A.TにおけるTAIONのアイテムのセレクトのメインとなっているジャパンスペシャルラインです。こちらは来秋冬もやってくれました。既存のモデルにはこれはいける!という新色を、そしてしっかり売れているスカジャンには更なる新型をぶつけてきております。加えて来秋冬のキーアイテムとなりそうだと踏んで私も本格中の本格から価格を抑えつつ納得のいく値頃感のある10万円前後のオリジナル迄検討中なレザーウェア、当然TAIONで本物の革をやる訳はないのですが、フェイクレザーのフライトジャケットを中綿ダウンで!というのを新型提案しております。これはこれで悪くないというか、割り切って一生物とか本気アイテムと考えずにトレンドとして雰囲気だけ味わうとか、そういうのならこれで十分楽しめはする、というアイテムです。ただ当然ですが、リバーシブルになってはいますけどフェイクレザーって全く通気がないので革に求める様な吸湿放湿性みたいなのを期待しても無駄です。そういう遊びアイテムとしてちょこっと提案する分には良いかな、と思っております。MA-1ではなくN2Bタイプも出していたので、どうせ変化球ならそっちかな、と。

そしてスカジャンの新型というのがですね、これがどうにも素敵でして、従来のスカジャンとは違う発展型と言いますか、リバーシブルである、という点にフィーチャーして刺繍を入れた所謂スカジャンメルトンのスタジャンリバーシブルにしたモデルが提案されておりまして。スタジャン面の完成度を優先したというか、フロントがファスナーではなくドットボタンになってまして、それがスカジャン側を意外や意外、レトロな雰囲気にしてくれてたんですね。そしてラインを白にしてボタンも白にして、というのをやるとスポーティでありつつも若さが際立つのですが、無地×無地で組んだ配色は実に大人な感じになってまして。ダジャレの様なスタジャン×スカジャンというネタも面白いのでこちらはチャコール×黒とダークネイビーかけrネイビーの2色を取る予定です。

最後に、何故本来のメインのカテゴリが一番最後になるのか、と自分のセレクト基準にツッコミを入れつつ定番ラインのアイテムであってもありそうで他にない物、という事でマウンテンラインの中でバリエーションを幾つか揃えていた900FP+のラインが来秋冬は大幅に縮小してまして、インナーダウンの長袖とインナーパンツだけになるのですが、何故かサコシュだけ900FP+で2型リリースされているという不思議な事になってまして、機能性においてこの場合900FP+であることは全く意味がないのですが、そうなると取りたくなってしまいまして取ろうかと。なので来秋冬はそんな冬バッグが店頭に並びます。ここ2年提案してきたヘルメットバッグは来秋冬は新色が無いので、だったらこのタイミングでを付けておこうと思っております。そして来秋冬からワークラインで新たに提案されるコーデュロイ生地のシリーズがありまして、その中にコーデュロイのシャツジャケがラインナップされているのですが、コーデュロイのワークディテールのシャツジャケとなると普通に使えるアイテムですよね。それもあってワークラインから初めて取る事になるのですが、そのコーデュロイのダウンシャツジャケを取る事を検討しております。

とまぁここ迄書いてきたのですが、あれ、これ全部取ったらもしかしてかなりな予算を割く事になるんじゃ無いのか??と不安になりまして。
試しにオーダーシートに書き出してみたんですね。まぁやるまでもなくある程度判っていたからやってみたんですが、案の定昨年の倍量になってしまい、これはいかん、という事で暫く色々考えて足し引きをして落とし所を探る事にします。とはいえ大筋はこんな感じで。

いやぁ、このブランドは色々やってくるもんで書き始めたらまぁ書くことがある事ある事。という事で本日予定していたアイテム紹介は待っていた方には申し訳ありませんが、明日に持ち越しに。しばしお待ち下さいませ。

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2026年01月14日

冬の銘作紹介 vol.18 COBMASTERの “TAKIBIZUKI” Padding Parka Jacket


ううっ、最初から自分でお絵描きするのはどうという事はないというかむしろ楽しみながら描くのですが、既存のプリントデザインを写真からイラレでトレースして絵に変えるという作業は正直しんどいというか、全く面白くないので我慢しながら最速で終了する様に逆に気合を入れてやったのですが、やはり想定通りで1型描き上げたらモチベーションがダダ下がり。2型目に取り掛かったのですが、1/10で力尽きて明日以降に回しました。とはいえこれは今週中に方が付くのは間違いないので日々進めようと思います。

それとは別に来秋冬から始める他でやっていないインポートアイテムの取り扱いを検討しておりまして、そちらにもちょこちょこ手をつけております。そちらの対応をしていたらまぁ時間の経つのが早い事早い事。お客様も途中でチラホラといらしてくださったので、あっという間に21時になっていました。

さて本日より手が出し易いところと言いますか、私としては店の入り口は広く開放しつつ奥行きのある品揃えにしたいと思っておりまして、どういう事かというと、初心者というか服に興味を持ったとか服装に気を配りたくなったとかそういう方がサクッと手を出せて尚且つ差別化も図れるというところから始まり、実際に着用するという前提で価格以上に価値がある、それでいてリアリティがない価格ではない、という範囲で高額アイテムをお求めの方に満足して頂けるラインナップを心がけておりますので、その入り口の部分の紹介をしておきたいな、と思っております。

ファストファッションに対抗出来る価格帯であってもそれを着ていたら電車の中で同じ物を着ている人と向かい合わせに座る事になった、みたいな事が起こらないアイテムを提案していきたいのですが、これってこだわり抜いたハイエンドなアイテムを取るよりも難しく、安けりゃなんでも良いって訳でもなし、またそのブランドのアイテム全てが良い訳でもなし、そんな中からその価格帯で実用に耐えつつファッションとしてもいける、というアイテムを厳選しつつそこから先にラダーを上がって頂ける様にと日々腐心しております。今日紹介するのもそんなアイテムです。

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コブマスターのアイテムの中でもデザイン的にも機能的にも最も凝った作り込みのアイテムが揃う焚き火好きシリーズのハイエンドモデルではあるのですが、ハイエンドモデルで14,080円(税込)という価格はどうなのよ、と思ってしまいます。表地を難燃加工をしたリップストップコットン生地にし、中綿を挟んでおりますがその中綿も適当なのじゃなくコーデュラナイロンと同じインビスタ社が開発したサーモライトマイクロを使用。そしてその中綿を挟んでいる(パディング)というネーミングになっておりますが、キルティング加工して裏から当てております。このキルティング加工も単にベーシックなダイヤ柄ではなく、オリジナルの星柄にしており、ここ迄やってこの価格ってどうなのよ、と思わずにはいられない作り込み。

更に両サイドのポケットも大型でボタンでしっかりと口を留められるタイプの物を装備し、フロントはファスナーの上に雨除けをボタンで留める仕様にして防風完璧です。袖口もアジャスターが付いていて開き具合を調整出来ますし、フードの首元もスタンドカラーにしていてマフラー無しでも暖かくなっていて機能性抜群です。この様にディテールとしてはシンプルながら丁寧に作り込んでいるのに加え、これらのディテールに難燃リップストップと手の込んだキルティングパターンにした配色の裏地、そしてサーモライト中綿ですからこのクオリティでこの価格を実現するのはメーカーとしてかなりな頑張りだと言えます。難燃加工を施しているとはいえ、表地は綿で中綿がサーモライトマイクロなのでイージーメンテナンス、お家で洗濯機で洗えるのもポイントです。同じウェイトのダウンに匹敵する暖かさでありながらこの価格で、しかも火に強いんですから焚き火をする冬キャンプからダウン程暑くはならないので今の日本の冬にぴったりです。2色とも残り1着(サイズはどちらも40)ですので、取り敢えず今年はこれで凌いでおこう、という方は要チェックですよ。

明日はこんなアウターに合わせるならこんなパンツ、という高コスパなパンツの紹介です。お楽しみに。

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